子どもをホワイトボードで遊ばせていたら、マーカーが服についたみたいでシミになっちゃった~
ホワイトボードのマーカーが服についた場合、エタノールでの処理が有効ですよ。
子どもってお絵描き大好きですよね。だからこそ簡単に書き消しできるホワイトボードは強い味方です。
しかし、マーカーで服が汚れてしまうと簡単には落とせなさそうだし、エタノールでの正しい処理方法を知らないと、服を傷めてしまうことにもなりかねません。
そこでこれを読めば、服についた場合の正しい落とし方だけでなく、ホワイトボードから消えなくなった汚れの落とし方やマーカーの選び方まで知ることが出来ます。
これであなたも、汚れを気にせずホワイトボードを活用してみましょう♪
お絵描き大好きな子どもにとって、ホワイトボードはもってこい!でも、マーカーのキャップを閉め忘れると服を汚してしまいやすい…。
そんな時こちらの商品ならノック式なので、キャップの紛失や閉め忘れも起こりにくいですよ!
ホワイトボードマーカーが服についたならエタノール!
ホワイトボードマーカーが服についた場合は、エタノールで落とすことができますよ!
ホワイトボードマーカーって書き消しできるから、つい水性なんじゃないかって思われがちですが、実は油性ペンに分類されるんです。
アルコールに、顔料という水や油には溶けない着色用の粉末が溶かされ、さらに剥離剤(はくりざい)という添加物が入っていることで書き消しできる仕組みになっています。
このため、マーカーによる汚れはアルコール汚れということになり、これを落とすために有効なのも実はアルコールなのです。
つまり、アルコールの一種であるエタノールを使うことで落とすことができるという訳なのです。
我が家にも青と赤のホワイトボードマーカーがありますが、ついつい放置していたら、2歳娘が早速パジャマにシミをつけてくれているではありませんか…!
というわけで、服についた場合のシミ落としで効果的だと言われている方法を、実際にやってみることにしました。
家庭では無水か消毒用エタノールが有効
ホワイトボードマーカーのシミを家庭で落としたい場合、無水エタノールか消毒用エタノールでの処理が有効だと言われています。
無水エタノールは薬局やドラッグストアで普通に購入できました。今回私が実際に使用したエタノールはこちらの商品です。
探してもない場合やなかなか手に入らない場合は、手指消毒用のアルコールジェルなどでも代用できます。
除光液での代用もできますが、その場合「プロピレングリコール類含有」のものにしましょう。それ以外のものでは落ちません。
- 無水エタノールか消毒用エタノール
- 汚れてもいいビニール
- 当て布として汚れてもいいタオルか布切れ
- 歯ブラシ
- 食器用洗剤
エタノールを汚れた衣類の目立たないところに少しつけ、衣類の色が変わらないか、傷まないかをチェックしておきましょう。
周りを汚さないためビニールを敷いた上で作業します。その上に汚れてもいいタオルか布切れを置き、服についた部分を裏返し、下に向けて置きます。
エタノールを汚れの裏から少しずつ染み込ませていき、布切れか歯ブラシで優しく叩きながら、インクを下の布に移行させていきます。
再移染防止のため、下の布の位置を変えながら行いましょう。これを何度か繰り返し、インクが染みださなくなってくれば終わりです。
途中で一度すすぎ、インクがどれくらい落ちたか確認してもよいでしょう。
インクがだいたい落ちたら、食器用洗剤をつけてぬるま湯でもみ洗いした後、いつも通りに洗濯しましょう。
今回は2回くらい繰り返し行いましたが、汚れた直後よりは多少薄くなってくれたかな~?というくらいの印象でした。
今回実際にやってみて、やはり服についた場合、完全にきれいには取れないものだなという印象でした。これが家庭で出来る限界値のようです。
また、どんなシミ汚れでも同じですが、やはり時間が経つと落とせなくなる確率は高いので、早めに取り掛かった方が良さそうです。
ただし、ビニールレザーや本革など洋服の種類によっては、落ちない場合もあります。
落ちない場合はクリーニングでシミ抜き処理を依頼する
自宅でのシミ抜き処理でも思うように落ちなかった場合は、クリーニング店というプロにお任せするしかなさそうです。
一般的にシミ抜きの料金は、シミの大きさ、場所、衣類の素材などによって変動し、普通のクリーニング料金に加算されることになります。
特に大事な洋服やお気に入りの服についた場合で、そのようなシミになっていたら…ショックもかなり大きいですよね。
この場合の料金としては、普通のクリーニング代に上記のような条件で変動するシミ抜き料金が上乗せされるようですが、具体的金額はお店によっても変わってくるでしょう。
エタノールを使用することで傷みやすい素材の衣服や、油での処理でないと落ちないようなやっかいなシミの場合、さすがに家庭での処理では無理がありそうです。
クリーニング代は少しかさむかも知れませんが、プロの手に委ねた方が安心ですね。
ホワイトボードからマーカーが消えない時は水拭きを!
