子供の工作でとっておいたのにへこんでしまった!なんてことありますよね。
落としたときの衝撃や気圧の変化によって、ペットボトルの体積が減ってへこみができてしまうようです。
菜箸などの長いものでへこみを直すこともできますが、完全に元通りに!となるとかなりの労力が必要ですよね。
実はペットボトルにお湯を入れるだけで、簡単にへこみを直すことができますよ。
2つのペットボトルをくっつけて、空気を送り込むことでへこみを直す方法もあります。
どちらもペットボトル内の体積を増やすことで、へこみが直るという仕組みになっています。
この記事を読んで楽しく簡単な方法でへこみを直せば、ペットボトルが綺麗な状態になって、また使うことができますよ。
ペットボトルのへこみの直し方は?
ペットボトルのへこみの直し方は2つあります。お湯を使う方法ともう1つペットボトルを使う方法、どちらも簡単で楽しく直すことができますよ。
- ペットボトルの中にお湯を入れる
- ペットボトルに空気を送り込む
それぞれの方法を詳しくご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
ペットボトルの中にお湯を入れる
- ペットボトルに半分くらいお湯を入れてふたをする
- へこみがなくなったらお湯を捨てる
ペットボトルの中の空気を温めて膨張させて体積を増やす、という直し方です。
ポイント
- お湯は半分だけ入れる
- お湯の温度は40℃くらい
- へこみが直ったらすぐにお湯を捨てる
お湯を入れる目的は水蒸気でペットボトルの中の空気を温めることなので、満タンまでお湯を入れないようにしてください!
そしてふたを開けっぱなしにしてしまうと温かい空気が外に逃げてしまうので忘れずにふたを閉めましょう!
ペットボトル本体の耐熱温度は50~60℃と言われています。お湯が熱すぎてしまうとペットボトル自体が変形してしまうので、40℃くらいがベストです。
中のお湯を放置してしまうと当たり前ですがやがて冷えて水になります。そうするとせっかく温めたペットボトルの中の空気が冷えてまたへこんでしまうので、直った時点でお湯は捨ててください。
THE実験!という直し方です。時間ごとの変化も見ることができ楽しくできそうですね♪
ペットボトルに空気を送り込む
- へこみがあるものとは別にペットボトルを用意し、2つの口同士を合わせてテープで固定する
- 別で用意した方のペットボトルを思いっきり押してへこみのあるペットボトルに空気を送り込む
ペットボトルに空気を送り込んで体積を増やす、という直し方です。
この直し方のポイントは、ペットボトルをつなぐ際隙間なくしっかりテープを巻くことです。
ペットボトル同士に隙間があると空気が漏れてしまい充分に空気が送り込めない可能性があります。しっかり巻いて空気が漏れないようにしましょう。
実験というよりは工作に近い感じですね。小さなお子さんでも楽しみながら直しことができますね。
ペットボトルのへこみの原因は衝撃や体積の減少
そもそもなぜペットボトルはへこんでしまうのでしょうか。
外からの衝撃や体積の減少が原因となり、へこんでしまう場合が多いのです。
- 外からの衝撃を受けてしまった
- ペットボトルの中の空気が冷えて体積が減ってしまった
この2つが主な原因になります。それぞれ詳しくご説明しますね。
へこむ原因①外からの衝撃を受けてしまった
原因の1つ目は、外から受けた衝撃によるものです。
私も中身が入っている状態で思った以上に重くて手を滑らせて落としてしまったことが何度かあります。
自分の胸当たりの高さから落とすとそれなりの衝撃を受けて高確率でへこみができてしまいます。
また、お茶などのペットボトルで柔らかい素材のものは持つ場所が悪いとへこんでしまうこともあります。
私も過去に上の方を思いっきり握ってしまいへこませてしまったことがあります。
この要因はへこませてしまったという自覚がある方がほとんどかと思います。
へこむ原因②ペットボトルの中の空気が冷えて体積が減ってしまった
原因の2つ目は、体積が減ったことによるものです。
