そろそろまな板を買い替えようかな
ところで、まな板ってどうやってゴミに出すの?
ほとんどの人は、まな板を買い替える頻度はあまり高くないでしょう。
まな板のゴミの出し方は、自治体で異なるので注意が必要です。多くは可燃ゴミですが、素材によっては不燃ゴミ、一定の大きさを超えると粗大ゴミになる場合も!
しかも、木のまな板であれば再生することもできちゃいます。ゴミに出すのはまだ早いですよ!
もしかしたら、1度もゴミに出したことがない人もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、まな板のゴミの出し方についてじっくりと解説します。
出し方が不安な人は、これを読んで是非参考にしてみて下さい!
まな板のゴミの出し方は材質や自治体によって異なる
ほとんどの自治体では、まな板は「可燃ゴミ」の扱いになっています。ただし、材質や大きさによって出し方が違う場合があるので、注意が必要です。
- 木:可燃ゴミ
- プラスチック:可燃ゴミ、不燃ゴミ、その他のゴミ
- ゴム:可燃ゴミ、不燃ゴミ、その他のゴミ
※プラスチック、ゴムは自治体で異なる
家庭用のまな板は、この3つの材質が多いのではないでしょうか。詳しく説明しますね。
木のまな板は可燃ゴミとして出す
木のまな板は、ほとんどの地域で可燃ゴミです。指定の袋に入れて、他のゴミと一緒に出しましょう。
プラスチックやゴムのまな板は自治体ごとに出し方が違う
プラスチックとゴムのまな板は、可燃ゴミ、不燃ゴミやその他のゴミなど、自治体によって分かれます。
まずは、お住まいの自治体でどの出し方で出せば良いか確認をしましょう。
その後は、指定のゴミ袋に入れて収集日に出せばOKです。
注意しなければならないのが、材質に関わらず「一辺が30cm(または50cm)を超えると粗大ゴミ」になるケースです。
粗大ゴミを捨てるには、自治体の粗大ゴミ受付センターへ予約申し込みし、指定の粗大ゴミシールの購入が必要になります。
受付は、市役所や町役場で行っていることが多いので、一度確認してみましょう。
大きなまな板を使っている方は少ないかもしれませんが、粗大ゴミの出し方は覚えておいて損はないと思います。
他の大きなゴミも粗大ゴミなら出し方は同じだものね。覚えておくよ!
私の住んでいる地域では、材質に関係なくまな板は「可燃ゴミ」でした。
しかし、木のまな板以外は全て「不燃ゴミ」としている自治体もあります。
「まな板 ゴミ 〇〇(住んでいる地域)」と検索すれば、ピンポイントでゴミの分別ページを表示してくれますよ!
まな板のゴミの分別が異なる5都市をご紹介
まな板は各自治体でどのような分別になっているのでしょうか?例として5都市をご紹介します。
名古屋市は全て可燃ゴミ、札幌市では可燃やせるゴミ、燃やせないゴミ、大型ゴミに分かれるなど、自治体ごとに違いがありました。
まな板以外のゴミにも応用できるので、参考にしてみて下さい。分別の詳しい方法も解説していきます!
