ミルクにミネラルウォーターはそのままでOK!正しい選び方をご紹介

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赤ちゃんのミルクを作る時にミネラルウォーターが使えたら便利だけど…そのまま使っていいの?

赤ちゃんのミルクを作る時は、ミネラルウォーターをそのまま使うことができます!ただしミネラルの少ない軟水を選ぶと言うことがとても重要です。

湯冷ましや外出時にミルクを作る際に、コンビニなどで手軽に買えるミネラルウォーターが使えたらとても便利ですよね。数時間おきにやってくるミルク作りを、少しでも楽にしたいものです。

しかしいくら便利なものでも、正しく安全なものを選ばなければ、赤ちゃんの体に悪影響が出てしまう恐れがあります。

この記事ではミルクにそのまま使うことのできるミネラルウォーターの正しい選び方をご紹介します。

安全に使えて、手軽に買える商品もまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

目次

ミルクにミネラルウォーターをそのまま使うなら軟水を

赤ちゃんのミルクにそのまま使いたい場合は、軟水のミネラルウォーターを選ぶようにしましょう。

ミネラルウォーターにはナトリウムやカリウムといったミネラルがたくさん含まれています。

ミネラルは体にとって必要な栄養素ですが、内臓が未発達の赤ちゃんはミネラルを過剰に摂取してしまうと、胃や腸の負担となり下痢を起こしてしまう事があります。

そのためミネラルが少ない軟水であれば、赤ちゃんに負担をかけず、ミルクにそのまま使う事ができるのです。

では、一般的に売られているミネラルウォーターにはどんな種類があるのでしょうか。

赤ちゃんのためにも、ミルクにそのまま使えるミネラルウォーターを正しく選ぶ事が重要です。

水は硬度が重要!軟水と硬水に分けられる

ミネラルウォーターには種類があり、水の硬度によって軟水と硬水に分けられます。

硬度とは、水1リットルあたりに含まれるカルシウムやマグネシウムの量で、WHO(世界保健機関)が定める基準によって以下のように決まっています。

区分硬度
軟水0〜60mg/ℓ 未満
中程度の軟水60〜120mg/ℓ未満
硬水120〜180mg/ℓ未満
非常な硬水180mg/ℓ以上

日本では一般的に、0〜100mg/ℓを軟水、101〜300mg/ℓを中硬水、301mg/ℓ以上を硬水に分けられています。

見た目は同じですが、水にも風味があり、軟水は口当たりが軽く、硬水は重さがありしっかりした飲みごたえがあるのが特徴です。

ヨーロッパでは硬水が多く、日本で湧き出ている水に多いのが軟水です。

赤ちゃんに適しているのは硬度0〜60mg/ℓ未満の軟水

赤ちゃんのミルクを作る時や水分補給としてミネラルウォーターをそのまま飲ませたい時は、硬度60mg/ℓ未満の軟水を選ぶようにしましょう。

日本の粉ミルクは、赤ちゃんに必要なミネラルをそれだけで十分摂取できるように考えて作られています。

そのためミネラルの多い水(硬度が高い水)で調乳してしまうと、赤ちゃんにとって過剰にミネラルを摂取してしまう事になるため、なるべく硬度の低い軟水を選んで使うのが良いでしょう。

純水であればどんなものでもOK

軟水のミネラルウォーターを選ぶのが少し不安な人は、まず純水と言われる水を選ぶと安心です。

純水とは不純物が少なく、純度の高い水のことで、カルシウムやマグネシウムのようなミネラルも一切含まれていません。薬局に売られている精製水も、この純水の一種になります。

純水は赤ちゃんのミルクでそのまま使えるものとして、多くのベビー用品店で販売されています。

これを選べば余分なものが入っていないので、初心者の人には特におすすめですよ。

ベビー用品店で手に入る純水をいくつかまとめてみました。

Pigeon(ピジョン)ピュアウォーター
WaKODO(アサヒ和光堂)ベビーのじかん 赤ちゃんの純水
赤ちゃん本舗オリジナル赤ちゃんの純水
スマートエンジェル(西松屋)赤ちゃん用純水
森永乳業やさしい赤ちゃんの水

