飾るだけで雰囲気をガラッと変えてくれるドライフラワーは、お部屋のインテリアとして大人気です。
中でもガーベラは和洋問わずにアレンジが可能で、ドライフラワーにすればどんな部屋にもぴったり!
しかしガーベラは水分量が多く、花びらが落ちやすくドライフラワーには向かないと言われています。
せっかくドライフラワーを作るからには、花の形が保てずに失敗してしまうことは避けたいですよね。
実は、難しいと言われるガーベラでも、ぴったりの咲き方の種類を使ったり、アレンジに合わせた作り方をすれば簡単に作ることができるんです!
手作りでドライフラワーにできれば、好みのものを作れていつまでも楽しむことができますよ♪
この記事では、ドライフラワーにするためのガーベラの選び方と作り方、おすすめの飾り方を紹介していきます。
ガーベラの細くて長い花びらを保つには、シリカゲルで乾燥させてドライフラワーにするのもおすすめです。
お祝いでいただいた花や、ガーデニングで咲いた花を色褪せずに綺麗に保存することができますよ。
原型を保ってドライフラワーにできるので、リースやボトルフラワーなどのハンドメイドが趣味の方にもぴったりです。
ドライフラワーの作り方はガーベラでも綺麗にできる!
ガーベラのドライフラワーを作るには、新鮮な生花を使うことや、咲き方の種類、アレンジに合った作り方を選ぶのがポイントです。
ガーベラは花びらの数が多く、細く長い形状になっているのでドライフラワーにするのが難しい花と言われています。
ドライフラワーにすると、ポロポロと花びらが落ちてしまうことが多いようです。
そのため、ガーベラを綺麗にドライフラワーにするための作り方のポイントは3つあります。
- 八重咲きかスパイダー咲きのガーベラを使う
- 綺麗なドライフラワーにするには新鮮な生花を使う
- 作り方はハンギング法とシリカゲル法の2つ
アレンジに合わせて種類や作り方を選ぶと簡単に綺麗なガーベラのドライフラワーを作ることができます。
八重咲きかスパイダー咲きのガーベラを使う
ガーベラでドライフラワーにおすすめの咲き方は、八重咲きとスパイダー咲きと言われています。
同じガーベラでも咲き方に違いがあり、5つの咲き方に分かれています。
- 一重咲き
- 八重咲き
- 変わり咲き
- スパイダー咲き
- カール咲き
基本的には、どんな色や形のガーベラでもドライフラワーにすることができます。
その中でドライフラワーに向いている八重咲きとスパイダー咲きは、この5つの中でも花びらの数が多いのが特徴です。
花びらの数が多いので、ドライフラワーにして花びらが少し落ちてしまっても綺麗な見栄えを保つことができますよ。
八重咲き・・・大きさの異なる細長い花びらがいくつも重なったボリューム感のある咲き方
スパイダー咲き・・・他のガーベラの花びらよりも細長く、蜘蛛の糸のような花びらが特徴の咲き方
また、ガーベラを選ぶときには次のことに気をつけると作りやすいでしょう。
- 花びらに太さや厚みがある
- 花びらの長さが短い
この2つに気を付けて選べば、ドライフラワーにしたときに花びらが落ちてしまうのを防ぐことができます。
綺麗なドライフラワーにするには新鮮な生花を使う
ドライフラワーにするためには、お花屋さんで買ったばかりの新鮮な生花を使うことがポイントです。
新鮮な生花は、花びらの付け根がしっかりしていて、ドライフラワーにしてもその形状を保ちやすいのです。
日にちが経った生花は花びらの付け根がもろく取れやすくなっています。
特に、ドライフラワーにしたときに花びらが取れやすいガーベラの場合は日にちが経ったものは避けた方がいいでしょう。
でも、せっかく生花を買ったのだから生のまま飾って楽しみたい!
