季節の変わり目に風邪を引いた人、もしくは今風邪を引いてしまっているという人いるのではないでしょうか。「そもそも季節の変わり目の風邪の原因ってなに?」と疑問に思いませんか?
季節の変わり目に風邪を引く原因は、ウイルス感染が主で他にも気温差によるストレスで免疫が低下、自律神経が乱れやすい、睡眠中のウイルスに対する防御力低下があげられます。
生活習慣を整えて疲れにくい体を作ることで、季節の変わり目の風邪の原因でもあるウイルスに強くなり、他の3つの原因も改善されます!
この記事では、季節の変わり目の風邪の治し方や予防方法について詳しく書いているので、ぜひ読んでくださいね♪
季節の変わり目の風邪の原因はウイルス感染だった!
季節の変わり目は風邪を引きやすいですよね。なぜ季節の変わり目は風邪を引いてしまうのだろうと思ったことありませんか?
季節の変わり目の風邪の原因の80~90%がウイルス感染です。この風邪のウイルスは200種類以上もあると言われており、その中から「これだ!」と断定するのは専門家でも難しいです。
その他10~20%は細菌感染(マイコプラズマ、クラミジアなど)などです。
ウイルス感染の他にも季節の変わり目の風邪の原因は3つかあります。他の原因がきっかけでウイルス感染しやすくなることがあるので、様々な原因を知ることで予防できます。
季節の変わり目の風邪の原因はそれぞれ単体に考えるのではなく、どれも密接に関わりがあるのだと考えておきましょう!
- 気温差が体へ大きなストレスになり免疫力が低下する
- 様々なストレスで自律神経のバランスが乱れてしまう
- 睡眠中の防御力が低下してしまう
気温差が体へ大きなストレスになり免疫力が低下する
ストレスと聞くと精神面が思い浮かぶかもしれませんが、暑い寒いという気温でもストレスを受けており、このストレスが蓄積すると免疫力が低下します。
特に季節の変わり目は気温差が大きく、日中と夜間が日によっては5度やそれ以上差がでるときもありますよね。
最近では地球温暖化の影響も大きく体温調整が難しくなっています。そのため、日々の気温によるストレスはとても負担になっていると想像できると思います。
また、季節の変わり目の気温差は他の原因とも深く関わりがあります!
様々なストレスで自律神経のバランスが乱れてしまう
自律神経は体温や代謝などの生命支持の機能をコントロールしており、この機能は気温差など様々なストレスでバランスが乱れてしまうと、体調を崩してしまいます。
自律神経は交感神経(興奮・緊張)と副交感神経(リラックス)があり寒暖差で働きが変わってきます。
- 寒くなると交感神経が優位、血圧を上昇させ体温を上げて寒さに対応
- 暑くなると副交感神経が優位、血圧を下降させ体温を下げて暑さに対応
また、自律神経は免疫とも関係があり、自律神経のバランスが乱れると免疫が抑制されたりするので、風邪に引きやすくなってしまうのです。
季節の変わり目は交感神経・副交感神経の切り替えが難しいので、簡単に自律神経バランスが乱れてしまいます。
睡眠中はウイルスへの防御力が低下し無防備な状態に!
睡眠中は体の防御機能がお休みモードになり、ウイルスに対して無防備な状態になってしまいます。
眠っている間の体は、必要最低限の生命を維持する機能以外は休息をしているので、ウイルス防御力は起きている時よりかなり低下しているのです。
特に鼻やのどの粘膜をウイルスから守るための粘液は、眠っている間は十分に分泌されずウイルス感染しやすくなっています。
季節の変わり目の風邪は原因が様々ありますが、ウイルス感染と気温の差が特にポイントです。
また、生活習慣が乱れている人は季節の変わり目の風邪は特に引きやすいと思います!しっかりと予防していきましょう。
季節の変わり目に引いた風邪の症状に合わせた治し方
季節の変わり目の風邪の治し方は、しっかりと休み栄養を摂取することで治りやすくなると言われています。
どれぐらいの期間で?と言われると、一人ひとり差がでるので明確な期間で治る!とは断言できませんが、風邪であればだいたい短期間で治ると思われます。
短期間でも症状が重い、長期間治らないという場合は医療機関を受診してください。症状が軽いから絶対に家で治せるというわけではないので、心配であれば受診してくださいね!
季節の変わり目の風邪の治し方は主に4つあります。もう1つは季節の変わり目の風邪の延長、または別の病気の時の対応方法が書かれていますので、参考にしていただければと思います。
- よく寝て休み自律神経を整えて身体を回復する
- 消化の良いものを食べて消化器官への負担を少なくする
- 忘れずに水分補給をして脱水を予防する
- 身体を温めるとウイルスを撃退しやすくなる
- 風邪の症状が長引く場合は医療機関を受診する
よく寝て休み自律神経を整えて体を回復する
自律神経や免疫系を回復させるには、しっかり寝て休むことが大切です!