アカチャンホンポや西松屋では、オンラインでも購入が可能です。店舗に行くと、500mlと2Lのペットボトル両方が店頭に並んでいたので、使う場面に合わせて大きさも選ぶ事ができそうです。

不純物の少ない純水は空気に触れてしまうと劣化も早いため、ペットボトルを一度開封したら早めに使い切るようにしましょう!

ミルクにミネラルウォーターはいろはすでもOK!

ミネラルウォーターの中でも、比較的手に入りやすいいろはすは、赤ちゃんにやさしい軟水なのでミルクにそのまま使う事ができます。

いろはすの公式ホームページでも、赤ちゃんのミルク作りとして推奨されているため、安心して使う事ができますよ!

いろはす以外のミネラルウォーターでは、どんな物が使えるの?

いろはす以外にもミルクに使える軟水のミネラルウォーターはたくさんあります。

コンビニやスーパーで買えるミネラルウォーターは、どんな物がミルクにそのまま使えるのか、調べたものをまとめてみました。

コンビニなどで買える軟水のミネラルウォーター一覧

コンビニやスーパーで買えるミネラルウォーターは数え切れないほどたくさんあります。

その中でも特によく店頭に並んでいる商品を以下にまとめてみました。

商品名(メーカー)硬度(mg/ℓ)
いろはす(コカコーラ )※採水地による27mg
天然水 北アルプス(サントリー)約10mg
天然水 南アルプス(サントリー)約30mg
天然水 奥大山(サントリー)約20mg
天然水 阿蘇(サントリー)約80mg
おいしい水 天然水 富士山(アサヒ)約30mg
おいしい水 天然水 六甲(アサヒ)約40mg
磨かれて、澄みきった日本の水 信州(伊藤園)21mg
磨かれて、澄みきった日本の水 島根(伊藤園)83mg
クリスタルガイザー(大塚食品)38mg
天然水(ローソンオリジナル)※採水地による53mg
長野県安曇野の天然水(ファミリーマート)※採水地による30mg
軟水のミネラルウォーター一覧

日本の有名メーカーから出ているミネラルウォーターは、ほとんど硬度の低い軟水でした。

これなら安心して赤ちゃんのミルクにそのまま使う事ができますね!

しかし同じ商品でも、採水地によって硬度が異なるものもあります。

60mg以上の硬度のあるミネラルウォーターは、ミルクには適していないめ注意が必要です。

採水地は主に富士山、南アルプス、北アルプスと分けられ、味わいにも変化があるようです。

実際に購入の際はラベルで硬度をきちんと確認した方が良さそうです。

日本のミネラルウォーターの生産量1位は山梨県

日本では「富士山」や「南アルプス」のミネラルウォーターが有名です。これらの山があるのが山梨県です。

南アルプスで採水された水は硬度30mg前後で、まろやかでスッキリした味わいが特徴の軟水です。

反対に北アルプスでは岐阜県が採水地として有名ですが、硬度は20〜90mgと採水地によって差があり、味わいも違ってきます。

生産量が多いのは山梨に次いで静岡県

富士山がある静岡県も生産量が多くて有名です。健康や美容効果が高く、水の硬度は30〜90mgと南アルプスよりはやや高めですが、こちらもスッキリした味わいで飲みやすい軟水です。

