粗大ゴミを処分する時、一番気になるのが処分にかかる費用ではないでしょうか。できれば無料だと助かりますね。
大阪市をはじめ、大阪府内のほとんどの自治体では処理施設へ持ち込みをしても、ゴミの重さによって手数料がかかります。
自分で粗大ゴミの持ち込みを行ったのだから、無料にしてくれてもいいのになぁ…なんて思ってしまいます。(笑)
実は、粗大ゴミの処分は自治体での回収や持ち込み以外に、リサイクルショップを活用したリユース(再利用)や、不用品回収業者を利用する方法などがあるのです。
リサイクルショップに買い取りしてもらえれば、処分費が無料になるどころか収入になり、誰かの役に立てることも!
ではさっそく、粗大ゴミの処分方法やかかる費用、大阪市では回収されないものなどを紹介していきます!
処理施設へ持ち込みをしようにも車に入らない!なんてこともありますよね。
部分的に解体できそうなものであれば、小さくすることで運びやすくなりますよ。
粗大ゴミの持ち込み無料は大阪市など自治体では不実施
粗大ゴミって自分で持ち込みすれば無料になるの?
残念ながら、自治体指定の処理施設に自分で粗大ゴミを持ち込みしても料金はかかります。
松原市は無料でしたが、他の自治体は重量や品目によって料金が決まっていましたよ。
大阪府内の各自治体における粗大ゴミの持ち込み料金
大阪府内の各自治体の粗大ゴミの持ち込み料金や予約が必要か、また注意事項についても調べてみました!
粗大ゴミを持ち込む際は必ずお住まいの自治体のホームページでルールを確認してくださいね。
自治体 | 持ち込み料金 | 予約 | 注意事項 |
大阪市 | 10kgごとに90円 | 居住区の 担当処理施設へ電話 | 最大辺1m超は 要破砕処理のため 舞洲工場へ連絡 要車検証 |
堺市 | 100㎏超は10kgごとに 170円加算 | 100kgまで一律1700円記載なし | 発生場所が 確認できる書類などが必要 | 自宅以外のゴミは
能勢町 豊能町 | 50kgまで一律500円 50kg超は10kgまでごとに 100円を加算 | ネット、電話 | 予約可能日が1週間程先 |
池田市 | 10kgにつき60円 | 平日なら当日可 | 電話当日運転して持ち込む 排出者本人による電話予約が必要 |
箕面市 | 10kgまでごとに62.854円 10円未満の端数は 四捨五入 10kg60円、20㎏130円~ | 市のアプリ、 ネット、電話 | スプリング入りマットレスは 重量分の手数料+2080円/枚 |
豊中市 | 10kgまでごとに105円 | 電話 | 持ち込みは定日収集が 利用できない場合のみ |
茨木市 | 10kgあたり60円 | 電話、 環境衛生センター (2階窓口) | FAX、メールでの予約は不可 |
高槻市 | 10kgにつき40円 | エネルギーセンターへ書類提出 | 市ホームページ、荷下ろしは原則本人 |
島本町 | 10kgにつき100円 | 記載なし | 年末年始、土日は 受け付けていない |
吹田市 | 10kgまでごとに70円 | 電話 | やむを得ない理由で定曜日収集に 出せない場合のみ |
摂津市 | 10kgまでごとに60円 | 電話 | 他の人が持ち込む場合 本人が同乗する 同乗できない場合は要「委任状」 |
枚方市 | 300~1800円 | 品目ごとに決まった金額電話 | ゴミ処理券を目立つところに貼る | 受付番号と記名の上
交野市 四条畷市 | 1点につき300~1800円 | 電話 | 事前に粗大ゴミ処理券を購入し 貼らずに持参 |
寝屋川市 | 10kgまでごとに130円 | 記載なし | 不要不急でない持込みゴミは自粛 | 引越しなどの場合を除き
守口市 | 300~1800円 | 電話 | 粗大ゴミ処理券を貼る |
