リュックが破れてしまったとき、これくらいなら自分で直して使えないかな?と思うことってありますよね。
自分で修理すると聞くと難しいイメージが湧きますが、破れたリュックをセルフで修理できる方法がありますよ!
まだ買い替えたばかりだったり、愛着があるリュックだったりと、破けたからといってすぐに買い替えるわけにはいかないこともあると思います。
今回は初心者でも取り組みやすいリュックの破れ修理3選を解説していきます。
ダメージ進行を抑えるほつれ止めや、縫い方のコツ、裁縫が苦手な人でも簡単に使える人気の補修テープやリペアシートなども紹介しますね。
これを読めば、あなたに合った修復方法が見つかり、簡単に自分でリュックを修理できるようになりますよ♪
リュックの破れを自分で直したいけど裁縫がネックで困っていませんか?
補修テープを使えば針も糸も不要!ハサミでカットして貼るだけで誰にでも簡単に破れ修理ができますよ!
リュックの破れ修理を自分でする方法3選と事前準備
リュックの破れを自分で修理する際の事前準備と3つの方法を、難易度や特徴も合わせて紹介します。
- 手縫いやミシンを使用して縫う
- リペアシートや補修テープで破れを塞ぐ
- ボンドや接着剤で接着する
破れた位置や範囲によって難易度は変わってきます。
生地や裁縫の技術、手先の器用さなどを考慮し、無理のない範囲であなたに合った方法を選んでみて下さいね!
作業に取り掛かる前にほつれ止めをする
既に破けてしまっている箇所は、ピョンピョン出ている糸くずなどの余計な部分をカットし、ほつれ止めをしましょう。
ほつれ止めをすることで、これ以上破れが進行しダメージが広がらないようになります。
修理後の仕上がりや強度に大きな変化が出てきますよ!
ほつれ止めの方法はいくつかありますが、ここでは4つのパターンを紹介します!
- 針と糸で縫う
- 布全体を包んでループ状に縫う「かがり縫い」が一般的でおすすめ
- ライターであぶる
- 火で軽く炙ると繊維が溶けて固まる。ナイロンやポリエステルなどの合成繊維に適している
- ボンド
- 速乾で修復部も目立たないが、触り心地や生地感が悪くなることも。0洗濯や摩擦にやや弱い
- マニキュア
- 速乾で透明、刷毛タイプで細部まで塗りやすいが、硬化しやすくヒビが入りやすい
たかがほつれ止めですが、実はとても大事な作業です。
私はかなり面倒くさがりなので、縫うことはまずしませんが…(笑)
手軽なほつれ止めもあるので、いずれかの方法を試してみてくださいね♪
手間であればマニキュアをサッと塗ったり、ボンドをチョンチョンとやるだけでも十分なので、お好きな方法でサクッとやっておいてくださいね!
手縫いやミシンを使用して縫う
ミシンや手縫いでの修理は、仕上がりが最も綺麗ですが、技術が必要で初心者には難しい可能性があります。
小さな破れであれば、布の端を合わせて縫えば良いので、裁縫に慣れていなくても比較的簡単です。
しかし、破れ方や位置によっては、元の糸を解いてから組み直し、再度縫い直す必要があります。
場所によっては高度な技術が求められるため、一筋縄ではいかず初心者には難しいです。
生地や厚み、針が通るか、組み直しが必要かどうかもよく検討する必要があります。
修理が複雑で技術的に困難な場合はプロに依頼する方が安く綺麗に仕上がることもあり、結果的にコスト削減に繋がる可能性もありますよ。
事前にしっかりと確認し、計画的に作業に取り組むと安心です!
縫い方については後半で詳しく紹介しますね!
リペアシートや補修テープで破れを塞ぐ
リペアシートはアイロンでの熱接着タイプやシールになった自己粘着タイプなど、多彩なバリエーションがあります。
どちらのタイプも簡単にリュックの破れを自分で修理できますよ。
リペアシートとは、補修シートやナイロンシートなど、修理用の生地シートを総称したものです。
このカテゴリーには、メーカーによっては補修テープも含まれることもあります。
補修テープは粘着面を持つテープを指し、名称が違くても基本的には「テープ=シールタイプ」と理解すればOKです。
リペアシートには主に自己粘着タイプと熱接着タイプの二種類があります。
破れた箇所に合わせて、シートを半分に折る、または2枚重ねた状態でカットしてから使いましょう!
