電気ケトルで沸かす水は、浄水器の水が最適です。おいしく安全な水を飲むために、浄水器は今や欠かせないツールになりつつあります。
浄水器を使うと水道水特有の塩素臭はしなくなりますし、トリハロメタンも除去できます。
電気ケトルを使った後で、ミネラルウォーターよりも水アカがつきにくいのも大きなメリットでしょう。
浄水器の水は不純物や塩素がろ過されており、安心して飲むことができます。赤ちゃんのミルクづくりにも最適との声もありますね。
水道水やミネラルウォーターももちろん電気ケトルで沸かすことはできますが、浄水器の水を沸かした方がメリットが多いと言えそうです。
ただ、浄水器の水は日持ちしなくなるのがデメリット。そのあたりも含めてこの記事で詳しく解説していきます。
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電気ケトルには浄水器の水を使うのが最適
電気ケトルでお湯を沸かす場合、浄水器の水を使うことが一番メリットが多く、安心です。
電気ケトルには水道水もミネラルウォーターも入れて使うことができますが、注意点やデメリットもあります。
なぜ浄水器の水を使うのが最適なのか、という理由について、次の3つのポイントがあげられます。
- 浄水器を使用すると塩素臭が抜け雑味がなくなる
- 浄水器が与えてくれるきれいな水を飲む安心感
- 水道水に含まれるトリハロメタンを取り除ける
お茶を飲んだり料理に使ったり、赤ちゃんのミルクの調乳に使ったりと水を沸かすことは生活の一部ですよね。
水は生きていくのに欠かせないものでもありますから、少しでも安心・安全なものを取り入れたいと思うのは当然のこと。
便利な電気ケトルに入れる水は浄水器の水が最も適している理由について、これから詳しく見ていきます。
浄水器を使用すると塩素臭が抜け雑味がなくなる
浄水器で塩素を取り除いた水であれば、電気ケトルで沸騰させてすぐでも匂いのないおいしい飲み物を楽しむことができます。
水道水には消毒のための塩素をはじめ、わずかですが不純物などが含まれています。発がん性物質と言われるトリハロメタンも同様です。
水道水をそのまま飲んでも健康に影響は全くありませんが、それでも塩素臭が気になったり、不純物をなくして水本来のおいしさを求めたいもの。
塩素の除去には5分以上の沸騰を保つ必要があります。またトリハロメタンについては20分程度の沸騰が必要です。
電気ケトルは沸騰したらすぐ電源が切れるものが多く、塩素やトリハロメタンが完全に抜けるまで沸騰を保てないことがあります。
塩素やトリハロメタンについては後ほど解説していきますが、それ以外の不純物についても浄水器を使えば簡単に取り除くことができます。
浄水器が与えてくれるきれいな水を飲む安心感
塩素や不純物をろ過してくれる浄水器は、より一層安全安心な水を使いたいときにとても心強いものです。
一般社団法人浄水器協会では、浄水器の定義の中で「水道水中の残留塩素およびその他の物質を除去または減少させる機能を有するもの」と機能を定めています。
この定義の中にある「その他の物質」は、要約すると以下の通りです。
- 濁り
- 揮発性有機化合物(総トリハロメタンなど)
- 農薬の一部
- かび臭
- 重金属(溶解性鉛)
水道水の残留塩素の他に、これらの物質の中で何をろ過できる製品なのか、を明確に表示するように定められています。
日本の水道水の安全性は非常に高いため、含まれる不純物について神経質になる必要はありません。けれども、より一層の安心を得るには浄水器は必要です。
特に赤ちゃんのミルクに使う水に浄水器を使う方は多いと思います。大切な赤ちゃんには安全なものをあげたいですよね。
ミルクを作る時に水道水を沸騰させたものを冷まして使っても問題はありませんが、浄水器の水を電気ケトルで沸騰させ、冷ましたものを使った方がより安心でしょう。
浄水器を通した水は塩素が抜けておいしい反面、消毒作用もなくなりますので日持ちはしません。その日のうちには使い切るようにすると安心です。
水道水に含まれるトリハロメタンを取り除ける
水道水に含まれる不純物でも、発がん性物質であるトリハロメタンを取り除きたいと思う方は多いと思います。
トリハロメタンとは水道水の消毒のために用いる塩素と、水に含まれているわずかな有機物が反応してできる物質です。
浄水器のろ過に使われる活性炭は、トリハロメタンを取り除くために効果的です。トリハロメタンについては後ほど解説していきますね。
電気ケトルで沸かした浄水器の水は早めに使う
電気ケトルで浄水器の水を沸かすことの最大のデメリットは、水が日持ちしなくなることです。