門真市 | 10kg以下も90円 | 10kgにつき90円自動車以外は予約不要 | 電話持込みできる回数(台数)の制限あり |
大東市 東大阪市 | 10kgあたり90円 | 電話、 FAX(聴覚・言語障害者の方) | 要車検証 |
八尾市 | 10kgにつき200円 | 予約不要 | 周辺道路の渋滞状況で 受付を制限する場合がある |
柏原市 羽曳野市 藤井寺市 | 10kgあたり150円 | 予約不要 | スプリングマット 幅1400mm未満は1枚3600円 幅1400mm以上は1枚7300円 |
和泉市 高石市 泉大津市 | 10kgにつき150円 | ネット、電話 | ゴミの搬入は1日1回まで |
忠岡町 | 50kgまで500円 50kg超は10kgごとに 100円加算 | 電話 | 粗大ゴミ処理券を貼らないこと |
岸和田市 貝塚市 | 70kg超は10kgごとに 120円加算 | 70kg以下は一律1000円予約不要 | 手数料の改定あり | 令和6年4月、令和8年4月に
熊取町 | 30kgまで300円 30kg超は10kgごとに100円加算 | 記載なし | 粗大ゴミの持ち込みは 原則平日のみ |
泉佐野市 | 55kg超は10kgごとに100円加算 | 55㎏未満500円記載なし | 「廃棄物搬入証明書」 の事前発行が必要 | 環境衛生課にて
田尻町 | 55㎏未満500円 55kg超は10kgごとに100円加算 | 記載なし | 生活環境課にて 「廃棄物搬入証明書」 の事前発行が必要 |
泉南市 阪南市 | 40kg以上50kg未満500円 以後10kgごとに100円加算 | 40kg未満400円記載なし | ゴミが多量な場合は 事前の「多量搬入申請」が必要 | 軽トラック2車以上など
岬町 | 10kgごとに90円 | 記載なし | 持ち込みは1日2回まで |
松原市 | 無料 | 電話 | 搬入日の午前中 土曜日の搬入は 直前1週間の午前中に 必ず電話連絡 | 平日の搬入は
富田林市 大阪狭山市 太子町 河南町 千早赤阪村 河内長野市 | 20㎏ごとに340円 | 記載なし | 一般廃棄物であっても 各市町村が定める 処理困難物は搬入不可 |
持ち込みを行った際、多くの自治体で身分証明書の提示が必要な場合があるようでした。
そのため、当日持っていくべきものは以下の通りです。
- 本人確認書類
- 必要であれば申込書
- 現金
ゴミを出すだけで、なぜ身分証明書が必要になるの?
ゴミを出す市民が住んでいる市町村で処理する決まりがあり、他人が出したゴミを許可なく運ぶことは法律違反となります。
つまり、居住地域以外で出たものや、本人以外がゴミを運んで持ち込むことは禁止されているので、住所や氏名の本人確認が必要な場合が多いのです。
電子マネーでは支払いできないのかな…。
料金の支払いは現金のみのところがほとんどですが、豊中市はクレジットカードや電子マネー、吹田市はPayPayでの支払いが可能ですよ。
料金は重量によって決まっている所が多いので、大体の重さを確認して小銭を多めに持っていきましょう!
大きなゴミも、解体して小さくすれば普通のゴミとして回収してもらえるかもしれません。
自治体のルールは必ず確認・厳守の上で、この便利なアイテムを使ってみるのはいかがでしょうか?
粗大ゴミを持ち込み以外で無料回収してもらう方法
結局、無料で回収してもらえる方法はないの?!
リユースに出すことができれば、粗大ゴミにかかる手数料が無料になり、最短で当日には引き取ってもらえますよ。
大阪市やその他の市も「民間事業者と提携してリユース(再利用)を推進している」とホームページに記載があり「再利用という方法があるのか!」と目から鱗!
