離乳食で冷凍できない食材ってどんなのがあるのだろう?
まだまだ手のかかる赤ちゃんを育てながら、毎回離乳食を作るのは大変ですよね。私も双子を育児中、離乳食はすべて冷凍であげていました…。
まとめて作って冷凍保存しておくのは大変便利ですが、実は豆腐やレタス、ヨーグルト、卵の白身、じゃがいもなど冷凍できない食材もあります。
冷凍保存しておいた離乳食をいざ解凍してあげようとすると「ボソボソであげれない…」なんて経験をした人も多いのではないでしょうか。
実は、冷凍できない食材にはきちんと理由があります。この記事では、それぞれの食材に適した冷凍保存の方法をご紹介します。
冷凍前に一手間を加えるだけでほとんどの食材が冷凍保存可能なので、赤ちゃんに美味しい離乳食を食べさせてあげることができますよ。
離乳食で冷凍できない食材の保存方法
離乳食で冷凍できない食材の一覧は下記になります。
- 豆腐
- レタス
- きゅうり
- 牛乳
- ヨーグルト
- 卵(ゆで卵の白身)
- じゃがいも
- さつまいも
- 片栗粉でつけたとろみ
では、これらの食材を冷凍保存するにはどうしたらいいのでしょうか?
食材ごとにおすすめの冷凍保存方法をご紹介します!
豆腐
豆腐を塊のまま冷凍すると食感がボソボソになり食べにくいですが、潰し平べったくすることで冷凍することが可能です。
ジップロックなどの冷凍可能な袋に豆腐を入れて揉み、ある程度潰れたら平べったくして、箸などで一回分ずつ分け目を入れて冷凍します。
若干、ぼそぼそしますがとろみのついたスープなどと合わせてあげると食べやすいです。
ただ、下記のような商品もあるので、使ってみると便利です。
「おとこまえ京の石畳」(50g×9パックの少量)
実はスーパーには1パック50gという少量のお豆腐が販売されております。
これを電子レンジで30秒くらい温めれば、完成です!是非近くのスーパーを探してみてください。
コープ「国産大豆 カット絹とうふ」(冷凍)
コープで販売している「国産大豆 カット絹とうふ」は1口サイズにカットされた豆腐です。しかも、冷凍されています!
離乳食初期の頃は1つずつ解凍し裏ごししてあげれば、赤ちゃんに食べさせることが可能です。
離乳食中期〜後期になってきたら、1口サイズのものを小さくスプーンでカットしてあげたり、お味噌汁の具材としても使用可能です!
レタス・きゅうり
レタスやきゅうりは冷凍すると食感が損なわれ、サラダ等には使えなくなります。
ただし、ご存じの通り離乳食初期はペースト状なのでレタスやきゅうり等のシャキシャキ感はありません。
そのため、食感が気になるレタスやきゅうりも離乳食用に冷凍しても問題ありません!
離乳食中期〜後期も原則生野菜NGのため、ある程度小さく切って冷凍、解凍後にスープ等に入れるか、スープを作って冷凍する方法もあります。
牛乳
牛乳をそのまま冷凍保存することはできませんが、ホワイトソースに調理し冷凍保存することが可能です。
冷凍していたほかの野菜を混ぜた即席ホワイトシチューは子供の食いつきもよく、冷凍しておくと便利です。
ヨーグルト
ヨーグルトは冷凍はできませんが、それは無糖ヨーグルトに限ります。
ベビーダノンのように加糖ヨーグルトであれば冷凍可能ですので、ご安心ください。
卵
ゆで卵の白身の部分は冷凍することはできませんが、黄身なら冷凍可能です。
ご存じの通り、卵はアレルギーの関係で黄身を少量から始めるのが鉄則です。
まずは黄身だけを冷凍したとしても1週間分以上確保できるので是非試してみてください。
また、かき混ぜた後の卵なら冷凍することも可能です。
アレルギーが大丈夫なら、スクランブルエッグ等を冷凍しましょう。
じゃがいも・さいつまも
じゃがいも・さつまいもはそのままや形を残して冷凍することはできませんが、茹でてマッシュなら冷凍可能です。
ジップロック等に茹でたじゃがいも・さつまいもを入れて平べったくして、箸などで一回分ずつ分け目を入れて冷凍します。
ただ下記のような商品もあるので、使ってみると便利です。
特に離乳食初期で食べる量が少ないときにおすすめします。
活彩北海道「じゃがいもフレーク」
Amazonや楽天市場等のネットショップでも販売されてる活彩北海道さんの「野菜フレーク」シリーズです。
じゃがいもの 他にも、とうもろこし・かぼちゃ・にんじんなどがあります。
