集合住宅で断水になったらどうすればいいの?
トイレに行きたくなったら我慢するしかないのかな?
マンションやアパートなどの集合住宅は、戸建てに比べ点検や掃除、工事などで断水になることが多いですよね。
とりあえずトイレを使おう!という判断では、他の住居者に被害が及ぶこともあります。
断水が起こったときのトイレは、バケツで水を流す方法と、簡易トイレを設置方法があります。
私も計画的断水でトイレに行きたくなって困ったことがあり、我慢をして過ごしたのですが、体によくないです。
集合住宅では計画的断水を含めて頻繁に断水があるため、事前に対策をしておくことが大切です。
この記事を読むと、急な断水でも安心して対応できるようになりますよ。しっかりと備えていきましょう!
断水はいつ起こるかわかりませんよね。いつでも焦らずにトイレに行くことができるように、簡易トイレを備えておくのがおすすめです。
いざというときの不安が経験されて、安心して過ごすことができますよ。
災害時にも役立ちますので、用意しておくと安心ですよ。
断水時のトイレは集合住宅ならではの事情がある
断水になっている!どうしたらいいの?トイレに行きたくなっちゃった!
断水している理由によって、トイレの使い方を変えなくてはいけません。
集合住宅で断水となる理由は主に3つあります。下記をご覧ください。
- 点検や工事による計画的断水
- 漏水や排水管の詰まりなどの急な断水
- 台風や地震による断水
「漏水や排水管の詰まりによる断水」は集合住宅に限らず、どんな住宅でも起こりますね。
集合住宅ではあなた以外の住人が被害を受けると、あなたの住居でも断水することがあります。
戸建てよりも集合住宅のほうが、頻繁に断水になりやすいということです。
状況に応じてトイレの流し方を変えていきましょう!
私も計画的断水のときトイレに行きたくなったことがあります。
知っていれば冷静に対処ができたのにと後悔する気持ちがありました。
集合住宅の断水でよくある疑問や対応について、説明していきます。
豪雨や台風で停電になったらトイレが使えなくなる
停電なのにトイレが使えないのはどうして?
停電すると、給水ポンプが止まってしまい断水が起こるのです。
マンションなどの高層ビルでは、給水ポンプが電気を使って水を運んでいることがあります。
高層マンションに住んでいたら、停電したとき水の確保に困りますね。
豪雨や台風の前には、事前にお風呂に水を溜めることをオススメします。
停電による断水の場合は、お風呂で溜めた水を使いトイレを流すことができます。
計画的断水の時間帯にトイレに行ってしまった
断水のお知らせがあったのに、うっかりトイレに行っちゃった!
なんで流れたの?問題ない?
タンクありのトイレでは断水後もタンクに水が入っているため、残っていた水でトイレを流すことができます。
断水のお知らせでも言われるように、基本的にトイレに行ってはいけません。
断水する目的が貯水槽の点検や掃除だと、作業に支障をきたすことはないので安心してください。
排水管による断水の場合、工事は中断しないでしょう。
しかし、作業にあたっている業者の方は、いい気分ではないですね。
計画的断水でも、トイレはできるだけ使用しないように気を付けたいです。
逆流することがある危険な断水!トイレは使わない!
大地震が起こった場合、トイレを使用すると下の階に汚染したものが逆流することがあります。
集合住宅の中でもマンションに住んでいる場合、この逆流の現象が起こります。
あなたが下層階に住んでいる場合、逆流からトイレの汚染物を防ぐことはできません。
地震で断水や停電が起こればトイレは使用しない方が良いでしょう!
特に下記の状態であれば、必ずトイレの使用を控えましょう。
・道路に亀裂が入っている
・トイレからゴポゴポ聞こえる(空気が逆流している)
・トイレの溜まっている水が減っている・または増えている
災害があったとき、特にトイレの使用について気を付けなくてはいけないのは、この「逆流」が起こることでしょう。
断水時にトイレを流す方法を3つご紹介!