そんな方は、1〜2日ほど花瓶に生けて生花としてのガーベラを楽しんだ後にドライフラワーにするのがおすすめです。
生花からドライフラワーにすることで、花への愛おしさも倍増しますよ♪
作り方はハンギング法とシリカゲル法の2つ
ガーベラをドライフラワーにする作り方はハンギング法とシリカゲル法の2つに分かれます。
- シリカゲル法…乾燥剤を使用して花を乾燥させる
- ハンギング法…花を束ねて下向きに吊るす
ガーベラをドライフラワーにするにはこの2つの作り方がおすすめです。
ドライフラワーの作り方として、ドライ・イン・ウォーター法というのもありますが、水分を多く含むガーベラには向かないので避けましょう。
製作方法 | 必要なもの | 特徴 | 仕上がりの色 | 仕上がりの形 |
シリカゲル法 | シリカゲルと保存の容器が必要 | シリカゲルの重みで花びらが落ちやすい | 色褪せるない | 生花のままの形を保つ |
ハンギング法 | 束ねる紐があればできる | 吊るすだけで手間がかからない | 色褪せる | 縮む・花びらがつぼんだ状態になる |
材料さえあれば簡単に作ることができますが、作り方によって仕上がりが全く違ってくるので、好みに合わせて選ぶといいでしょう。
どちらの作り方で作ってもとても素敵な仕上がりになります♪
ドライフラワーの作り方はシリカゲル法だと色褪せない
シリカゲル法の作り方で作ったドライフラワーは、花の歪みや縮みが少なく、色褪せしにくいのが特徴です。
生花のような仕上がりになるので、いつまでも花の色や形を楽しみたい方におすすめの作り方です。
シリカゲル法で作るときに必要なもの
- シリカゲル(粉末状のもの)
- 蓋付きの密閉容器
- ハサミ
- ピンセット
シリカゲルとは乾燥剤のことで、花用のシリカゲルも販売されているので用意しましょう。
花用の粉末状シリカゲルは、100均や花屋、資材店やネット通販などで売っています。
粉末状のものでないと、花びらの隙間に入らずにうまく乾燥できないことがあるので注意してくださいね。
蓋付き密閉容器は、瓶でもタッパーでも可能ですが、花の大きさに合わせたものを用意しましょう。
縦長の密閉容器なら茎ごとドライフラワーにできますし、茎を落として花だけをドライフラワーにしても可愛いですよ♪
シリカゲルは花びらまで埋めてくれる細粒タイプがおすすめです。
ドライフラワー用のシリカゲルは花びらの隙間まで埋めることができる細粒の乾燥剤です。
シリカゲルはフライパンで炒ることで何度も使用できるので、ドライフラワーに興味がある方は持っておくといいでしょう。
シリカゲル法の作り方手順とポイント
- 花の不要な部分(茎など)を切り落とす
- 密閉容器にシリカゲルを敷き、花が容器の真ん中になる深さまで入れる
- 茎を下にして、シリカゲルに花底が少し埋まるように置く。複数の花を一緒に入れる場合は、大きな容器を使って花同士がくっつかないように離して置く
- 花の上や周りに花が見えなくなるまでシリカゲルを優しくかけていく
- 蓋をしっかりと閉めて、日が当たらず湿気の少ない場所で3週間〜1ヶ月ほど置く
ドライフラワーが完成したら、新聞紙などの上にシリカゲルを少しずつ出し、花が半分以上見えたらピンセットで花の根元をつまんで取り出します。
特に、ドライフラワーになったガーベラは壊れやすいので、丁寧に取り出しましょう。
シリカゲル法のポイントは途中で開けないこと!
シリカゲル法で作っていると、途中で気になって容器を開けたくなってしまいますが、完全に水分が抜けるまで開けるのは避けましょう。
乾燥させている途中で花が空気に触れることで、花の色が悪くなる原因になってしまいます。
余裕を持って3週間〜1ヶ月はそのまま置いておきましょう。
シリカゲルを使った作り方では、重さで花びらが取れやすくなるので注意しましょう。
出来上がった段階で花びらが全部取れている、なんて可能性もあり得ますが、ガーベラは花芯や花びらのみ飾っても綺麗なので安心してくださいね。
シリカゲル法で作ったドライフラワーの飾り方おすすめ
シリカゲル法は茎が短く、花顔だけでドライフラワーを作ることが多いので、リースにしたりボックスに入れたりして飾るのがおすすめです。
シリカゲル法は花びらが落ちやすいので花瓶に挿したりスワッグにするよりも固定できる飾り方の方がいいでしょう。
- リースにする
- ボックスに入れて飾る
- グラスに入れて飾る etc.
花びらが落ちてしまっても、花芯のみをグラスなどに入れて飾るのも素敵ですよ♪
シリカゲル法は花の色や形をそのままドライフラワーにできるので大切なお花をいつまでも楽しむことができますね。
ドライフラワーの作り方で簡単なのはハンギング法!
花を束ねて下に向けて吊るすだけでできるハンギング法を使った作り方は、簡単で初心者向けです。
最も一般的なドライフラワーの作り方で、手間がかからずに簡単にできて、出来上がったものをそのまま飾ることができますよ。
花を下に向けて吊るすので、重力の関係で花びらがつぼんだような状態になり、色褪せの度合いが大きいため、アンティークのような仕上がりになるのが特徴です。
ハンギング法は、ドライフラワーらしさを好む方におすすめの作り方です。
ハンギング法で作るときに必要なもの
- 輪ゴム
- 麻紐(リボンなどのひもでも可)
- ハサミ
麻紐は花を吊るすために使うので、リボンなどの紐でも代用できます。
花の雰囲気に合わせて好きな紐で束ねれば、ドライフラワーになった後にそのまま飾れるので簡単でおすすめですよ♪
ハンギング法は、用意するものが少なく、思い立ったらすぐにドライフラワーにできるのは嬉しいですね!