水道水に含まれる塩素を取り除くということは、消毒作用も薄れるということです。雑菌が繁殖しやすくなりますので、長期間の保存は避けましょう。
朝沸かした水をその日に使い切る、ということであれば問題ないと思います。一番安心なのは、使うたびに新しい水を入れ、残ったお湯は処分する使い方ですね。
もちろん、定期的に電気ケトル内部を洗って清潔に保つことも必要ですよ。
電気ケトルで浄水器を使わず水道水を使うデメリット
水道水をそのまま電気ケトルに入れて使っていると塩素臭さ、いわゆるカルキ臭がすることがあります。発がん性物質であるトリハロメタンもわずかながら含まれます。
直接水道水を使わない理由としてよく言われるのが、以下の3つの点ではないでしょうか。
- 消毒の塩素臭がすることがあるので浄水器を使いたい
- 水道管の汚れが含まれていて汚いかもしれない
- 水道水を沸騰させると発がん性物質のトリハロメタンが増えると聞いた
電気ケトルに水道水を直接入れると気になる点、ぜひとも解決したいものです。浄水器を使ったら気になる点が解決できますよ。
水道水をそのまま沸かすと塩素臭が気になる
水道水を飲んだとき、塩素臭が気になることはありませんか?これを軽減させる方法は、水道水を沸騰させることなのです。
下記で浄水器を通した水を飲んだ私と友人のエピソードなども、あわせてご紹介します。
塩素は沸騰することで除去できる!時間は約5分
塩素は沸騰させることで取り除くことができます。塩素が抜けるまでの沸騰時間は、おおむね5分ほどとされています。
ご存じの通り、日本の水道水の安全性は非常に高いレベルで保たれています。水道水を直接飲んでもお腹を壊すようなことはありません。
水道水を使うときにちょっと気になるのが塩素臭ですね。消毒のために使用されている塩素濃度は厳しい基準をクリアするように保たれており、一生飲んでも体に害はありません。
ただ、お住まいの地域によってはあの独特の匂いが気になる、ということは確かにあります。私の住む地域もそうで、季節によっては水が匂うな、と思うことも。
電気ケトルは沸騰後すぐに電源が切れるものが多く、その場合塩素臭は十分抜けないことになります。
電気ケトルで沸かしたお湯を飲んでみるとなんだか塩素臭いな、と感じるのことがあるのは、沸騰させただけでは塩素が残っているからです。
浄水器の水で塩素の大半を除去!飲み物を美味しく変化
浄水器を通した水は、塩素の大半を除去してくれます。
水道水から感じる塩素臭は、浄水器の水から感じることはないでしょう。活性炭を始めとするフィルターを通ると、塩素はほとんど除去されてしまうので塩素臭さもなくなります。
私は普段あまり水道水の塩素臭さを意識しないでいたのですが、実際浄水器の水でコーヒーを淹れたときに、香りの立ち方が違ってびっくりしました。
無類のお酒好きの友人は、「浄水器の水で沸かしたお湯だと、お湯割りのお酒がおいしい!」と言っていましたよ♪
水道管の汚れが含まれている可能性がある
水道管や貯水槽の汚れが万が一水道水に含まれていても、浄水器を使えばろ過してくれます。
浄水器は活性炭などでできたフィルターに水を通すことで水をきれいにします。フィルターの種類によって取り除く不純物に違いはあるようです。
水道管って自分では洗わないものですから、汚れやサビが含まれているのでは、と不安になるもの。
水道管の汚れが気になって水道水を直接飲みたくない方には、浄水器は心強い味方です。
水道水を沸騰させると増えるトリハロメタン
水道水にはわずかながらですが、トリハロメタンという有害物質が含まれています。水道水の塩素消毒の過程でフミン質という有機物と反応して作られるのです。
もちろん、日本の水質基準で厳しく規制されていますので、仮に一生水道水だけを飲み続けても通常人体に影響はありません。体内に蓄積される性質の物質でもありません。
トリハロメタンについては各自治体の水道局のHPに記載がありますので、お住まいの地域の水道局のページを見てみると、取られている対策を知ることができますよ。
ただ厄介なのは、沸騰直後5分くらいがトリハロメタンの量が一番多くなるということ。加熱によて化学反応が進むのがその理由です。
トリハロメタンは20分程度沸騰させれば取り除くことはできるのですが、電気ケトルで沸騰した直後に電源が切れるタイプだと完全な除去はできないですよね。
浄水器の活性炭フィルターはトリハロメタンの除去にも効果的ですので、浄水器の水であれば安心して飲むことができます。
長時間の沸騰が保てない電気ケトルでも、浄水器の水を使えばトリハロメタンが増える心配は無用です。
塩素やトリハロメタンの除去はもちろん、全部で19物質の除去に対して効果があります。
お手軽サイズなのに浄水機能はトップレベル!