100%北海道産の野菜から作られ、安心安全の無添加・無着色です。
お湯で溶かすだけで、裏ごしされた野菜ペーストができるのでとても便利ですよ。
片栗粉でつけたとろみ
離乳食中期にはかかせないとろみ。実は、片栗粉でつけたとろみも冷凍することはできません。
冷凍したいときは、以下のような別の商品でとろみをつけるようにしましょう。
- 米粉
- コーンスターチ
また、とろみ付けの前に冷凍して解凍後にとろみをつける時などは、下記の商品もおすすめです。
- WAKODO「とろみのもと」
- コープ「とろみちゃん
離乳食を冷凍や解凍するときの注意
離乳食を冷凍するときや解凍するときには、注意したほうが良いことがあります。
- 冷凍する直前に加熱
- 保存容器は清潔なものを使う
- 自然解凍はNG
- 再冷凍はNG
これらに注意すれば、赤ちゃんに安心して離乳食を食べさせてあげることができますよ。
冷凍する直前に加熱
離乳食を冷凍保存する際は、直前に加熱するようにしましょう。
雑菌の繁殖を抑えるために、粗熱が取れたら早めに冷凍することが大切です。
調理後、常温で長時間保存された料理は冷凍保存に向きません。
保存容器は清潔なものを使う
離乳食を冷凍保存する場合、保存容器は清潔なものを使用しましょう。
何度も使用する容器は清潔を保ち、ジップロック等のフリーザーバックは毎回新品を使用しましょう。
自然解凍はNG
自然解凍はゆっくり解凍されるため、雑菌を繁殖させやすく、食中毒の危険もあります。
必ず、湯煎か電子レンジ等で加熱してから赤ちゃんに与えるようにしましょう。
また、電子レンジで解凍する場合は、「加熱しすぎない」「均等に解凍する」ことを意識しましょう。
離乳食初期は、特に解凍しすぎる場合が多いため、少量のお湯等をかけて解凍してあげると赤ちゃんも食べやすいです。
再冷凍はNG
解凍して余った食材を再度冷凍することはやめましょう。
一度解凍することで菌が増殖します。最悪、食中毒の原因にもなりますので注意が必要です。
冷凍保存期間は1週間
離乳食を食べる月齢の赤ちゃんは、抵抗力もあまりありません。
冷凍した離乳食は、なるべく1週間で使い切るように管理しましょう。
離乳食の冷凍食品が市販⁈おすすめの商品を紹介
実は市販の商品で離乳食の冷凍食品や、離乳食に便利な冷凍野菜があります。
子育てに追われてると、つい作り忘れたり、あると思ってたらない⁉︎なんてこともしょっちゅうです。市販の商品は主に下記で販売しております。
- コープ
- トップバリュー(イオン)
- イトーヨーカドー系列のスーパー
では、実際に私が離乳食に使用していた市販の冷凍食品をご紹介します。
コープで購入できるおすすめ冷凍食品6選
宅配で有名なコープでは、離乳食に使用できる冷凍食品がたくさんあります。
特徴的なのが「きらきらステップ」という離乳食用の冷凍食品を販売しているところです。
生後5ヵ月から使用できる野菜ペーストや白身魚のほぐし身等や、1歳6ヵ月頃から使用できるミニハンバーグやスティックナゲット等があります。
そのほかにも、国産の野菜を使用した冷凍野菜やうらごしコーン等、種類豊富に揃っています。
また、コープには宅配サービス(おうちコープ、コープデリ、パルシステム等)があります。
宅配サービスは地域によって管理している営業所があり、取り扱い製品にも違いがあります。
自分のお住まいの地域で、どの宅配サービスを利用できるのか確認するのがよいでしょう。
小さなお子様がいるご家庭は、配送料が無料になる「子育て割」もありますので、確認してみてください。
【 きらきらステップ】国産野菜で作ったなめらかキューブ5種の緑黄色野菜&根菜120g(6個×2種入)(コープ)
離乳食のストックが切れたときに重宝しました。一食分が小分けになっているのがほんとに楽でした!!!
また、2種類入っているので連日使っても罪悪感がないのがおすすめポイントです(笑)
【 きらきらステップ】便利なパラパラ 北海道産白身魚のほぐし身60g(コープ)
特に離乳食初期〜中期の、少量しか食べれない時に役に立ちます。
おかゆに入れたり、とろみをつけて食べさせたりしていました。
北海道のうらごしコーン 240g(コープ)
これはほんとに便利!お湯や温めた牛乳に混ぜて食べさせると良く食べてくれました!!!
