電動自転車の空気入れを最後にしたのはいつだったか覚えていますか?
空気入れは、最低でも月に1回の頻度で行う必要がありますよ。
普通の自転車と比べて、電動自転車は補助があるので空気が抜けて走りづらいという感覚になりにくいですよね。
通勤や子どもの送り迎えなどで、毎日自転車を使う方も多いと思います。ただし使う頻度が少ない場合でも、タイヤの空気は自然と抜けてしまいますよ。
きちんと自転車を整備しておかないと、使っている最中にパンクした!どうしよう?ということになりかねません。
この記事を読めば、空気入れのやり方やできる場所、おすすめ商品も知ることができます。
情報を参考にして一定の頻度で空気を入れることで、安全に乗ることができますし、電動自転車の長持ちにも繋がりますよ。
電動自転車の空気入れ頻度は月1回!空気圧を保とう!
自転車屋や大手自転車メーカーによると、電動自転車の空気入れは使用しているかに関わらず、月に1回の頻度で行う必要があります。
またよく自転車を使う人は、2週間に1回の頻度で空気を入れるのがおすすめのようです。毎日走る距離にもよりますが、バッテリー充電と一緒に行えば忘れにくいかもしれませんね。
一定の頻度で空気入れを行いタイヤの圧を保つことで、安全そして快適に乗れるというメリットがあります。
- タイヤへの衝撃や摩擦が少なく、パンクを防止できる
- 走行時の抵抗が少ないので、バッテリーの持ちに繋がる
- タイヤが安定するので、ふらつくことがない
空気圧を保つメリット3つを詳しく説明していきますね。
タイヤへの衝撃や摩擦が少なく、パンクを防止できる
空気圧をしっかり保つことでタイヤへの衝撃や摩擦を減らすことができ、パンクを防ぐことができます。
電動自転車に乗っていてよく起こるパンクは、2種類あります。どちらも空気が入っているタイヤ内部のチューブが傷つくことが原因です。
- リム打ちパンク
- 摩擦パンク
リム打ちパンク
段差などを乗り越える時にタイヤがへこんで、タイヤ内のチューブがリム(ホイール)と障害物の間に挟まってしまい圧迫されます。
その結果チューブのゴムが裂けてしまい、空気が抜けてパンクしてしまうというわけです。
空気圧がしっかり保たれていれば、段差でタイヤが大きくへこむことも無いので、パンクを防ぐことができますよ。
摩擦パンク
空気が入っていないことで、チューブが中で動いてしまい、タイヤとの間で摩擦が生じます。
そうするとチューブにどんどん細かい傷がつき、最終的には裂けてしまいます。
空気をしっかり入れていれば、チューブがタイヤにしっかりくっついて動かないので、摩擦が起こることもありません。
走行時の抵抗が少ないので、バッテリーの持ちに繋がる
空気圧が高ければ、走行中も抵抗なく走れるので、バッテリーの持ちがよくなります。
なぜ長持ちするかというと、走行抵抗が低いことで1回の充電で走れる距離が長くなり、充電する回数が減るからです。
バッテリーは満タンに充電する回数が多いほど負荷がかかるので、回数が減れば劣化しにくくなるというわけです。
私が電動自転車を買った時に、実際に自転車屋さんに教えてもらったことです。
走り出しが一番バッテリーを劣化させるので、少し意識してギアは一番軽めでスタートすると長持ちに繋がるようです。
タイヤが安定するので、ふらつくことがない
空気圧が保たれていれば、タイヤがしっかり地面を捉えて踏ん張れるのでふらつかなくなります。
倒れた電動自転車を起こした経験のある方ならわかると思いますが、重量は本体とバッテリー込みで20~30kgとかなり重いです。
それに加えて人が乗ると+50kg、さらに子どもを載せると+10~20kgとなり、なんと合計100kg近くになります。
しっかり空気入れを行っていないと、自転車ごとよろけて倒れてしまう場合があるかもしれませんよ。
ただし空気の入れすぎも、タイヤの横滑りにつながるので注意が必要です。
この後、空気の正しい入れ方についても詳しくご紹介していきますね。
電動自転車の空気入れのやり方を解説!バルブは英式で!
