急にボールペンのインクが出なくなったとき、すぐに捨てたりしていませんか?
実は、まだインクがあるのに出ないという場合は少しの工夫で復活する可能性があります。
捨てているという方は、とてももったいないことをしているかもしれません!
インクが出なくなる理由は、ペン先が乾燥していることだけが原因ではなく、他にも色々な理由が考えられるんです。
中には、壁掛けカレンダーに記入するのにボールペンの向きを水平に書いたことが原因でインクが出ないなんてことも…
インクが出ないときの対処法はとっても簡単で、すぐにできるものなので知っておくと便利ですよ。
もしインクがなくなってしまっても、本体は捨てずに替え芯を利用することを心からオススメします!
その理由や交換方法もご紹介していきたいと思います。
ボールペンのインクが出ないときの対処法
ボールペンのインクが出ないときでも、ちょっとした工夫をすればまたインクが出るようになることがあります!
- ティッシュにペン先を当ててぐるぐると円を描く
- ティッシュで拭い汚れを取る
- 除光液でペン先のインクを溶かす
- 手で温める
- 輪ゴムを使い振り回して空気を抜く
- 冷やす
- たばこの吸い口に押しつけて汚れを取る
- 水で濡らす
インクがあるはずなのにボールペンが出なくなってしまうのは、空気が入ってしまったり乾燥してしまったことが主な原因と考えられます。
そのときは上記の方法を試してみると、インクが出るようになるかもしれません。
この方法を試してもインクが出ない場合は、ペン先に小さな傷がついていてダメになっていることや、実はもうインクがない可能性があります。
基本的には、インクが出なくなったらインクの交換や買い替えることをおすすめします。
ティッシュにペン先を当ててぐるぐると円を描く
ティッシュにぐるぐると円を描くことで、ペン先のボール部分が回転してインクが出るようになります。
ペン先が詰まってしまったときに使える対処法です。
ティッシュを4つ折りにして厚めにしてからティッシュを破らないように優しくぐるぐると書きましょう。
ボール部分を回転させることが目的なので直線ではなくぐるぐると円を描くようにすることがポイントです。
ティッシュで拭い汚れを取る
ペン先が汚れているときには、ティッシュでつまんで拭き取ることでインクが出るようになります。
ファックス紙や感熱紙などの表面のツルツルしているコーティングされた紙に書いていると詰まることがあります。
目視できる大きさの汚れがついている場合は、ティッシュで拭い汚れを取ってみましょう。
除光液でペン先のインクを溶かす
ボールペンが乾燥してしまい、インクがペン先で固まってしまった時は、除光液を使ってインクを溶かすことで出るようになります。
- 除光液をティッシュに染み込ませる
- ペン先に輪ゴムなどを使ってティッシュを固定する
- 10分ほど置いてから外す
こうすることで、除光液が固まってしまっているインクを溶かしてくれます。
ただし、ボールペンがプラスチック素材のものはティッシュと癒着してしまい取れなくなる可能性があるので注意してくださいね。
手で温める
ボールペンが乾燥してしまったときには、手で温めるだけでもインクが出るようになります。
インクが出ないときに『はぁー』と温かい息を吹きかける仕草があるのですが、それにはこのような効果があったんですね!