ホワイトボードからマーカー跡がなかなか消えない時は、水拭きするか、無水エタノールを含ませた布でふき取ってみましょう。
ホワイトボードマーカーが服についてしまった時の対処法については、前章でご紹介しました。
ここからはマーカー跡がボードから消えなくなった時の対処法について、書き消しできる仕組みや消えなくなる原因も含めてみていきます。
消えなくなったボードには水拭きかエタノール拭きを!
消し忘れでインキの黒ずみが残った場合、ホワイトボード全体を水拭きしてみましょう!
消し忘れによる汚れでも、初期の場合水拭きしてから乾いた布で水分をとるようにすれば、またきれいな状態に戻すことができます。
それでも消えないような汚れが残った場合は、無水エタノールを染み込ませた布で拭き取ってみましょう。そうすれば大抵の黒ずみは取れるはずです。
でも、できればホワイトボードにインキの黒ずみを残したくない!
その場合、最低でも1日の終わりにはボード全体をイレーザーでキレイに消すようにしてみましょう。
すぐに消す、書きっぱなしが消えなくなる原因
書いてすぐに消すことと、書いたまましばらく放置してしまうことが消えなくなる一番の原因であると言えます。
インキがしっかり乾く前なので、逆に汚れが拡がることになり、消えにくくなる要因となってしまいます!必ず10~20秒待ってから消すようにしましょう。
確かに、人は「間違えた!」と思うと、書いた内容をすぐに消してしまいたくなるものです…。
でも、ホワイトボードに書く場合、それは止めるようにしましょう。
前章でも説明したように、ホワイトボードマーカーの仕組みから言うと、消す前は少し待つようにしてほしいところなのです。
書きっぱなしで放置しておくのも、剥離剤まで揮発してしまい、消しづらくなる要因となります。
ホワイトボードなんだから、イレーザーで消せばいつでも消せるんじゃないの!?
そう思われがちなのですが、実は書いてからの長時間放置はNGなのです…。
なぜなら、インキに含まれる剥離剤までもが揮発してしまうことで、フィルム状になった筆記物がボード表面に固着してしまうからです。
このように長時間放置を繰り返すことが、完全に消えないまま上から書くという状態の繰り返しとなり、次第にホワイトボード全体の黒ずみの原因となっていくのです。
ホワイトボードマーカーは剥離剤効果で書き消しできる
ホワイトボードマーカーが書き消しできるのは、剥離剤が含まれているからです。
具体的には下記の4種類の成分が順番に働くことにより、書き消しできるようになっているのです。
- アルコール
- 水や油には溶けない着色用の粉末で黒や赤などマーカーの色となるもの(顔料)
- 樹脂(接着剤の役目をする)
- 剥離剤
書き消しできる仕組みを順番に説明すると、次の通りです。
①~④の成分が混ざり合った状態で、すぐにホワイトボード表面に付着します。
①のアルコールが揮発し始めます。
③の樹脂が②の顔料をつなぐ働きをすることで、連続したフィルム状のシートにしていきます。これが文字や線といった筆記物になります。
④の剥離剤が、ホワイトボード表面と筆記物のすき間に入り込むことにより、イレーザー(白板消し)で簡単に消せる働きをします。
マーカーで書いてから、上記4ステップが完了するまでにはだいたい10~20秒かかるといわれています。
そのため、この間を待たずに筆記物を消してしまうと、インキが乾いておらずボード面に汚れが拡がる原因となってしまいます。
書いた絵や文字を水に浮かせて遊ぼう!