電動自転車の空気を入れるやり方は他の自転車と大きく変わりませんが、空気圧の値を確認しなくてよいなどのポイントがありますよ。
実はタイヤの空気は、使わずに置いておくだけでもどんどん抜けていきます。さあ出かけよう!と思った時に使えないと、とても困りますよね。
特に夏場はタイヤの空気が抜けやすいので、定期的な空気入れが必要です。
ここで空気入れのやり方を説明をする前に、入れる時にとても重要な自転車のバルブについて少し解説していきます。
バルブとは、空気を入れる入口になる場所のことです。
自転車の空気を入れるバルブは3種類あり、それぞれ車種によって異なるバルブが使われています。
- 英式・・・一般の自転車や電動自転車などに使用
- 米式・仏式・・・マウンテンバイクやロードバイクなどで使用
「電動自転車=英式バルブ」は、空気を入れる時や空気入れを購入する時にとても重要なポイントになるので、覚えておいてください。
では、自転車の空気入れのやり方を3STEPで解説していきますね。
電動自転車のタイヤの空気を入れる前に、タイヤの適正な空気圧の数値を確認する必要はありません。
なぜかというと英式バルブの構造上、正確な値を測ることができないからです。
ただしマウンテンバイクなどスポーツ用の自転車は、タイヤに書いてある空気圧を確認して空気を入れる必要があります。
バルブについているキャップを外し、空気を入れる準備をします。
バルブの位置はタイヤの下になるようにすれば、空気を入れやすくなりますよ。
準備ができたら、空気を入れていきます。
空気圧計がついている空気入れがありますが、先述の通りで圧の値を気にして入れる必要はありません。
手で押してみて多少へこむ程度の固さにまでなれば、ちょうどいい空気圧です。
空気が上手く入らない時は、虫ゴムやバルブの確認を
空気が上手く入らない時やすぐに抜けてしまうのは、虫ゴムの劣化やバルブの金具が緩んでいる可能性があります。
虫ゴムというのはバルブ内に入っているゴムのことです。普段はバルブにぴったり貼りついていて、空気を入れる時だけ少し浮くことで、通り道ができるという仕組みです。
虫ゴムが劣化してくると、バルブへの貼りつきが弱くなり、空気が漏れることに繋がります。
他にはバルブ自体の金具が緩んでいる可能性も考えられます。空気を入れた時に金具が緩んでいると、シューシューと音が鳴るので、漏れていることに気づくことができますよ。
電動自転車の空気入れおすすめ4選!小型や電動も紹介!
空気入れは一般的な手押しの商品に加えて、小型や電動のものなどたくさんの種類が販売されています。今回はその中からおすすめ4つを厳選してご紹介していきますね。
もちろんどの商品も、英式バルブに対応しているものですよ。
入れ方 | 価格 | 重さ | 特徴 | |
サムライディングSIG‐FP006 | 手押し | ¥3,380 | 1014g | バルブヘッドがワンタッチで切り替えられる |
ニューレイトン踏みマッチョ | 足踏み | ¥2,150 | 1200g | 片足サイズで、収納が簡単 |
サムライディングSIG-FP009 | 手押し | ¥1,980 | 138g | 長さがリモコンサイズで、簡単に持ち運べる |
KUKiiRE | 電動 | ¥7,980 | 433g | 力要らずで空気注入、自動停止あり |
安心!自転車大国が作ったサムライディングSIG‐FP006
一般的な手押しタイプでおすすめなのが、自転車大国である台湾で作られたサムライディングの空気入れです。
スチール製なので、衝撃にも強い作りになっています。
デザインも良いし、ビタミンカラーがおしゃれ!
バルブヘッドの切り替えが簡単でやりやすい!
空気入れのデザインは黒1色など地味なものが多いですが、この商品はオレンジや黄色など可愛いカラーが揃っていますよ。面倒な空気入れ作業、少しでも楽しくやることができたら嬉しいですよね。
またバルブヘッドの切り替えが、ワンタッチで簡単にできることも魅力です。先ほどお伝えした通り、バルブは3種類あるので、違う車種に空気を入れる時にはバルブヘッドの付け替えが必要となります。
この商品はレバースイッチで簡単にヘッド部分を切り替えることができますよ。
英式電動自転車の後に米式マウンテンバイクの空気入れをすぐに行うことができるので、家族でのお出かけ前に便利です。
踏むだけで楽々空気入れ!ニューレイトン踏みマッチョ
手押しタイプだと力がいるから大変というあなたには、ニューレイトンの「踏みマッチョ」がおすすめです。
安全機能を満たしている証拠であるSGマークつきなので、安心してつかうことができます。
手でやるよりも全然楽に入れられる!
