家に溜まった大量の段ボール。捨てたいけれどつい忘れてしまった、ゴミ回収日だったという経験はないでしょうか?
私も収集日を忘れて、大量の段ボールをタンスの間に置き去りしてしまった経験が1度や2度ではありません。
忙しい朝に段ボールを捨てるのって大変!簡単に捨てる方法ってあるのかなぁ。
段ボールを簡単に捨てるには、朝の2分でできる4の字結びがおすすめです。
この記事では段ボールの簡単な捨て方や注意点、分別方法や処分方法をご紹介します。
正しい捨て方を知れば、簡単に段ボールを処理することが出来ますよ。間違った方法だと処分してもらえないことも…。
この記事で紹介する簡単な段ボールの捨て方を実践すれば、明日のゴミ回収日にもきっと間に合いますよ。
段ボールの捨て方を簡単に!2分でできる4の字結び
段ボールをゴミに出す際には、きちんとまとまった捨て方をする必要があります。
十の字になるように結んでも、紐が緩くなってしまったという経験はないでしょうか?縛り方が緩いと運搬中に崩れたり、間から段ボールが出てきたりの原因となります。
今回紹介する2分で簡単に出来る捨て方は、4の字結びです。
この捨て方は朝の2分間で簡単に実践出来る上に、段ボールをひっくり返したりする作業がありません。
①まず段ボールを大きいサイズの物を外側、小さいサイズの物を内側にして重ねます。
②紐を用意し、4の字の輪っかを作ります。
紐がまとまっている側は自分の前、先端は右側に。この時紐が交わる部分は、自分の前から出ている方が上になるようにします。
輪っかの大きさはまとめたい段ボールの半分、右側の紐は輪っかより少し長くなるようにしてください。
③紐の交差部分に段ボールの中心が来るように、紐の上に段ボールを載せます。そして輪っかを段ボールの右端にひっかけます。
④右側の紐を輪っかに下から通し、紐を交差させます。最後に段ボールの下から出てきた紐と結べば、完成です。
私もこの捨て方を実践するようになってから、段ボールをまとめるストレスが軽減されました。
短時間で簡単に結べると、気持ちもスッキリします。
段ボールの捨て方を紐なしバージョンで解説!
ここまでは紐を使った段ボールの捨て方を紹介しましたが、さあやろう!と思った時に、家に紐が無かったりする場合もあると思います。
紐なしでも、段ボールの耳の部分を内側に折り込んで、そこに差していくだけの簡単な方法があります。
ガムテープでまとめる方法だと、回収してもらえない可能性があるので注意してくださいね。
段ボールは紐なしでもまとめることが可能
①まず捨てる段ボールの中で、一番サイズが大きいものを選びことがポイントです!
②段ボールの上下どちらでも良いので、耳の部分4箇所を内側に折り込みます。
③折った側と逆側を上にして、段ボールを持ちます。上から段ボール内を見ると、先ほど折った耳の部分がポケット状になっています。
④このポケット状の部分に、残りの段ボールを差していき、完成です。
実際にやってみた所、かなり簡単に段ボールを1つにまとめることが出来ました。
小さい段ボールが多い場合は、この捨て方が最適なのではないかと思います。
ただ入る量にも限界があることや、捨て方によってはひもでしばる規定のため、使えないこともあるので注意が必要です。
詳しい方法は、ゴミのプロである漫才師マシンガンズ滝沢さんがYoutubeで解説してくれています。
段ボールをガムテープでまとめるのはNG!
段ボールをガムテープでまとめる捨て方は、やらないようにしてください。
ガムテープでぐるぐる巻けば、紐なしで楽にまとめられるのでは?そう思った方もいるかもしれません。
ガムテープであれば、大体の家に1つは置いてある備品だと思います。しかしガムテープの素材は粘着性もあり、リサイクルすることが出来ません。
段ボールをガムテープで留めてしまうと、リサイクルされないどころかゴミとして回収されない可能性もあります。
段ボールの捨て方は燃えるゴミの時がある?油はNG!
段ボールといえば、リサイクル可能な資源ごみだと知っている方も多いと思います。但し、資源ごみとして分別できない場合があります。
- 油染みのついた段ボール・・・燃えるゴミ
- 水に濡れた段ボール・・・燃えるゴミか資源ごみ(自治体によって異なる)
家庭で捨て方に迷いそうな状況を、例として挙げてみました。
油染みのついた段ボールは燃えるゴミに
宅配ピザやコストコで購入したピザの箱で、段ボールで出来ているものがありますよね。
私自身もよく経験するのですが、大体食べ終わった後に見ると、段ボール内に油染みがついています。
この状態で資源ごみとして出すことは出来るのでしょうか?
正解は、油や洗剤跡がついた段ボールは資源として扱われないため、資源ごみに捨ててはいけません。
基本的には、小さくちぎって燃えるゴミに出す必要があります。
でも自治体によっては、燃えるゴミの袋が有料の場合もありますよね。
なるべくゴミを小さくしたい!そんな時に使えるのが、段ボールカッターという商品です。
100円均一でも取り扱いがあり、少し高機能の商品も1000円前後で購入出来ます。
段ボールをちぎる捨て方は大変ですが、切る方が簡単に出来そうですよね。
基本的に水濡れ段ボールは燃えるゴミに
雨や保管中に濡れてしまった段ボールは、資源ごみに分別出来るのでしょうか?