温めるために、ライターやドライヤーを使う方法もあるようですが、これはボールペン自体が溶けてしまう可能性もあるのでやめましょう。
輪ゴムを使い振り回して空気を抜く
ボール部分やインクの中に空気が入ってしまったときに、ブンブンと振り回すと遠心力で空気が抜けてインクが出るようになります。
用意するものは輪ゴムとテープの2つです。
- ペンに輪ゴムを通してペンの中心にテープで固定する
- 輪ゴムを指に引っ掛けてペンを回転させる
逆方向にも回すなどして遠心力を使って空気を抜きましょう。
輪ゴムでなくても、紐や袋などで回しても同じ効果がありますよ。
回すときインクが飛ぶ可能性があるので注意してくださいね。
ボールペンを冷やす
これは摩擦で線が消せるフリクションボールペンの色が出なくなった時に使える対処法です。
冷凍庫に一晩入れ、そのあと常温で自然解凍するとインクが出るようになります。
フリクションボールペンは、60℃以上の高温に放置するとインクが透明になってしまいます。
そして、−20℃以下になると色が戻るという特性があるんです。
もしフリクションボールペンのインクが出なくなったら試してみてくださいね。
たばこの吸い口に押しつけて汚れを取る
目に見えない細かい汚れは、たばこの吸い口のフィルターに押しつけて少し動かすと汚れによる詰まりが取れます。
細かい汚れが取れることでインクが出るようになることがあります。
手では取れない細かい汚れを落としたいときに有効な方法です。
ペン先を水で濡らす
水性のボールペンに有効な方法で、水に濡らすとインクが出るようになることがあります。
乾いてしまった水性ボールペンの先に濡らしたティッシュを当てて湿らせます。
そのあと紙に書くとインクが出るようになります。
それでも出が悪いときは、何度か繰り返してみてくださいね。
多量の水で濡らしすぎると、書けなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
ティッシュで湿らす程度で少量の水から試してみてください。
インクが出なくなったら買い替えが基本
上記の8つの方法は、すべてのメーカーが推奨しているものではありません。
基本的に、一度出なくなったインクを出るようにするのは難しいです。
インクの出ないボールペンは新しく買い換えた方がいいと考えておいた方が良いでしょう。
ボールペンメーカーも、インクが出続けるように企業努力で改良を重ねており、昔に比べてインクが出続けやすくなっています。
そうとはいえ、ボールペンの乾燥や空気が入ることでインクが出ない事はまだまだあります。今後のさらなる改良に期待したいですね♪
ボールペンのインクが途切れる原因
ボールペンのインクがあるにも関わらず途切れたり出なくなったりするのは、空気が入ることや乾燥することなど、5つの原因が考えられます。
- ペン先が乾燥している
- インクの中に空気が入っている
- ペン先が傷付いている
- ペン先のボールが回転しない
- インクが劣化している
これらの原因のほとんどは、保管方法や使用方法に気を付ければ避けることができます。
できるだけ長くボールペンが使えるようにしっかりとした保管、使用方法をしましょう。
ペン先が乾燥している
キャップの閉め忘れによりペン先が乾燥することが原因でインクが出なくなることがあります。
ペン先が乾燥するとボール部分が固まって動かなくなりインクが途切れるまたは出なくなることがあります。
使ったら必ずキャップを閉めるようにしましょう。
インクの中に空気が入っている
横向きや上向きに筆記することで、ペン先のボール部分を塞いでいたインクがペン先と反対側に流れてしまい、空気が入り込んでしまいます。
ボールペンは、重力によってインクが下に下がり、ペン先のボール部分を塞いで空気が入るのを防いでいます。
手に持ったメモ帳や壁掛けカレンダーに文字を書くために水平でボールペンを使用したり、上向きに書くことが原因で起こりやすいです。
そのほかにも、ペン先が出たままカバンやズボンのポケットなどに入れると場合によっては空気が入る原因になります。
ペン先をしまった状態でカバンやポケットに入れていても何かの拍子にノック式のペン先が押されて出てしまう可能性も考えられます。
筆記するときには下向きに文字を書いたり、持ち歩くときには入れる場所や向きに注意するといいでしょう。
ペン先が傷付いている
ペン先が出たまま床に落としてしまったり、強い筆圧で書くなどすると、ペン先が傷付いてしまいインクの途切れる原因となります。
ボールペンのペン先は非常にデリケートな部分です。
ミクロン単位の加工精度なので、硬いものと接触したときなどに目には見えなくても傷が付いてしまうことがあります。
ペン先は必ず閉まって保管することや、落としたり必要以上に強い筆圧で書かないようにしましょう。
また、筆記以外の用途で使うことも避けてくださいね。
ペン先のボールが回転しない
ゴミや紙のコーティングが詰まったり、乾燥してインクが固まったりするとボール部分が回転せずに途切れる原因になります。
ボールペンを寝かせて書くと紙の繊維を削り取ってしまい、詰まりの原因となります。
寝かせ書きは避け、筆記に適した紙に60度以上に立てて書くようにしましょう。
また、インクが固まるのを防ぐためにペン先は必ずしまうようにしてくださいね。
インクが劣化している
製造から何年も経ったインクは変質や劣化が起こり、インクが途切れる原因となります。
メーカーは直射日光や高温を避け、油性ペンは3年、水性ペンは2年を目安に使い切るように推奨しています。
古いボールペンでインクが途切れたり出なくなったりしたときには、買い替えを検討したほうがいいかもしれません。
ボールペンのインクは交換するのがおすすめ!