とてもシンプルですが季節の変わり目の様々なストレスや疲れは、少し休んだだけでは完全に回復しません。
夜はしっかりと寝て朝日を浴びて体内時計を戻し体を整えると、治った後も風邪が引きにくくなります。
人それぞれに合う睡眠時間は違いますが、寝なくても大丈夫という人はいません。短くても長くても睡眠は生きていくうえでとても大切です!
消化の良いものを食べて消化器官への負担を少なくする
体調を崩すと消化の働きを持つ内臓も弱ってしまいます。そのため、消化しやすい食べ物を摂取して体力を少しずつ回復させるといいです。
消化の良いものは、うどんやお粥をベースに野菜を柔らかく煮た薄めの味付けで、温かいものがオススメです。
固形のものは、胃腸などが頑張って溶かして栄養を吸収しようとするので弱った体には負担がかかります。
溶けやすく尚且つ栄養があり温かいものは内臓への負担が軽く、回復しやすいです!
水分補給を忘れずに脱水を予防する
熱が上がると、普段よりも汗をかき体の水分が失われ脱水になりやすいです。
こまめに水分補給を行うことで、熱が下がりやすくなります。また、のどや鼻の粘膜は水分をしっかり摂ることで潤いウイルスから守る力が強くなります。
体弱っていると他のウイルスの侵入があることがあるので、粘膜を乾燥させないためにも水分補給をしっかりとしましょう!
また、脱水防止のために経口補水液を飲むのもいいです。よく薬局に売っているOS1などがオススメです♪
身体を温めるとウイルスを撃退しやすくなる
風邪の引きはじめに体を温めると、免疫力が高まりウイルスを撃退しやすくなります。
風邪を引いて熱があがるのは体の防御反応で、手足が冷たい・震えるなどの時は適度に温めて、手足が熱い・発汗がでてきたら冷やすことがポイントです!
首、手首、足首の3つを温めると体温が上がりやすくなります。この3つは動脈が多いところで、血液が多い部分を温めると効率よく全身の血液が温まり、体温も…というようになっています。
夏の風邪の時は、薄いもので調節しながら様子を見てくださいね。脱水や室内熱中症にはくれぐれも気をつけてください!
症状が重いまたは長期間続く場合は医療機関を受診する
風邪の症状が重い、長期間症状が続いてなかなか治らない場合は医療機関を受診しましょう。
季節の変わり目だから風邪かなと思っていたら、違う病気だったということもあります。
寒暖差アレルギー
気温の差、自律神経の乱れ、寝不足、ストレスなどにより鼻水、くしゃみが止まらなくなるアレルギーのことを言います。
私が子どもの頃、このアレルギーありまして特に夜~早朝が寒いと鼻水が止まりませんでした。
アレルギーの薬を処方してもらって落ち着いたので、辛いと思ったら我慢せず医療機関へ行きましょう!
副鼻腔炎・気管支喘息・花粉アレルギー
鼻水づまりがひどい、呼吸する時ヒューヒューという音がする、目のかゆみ、充血がある場合はこの3つのうちの1つに当てはまる可能性があるので、医療機関を受診しましょう。
これは自力で治すのはなかなか難しいので、なにか普通の風邪とは違うと思ったら医療機関へ行き薬を処方してもらってください!
季節の変わり目の風邪の治し方は特定の方法(これを飲めば絶対に治る!このお守りを買うと風邪を引かない!など)があるわけではありません。
「しっかりと体を休ませる」ことが一番大事なので、皆さん少しでも体の異変を感じたら休みましょうね!無理して頑張ると悪化させてしまうので気をつけましょう。
季節の変わり目の風邪を予防するには生活習慣を整える
予防と言っても特別にやることはありません!生活習慣を整えて過ごすことで、季節の変わり目の風邪に強い体ができます。
最初に生活習慣を整えることを意識するのは難しいと感じると思いますが、将来も見据えると健康的な体を維持するほうがいいと思いませんか?
季節の変わり目の風邪を予防する方法は5つあります。
- 食事バランスを意識するとウイルスに強い体になる
- 体温を上げることで免疫力を高まる
- 寝ることで自律神経を整えウイルス防御力を高める
- うがいと手洗いと水分補給でウイルスを寄せ付けない
- 部屋を換気する習慣をつけて部屋の空気を綺麗にする
全部をこなさなきゃ!と力を入れすぎずに、少しずつ改善するようにしましょう。
食事バランスを意識するとウイルスに強い体になる
タンパク質、ビタミン、ミネラルはウイルスから体を守る力を強めてくれるので毎日の食事を意識してみましょう。
タンパク質は魚や肉、納豆や豆腐などの大豆製品、卵で、ビタミンは野菜や果物、ミネラルは海藻やきのこ、その他野菜に含まれています。
この3つの栄養素を上げましたが、この3つだけでも調べるとかなりの量の食材が出てくるので、すべて意識するのは大変です。
私が実際に意識して食べているものはミニトマト、ブロッコリー、根菜、きのこ、納豆、ヨーグルト、魚介類です。
栄養士さんから私が実際にオススメされた食材ですし、お手軽に摂取できる食材なので毎日の食事に取り入れやすいと思います!