電気ケトルは浄水器の水がミネラルウォーターより適切
電気ケトルでミネラルウォーターや天然水と表記された水を沸かすことはできますが、1つだけ注意が必要です。
浄水器の中にもミネラル分を水に加える機能を持つものがありますが、その場合も同様です。豊富に含まれるミネラル分が水アカの元になるからです。
水道水や浄水器の水にもミネラル分は含まれますので、どうしても水アカはつくもの。ミネラルウォーターや天然水は、更に水アカになる成分が多いのです。
体に良くておいしいと言われるミネラルウォーターですが、電気ケトルで沸かすことについては浄水器のほうが適していると言えそうです。
電気ケトルにつく水アカはミネラル分が原因
ミネラルウォーターや天然水の中に含まれるミネラル分。これが水アカとなり、電気ケトルに汚れとして残ります。
こびりついた水アカはなかなか頑固で取れにくく、電気ケトルが詰まってしまったり、雑菌が繁殖する原因にもなります。
ミネラルウォーターを電気ケトルで沸かしたからと言ってすぐにケトルが壊れるわけではありませんが、ケトルのお手入れを念入りにする必要はありそうです。
水道水や浄水器の水も、まったく水アカが付かないということはありません。ついてしまった水アカは、次に解説する方法で定期的にきれいにしましょう。
電気ケトルについた水アカはクエン酸でスッキリ
水アカの元は水に含まれるミネラル分は酸に弱い性質があるため、クエン酸でおとすことができます。
水アカは放置しておくと積み重なって白い塊のようになります。こうなるとちょっとやそっとの掃除では落ちません。
そうなる前の日常のお手入れが肝心です。ちょっと白いザラザラが付いたな、と思ったらお手入れしましょう。
- 水道水を電気ケトルの満水のところまで入れる
- 水1Lに対して30g程度のクエン酸を入れて溶かす
- 沸騰させる
- 2時間ほど放置する
- 電気ケトルの中の水を捨て、水道水ですすぐ
実際私も電気ケトルの水アカを落とすためにやってみたんですが、面白いほどきれいになります。クエン酸はホームセンターやドラッグストア、100均でも買えます。
頑固にこびりつく前に定期的にお手入れすれば、ずっときれいなままで電気ケトルを使うことができますね。
他には、電気ケトル専用の洗浄剤も市販されていますので、そういったものを使うのもよいでしょう。使い方は洗剤のパッケージの注意書きに従いましょう。
まとめ
- 電気ケトルで浄水器の水を沸かすことはおすすめの方法
- 電気ケトルで浄水器の水を沸かすと塩素臭が抜けておいしくなる
- 浄水器でトリハロメタンを取り除けるので安心な水が飲める
- 浄水器の水を電気ケトルで沸かしたら早く使い切る必要がある
- ミネラルウォーターを電気ケトルで沸かす場合は水アカができやすい
- できた水アカはクエン酸で落とせる
電気ケトルに浄水器の水を入れて沸かすと、匂いのないおいしい飲み物が楽しめます。赤ちゃんのミルクにもぴったりです。
電気ケトルでお湯を沸かして飲むなら、浄水器を上手に使うのがおすすめです♪
浄水器って高額なイメージありますが、クリンスイのポット型浄水器なら家計の負担になりません。
予備のカートリッジが1本ついてコスパも良し!
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