ウォーターサーバーの水はメーカーに確認してから使う

最近ではウォーターサーバーがあるご家庭も増えてきました。また赤ちゃん用にこれから買う予定の人もいるかと思います。

ウォーターサーバーで扱う水には主に、天然水・ミネラルウォーター・RO水の3種類がありますが、赤ちゃんのミルクに使うならRO水のウォーターサーバーが良いでしょう。

RO水とは特殊なフィルターでろ過した水で、不純物を除去した純水に近い水なので、赤ちゃんにも安心です。

ミネラルウォーターでも使うことは可能ですが、しっかりと硬度を確認し、軟水であれば使うこともできそうです。

いずれにしても、赤ちゃんのミルクに使っても良い水なのかは、しっかりとウォーターサーバーのメーカーに確認をすることが重要です。

スーパーや薬局でもらえる水は避けたほうが良い

スーパーや薬局などでもらえる水はミルクに使えるのか、その安全性が気になりますよね。

最初にボトルを購入して、専用のサーバーで水を汲めるサービスが一般的ですが、ここで使われている水は、純水やアルカリイオン水を使用していることが多いようです。

純水と表記されている物であればミルクにも使用することができますが、マシンメンテナンスがどのくらい行き届いているのかが不明なため、絶対に安全とは言い切れません。

衛生面を考えたら、赤ちゃんのミルク作りには使用しない方が良さそうです。

ミルクのミネラルウォーターは沸騰する手間もいらない

ミルクを作る時にミネラルウォーターは沸騰させた方がいいの?

ミネラルウォーターはそのまま使用しても安全性には全く問題がないため、わざわざ沸騰させる手間も必要ありませんよ!

通常水を沸騰させると殺菌効果が期待できるので、飲む場合は一度沸かすと安全性が高まると言われています。

しかしミネラルウォーターは沸騰させてもミネラルの成分が消えることはないため、ミルクを作る場合に沸かすメリットはあまりないと言えます。

もともと日本で販売されているミネラルウォーターは、ほとんど加熱処理がされている状態なので不純物もほぼありません。

水道水の場合は必ず沸騰させてから使う

日本の水道水は厳しい水質基準をクリアしているため、そのまま飲んでも体に影響はありませんが、未熟な赤ちゃんにとっては微量の菌も体の負担となってしまいます。

水道水を消毒するための塩素やトリハロメタンという物質が含まれており、これらを除去するために水道水は10分以上沸騰させなければいけません。

こうして殺菌処理をきちんと行った水道水であれば、赤ちゃんのミルクに使う事ができます。

日本の粉ミルクは、日本の水道水で作ることを想定して作られています。水道水で作ることによって、母乳に一番近い状態になるそうです。

まとめ

  • 赤ちゃんのミルク作りにそのまま使う場合は、軟水のミネラルウォーターを選ぶようにする
  • 水には硬水と軟水があり、ミルクにそのまま使える軟水のミネラルウォーターの目安は、硬度が0〜60mg/ℓ未満のもの
  • ミネラルは内臓が未発達の赤ちゃんにとって胃や腸の負担となってしまい、下痢を起こしてしまう事があるため、ミネラルが少ない軟水ならミルクにそのまま使う事ができる
  • ベビー用品店で買える純水であればミネラルは一切含まれていないためミルク作りには使いやすい
  • コンビニなどで手軽に買えるいろはすは軟水のミネラルウォーターのため、そのままミルクに使える
  • 日本で売られているミネラルウォーターはほとんどが軟水だが、採水地によって若干硬度が異なるためラベルをよく確認すると良い
  • 他にもウォーターサーバーの水ならRO水が使えて、スーパーで無料でもらえる水は衛生的にミルクには使用しない方が良い
  • ミネラルは沸騰させても成分が変わらないため、煮沸させて使う必要はない
  • 日本で販売されているミネラルウォーターは加熱処理がされていて安全なため、沸騰させずにそのまま使える

ミルクに使えるミネラルウォーターを選ぶ時は、軟水であるかどうかがとても重要です。

ペットボトルであればラベルに水の硬度が記載されているので、赤ちゃんの体のために安全なものを選ぶようにしましょう。

便利なものを活用して、少しでも育児やミルク作りが楽にできたら嬉しいですね!

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