洗濯でお風呂の水を使ってみたいけど…やり方がバケツしか思いつかないし面倒だな..と迷いますよね。
お風呂の水を洗濯機に移すのはバケツやポンプを使用した方法や、洗濯機の風呂水モードという便利な機能を使うこともできます。
そもそもお風呂の水って洗濯機で使って大丈夫?
大丈夫です!最終的なすすぎに使わないなどのやり方をしっかり守れば、安心して使えますよ。
ただし注意点を理解していないと、大切にしている洋服が着られなくなってしまうかも…。
水を再利用しても少し節約になるだけでは?と思っていませんか。
実は洗濯の効果が高まることなど主婦必見のメリットが節約以外にもたくさんあります。
バケツやホースを使用して水を移すやり方やメリットをしっかり理解して、是非お風呂の水を使う洗濯に挑戦してみてください。
洗濯にお風呂の水が使えると言っても、やっぱり水の汚れが気になりませんか?
見た目も可愛いこちらのボールを浴槽に入れておけば、皮脂や湯垢などを吸着してくれるのでより安心して再利用できますよ。
洗濯機にお風呂の水を移すやり方をバケツ含め3つ紹介!
今回は洗濯機にお風呂の水を移すやり方3つを、洗濯機の操作方法もあわせて紹介していきますね。
・バケツ
・電動バスポンプ
・洗濯機の風呂水機能
3つそれぞれにメリットデメリットがあるので、私の体験談もあわせてこれから詳しく説明していきます。是非自分に合う方法を探しながら読み進めてください。
バケツだけで簡単にお風呂の水を移すことができる
バケツを使うメリットは他の道具を用意する必要がなく、すぐに作業を開始できることです。
バケツを使って作業する時の注意点は洗濯機の操作方法にあります。念のために取扱説明書も確認してくださいね。
- 洗濯機のスタートボタンを押す
- 給水が始まったら一時停止ボタンを押す
- 水位表示を目安に洗剤を入れる
- バケツでお風呂の水を洗濯機に投入
- スタートボタンを再度押して洗濯開始!
まず初めに洗濯機に水を入れるんじゃないの?と思いませんでしたか。
普段は自動なのであまり気にしていませんが、洗濯機はスタートボタンを押した後に何回か洗濯槽を回して、洗濯物の量を量っています。
そして量を量った後に必要な水量が表示されるので、水量にあわせた洗剤をいれていきますよね。
先に洗濯機にお風呂の水を入れてしまうと、水量に対して適切な洗剤の量がわからないので洗浄効果を発揮できなかったり洗い残しの原因になったりします。
特にお風呂の水を使う時に洗剤が足りないと、汚れを落としきれない場合があるので注意が必要です。
準備ができたらバケツで水を入れていきます。私も実際にチャレンジしてみましたよ。
実際にやってみると、思っていたよりもかなりの重労働…。
7ℓのバケツで試してみたのですが、46ℓの洗濯機を満たすのに7回かかりました。
時間は1分半ほどで完了したので短いですが、バケツ自体がかなり重いです。
毎日使う水を全てお風呂の水に変えるのは、とても重労働になるのであまりおすすめしません。半分だけにするか、少ない洗濯量の時が狙い目ですね。
電動バスポンプなら力を使わずに作業できる
電動バスポンプを使用すれば、力を使わず簡単にお風呂の水を移動することができます。
洗濯機の操作方法はバケツと全く同じで、先にスタートボタンを押してから水を入れて下さいね。
水を入れるにはポンプについているホースの両端をそれぞれ洗濯機と浴槽の中にいれて、スタートするだけ。
ただバスポンプを使用している間は定期的に様子を見ておかないと、水が溢れて大惨事になる場合がありますよ。
水位センサーやタイマーがついているポンプであれば、自動で水のくみ取りをストップしてくれるので安心して使うことができます。
でも水を入れ終わるまで出かけられないのでは?