何も食べないときも、これならよく食べていました!
北海道の栗かぼちゃ 350g(コープ)
かぼちゃはほぼこれを使っていました。冷凍なのに、かなり柔らかくて使いやすかったです!
必要分電子レンジで温めて潰したかぼちゃに、お湯を入れるだけでペーストになります‼︎
九州のカットほうれん草 300g(コープ)
実は、ほうれん草は冷凍野菜以外ほぼたべさせていません…。
離乳食の時は、ブレンダーでペーストにしてパンケーキに混ぜていました。
幼児食でも白和えにしたり、カットしてだし巻き卵に混ぜたりしています。
国産大豆 カット絹とうふ(コープ)
先程紹介した、小さく冷凍されている豆腐です。離乳食初期〜幼児食まで幅広く使うことが可能です
トップバリューで購入できるおすすめ冷凍食品5選
トップバリューでも離乳食にぴったりの冷凍食品が販売されていますよ。
トップバリューは店舗数が多いので、気軽に購入できるのも嬉しいですね♪
実際に販売されている商品の中から、特に離乳食におすすめの冷凍食品をご紹介します。
お米のかわりに食べる 3種の彩り野菜(トップバリュー)
InstagramやTwitterで話題になったお米のかわりに食べるシリーズ!
これはカリフラワー・にんじん・ほうれん草が入っていて、かなり小さくカットされています。
ほんとにこれは便利で、スープに入れたり、ハンバーグなどのタネに入れたり、ご飯と混ぜてチャーハンにしたり、色々な使用方法があります‼︎
他にも、カリフラワーだけ、ブロッコリーだけという商品もあります。
北海道産 すりつぶし栗かぼちゃ 無駄なく使える小分けタイプ(トップバリュー)
離乳食初期から気軽に使うことができて、かなり便利でした!
ただ、かなりもっさりとしているので、離乳食初期はミルクやお湯などでのばしてあげるのがおすすめです。
北海道産 うらごしじゃがいも 無駄なく使える小分けタイプ(トップバリュー)
こちらもかぼちゃ同様かなり便利でした!そして、こちらはおやきにもできます。
私は半分に割って固さを調整して、お米のかわりに食べる彩野菜3種を入れた後におやきにしていました。お手軽に作れてかなり便利でした‼︎
パパッとできるお魚おかず 骨取りサーモン(トップバリュー)
手間のかかる魚はこのパパっとできるシリーズがおすすめです!
ほかにも、あじ・さば・たら・ぶり等があります!!骨抜きなのも安心ポイントです。
オーガニック むきえだ豆(トップバリュー)
一時期豆にはまった子供たち用に常にストックしていました!
すでにむかれているので電子レンジで温めるだけで、とても便利でした!!!
セブンアンドアイ系列のスーパーで購入できる冷凍食品
パラパラミンチ(セブンアンドアイ系列のスーパー)
鶏、合い挽き、豚が販売されていて、非常に便利です!
パラパラで必要分だけ取り出せるので、量が食べれない離乳食で重宝しました。
スープに入れたり、ハンバーグなどのタネにしたり、そぼろにしたりしていました。
(コープやネットでも購入可能みたいですの確認してみてください。)
まとめ
- 豆腐やレタス、キュウリ、牛乳、ヨーグルト、卵、いも類など、そのままでは冷凍できない食材もあるが、ひと手間加えることで冷凍保存が可能になる
- 「離乳食で冷凍できない食材」ではなく「離乳食で冷凍に向かない食材」は存在する
- 「離乳食で冷凍に向かない食材」はひと手間加えるだけで冷凍保存することが可能
- 離乳食の冷凍や解凍の仕方を間違えると、きちんと冷凍できていたはずの食材がダメになってしまうこともある
- 抵抗力の少ない赤ちゃんが食べる離乳食はきちんと管理する必要がある
- きちんと管理できるか不安な方は市販されている冷凍食品を探してみる
赤ちゃんが、ミルクや母乳以外で初めて口にする食べ物が離乳食です。
離乳食を作るのは、小さく切って、茹でて、裏ごしして、ペーストにして…とても大変な作業ですね。
さらに、離乳食作りよりも大変な「離乳食をあげる」という作業もあります。
離乳食作りは、なるべくまとめて作って冷凍したり、市販の冷凍食品を使ったりして少しでも負担を減らしていきましょう。
コメント