断水でトイレに行くときの対処方法は、状況に応じて3つあります。
- 停電で断水状態になったらバケツを使って流す
- 急な断水でトイレに行きたくなったら近くのコンビニへ行く
- 迷ったら取り付けタイプの簡易トイレを設置することで全て解決できる
集合住宅によくある計画的断水は、作業内容によって時間も期間も違います。
場合によっては、災害時と同じような対応が必要です。
また、集合住宅では停電すると、一緒に断水もしてしまう可能性があります。
マンションなどの高層階に住んでいる場合、停電でエレベーターも止まってしまうのです。
1階まで上がり下りをするだけでも、大変なことですよね。
できるだけ、自宅でライフラインは確保したいと思いませんか?
順を追って、状況に応じた解決方法を紹介していきます!
停電で断水になってしまった場合バケツを使って流す
バケツを使った方法は、断水時の基本的なトイレの流し方です。
タンクありのトイレを使っているけど、バケツを使った方法は、トイレの種類に関係ない?
トイレにはタンクレスや電気を使ってトイレの水を流すタイプなど、たくさんの種類がありますが、種類は違ってもバケツを使った方法はどれも同じです!
トイレの種類による細かい対応は「断水時トイレの流し方でレバーは使うのか解説!災害にも備えよう!」で確認してください。
バケツを使った方法を以下にまとめました。ご覧ください。
- オート便器洗浄機能やオート開閉機能付きのトイレは「切る」に設定する
- 水はね予防のために便器周囲に新聞紙やタオルを敷く
- バケツ1杯分(6~8L)をトイレに直接流し込む
- 水はねに注意しながら、便器ボウル面に向かって流す
- 流し終わったら、3~4Lの水を追加する(排水管の汚臭を防ぐため)
- 2~3回に1度は10~12Lの水を流す(汚物の停滞を防ぐため)
必要なものは、バケツと下に敷く新聞紙かタオルだけでいいのです。
急な停電以外は、前もって準備できるので断水すると予想して準備しましょう!
急な場合で、風呂の水が溜まっていないときは簡易トイレを設置することをオススメします。
急な断水でトイレに行けないときはコンビニに行く!
急な断水でトイレが使えないとき、断水していないコンビニや商業施設に行く。
急な断水でやむを得ない場合、近くのコンビニや商業施設を使うのもいいでしょう。
様々な理由で、外へトイレに行けない場合は取り付けタイプの簡易トイレを設置するといいでしょう。
簡易トイレの設置方法をまとめていきます。
急な断水でも簡易トイレで全て解決できる
対処方法をいくつかお伝えしましたが、簡易トイレを持っているだけで、トイレによる心配ごとは解決できます。
自宅にあるトイレに頼らず、簡易トイレを作ることで断水でも困らないのです。
やり方もシンプルにできています。そして、臭いに気を使っているのが簡易トイレの素敵なところです。
【簡易トイレの中身】
・便器袋
・便器カバー
・消臭袋
・凝固剤
簡易トイレによって中身が違うこともありますが、だいたい内容は一緒です。
- 便器カバーを取り付ける
- 便器カバーの上から便器袋を取り付ける
- 便器袋の中に凝固剤を入れる
- トイレを済ませる
- 取り付けた便器袋を取り出して口を閉める
- そのまま消臭袋にいれる
簡易トイレを使う場合、一緒に使い捨て手袋も用意するといいでしょう。
使用済みの便器袋はそのまま可燃ごみとして出せるので、トイレに流す必要はありません。
簡易トイレを置いているだけで、断水によるトイレの心配は軽減されますよ!
断水時の対応について話しましたが、集合住宅でよくある計画的断水について注意することを詳しく説明していきます。
断水のトイレ事情は工事や点検によるものが多い
なんでマンションは計画的断水が多いの?
貯水タンクを設置しているマンションは、年に1回点検と掃除をする必要があるためです。
メンテナンスによる断水が必要なのです。また計画的断水は時間も期間も違います。
貯水槽の点検や掃除は、約3~5時間ほどで昼間に行われることが多いです。
貯水槽なんて見たことないけど、計画的断水があるのはなんで?
貯水槽には地上または屋上に設置している場合があります。
地上に設置していない場合は、屋上に設置しているのかもしれませんね!