そうなんです!じつはそこがデメリットで、ポンプを使う場合は水を入れ終わるまで洗濯をスタートできません。また汲み上げる速さによっては10分以上かかることもあります。
忙しい朝の時間であれば、使っていることを忘れて出かけてしまうこともあるかも。帰ってからホースを毎回片付けるのは、考えただけで疲れる作業ですよね。
洗濯機に風呂水モードがあればボタン1つで完了できる
風呂水モードを使用すれば、通常の洗濯と同じようにボタンを押すだけでお風呂の水をくみ上げることができます。
お使いの洗濯機横にホースがついていて、風呂水やお湯取りというボタンがあれば使用できますよ。
- 付属のホースを洗濯機につなぎ、端を浴槽に入れる
- 通常の洗濯と同じように風呂水モードのボタンを押す
- お風呂の水を使う工程を選択
- スタートボタンを押す
ホースを洗濯機につなぎ、風呂水モードのボタンを押すだけで自動で水をくみ上げて洗濯を始めてくれます。
ワンボタンで洗濯も開始できるので、急いでいる時でも簡単に使うことができますよね。
実際にどの工程でお風呂の水が使えるのかは、後述の「お風呂の水の再利用はすすぎ1回目まで!2回目はNG」で説明していきますね。
メリットしかなさそうな風呂水モードですが、デメリットもありますよ。
バスポンプも同様ですが、定期的なホースの掃除が必要です。お風呂の水は皮脂や髪の毛などで汚れているので、ホース内にも汚れがついてしまいます。
溜まった汚れが原因で詰まりや異臭、内側にカビが生えるなんてことになるかもしれません。
記事の最後にホースのお手入れ方法も解説しているので、是非最後まで読んでみて下さいね。
洗濯機でのお風呂の水はすすぎまで!入浴剤入りも注意
お風呂の水の再利用ですが、洗濯機で使える工程は洗いとすすぎ1回目までですよ。入浴剤を使用している場合にも注意するポイントがあります。
洗濯する際の注意点2つをこれから詳しく解説していきますね。
しっかり理解しておかないと汚れが残ってしまったり、大切な洋服が着られなくなったりする原因になってしまいます。
お風呂の水の再利用はすすぎ1回目まで!2回目はNG
洗濯でお風呂の水が使える工程は、「洗い」と「すすぎ1回目」までです。最終のすすぎには必ず水道水を使用するようにしてください。
最後までお風呂の水まで使うのはなんでダメなの?
なぜダメなのかというと、最終すすぎの段階で洗濯機に洗剤が残っていないからです。
お風呂の水には皮脂などが混ざっていますが、洗剤の成分によって汚れは洗濯物に付着しません。
ところが最終のすすぎ段階では洗剤の効果がないので、お風呂の水を入れることでせっかくきれいに洗った洗濯物に再度汚れがついてしまうことになりますよ…。
水を綺麗にしてくれる洗浄剤もありますが、お金がかかってしまうと節約の意味がなくなってしまいますよね。
皮脂や湯あかを吸着してくれるお風呂ボールであれば、繰り返し使うことができるので経済的にも助かります。
入浴剤入りの場合は大事な洋服を洗わないように注意!
入浴剤を入れた水はおしゃれ着やおろしたての洋服を洗濯する時には使わないようにしてください。
入浴剤の色素が洋服に色移りしてしまう可能性があります。洋服の色移りって少し気をつければ防げることなのでショックが大きいですよね。
また柔軟剤も色素と反応して色移りを起こしてしまうので、一緒に使うのは避けるようにしてください。
私も家にある入浴剤を確認したところ、やはり柔軟剤との併用やつけおきがNGと記載されていました。
他にも発泡タイプやとろみのあるものは、ホースが詰まる原因にもなるようです。
いつも使っている入浴剤の注意事項をしっかり確認してから、洗濯機を使うようにしてくださいね。
洗濯機でお風呂の水を使えば節約以外のメリットも
洗濯でお風呂の水を使えば、節約の他にもメリットがありますよ。
・水道代が年間4000円程度節約できる
・水温が高いので汚れがよく落ちる
・残った浴槽の水が災害時に大活躍する
主婦必見のメリット3つを詳しく紹介していきますね。
水道代が年間4000円程度節約できる
やっぱりメリットとして嬉しいのは光熱費を節約できることですよね。
水道代は使う水の量や水道料金にもよりますが、年間4000円程度節約することができます。
洗濯に使う光熱費で1番お金がかかっているのが水道代で、1回で20~30円かかります。洗濯機を1回使用すると水を100ℓ程使うので、半分の50ℓをお風呂の水に変えるだけで水道代も半分になりますよ。
計算式にすると12円(1回の水道代の半分)×365日=4,380円となり、約4000円程度節約できるという計算です。
ドラム式の洗濯機に比べて縦型の方が使用する水の量が多いので、より節約の効果を実感できます。
水温が高いので汚れがよく落ちる
お風呂の水は水道水に比べて温度が高いので、汚れが落ちやすいというメリットがありますよ。
冬に40℃で入れたお湯は、一晩経っても25~30℃に保たれるようです。
皿洗いの時もお湯で洗った方が油汚れが落ちやすいと感じたことはないでしょうか。皮脂や汗による洗濯物の汚れも、お湯の方が落ちやすく洗浄力がUPしますよ。
一晩置いておくとお風呂の水にはかなりの雑菌が繁殖してしまいます。そのまま翌朝に使ってしまうと、洗濯物に臭いが残る原因になりますよ。
残った浴槽の水が災害時に大活躍する
災害で水道が止まってしまった時に、浴槽の水を使用することができますよ。
小さい浴槽でも200ℓの水を貯めることができるので、洗濯1回で100ℓ使用しても半分の量は残る計算ですよね。
災害でライフラインが止まってしまった時に、お風呂の水が残っていれば洗濯物の手洗いやトイレの水に利用することができます。
小さな子供がいる場合は知らないうちにお風呂場に入ってしまうと、貯めたままの水が溺れる原因にもなります。ロックをかけるなどドアが開かないような工夫が必要です。
洗濯機にお風呂の水を入れるホースの掃除法を紹介!