熱接着タイプは使用方法を守りアイロンを使って貼り付けます。
素材によっては熱で溶けてしまうこともあるので、リュック側の素材を事前に確認することを忘れないようにしてください。
破けている所にばかり集中していたら、違うところに穴がっ!!という事件が起きる可能性もあるので気を付けてくださいね。
貼り付けタイプは見た目重視の人には不向き
貼り付けタイプは見た目が完全に元通りになるわけではないので、完璧な再現度を期待する人には向きません。
本来、アウトドアギア用のナイロンリペアシートは、ザックやテントの補修に使われるものです。
そのため、耐久性や防水性に優れており、破れにも強くリュックの修理にも非常に適しています。
「穴ふさがって使用に問題がなければよい」「近くで見なければ分からない程度なら気にならない」人には簡単で強度も高くおすすめです!
リペアシートで修復した周りを糸で縫いつければ、かなり強度が増しますよ!
ボンドや接着剤で接着する
修理方法の中で最も簡単で誰にでも取り組みやすいのは、ボンドや接着剤を使用した接着です。
布用ボンドやアロンアルファ、セメダインなどの接着剤を使用する際は、修理箇所に均一に染み込ませます。
可動部であれば硬化しないタイプや、生地の種類や場所に応じて最適な接着剤を選ぶことが重要です!
修理後、接着剤は透明化し、破れも塞がり一見キレイになりますが、触り心地に違和感が残ることもあるので、注意が必要です。
強度が心配な場合は手縫い+接着剤にすれば耐久性もあがりますよ!
この他にもパッチワークやワッペンで破れを塞ぐ方法もあるよ!子供はきっと喜ぶね♪
リュック破れの縫い方は場所によって難易度が変わる
場所と範囲によって縫い方は変わりますが、基本的に一度ミシン目を解き組み直す必要があり、初心者にとっては難易度が高いです。
ほつれ程度なら裁縫が得意でなくても、柔らかい部分や側面、ポケット部分であれば比較的簡単にササッと縫えますよ。
初心者にもおすすめのリュック修理に適した手縫い方法
自分で修理する際、ミシン縫いと手縫いのどちらも利用できますが、裁縫に苦手意識のある人には、やり直しがしやすい手縫いがおすすめです。
特に、まつり縫いやバックステッチ(ダブルステッチ)は、リュックの修理に適していて、初心者にも比較的簡単です。
柔らかい生地の修理に挑戦する際は、良かったら試してみてくださいね!
破れ箇所の両端の布を集めて縫える程度の破れであれば、画像のように布の端を丁寧に重ね、小さなステッチを交互に縫っていきます。
縫い目が表に出にくく、修理箇所が目立たないため、仕上がりが見栄え良くなります。初心者にも比較的簡単でおすすめです。
バックステッチはダブルステッチとも呼ばれ、強力な縫い目を作る手縫いの方法で、破れや穴が大きい場合に適しています。
一針縫った後、少し戻って次の一針を縫う「戻り縫い」を行うので、縫い目が密になり、耐久性が高まります。
ショルダーの付け根や底部分の修理は難易度が高い
ショルダーの付け根や底部分などの修理は、厚みもありかなり固く、素人が手縫いでチクチク縫うのはかなり難しいです。
リュックの底部や背面部分が破けた場合、裏側からあて布をして縫う必要があります。
内部のクッションや生地の厚みが原因で裏返しにくいことがあり、針が通りにくい場合もあります。
ショルダーの付け根の修理では、まずリュックから完全に切り離し、新しい布を付け根に縫い付けます。
その後、本体に再度縫い直しますが、この部分は特に固いため、作業が難しいです。
破けた箇所を完全に直すには、元のミシン目を解いてから、一度バラします。
そして、補修布を縫い付けてから、組み直して再度縫い直す必要があります。
ここまで来ると、初心者にはかなり難しい修理になってきます。
手先が器用な人であれば、裁縫に精通していなくても見よう見まねでできることもあります、
逆に頑張ってもうまくいかない人も出てくるレベルなので、失敗を恐れるのであれば避けるのが無難です。
取り掛かる前に動画などで事例や縫い方を参考に、実際に自分にできそうかを確認してから挑戦するのが良いでしょう。
手芸屋さんに行って相談すると、具体的な縫い方を教えてくれることもありますよ!