収納場所がないから、小さくて助かる!
足で踏むだけなので、女性でも簡単に空気を入れることが可能です。子ども達も、遊び感覚で空気を入れる手伝いができますね。
大きさも片足程度なので、靴箱に収納しておけば邪魔になりません。月1回しか使わない、でも使う時はすぐに取り出したいという意見にぴったりの商品です。
138g超軽量で持ち運べる!サムライディングSIG-FP009
小さいものが欲しいまたは持ち運ぶ可能性があるというあなたには、サムライディングの小型空気入れがおすすめです。
ほとんどの空気入れが1kg近くの重さがある中で、この商品はなんと138gと超軽量です。
コンパクトで車に置いたままにできる!
小さいのに、力を入れなくても空気が入った!
コンパクトですが、しっかり電動自転車に空気を入れることができます。ただ通常の空気入れよりも性能は劣るため、車に置いて2台目としての使用をおすすめします。
大きさはTVのリモコンと同じくらいで、収納袋もついているので、簡単に持ち運びが可能ですね。
電動で40秒で力を使わず完了!プロも使うKUKiiRE
力を全く使いたくないというあなたにおすすめなのが、電動空気入れKUKiiREです。
電動タイプで、なんと40秒で電動自転車に空気を入れることが可能です。
ワンタッチだし、操作が簡単!
自動で止まるのがすごく便利!
使い方もとても簡単で、自転車モードを選択してスタートするだけなので力は全く使いません。自転車のプロも愛用していたり、ライダーズカフェにも置かれたりしているようです。
自動で注入がストップするので、近くで待つ必要もありません。動き回る小さいお子さんがいても、外で安心して使うことができますね。
値段は通常のものより高いですが、抜群の便利さを持った商品です。
電動自転車の空気入れはどこでする?迷ったら自転車屋!
電動自転車の空気入れは、スーパーやショッピングモールなどに設置してあり、利用することができます。
自転車の空気入れなんてどこでするの?と思うかもしれませんが、意外と身近な場所に空気入れが設置されていますよ。
空気入れの設置がある施設
・飲食店
・スーパー
・ショッピングモール
・駅前駐輪場
・パチンコ店
・自動車販売店
私は近くのイオンや、自動車販売店トヨタで見かけたことがあります。手押しタイプの空気入れを貸してくれたり、電動タイプのものが置いてあったりするようです。
電動の場合は、ボタンを自分で押しながら空気を注入していき、短時間で入れることができます。
ただし自動で止まる機能がないので、空気を入れすぎてしまう可能性が非常に高いですよ。
空気を入れる時は、しっかりタイヤの固さを確認しながら入れるようにしましょう!
上記のような身近な施設でも電動自転車に空気を入れることができますが、どこで入れられるのかをすぐに探すのは大変ですよね。
自転車屋であれば、対人で対応してくれますし、プロが入れてくれた空気圧を体感できます。
一度入れてもらった圧力の感覚を覚えておけば、家でも安心して空気をいれることができますよね。
また有料になるとは思いますが、本体の点検をしてもらうことも可能です。空気入れついでにしっかり整備してもらうことで、電動自転車を長持ちさせることにも繋がりますよ。
まとめ
- 電動自転車は使用の有無に関わらず、月に1回は空気を入れるようにする
- 空気を定期的に入れて圧を保つことで、衝撃や摩擦が少なくパンクを防止できる・抵抗が少なくバッテリーの長持ちに繋がる・安定してふらつかないというメリットがある
- 電動自転車に使われているのは英式のバルブ
- 空気を電動自転車に入れる時はタイヤの空気圧値を確認する必要がなく、圧の目安はタイヤを押してすこしへこむ程度
- 空気が上手く入らない時やすぐに抜けてしまう時は、虫ゴムの劣化やバルブの金具が緩んでいる可能性がある
- おすすめの空気入れは、手押しや小型は自転車大国が作ったサムライディング製品、足踏み式はニューレイトン踏みマッチョ、電動はプロも使うKUKiiRE
- 自転車の空気入れは、スーパーやショッピングモールなどに設置してある
- 家以外で、空気を入れるのに最もおすすめの場所は自転車屋
ついつい忘れてしまう空気入れですが、一定の頻度で行うことで、安全にサイクリングを楽しむことができます。
決して安くはない電動自転車なので、定期的な整備をしっかりして、長持ちさせましょう!
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