最後に家にあるもので簡単にできるホースの掃除方法を3STEPで紹介したいと思います。
ホースをポンプや洗濯機につなげたままにしておくと、洗濯後にまだ水が中に残っている場合があります。
外からは見えませんが、お風呂の水に混ざっている皮脂や油の汚れがホースの内側に付着していますよ。
3か月に1回程度は洗濯機から外して洗浄するのがおすすめです。なんと用意するものは3つだけ!
- ホース本体
- 液体タイプのキッチンハイター
- 洗面器(バケツでもOK)
では具体的な掃除方法を3STEPで解説していきますね。
浴槽に入れる方の先端キャップを外し、フィルターが何個か入っているので取り外します。
洗面器にハイターと水を1:1で混ぜ、取り外したものを全部入れましょう。
フィルターは忘れがちですが、お風呂の水と汚れが通っている部分なのでしっかりきれいにする必要がありますよ。
次はいよいよホース内にハイターと水を1:1で作った液を入れていきます(汚れがひどい場合は原液でもOK)。
注ぐときはホースの両端を同じ位置に持って液が溢れないように注意してください。
ペットボトル1本分程度の量が入ります。様子を見ながらお湯を足すなどし、ほぼ満タンまで注いでください。
全て入ったら片方を指で押さえ、同じ位置から高くしたり低くしたりと動かしてみましょう。
反対側の穴で液がちゃぷちゃぷと見え隠れしていれば、ホースの端まで洗浄液がしっかり届いている証拠です。
S字フックを利用し同じ高さにそろえてタオル掛けにかけ、2~3時間程つけおきをして、最後に両端を指で押さえて混ぜることでしっかり汚れがとれますよ。
洗浄液を洗面器に出して、しっかり汚れがとれているかを確認します。
蛇口から水道水を入れて中をしっかりすすいでいきましょう。この時にホースの逆側は床に置いて高低差をつけるのがポイントですよ。
外していたフィルターを戻して、ホースを洗濯機に戻せば完了♪
今回の方法は掃除のプロの方が行っている方法を参考に書いています。文章ではわかりづらい部分があると思いますので、是非「お掃除ダイアリー」の動画で確認してみて下さい。
細かいポイントもわかりやすく説明してくれていますし、動画の最後にはお風呂の水を綺麗にするアイテムを知ることもできますよ。
まとめ
- 洗濯機にお風呂の水を移す方法はバケツ・電動バスポンプ・洗濯機の風呂水機能の3つ
- バケツを使うやり方は他の道具を用意する必要がないが、思ったよりも重労働である
- 電動バスポンプをやり方は力がほとんど使わないが、時間と手間がかかる
- 洗濯機の風呂水機能はボタン1つで洗濯を開始できるが、ホースの定期的な掃除が必要
- 洗濯でお風呂の水を使用するメリットは、水道代が年間4000円程度節約できる・水温が高いので汚れがよく落ちる・残った浴槽の水が災害時に大活躍すること
- お風呂の水を使う工程は洗いとすすぎ1回目のみで、すすぎ2回目は必ず水道水を使う
- 入浴剤が入っていると色移りの原因となるので、しっかり注意事項を確認してから洗濯に使用する
- ホースは家にあるキッチンハイターと洗面器を使用して簡単に掃除することができる
お風呂の水を移動させるのはバケツが1番簡単なやり方ですが、バスポンプや風呂水機能を使えば楽に作業することができます。
しっかり注意事項を守ればお風呂の水は洗濯に使うことができるので、安心して挑戦してみて下さいね。
お風呂の水はなるべくきれいな状態で洗濯に使える方が、安心ですよね。
こちらのボールは残り湯の汚れを取ってくれるうえに、お手入れも干しておくだけで簡単です。
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