また、地上と屋上の両方に設置している場合があります。
両方で貯水槽を設置している場合、掃除や点検にも時間がかかります。
配管に至っては、20年を超えると工事が必要になることが増えます。
排管工事は夜間帯に行われることがあり朝までかかるため長時間トイレに行くことができません。
あなたの住んでいるマンションが築20年を超えている場合、長時間断水の工事になることがあります。
計画的断水がある場合は、先に届く「お知らせ」の内容をしっかりと確認しましょう!
計画的断水後はトイレを最初に使わない
計画的断水後が終了しても、最初にトイレを使ってはいけません。
工事や掃除などで出た、錆やゴミなどが家庭に流れてしまいトイレを壊すことがあるからです。
トイレを使う前に、蛇口から水を数分間流し、汚れがないか確認してからトイレを使用しましょう。
計画的断水が行われるときは必ず事前に「お知らせ」が届きます。
以下のような内容がかかれていることもあるので、確認して案内に従うようにしてくださいね。
- 終了後にトイレ・給湯器・浄水器以外の蛇口から水が出るのを確認
- 数分水を流して、汚れがないか確認
- 計画的断水の場合は汲み取り(風呂に水を溜める)で対応する
- 各水栓は閉める
どれかが当てはまる場合は、案内に従ってください。
計画的断水後もトイレが使えないときの対処法
水道業者によっては、給水の元栓と各家庭の元栓を閉めている場合があります。
工事や作業が終了しても断水しているときは、各家庭の元栓が開いていないことが原因かもしれません。
マンションとアパートでは、場所が違うので確認してくださいね。
- マンションは玄関の外にあるパイプシャフト内
- アパートは建物の地面にある水道量水器の中(部屋番号ごとに水栓がある)
工事や作業後に開け忘れてしまった場合は、水が出ないので家庭の元栓を一度確認してください。
・元栓を開けるときは反時計回り
・元栓を閉めるときは時計回り
点検や掃除または災害以外で急な断水が起こったとき
6つの確認と手順で慌てずに原因を探ることができます。
急な断水ですぐに管理会社や水道局に連絡する前に以下の手順で確認をしましょう!
- 水道代を滞納していないか確認する
- 自宅の元栓が閉まっていないか確認する
- 自宅の水回り全て出ないか確認する
- 全て水がでない場合、念のため隣の家も出ていないか確認する
- 平日であれば管理会社に問い合わせをする
- 夜間や休日で管理会社に連絡がとれない場合は、緊急性が高いなら水道局または水道業者へ連絡する
特に管理会社に連絡がとれない休日や夜間は困りますよね!私も急な水の対応で困ったことがあります。
断水ではないのですが、自転車置き場の上の天井が濡れて水が漏れていたことがありました。
住んでいた階以外は、他の階に行けない構造だったため、慌てて管理会社に連絡しました。
そのとき管理会社の連絡先を携帯に登録しておくべきだったと反省しました。
あなたも急な断水にすぐ対応するために、携帯に管理会社や水道局の連絡先を登録することオススメします。
まとめ
- マンション等の集合住宅で給水ポンプが電気を使っている場合、停電で断水も一緒に起こる
- 集合住宅で大地震が起こったときにトイレを使用すると下層階のトイレに逆流することがある
- 停電などで断水が起こったときはバケツを使ってトイレの水を流す
- 台風や豪雨の予報があれば、前もって風呂に水を溜める
- 短い時間の計画的断水でトイレに行きたくなったら、コンビニなどで対応できる
- 急な断水でも簡易トイレで全て解決できる
- 計画的断水後にトイレは先に使わない
- 急な断水でも対応できるように管理会社や水道局の連絡先を確認しておく
- 集合住宅でもマンションとアパートでは元栓の場所が違う
集合住宅ならではのトイレ事情を知ることで、急な断水でも対応できますよ。
トラブルを極力抑えたい!というあなたは、簡易トイレの備えは必須です。
断水が起こっても、トイレ事情の心配が減り普段と変わらない生活ができるでしょう!
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