※自治体ごとに分別の名称が違いますので、ご注意ください。
1.札幌市
- まな板(木、プラ)…燃やせるゴミ
- まな板(木、プラ以外)…燃やせないゴミ
- 指定ゴミ袋に入らないものは大型ゴミ
分別 | 出し方 | 収集日 |
燃やせるゴミ | 指定ゴミ袋に入れ、 指定時間までにゴミ ステーションへ | 週2回 |
燃やせないゴミ | 燃やせるゴミと同じ | 4週間に1回 |
大型ゴミ | 大型ゴミ収集センターへ事前申し込みし、 玄関前などの指定された場所にだす | 予約制 |
燃やせないゴミの収集日は、4週間に1回しかありません。収集日の確認は必須ですね。
2.八王子市
- まな板(木、プラ、ゴム)…可燃ゴミ
- 指定ゴミ袋に入らなければ粗大ゴミ
分別 | 出し方 | 収集日 |
可燃ゴミ | 指定ゴミ袋に入れて 自宅前に出す | 週2回 |
粗大ゴミ | 収集を依頼するか、 清掃工場へ持ち込む | 予約制 |
八王子市でも一般的なまな板の材質である木、プラスチック、ゴムは可燃ゴミです。
3.名古屋市
- まな板(木、プラ、ゴム)…可燃ゴミ
- 30cm角を超えても可燃ゴミでOK
分別 | 出し方 | 収集日 |
可燃ゴミ | 指定ゴミ袋に入れて 自宅前に出す | 週2回 |
名古屋市では、基本的にまな板は全て可燃ゴミです。もし、ガラスなど特殊な素材を使っている場合は問い合わせましょう。
通常は大きさが30cm角を超えると粗大ゴミですが、まな板に関しては可燃ゴミに分別でOKです。
4.大阪市
- まな板(木、プラ、ゴム)…普通ゴミ
- 最大の辺または径が30センチメートルを超えると粗大ゴミ
分別 | 出し方 | 収集日 |
普通ゴミ | 中身の見える袋に入れ 指定場所に出す | 週2回 |
粗大ゴミ | 受付センターへ事前 申し込み 手数料券を購入して、 指定日に貼って出す | 予約制 |
大阪市でも、木、プラスチック、ゴムは普通ゴミ(可燃ゴミ)です。大きなサイズになると粗大ゴミになります。
大阪市は指定ゴミ袋がないので、中身の見える袋を使いましょう。
5.広島市
- まな板(木)…可燃ゴミ
- まな板(プラ・ゴム)…その他プラ
- 最長の辺の長さか最大径が30cm以上のものは大型ゴミ
分別 | 出し方 | 収集日 |
可燃ゴミ | 丈夫な紙袋または ポリ袋に入れる | 週2回 |
その他 プラ | 透明または半透明の ポリ袋に入れて出す | 月2回 |
大型ゴミ | 大型ゴミ受付センター へ事前予約・納付券の 購入が必要 | 予約制 |
広島市は、プラスチックとゴムは「その他プラ」へ分別でした。
5都市をご紹介しましたが、そのうち3都市がまな板を可燃ゴミへ分別するようです。
可燃ゴミは、週2回収集の場合が多いので、ゴミに出しやすくて助かりますね。
ほとんどで可燃ゴミだし、とりあえず可燃に出せばいいか。東京なら大丈夫でしょ。
ストップ!その考えは危険ですよ。都市部の全てが可燃ゴミに分別ではありませんでしたよね。
では、番外編として5都市とも異なる自治体を紹介します。
【番外編】東京都渋谷区
- まな板(木・ゴム)…可燃ゴミ
- まな板(プラ)…資源
- 一辺の長さが30cmを超えるものは粗大ゴミ
分別 | 出し方 | 収集日 |
可燃ゴミ | 中身の見える袋に入れ 指定日に出す | 週2回 |
資源 | 可燃ゴミと同じ | 週1回 |
粗大ゴミ | 粗大ゴミ受付センターへ 事前予約と納付券の購入が必要 | 予約制 |
渋谷区では、ゴミ削減のためプラスチックを「資源」として回収しています。※2022年7月1日~
渋谷区にお住まいの人で、詳しく知りたい場合は区のホームページに説明コーナーがありますよ。
面倒だからと全て可燃ゴミに出すと回収されない場合も。必ず事前に確認しましょう。
まな板に限らず、ゴミの分別に迷った時「まずは住んでいる自治体ではどうかを調べる」という癖を身に着けたいですね。
【補足】プラスチックを可燃ゴミにする理由
私の地元では子どもの頃、プラスチック製品は不燃ゴミでした。
数年前、全て可燃ゴミになったので「全部燃えるの?」と驚いたことを覚えています。
そういえば、何度か引っ越しをして思ったけどプラスチックが可燃の所は多い気がする
近年、焼却技術が向上し、ゴミ処理施設を新設する自治体が増えました。
有害物質を出さず安全に焼却ができるようになったので、プラスチック製品を可燃ゴミとして処理しています。
また、焼却時の熱エネルギーを使って発電し、それを自治体施設の運用に再利用もできるのです。
不燃ゴミの埋め立て処分場には限りがあります。それならば焼却し他に活用した方が環境に良い、という考えが広まっていったのです。
渋谷区では、その運用と同時にプラスチックを資源にすることで、更に環境に優しい街づくりを目指しているということですね。
環境のためにも、ルールを守ったゴミの分別を心がけましょう♪
まな板はゴミにせず再生できる!木製は削り直そう
「包丁の刃当たりが良い」「弾力があるので手や腕が疲れづらい」「切った時の音が好き」など、今も根強い人気がある木のまな板。
実は、木のまな板は再生が可能です。削り直しという方法を使えば、綺麗に蘇らせることができちゃいます。
でも黒ずみがヒドイと無理でしょ…次のゴミの日に捨てなきゃ
ちょっと待って下さい。すぐゴミに出してしまうのはもったいないですよ~!