正解は、水濡れ段ボールは基本的に燃えるゴミに出す必要があります。濡れた段ボールは、リサイクル出来ない場合が多いようです。
ただし私が住んでいる自治体の表では、段ボールを雨の日に出す事がOKと記載されていました。
最近は濡れていても、資源ごみとして扱っている場合もあります。再度お住いのゴミ収集表の確認をおススメします。
主な市町村の段ボール分別・収集方法
市町村名 | 油染みや水濡れ | 金属 | ガムテープ | 紐でしばる必要 |
世田谷区 | 油:×、水:記載なし | 記載なし | 記載なし | あり |
横浜市 | 油:×、水:〇 | × | × | あり |
川崎市 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | あり |
名古屋市 | 油:×、水:記載なし | × | × | あり |
京都市 | 油:×、水:記載なし | × | × | 記載なし |
福岡市 | 油:×、水:記載なし | × | × | あり |
やはり油や金属・ガムテープはほとんどの市町村で、取り除く必要があります。
また横浜市・川崎市・名古屋市は市が段ボールを回収しません。
資源集団回収といって、自治会や町内会と回収業者が協力して回収を行っているんですね。その為、ゴミの出し方は市のホームページだけでは確認出来ないことがあります。
段ボール=資源ゴミという訳ではなく、しっかりとルールがあります。
資源ゴミをきちんと分別して出すことで、適切なリサイクルに繋がりますよね。
最近ではリサイクルに配慮されており、ガムテープが使われていない宅配物も増えていると思います。そのおかげで、こちらの捨て方も簡単になるので、助かりますよね。
実際私もアマゾンやOisixで、ガムテープ無しの梱包で段ボールを受け取ったことがあります。
段ボールの捨て方や処分の方法3選
きちんと分別した後は、ゴミを処分する必要がありますね。今回は3つの捨て方を紹介していきます。
- 住んでいる市町村や地域の回収に出す
- 古紙回収業者に依頼する
- 近くのリサイクルステーションを活用する
1つ目は段ボールの量が少ない場合、後半2つは量が多い場合におススメです。
1.住んでいる市町村や地域の回収に出す
これが一番簡単な捨て方で、経験がある方も多いと思います。
住んでいる地域によって、ゴミの回収日や時間が決まっており、収集場所に出すだけで段ボールを処分することが出来ます。
それぞれの市町村や集団回収のホームページから、詳細は確認してください。
一番簡単な方法なのですが、場所によって回収日が月に2~4回という所も多いのではないでしょうか?
実際私が住んでいる市でも回収日は月2回しかないため、次の回収日まで家で保管しておく必要があります。
続く2つの方法では、自分の都合の良い日時を選ぶことが出来ます。
2.古紙回収業者に依頼する
古紙回収業者に依頼すれば、段ボールを回収してくれます。
量が多い場合はまとめるのも大変なので、利用すると良いかもしれません。
無料でトラック回収してくれる場合もあるようです。
なぜ無料になるかというと、古紙回収業者は段ボールを回収後、リサイクル用に分別してまとめる作業を行います。その後製紙メーカーに送って商売をしています。
段ボールは回収業者にとって商売道具の1つとして扱われるので、無料回収してくれることが多いんですね。
さらに付け加えると、製紙メーカーが直接段ボールを回収している場合もあるようです。是非お近くの紙業工場も、検索してみてください。
ただ違法業者がいたり、捨て方によっては配送料を取られるケースもありますので、注意してください。
3.近くのリサイクルステーションを利用する
業者に電話したり、連絡するのが面倒という方には、リサイクルステーションをおススメします。
多くのステーションには大きいコンテナが置かれており、その中に段ボールを入れていくというスタイルです。
無人の場合が多いですし、予約も必要ないので、自分の都合のいい時に持ち込むことが出来ます。
私の家の近くで探して見たところ ”こしのえき24” というリサイクルステーションを見つけました。なんと24時間、毎日段ボールを回収してくれます。
また段ボール以外にも新聞紙や雑紙、雑誌・古本を持ち込み可能です。
実際に行ってみたところ、かなり膨大な量の段ボールが積まれていました。車も十分止められる広さがあり、大量の段ボールを持ち込むにはぴったりだと思いました。
段ボールを持っていくついでに、家の中の不用品も処分できる可能性もありますよね。
皆さんの家の近くに必ずある、イオンやイトーヨーカドーにもリサイクルステーションが設置されています。
- イオン:全国で300以上の店舗で、設置あり。古紙1キロにつき、1WAONポイント付与。
- イトーヨーカドー:全国で1,274の店舗で、設置あり。古紙50キロ分で、50nanacoポイント付与。
どちらのスーパーも、古紙持ち込みでポイントを貯めることが出来ます。
但し全てのリサイクルステーションで、段ボール回収が行われている訳ではないようなので、注意して下さい。
お買い物やお散歩ついでに、是非お近くのリサイクルステーションを探してみましょう。
まとめ
- 4の字結びで、簡単に段ボールを一まとめにできる
- 段ボールを紐なしでまとめる捨て方は、少量の段ボールの処分に最適
- 油や洗剤のシミが付いた段ボールは資源ごみではなく、燃えるゴミ。水濡れは自治体による
- ガムテープはリサイクルできないため、ガムテープを使ってまとめるのはNG
- 少量の段ボールは、市町村や地域のゴミ回収がおススメ
- 大量の段ボール処分は古紙回収業者に依頼、または資源回収ステーションに持ち込みがおススメ
今回は、段ボールの簡単な捨て方や分別の注意点、処分方法を解説しました。
簡単な段ボールの捨て方が分かれば、捨てるやる気も湧いてくると思います。1つでも参考になると嬉しいです。
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