ペットボトルの中の空気が冷やされることで収縮し、ペットボトル内の体積が減ることでへこんでしまいます。
飲みかけのペットボトルを長時間冷蔵庫に入れていたらへこんでしまった、というケースはこれが原因です。
また、気圧の変化もへこみができる原因の一つです。
熱い液体をペットボトルに入れると中の空気を水蒸気が追い出します。
この状態でふたを閉め冷蔵庫に入れることで水蒸気が冷えて水となり、体積が減りへこみます。
ペットボトル内の気圧は変わりましたが、外の気圧は変わらないのでへこんでしまったというわけです。
こちらは、気が付いたらへこんでしまっていた!落とした記憶がないのになぜ?といったパターンが多いかと思います。
せっかく工作用でとっておいたのにへこんでしまってショックを受けたことがあります。
しかし科学の力でへこんだのであれば科学の力を使えば元に戻せるので、綺麗な状態になったペットボトルを使うことができますね。
ペットボトルのへこみを簡単に直す方法を徹底検証
ペットボトルのへこみの直し方について紹介しましたが、できれば簡単に直せたら嬉しいですよね。
楽しさでいうと先ほど紹介した2つの直し方は満点だと思います。では簡単にできるのはどちらでしょうか。
2つの方法のメリットやデメリットを踏まえて、簡単に直せる方法についてご紹介します。
<お湯を使う方法>
メリット
- 家庭にあるものですぐにできる
- 作業手順が少なくて単純
デメリット
- 空気が膨張するまでに時間がかかる
- 中が濡れるので乾かす時間を考慮する必要がある
必要なものがお湯であるため家庭にあるものですぐにできます。
それに事前準備もお湯を沸かすくらいで、中にお湯を入れてキャップをするだけなので準備や作業自体は簡単です。
お湯を沸かすのは面倒、温度調整が分からないといった方は蛇口から出るお湯を使うことでより簡単に直すことができます。
また、お風呂のお湯を使うことも有効です。お風呂の温度は一般的に40℃前後ですので、お湯を沸かす必要も温度を測る必要もありませんので簡単に直すことができます。
ですがペットボトルの中の空気が膨張するまでに少し時間がかかります。
1時間まではかかりませんがお湯を入れてすぐにへこみがなくなるわけではありませんので時間に余裕をもって行いましょう!
そしてこの方法は中が濡れてしまいますので、乾いた状態ですぐに使いたいときには不向きです。
<空気を送り込む方法>
メリット
- すぐにへこみが直る
- 中が濡れない
デメリット
- 準備に手間がかかる
- 道具(テープや2個目のペットボトル)を準備しなければならない
一方のペットボトルを押して空気を送り込むのでペットボトルを押せば簡単にへこみは直ります。恐らく一瞬で直るでしょう。
中を濡らさずに済むので工作ですぐに使いたい方にはおすすめです。
しかし材料を準備する、装置を作るといった準備段階に手間がかかります。
そして空気が漏れないようにしっかりテープを巻くことがポイントになるので、準備に手を抜くと失敗しやすくなります。
簡単さという観点からはお湯を入れる直し方の方が簡単にできそうですね。
しかしどちらの方法にもメリット・デメリットがありますので、用途や状況によって使い分けられそうですね。
まとめ
- ペットボトルにできたへこみは、ペットボトルの中の体積を増やすことで直る
- ペットボトルにお湯を入れてふたを閉めるとへこみが直る
- ペットボトル同士をつなげて片方を押してもう一歩に空気を送り込むとへこみが直る
- ペットボトルのへこみは外から衝撃を受けてできる場合と、中の体積減ることでできる
- お湯を入れる直し方の方が簡単だが、その時の状況によって使い分けると便利
ペットボトルのへこみは科学の力でできてしまい、科学の力を利用した直し方で簡単に直すことができます。
またどちらの直し方も科学の実験のようですのでお子さんと一緒にやることで楽しみながらできそうです。
夏休みの自由研究の題材として、お子さんと一緒に試してみるのも良いですね♪
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