実は、上記の剥離剤効果を利用して、ホワイトボードマーカーで書いた文字を水に浮かべて遊ぶことができるのです!
これも実際にやってみたところ、私の2歳と6歳の子どもたちも喜んでいました!
- アルミホイル
- ホワイトボードマーカー
- ボウルなどの容器
アルミホイルにホワイトボードマーカーで好きな絵や文字を書き、中をしっかり塗りつぶしましょう。この時絵が乾くまで30秒ほど待ちます。
容器に張った水の中に、書いた絵をそ~っと、アルミホイルの端から入れていき、完全に絵が離れたらアルミホイルを引き上げます。
書いた絵が水にプカプカ浮いてくれたら大成功!
ちなみに私は、これをお風呂でやってみようと思ったのですが、お風呂は水面の揺れもあってすぐにぐしゃぐしゃになるし、お湯だとアルミホイルから上手く剥がれないようでした。
そのため私は、洗面台に水を張って行うと上手くできました!洗面器など大きめの容器を使って、静かにそっとやってみるのがコツですよ。
ホワイトボードマーカーでおすすめは中字のノック式
ホワイトボードマーカーを選ぶ際におすすめなのが、中字で詰め替え可能なノック式のものです。
- 芯の太さで選ぶ
- タイプと詰め替え可能かどうかで選ぶ
- 色の種類で選ぶ
ここまで服についた場合や、ボードから消えなくなった場合の落とし方についてみてきました。
ここからは、ホワイトボードマーカーを選ぶとき、どんなポイントに気を付けて選んでいけば良いのか、上記3つのポイント別におすすめについて説明していきたいと思います。
芯の太さで選ぶなら目安は中字
芯の太さで選ぶ場合、おすすめは中字のマーカーです。
太さを選ぶ基準としては、ボードの横いっぱいに20文字ほど書いた場合の読みやすさで判断すると良いと言われています。
ホワイトボードマーカーの芯の太さには、一般的に細字、中字、太字の3種類があります。
目安として、伝言用などの小型ボードなら細~中字、会議室に置かれているような大型ボードなら中字~太字が適切であると言えるでしょう。
タイプ別で選ぶなら詰め替え可能なノック式
タイプ別では、インク補充ができる詰め替え可能なもので、キャップ閉め忘れの心配もないノック式のものがおすすめです。
まず、マーカーのインク貯蔵法の種類ですが、中綿式と直液式の2種類があります。
- 中綿式
- 軸内にインクを含んだ綿が詰まっているもので、ここからペン先にインクが伝わって書けるような仕組み。
- 直液式
- 液体のインクが直接軸内に入っているもの。価格は高めだが、インクを最後まで使い切れるのがメリット。
直液式のもので、インク残量が見えるようなパッケージになっている製品であれば、捨てどきのタイミングも判断がしやすいと言えます。
安価なものは使い切りタイプのものが多いですが、エコやコスパの面を考えると、やはりインク補充ができるタイプの方が良いでしょう。
軸内部を取り替えるカートリッジ式や、直液式のものであれば替えインクボトルから注ぎ込むタイプのものなど、詰め替え方法もさまざまです。
あと、ホワイトボードマーカーってキャップを閉め忘れると、すぐかすれやすくなっちゃうのよね~。
そうですね~。特にすぐに溶剤が揮発してしまうような作りになっているので、まさに使っていてあるあるの事象と言えるでしょう。
そんなとき、ワンノックでペン先の出し入れも簡単なノック式マーカーがおすすめなのです!