これはもう使えない…そう考える前に、まずはこれからご紹介する方法を試してみませんか?
木のまな板は削り直しで蘇る
木のまな板は、黒ずんだ部分やカビの生えた所を切り落とし、表面をカンナで削り出せば綺麗に再生できます。
かなり汚く見えても、実際に使っている木の部分はほんの数ミリだけなのです。
- 黒ずみ
- カビ
- 反り
- へこみ
表面に黒ずみやカビが生えたら、まずは削り直しを検討しましょう。
ただし、少しの包丁傷などであれば、すぐに削り直しをしなくても大丈夫です。
削り直しをするとまた板は薄くなっていくので、ある程度厚みがないと削り直しができません。
お気に入りのまな板は、少しでも長く使いたいですよね。是非気をつけてほしいポイントです。
また、「食材が切れなくなってきたな」と感じたら、包丁の切れ味が悪くなったのではなく、まな板がへこんでいる場合があります。
まな板を横から見て、へこみがないか確認してみましょう。
まな板の削り直し専門サービスを使おう
削り直しなんて自分じゃできないよ
そんな不安な人でも大丈夫。木のまな板の削り直しは、専門のサービスに依頼できます!
まな板専門店では削り直しを行っている所が多いので、まずは購入店に問い合わせてみましょう。
問い合わせが難しい場合は、購入問わず、削り直しサービスを受け付けているお店もあるので、そちらを利用するといいですよ。
宅配便を使って、全国どこからでも依頼できるお店があります。
お店によって受付方法は違いますが、自宅で梱包して宅配便に出すだけなので、簡単ですよ。
依頼する前の主な注意点をまとめてみました。お家にあるまな板は、以下に当てはまらないかチェックしてみましょう。
- まな板に厚みはあるか
- 大きさが30cm以下か
- 大きな亀裂が入っていないか
- 腐食していないか
この他にも、まな板の状態や特殊な加工がされているものなど、削り直しが難しい場合があります。サービス店の注意事項をよく確認して下さいね。
依頼できるかな?と迷った時は、じゃんじゃん質問しちゃいましょう。
「木のまな板はお手入れが難しい」とプラスチックやゴムのまな板を使っている人が多いと思いますが、削り直しをすれば何度も再生でき、10年以上使うことも可能です。
こだわりの逸品を使えば、お料理もより楽しくなりそうですね!
使い続けることによって、ゴミの削減にも繋がる木のまな板。使ったことがない人は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- まな板は、ほとんどの自治体で可燃ゴミだが、材質によって違う出し方の場合もある
- 木のまな板は、ほぼ可燃ゴミ
- プラスチック、ゴムのまな板は不燃やその他の出し方の自治体がある
- 大きなサイズのまな板は、粗大ゴミになる
- 5都市を比較したが、そのうち3都市はまな板を可燃ゴミに分別する
- 渋谷区はプラスチックまな板を「資源」としている
- プラスチックが可燃ゴミの自治体が多いのは、安全に燃やす焼却炉ができたから
- 木のまな板は削り直しで再生ができる
- 削り直しは専門サービスを使うと簡単に綺麗になる
可燃ゴミの自治体が多いですが、中にはプラスチックゴミや資源となる場合もあるので、必ず確認しましょう。
木のまな板であれば再生可能なので、まずはまな板の状態をよく見てみると良いですね。
以上、まな板のゴミの出し方を解説しました!
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