何歳まで続くのかといくら言っても、いくら掃除してもなかなか落ち着いてこない子供の食べこぼし…。
うちの子も5歳だけどまだよくこぼしているわ(涙)
子供の食べこぼしは明確ではありませんが、大体3〜5歳までに落ち着いてくると言われています。しかし、この年齢もあくまで大体の目安とされています。
食べこぼしの問題は個人差もかなり出てくるものなので、落ち着くと言っても完全にこぼさないという訳ではありませんし、中には子供が小学生になっても悩んでいる方がいると聞きます。
一体自分の子は何歳まで続くのかと頭を抱えているそこのあなた!
今回の記事は食べこぼしをしてしまう原因が子供の成長過程や環境にあり、その原因それぞれにあった対策を紹介するのでご自身のお子さんの成長にあった方法を一緒に見つけていきましょう♪
子供の食べこぼしは何歳まで続くのか明確ではない!
大体子供の食べこぼしは3〜5歳で落ち着くと言われていますが、これは必ず終わるといった数字ではなくあくまで落ち着くといった年齢なので何歳までという明確な答えではありません。
この3〜5歳と言われているのが多いのは、子供の食べることの成長過程で見られる様々な行動が落ち着いてくる時期なので、食べこぼしが少なくなってくるようです。
そもそも食べこぼしも、テーブルの上で収まっているものなのか、床にまでこぼれているものなのか。またそのこぼれ方もティッシュでサッと拭き取れるものなのか、そうでないのか違いもあります。
大人ですらこぼす時ってありますよね?それなのに何歳まで!って言いきれません(笑)でもやはり回数的に状況的にも目立つのが子供時代。
しかし、中には小学生になっても食べこぼしがひどくて悩んでいる方も多くいるみたいなので、子供の時でも何歳までという風にはっきりとした数字が出せないようですね。
食べこぼしの原因は成長の過程と環境にある
なぜ子供の食べこぼしは3歳から小学生といった長い間起きてしまうのでしょうか?
その原因は大きく2つあり、それが年齢が大きくなるにつれ影響してくる原因が変わるからです!
- 乳幼児期は主に子供の成長過程による食べこぼし
- 学童時期は主に食べる時の環境による食べこぼし
同じ食べこぼしと言っても、年齢が大きくなるに連れて原因が変わってくるのはなぜでしょう。
多少のずれは個人差であると思いますが、それぞれの原因を見てみましょう!
乳幼児期は主に子供の成長過程による食べこぼし
乳幼児期は、離乳食から手づかみで食べるようになったり、スプーンなど食器を使って自分で食べるようになる時期です。
そのためこの時期の食べこぼしは成長過程にともなって起きていることがほとんどです。
手づかみを始めた子供は『遊び食べ』という食べ方をする子がほとんどです。
『遊び食べ』というのはその名の通り、食べながら遊び始めてしまうことを言います。口に入れてはそれを出してみて、しまいには投げてしまったり…。
この『遊び食べ』での食べこぼしが大体スタートだと思います。
それならもう少し理解ができるようになってから手づかみとか自分自身で食べさせるようにしていけば良いのかな?と思われるかもしれません。
『遊び食べ』は、小さい子供にとっては触覚・味覚などの五感を使いながら“食べ物ってこういうものなんだ〜”と覚えていくためのいち手段なのです。
また食べるということに初めて触れている時期なので、上手に食べれなくて当然です。身体的にもまだ口が小さかったりとこぼしやすい状態です。
そのためある程度の年齢までの食べこぼしは子供の成長においては必要、必然的なことなので、それを無理に止めさせようとしたりするのはあまりおすすめできません。
学童時期は主に食べる時の環境による食べこぼし
ある程度自分で食べることができて来ているのに食べこぼしが目立つ際には、食事の時の環境が原因と考えて良いでしょう。その原因としては次のことが考えられます。
- テーブルの高さと合った椅子などに座れているか
- 子供自身の成長に合った食器を使っているか
- 食べることに集中できる環境の中で食事はできているか
これらの環境においては、先ほどの成長過程と違って使うものや周りの大人の協力によって改善できるので、後ほど対策方法を紹介しますね♪
どうしてこういった環境が大切なのかも、対策と一緒に説明していきたいと思います!