キャップの閉め忘れがないだけでなく、ペン先がシャッター機構による収納になっているため、インクの揮発もしっかり防いでくれます。
小さなお子さまが使う時でも、キャップをなくしたり、閉め忘れて周りを汚してしまったりする心配が減りそうですよね!
そして、マーカーを置いておく時は必ず横置きにするようにしましょう!
縦置きにしてしまうと、インクの色成分である顔料が、ペン先に沈殿して目詰まりを起こしてしまいやすく、かすれの原因となるためです。
ちなみに、こちらの商品ならノック式なので、キャップ閉め忘れの心配なしです!
ワンノックですぐに書き出すことができますし、詰め替え式なので長く使えますよ。
多彩なカラーもあるので用途に応じて選択を
ホワイトボードマーカーには多彩なカラー展開がされているものもあるため、用途によっては色の種類で選ぶのもおすすめです。
定番カラーに好きな色をプラスしたい場合は単品売りで選び、より多くのカラーを使いたい場合は、あらかじめ人気色がセットになった商品もあるのでおすすめです。
ホワイトボードのマーカーと言えば、一般的には黒、赤、青と言ったイメージが大きいですよね。
単に文字を書くだけの場合なら、その3色だけでも十分なのですが、お店のメニューボードやお祝いのためのメッセージボードとして活用する場合には彩りが必要です。
カラフルなイラストを描きたい場合は、定番の3色だけで描くよりも、複数色のマーカーを使った方が格段に華やかになること間違いなし♪
定番カラーの3色以外で選ぶなら、ピンクやグリーンの発色がきれいなのでおすすめです。また蛍光色のマーカーであればポップな印象を与えることもできますよ。
まとめ
- ホワイトボードマーカーが服についた場合、無水エタノールか消毒用エタノールでの処理が有効
- ただし、ビニールレザーや本革など洋服の種類によっては落ちない場合もあり、服についた時は時間が経つと落とせなくなってしまうため早めに取り掛かる
- 服についたマーカーのシミが自宅での処理で落ちなかった場合、お金はかかるがクリーニング店に任せた方が安心な場合もある
- その際の料金は、シミの大きさ、場所、衣類の素材などによって変動し、普通のクリーニング料金に加算される
- ホワイトボードからマーカー跡が消えない時は、水拭きするか、無水エタノールを含ませた布で拭きとる
- ホワイトボードマーカーが書き消しできるのは剥離剤効果なので、書いてすぐには消さず、10~20秒待ってから消すようにする
- 書いたまま長時間放置してしまうと、インキに含まれる剥離剤が揮発し、筆記物がボード表面に固着してしまうため消えにくくなってしまう
- 消し忘れによるインキの黒ずみが残った場合、ホワイトボード全体を水拭きしてから乾いた布で水分をとるようにすればきれいな状態に戻せる
- マーカーの剥離剤効果を利用すれば、書いた文字を水に浮かべて遊ぶこともできる
- ホワイトボードマーカーを選ぶ時のおすすめは、中字でインク詰め替え可能なノック式のものであれば、キャップの紛失や周囲を汚す心配がない
- 一般的には黒、赤、青と言ったイメージが大きいが、多彩なカラー展開がされているものもあるため、用途によって色の種類で選ぶのもおすすめ
ホワイトボードマーカーに限らず、マーカーやマジックで服が汚れてしまうと焦ってしまうし、ショックも大きいものです…。
完全には落とせないかも知れませんが、家庭でも落とすことができる方法を知っているだけでも、安心してホワイトボードを活用することができるのではないでしょうか。
この記事がホワイトボード活用の一助になれれば幸いです♪
ホワイトボードマーカーはこちらのようなノック式を選ぶことで、服が汚れる心配を少しでも減らしましょう。
キャップを紛失してペン先がダメになってしまうリスクも減りますよ。
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