リュックは補修テープですぐ修理できる!おすすめ3つも
補修テープはシールタイプで、破けた場所に適度なサイズにカットして貼り付けるだけで簡単に修理できます。
使いやすさと耐久性に優れ、サイズも小さく携帯にも便利です。
アウトドアや登山時に常備品としてリュックに入れている人も多いですよ。
ここでは強度に優れ、リュックの破れ修理に適した補修テープやリペアシートで「シールタイプ」の人気商品を3つ紹介しますね!
※ここではリペアシートという名称の物も含みますが、いずれの商品も「シールタイプのもの」になります。
ギアエイド リペアテープ
セージとグレーの2色は、特に強度と耐久性の高いリップストップナイロン素材を使用!
軽量、コンパクトで、急な破れや穴の補修に最適です。
補修やメンテナンスを専門としたギアエイドの商品は、数ある補修アイテムの中でも愛用者がとても多いですよ。
カラーは6色で定番ブラック、グレー、ブラウン系、グリーン系とリュック修理にも使いやすい色が揃っています。
クリアテープはPVC素材で目立たず、カラーテープはナイロン素材です。
1度貼り付けたら50回以上洗濯しても剥がれないと言われる粘着性や耐久性なので、リュックの破れもしっかり塞ぐことができますよ!
ケニヨン リペアテープ
ナイロンのリペアテープに関しては、カラーが豊富で全11色!
アメリカ製のケニヨンはリペアテープだけでも種類豊富です。
状態に合わせてテープの種類を選べるので、リュックの素材に合わせて選んでくださいね。
補修テープはブラックなどの暗めの色やアースカラー系が多い中、ケニヨンはカラフルな色合いも揃っています。
赤や紫、青などもあるので、リュックの色に合わせてチェックしてみてくださいね。
モンベル リペアシート
モンベルのリペアシートは、ストレッチ素材で半透明なので色や貼る場所を選ばず使うことができます。
半透明のシートでベースの色を気にすることなく使えるのも人気の理由です。
あらゆる生地に対応可能で、もちろんリュック修理にも最適。粘着力も伸縮性も強力です!
ストレッチ素材なので、使えるのでリュックの可動部や、ちょうど曲がるところなどにも貼りやすくておすすめです。
まとめ
- リュックの破れを自分で修理する際はほつれ止めをすることでダメージの進行を防げる
- プロに依頼せずに自分で直す場合、縫う、リペアシートや補修テープを使用する、ボンドや接着剤を使う3つの修理方法がある
- 縫う場合は破けの箇所や範囲によって難易度が変わる
- ミシンや手縫いは仕上がりは綺麗だが、技術が必要で初心者には難しい
- リペアシートはアイロンで熱接着するタイプやシールになったタイプがあり、補修テープもシールタイプでいずれにしても貼り付けるだけなので、誰でも簡単にできる
- ボンドや接着剤を使用する方法が最も簡単だが、触り心地に違和感が残ることもある
- リュックの破けを縫う際は場所と範囲によるが、一度ミシン目を解き、組み直して再度縫う必要があるので初心者には難易度が高い
- リュックの破け修理を自分でする場合は、ミシン縫いと手縫いとどちらでもいいが、初心者にはやり直しできる手縫いがおすすめ
- ショルダーの付け根や底部分の修理は、厚みもありかなり固く、裁縫に慣れていない人が挑戦するのはかなり難しい
- 補修テープはシールタイプなので、破れた場所に適度なサイズにカットして貼り付けるだけでなので、リュックに常備しておくと安心
少しの破れ程度なら自分で直せるアイテムもたくさんありますね。
針や糸を使うとなると少し難しいイメージがあるかもしれませんが、補修テープや接着剤なども上手に使えば簡単に修理できますよ。
プロに依頼するほどでもないけど、自分で何とか直せないかな~と思っていた人の参考になれば嬉しいです!
修理に出さなくてもすぐにサッと補修できるギアエイドのリペアテープは、出先で急遽「リュックが破けた!」というときも非常に役立ちます。
コストもかからず常備品として携帯しておけばいつどんな時も安心ですよ!
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