鉄分はサプリメントに頼りつつ食材からも摂取するなど、サプリメントをうまく活用するのもおススメです。
人の体は飲んだもの食べたもので出来ていることを、常に考えておきましょう♪
体温を上げることで免疫力を高まる
体が温かくなると免疫力が高まり、内臓の働きもよくなり、寝つきがよくなることにつながります。
体温を上げるには、適度な運動を継続する、飲食は温かいものか常温、衣類は3つの首(首、手首、足首)を温めるようにするとだんだんと体温が上がっていきます。
暑い夏は特に、冷たいものを摂取したり薄着で過ごすので飲み物と衣類の調整は大事にです。とは言え暑いので、冷房が効いている場所は冷たいものを控えて、何か羽織るとするといいと思います!
体温を上げると、風邪予防の他に代謝も上がるので痩せやすい体になるので、意識してみてくださいね♪
寝ることで自律神経を整えウイルス防御力を高める
治し方でも伝えていますが、しっかっりと寝ることで自律神経が整い免疫力が高まり、ウイルスに強い体ができます。
寝不足は様々不調を引き起こすのでしっかりと寝ることはとても大切です。
私は寝不足だと頭痛、ひどいと吐き気があることがあります。また、夜勤をしていたときは頭がボヤ~っとしていて正常な判断がつかないこともありました。
このように体が不調のときは、免疫力が低下しておりウイルスが侵入するとすぐ風邪を引いてしまいます。怖いですよね…皆さんたかが睡眠されど睡眠です!
うがいと手洗いと水分補給でウイルスを寄せ付けない
うがいと手洗いでウイルスを落として、水分補給で粘膜を潤しウイルスからのガードを強めると考えてください。
うがいはうがい薬も併用して、手洗いは爪→指先→指(1本ずつ)→手の平→手の甲→指の間→手首という順番で洗うと確実に綺麗になります。(介護・医療現場でも推奨されている手洗い方法です)
水分補給はのどが渇いたと思う前に飲むのがいいです!のどが渇いたと感じるのは軽度な脱水と言われており、粘膜が乾燥している状態です。
30分から1時間おきに少量水分補給をするだけでもウイルスの侵入を防いだり、ウイルスを流して胃液で溶かしたりして体を守ることができます。
部屋を換気する習慣をつけて部屋の空気を綺麗にする
ウイルスは湿度の低い空気の流れが悪いところが大好きで、活発に動けてとどまりやすく、人の体に入って増殖できます。
部屋の換気はこまめに湿度は50~60%にしておくと、ウイルスは元気がなくなります。
部屋の換気をすることは風邪予防以外にも、集中力がアップしたり気分がスッキリしますよ!部屋の二酸化炭素が多いと酸素不足になりボーっとする、体がだるいということが起きます。
換気をこまめにすることで、その体の違和感が改善されウイルスが活発化しにくくなると良いことがたくさんなので、10分~15分ほどでも効果がありますので是非やってみてくださいね♪
季節の変わり目の風邪を予防することは、普段の生活でできることがほとんどです。
予防をすることによって、体の調子を整えると免疫力が高まりウイルスに負けない体になり、ウイルスの侵入を防ぐことで風邪、その他の病気にかからなくなることができます。
仕事や育児など毎日が大変ですが、自分の体が一番大切です!労わってあげてくださいね。
まとめ
- 季節の変わり目の風邪の原因の80~90%はウイルス感染であり、200種類以上のウイルスがあるため断定はできない
- その他10~20%は細菌感染(マイコプラズマ、クラミジアなど)によるものである
- ウイルス感染が季節の変わり目の風邪の主な原因であるが、他の3つの原因も深く関わりあっている
- 気温差が体のストレスになり免疫力低下、季節の変わり目は自律神経のバランスが乱れやすい、睡眠中ウイルス防御力が低下する
- 季節の変わり目の風邪の治し方は、よく寝て自律神経を整える、消化のいいものを食べる、水分補給は忘れずにする、体を温めて免疫力を高める、症状が重く長期間続くときは医療機関を受診する
- 季節の変わり目の風邪を予防するには5つのことがある(治し方で紹介したものと同じものがある)
- バランスの良い食事を摂る、体温を上げて免疫力を高める、しっかりと寝て自律神経を乱れさせない、うがいと手洗いと水分補給は必ず行う、部屋の換気をして空気を入れ替える
- 季節の変わり目の風邪の原因は、気温差で弱っている体にウイルスが入り悪さをするため、日々の生活の中で気温差に耐えられる体を作り上げることで風邪が引きにくくなる
季節の変わり目の風邪の原因は、数多くのウイルスのせいだったのですね~!私はてっきり「○○○ウイルスが悪さしている」と断定できるものだと思っていました。
特別な方法で治したり予防することはありませんが、日々の生活で気をつけたいことがたくさんありました。
皆さん、無理しすぎて風邪を引いたり悪化させることのないようにしっかり休みましょうね!
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