子供の食べこぼしへの4つの対策
仕方がないって言うのも分かるんだけど、食事の度にこぼされるとどうしてもイライラしてきちゃうのよね。
分かります分かります!食事というのは毎日しかも1日に何回かあることですから、その度にこぼされると後片付けをする人はイライラしてきちゃいますよね。
食べこぼし自体をスッキリなくすことはすぐにできない場合もあり難しいですが、食べこぼしはもちろん、その始末に対するイライラも少しでも軽減できる対策方法がありますので紹介していきます!
- 掃除のしやすい環境にする
- 食べる時に正しい姿勢で座れるテーブルや椅子を選ぶ
- 食べやすい食器を使う
- 食事をすることに集中できる環境をつくる
掃除のしやすい環境にする
特に3歳ぐらいまでのお子さんの食べこぼしでお悩みの方は、食べこぼしそのものを軽減するといったことはまだ難しい時期です。
しかし、食べこぼしをされたものを掃除する親御さんは大変ですよね…。
そのイライラを少しでも減らすための対策として、掃除のしやすい環境にしましょう!
- 食べる場所の周りのものは拭けるものにする
- 掃除用具を常時近くにあるようにしておく
- ポケット付きの食事用エプロンをつける
- 子供が座るところの下には新聞紙やレジャーシートを敷く
- お皿の下にはトレーやマットを敷く
もうこぼすのは当然といった状態で対策を練りましょう(笑)
ぱぱっと掃除をするとなるとやはり『拭く』といった行動が1番手っ取り早くなってきますので、基本的に子供が食べる時の周辺のものは拭けるものにしましょう。
私の家では、パパさんが気に入って購入した表面がガラスタイプのダイニングテーブルを使っていますが、そのテーブルをなるべく汚されたくない!という強い意思が…。
そこで子供がある程度上手に食べれるようになるまでは、あえてテーブル付きの椅子で食べてもらうことを選択しました。
小さい子の使うものは基本だいたい拭けるようになっているので、掃除は食べ終わったらとりあえず拭く!という形で比較的スムーズにできていたと思います。
また、直接家や家具などを汚すのをなるべく減らしたい場合は敷物を敷くことが1番ベストな方法です!
そのままポンっと捨てたいのなら新聞紙、もしくは使い回しで頑張れるのであればレジャーシートなどを敷きましょう。
食器下のランチョンマットなんかも、吹けるタイプのものが最近では多く見られるのでそちらを使ってみても良いですね♪
食べる時に正しい姿勢で座れるテーブルや椅子を選ぶ
子供が正しい姿勢で座りながら食べれるテーブルや椅子を使うことが大切です!
正しい姿勢をキープできずに乱れた状態で食事をすると食べこぼしが起きやすくなってしまいます。
食べる時の正しい姿勢と言われるチェックポイントがこちらです。
- 椅子に深く腰をかける
- テーブルと身体の隙間はこぶし1個分あける
- 椅子に座って手をテーブルに置いたときに肘の角度が90度になっている
正しい姿勢というのは、簡単に言えば背筋がぴーんと伸びている状態です。
テーブルから離れすぎていると、食器に近づこうと子供なら尚更前かがみに、つまり猫背になりやすいのです。なので、テーブルからの距離はこぶし1個分!
これぐらいなら、例えこぼしたにしてもほとんどがテーブルの上の範囲内で済むはずです。
また、手をテーブルに置いた時の肘の角度は椅子の高さに関係してきます。
子供には子供のための椅子を用意してあげられれば1番ベストな方法ですが、なかなかそうは行かない場合もありますよね。
そういった時は最近だと、椅子の上で高さが出せるお食事クッションと呼ばれるグッズがあったりするので、そういった何かをプラスして高さを調整してあげるといいですよ。
食べやすい食器を使う
最近ではワンプレートでの配膳と言った形も増えてきていますが、食べこぼしを少なくするのなら食器はご飯やおかずで別々にするのをおすすめします。
なぜかというと、ワンプレートだと食器そのものを持つということが小さいお子さんにとっては難しいからです!