ハンギング法の作り方手順とポイント
- ガーベラを束ねて、輪ゴムで根元をきつく結ぶ
- 輪ゴムの上から麻紐などのひもをきつく巻き付ける
- ひもの端を長めに切って残しておく
- 湿気が少なくて風通しのいいところに干す
外気にあてると花が傷んでしまうので、できれば室内で乾燥してさせるのがいいでしょう。
花びらから水分が抜けてカラカラになったら完成です。
ハンギング法のポイントは形を整えてきつく束ねるだけ
ハンギング法の作り方のポイントは2つあります。
- 花顔が重ならないようにずらして、きつく束ねる
- 形を整えてから乾燥させる
何本か束ねるときには、花顔が重ならないようにややずらして束ねるのがポイントです。
花顔が重なっていると風通しが悪くなるので乾燥に時間がかかります。
また、乾燥させると茎が細くなるので最初に結ぶときにはできるだけきつく結ぶようにしましょう。
ドライフラワーにしたあとに形を整えようとすると花びらが落ちてしまうので、そのまま飾れるように整えてから乾燥させるのがおすすめですよ。
ハンギング法は花を下向きに吊るすので、花びらは下を向いた状態で乾燥します。
生花のようにパッと開いた状態でドライフラワーにすることはできないので注意してくださいね。
ハンギング法で作ったドライフラワーの飾り方おすすめ
ハンギング法で作ったドライフラワーは、長さを生かしてそのまま花瓶に飾ったりスワッグにして飾るのがおすすめです。
また、花束にせずに一輪挿しとしてドライフラワーにして飾るのもいいでしょう。
- 花瓶に飾る
- スワッグにして壁に飾る
- マスキングテープなどでボードに張り付ける
- ハーバリウムにする etc.
ハンギング法の作り方で作るドライフラワーは色褪せ度合いが大きく、アンティークのような雰囲気になるのでインテリアにぴったりですよ♪
素敵なドライフラワーを飾る花瓶にもこだわりたくなりますね。
花びらが落ちてしまっても綺麗に飾れる!
ドライフラワーにしたときに花びらが落ちてしまったら、思い切って全部落として花芯のみを花瓶に飾っても綺麗ですよ。
ドライフラワーにしたガーベラの花芯は、柔らかい質感がナチュラルで、花びらがなくても十分に楽しめます。
花瓶に挿して飾れば、誰も花芯だとは気付かないかもしれません。
花びらが落ちてしまったからといって失敗というわけではなく、飾り方はアレンジ次第で無限大です!
まとめ
- ガーベラでドライフラワーを作るには八重咲きとスパイダー咲きが向いていて、花びらが厚く、細くて長い新鮮な生花を選ぶ
- ガーベラのドライフラワーの作り方はシリカゲル法とハンギング法の2つがおすすめで、飾り方や好みに合わせて選ぶといい
- シリカゲル法は粉末状の乾燥剤を使うのもで、花の歪みや縮みが少なく、色や形をそのままドライフラワーにすることができるが、花びらが落ちやすい
- シリカゲル法で作るときには、シリカゲルに花を埋めて、変色を防ぐため蓋を開けずに3週間以上密閉しておく
- ハンギング法は花を下向きに吊るして乾燥させる作り方で、色褪せの度合いが大きく花が縮んでつぼんだような見た目になる
- ハンギング法で作るときには、花顔をずらして茎をきつく結んで湿気が少なくて風通しのいい室内に吊るして乾かしてカラカラになったら完成
- シリカゲル法で作ったドライフラワーの飾り方はリースにしたりボックスに入れたりして飾ると花びらが落ちにくく綺麗なまま保てる
- ハンギング法で作ったドライフラワーの飾り方は、そのまま花瓶に飾ったりスワッグにしたりするのがおすすめ
- ドライフラワーにしたガーベラは花芯だけで飾っても綺麗なので、途中で花びらが落ちてしまってもアレンジして楽しむことができる
難しいと言われるガーベラのドライフラワーですが、作り方のポイントさえ押さえれば綺麗に作ることができます。
生花とは違った魅力のドライフラワーを自分で手作りできれば、さらに愛着がわきますよ。
お部屋のインテリアとして、お気に入りのガーベラのドライフラワーで彩りを加えてみるのもいいかもしれませんね。
ガーベラの華やかさを残すには細粒タイプのシリカゲルを使った方法でドライフラワーにするのがおすすめです。
美しい花姿のまま保つことができ、お手軽にドライフラワーにすることができると人気のシリカゲルです。
何度でも再生可能で、好きなお花をドライフラワーにしていろんなアレンジを楽しむのもいいですね。
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