3色ボールペンで1色だけ先になくなってしまった!という経験がある人は多いと思います。
1色だけなくなったからと言って捨てるのはなんだかもったいないですよね。
そんなときは、なくなったインクだけ交換して使うのがおすすめです。
黒が先になくなる人が多いと思いますが、採点などをする人は赤や青がなくなることが多いですね!
なくなったインクだけ交換することで、買い換えるよりも圧倒的に安く済みますよ♪
替え芯の型番はボールペン本体に書いてある
どの替え芯を買えばいいか調べるのは面倒…だったら買い替えた方が楽でしょ?
替え芯の型番を調べるのもめんどくさいと思っている人も、ボールペンを見ればすぐに型番が分かるので簡単です♪
交換する替え芯の型番は、ホームページで調べることもできますが、ほとんどのボールペンは本体に記載されていますよ。
写真のボールペンは、私が愛用しているuniのJETSTREAMです。
替え芯の型番は『SXR-80-05』と書いてありますね。
この型番の必要な色の替え芯を買えば間違えずにインクの交換をすることができます。
間違えて違う替え芯を購入してしまうと、交換することができないので必ず確認してから購入しましょう。
替え芯は買い替えより遥かに安い!
uniのJETSTREAMのボールペン本体は約500円しますが、替え芯は1本あたり約80円ととっても安いんです!
1色だけなくなったからといって使わなくなったり捨ててしまったりするのはもったいないですよ。
それに加えて、ゴミも少なくなるのでお財布にも環境にも優しく一石二鳥です。
他のボールペンも基本的には替え芯が売っているので、ぜひ交換を検討してみてくださいね。
インクの替え芯の交換方法はとてもシンプル
メーカーによって違いがあるので必ずしもこの交換方法とは限りませんが、ほとんどのボールペンは簡単に交換できます。
- ボールペン本体のペン先を回して外す
- 交換したいインクの芯を引っ張って抜く
- 引き抜いた場所に新しい芯を挿し込む
- ボールペン本体を元に戻す
基本的に、交換したい芯を引っ張るだけで簡単に抜けるので手を汚すことなく交換できます。
取れない場合は、無理に引っ張ったりせずに文具店などに相談した方がいいでしょう。
力任せに引っ張ると破損する恐れがあるので注意してください。
ほとんどのボールペンのインクは簡単に交換出来るので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
- ボールペンのインクが出ないときには、ボールの回転を良くするためにティッシュに円を描く方法がある
- ボールペンのインクが出ないときには、汚れを取るためにティッシュで汚れを拭き取ったり、たばこのフィルターを使ったりする方法がある
- ボールペンのインクが乾燥して出ないときには、手で温めたり除光液で固まったインクを溶かしたりする方法がある
- 水性のボールペンが乾燥したときには水で濡らすことも有効
- インクに空気が入っていたら輪ゴムを使い振り回すと空気が抜けてインクが出るようになる
- インクが途切れる原因は乾燥や空気が入る他、ペン先が傷付いている、ボールが回転していない、インクの劣化などが考えられる
- インクに空気が入らないために、水平や上向きで筆記したり保管したりしないようにする
- 油性ボールペンは3年、水性ボールペンは2年で使い切るようにして、直射日光や高温を避けて保管する
- ボールペン本体には替え芯の型番の記載があり、買い替えるよりも約1/4の値段で簡単に交換できてお得
普段から使うことの多いボールペンは、保管や使用方法に気を付けて、出ないときの対処法を知っておくと長く使えて便利です。
何をしてもインクが出ない場合買い替えが必要ですが、替え芯でインクだけ簡単に交換できるのも嬉しいですね!
いつまでもお手持ちのボールペンを使い続けられますよう、お役に立てたら嬉しいです♪
コメント