正しく座り、食器を口の近くまで持ってきて食べるという形が例えこぼしたにしても、持っている食器が受け止めてくれるので食べこぼしが少なくなるのです。
私も洗い物が少なくなるようにとワンプレートでご飯の支度をしていますが、考えてみると子供は食べるのに食器が大きくなる分、手を添えてはいるものの食器自体を持つことはしていません。
そうするとメニューによっては、犬食いと呼ばれる食器に口をつけて食べる食べ方になり、姿勢は猫背でボロボロとこぼしていました。
洗う手間などはかかってしまいますが、ご飯はお茶碗、おかずはおかずで一皿といったようにそれぞれ別々の食器に盛ってあげた方が食べこぼし対策になりますね♪
また、お箸やスプーンなど実際に食べ物を持つ食器も果たして今使っているものが年齢に合っている物なのか、またその子の手、もしくは口の大きさに合っているかどうかも大切なチェックポイントです。
特にお箸は幼稚園や保育園などに行き始めると周りの子が使っているからといって、焦って移行しがちです。
少し面倒かもしれませんが、メニューによって補助付きのお箸やスプーンを使うなど、しっかりと段階をおってお箸を使わせてあげましょう!
食事をすることに集中できる環境をつくる
大人だって、何か難しいことをやる時はそれに対して全神経を集中させて…なんていうぐらい、集中してやろうとしますよね。子供の食事にはその集中できる環境が大切です!
食事という行動は子供にとって、物を掴むこと・持つこと・噛むことなど、たくさんの動作を一気にしなければいけないので、当たり前のようなことですが実はとても難しいことなのです。
したがって、食べるということに集中ができてくると食べこぼしも減ってきますよ‼︎
では、何が集中を切らさせているのか?それは子供が食事に集中できなくなってしまう1番の原因がテレビと言われています。このテレビに対しておすすめの対策はこちらです。
- 食事中はテレビをつけない
- テレビが背にくるような席順にする
- 食事の時は会話をするようにする
1番ベストなのは、食事の時間はテレビをつけないということです。しかし、結構食事の時間がニュースをやっている時間だったり、その時じゃないと親がテレビを見れない…なんてことありますよね。
私の家がまさしくその状態です(笑)あと我が家では家族が揃うという時が朝食や夕食の時が多いので、今日これからあることまたは今日したことを食事の時に話すようにしています。
もちろん、食べながら話ばかりというのもよくないですが、そこは親が様子をみながらうまく話をしたりすれば、テレビを見ながらよりご飯をしっかり食べていますよ♪
また、おもちゃなども食卓用のテーブルには置かない方がいいでしょう。食べてる時におもちゃの方に気がいってしまいますので…。
ご飯を食べるところと遊ぶところをしっかりと分けることで、子供の意識も変わってきますので「ここにはおもちゃは置かないよ」というようなお約束をしておくことも一つの方法です!
まとめ
- 子供の食べこぼしは何歳までという明確な年齢はないが、大体3〜5歳ぐらいで落ち着いてくる
- 5歳ぐらいまで子供の食べこぼしは成長過程が原因の場合が多い
- しっかりと自分で食べれるようになってからの食べこぼしは食事の時の環境が原因の場合が多い
- 食べこぼしを完全に防ぐことは難しいので掃除をしやすいように工夫する
- 掃除をなるべく簡単に済ませられるように食事用エプロンはポケット付きが良い
- 床には新聞紙やレジャーシート、テーブルにはマットを敷くとこぼした際、拭き掃除しやすくする
- 子供が姿勢を正しくしながら食べれるようなテーブル、椅子にすることで食べこぼしが軽減する
- 子供が自分で持ち上げたりすることができる食べやすい食器を使う
- テレビを消すなどご飯を食べることに集中できる環境にする
食べこぼしは何歳までと言い切ることは子供の成長過程が関係してきたりと、非常に難しいです!
ただ、片づけなどの負担を軽減させるためにこぼす量を少なくしたり、掃除を簡単にするための工夫は可能です。
また紹介させていただいた対策をし、何歳までにという考え方より子供ひとりひとりに合った正しい食事の仕方を見つけてあげましょう!
そうすることで食べこぼしが減り、子供自身も綺麗に食べることができたと自信がつきますます食べることに対し興味が湧き、食べ方もどんどん上手になってきますよ!
ぜひそれぞれのご家庭にあった方法を試して、楽しいお食事時間にしちゃいましょう♪
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