そこで、持ち込み以外で無料や、なるべく安い料金で粗大ゴミを処分できる方法を探してみました。
大阪で粗大ゴミを処理する時に、無料になる方法として考えられるものは以下の通りです。
- リサイクルショップや質屋による出張買い取り
- ジモティーを活用したリユース
- フリマサイトを利用する
- 買い替えの時に引き取ってもらう
- 不用品回収業者による買い取り
自治体による回収や持ち込みしか処分の方法を知らなかったので、いろいろな選択肢があることに驚きました!
場合によっては料金がかかる場合があるかもしれませんが、うまく活用することにより無料で粗大ゴミを処理できそうですね!
大阪市も推奨!ゴミに出す前にリユースを考えてみる
大阪市ホームページ「粗大ゴミの申し込み方法」の冒頭に、粗大ゴミに出す前にリユースを考えてみませんか?という文章がありました。
大阪市と連携している民間事業者として、以下の2つのサービスが紹介されていました!
「おいくら?」は、査定依頼や買い取り成立の際の手数料が一切かからないので、まさに無料で粗大ゴミを処分できる方法です!
無事にリユースショップに買い取ってもらうことができれば、無料どころかお金が返ってきますよ!
出張買い取りもあり、冷蔵庫や洗濯機のような大型家電でも出張費0円で買い取りしてくれるのが、とてもありがたいですね。
自治体の回収で家の外に出したり、自分で持ち込みを行ったりする労力を考えると、利用をしてみたいサービスに間違いなし♪
「ジモティー」は、お住まいの地域の掲示板にいらなくなったものを掲載して、引き取りたい相手と成立すれば取引が完了するというサービスです。
サイトへの登録料や掲載料などの料金がかからないので、うまく取引が成立すれば無料で処分できそうです!
もう一つ、メルカリなどのフリマサイトを利用する方法もあります。
大型家具や家電だと発送するのに手間や費用がかかりますが、需要さえあればすぐに処分することができますね。
「いらなくなったけどまだ使えるもの」が大前提なので、脚が折れてボロボロのソファーや、画面が割れてしまったテレビなど、誰が見ても使えないものの引き取りは難しいでしょう。
家電や家具の買い替え時の引き取りを利用
家電や家具を買い替える時に、引き取ってもらえるサービスを利用するのも一つの方法です。
買い替えるという事が大前提なので、かなり限定的にはなってしまいますが、もし無料で引き取ってもらえるようなら是非活用したいですね!
お店によっては手数料がかかることもあるので、そこは要チェックです。
費用がかかる不用品回収業者はきちんと選んで!!
不用品回収業者を利用すれば、自治体では不可能なものも回収してもらえ、うまくいけば買い取りもしてもらえるかもしれません。
気をつけなければならないのが、無許可で営業している悪質な業者がいることです。
「無料で不用品回収します」といったチラシや、軽トラックで街中を走っている回収業者を見たことはありませんか?
全てが悪質な業者であると言い切ることはできませんが、無料をうたい文句にしている業者は避けた方がいいです。
不法投棄が発覚すると最悪の場合は、依頼主であるあなたが逮捕されることも。
「無料なら」と軽い気持ちでお願いしてしまうと、様々なトラブルに巻き込まれる可能性がありますよ!!
信頼できる業者をしっかり選んで、不用品を高額で買い取ってもらえた場合には、処分にかかる費用が結果的に無料となるかもしれませんね。
しかし、基本的には費用がかかることが多く、おそらく他の方法よりも高額です。
基本料金の相場で3000円~5000円程度、それに人件費や処分費などの追加料金があることがほとんど。
その分とてもスピーディで、たくさんの不要品を一気に回収してもらえるため、急な引っ越しで時間がない人などにはおすすめです。
大阪市で粗大ゴミとして回収されないもの
大阪市で回収されない粗大ゴミには、エアコンやテレビ、危険物などがあります。
- テレビなど家電リサイクル法対象の4品目
- 蛍光灯管
- 資源になる古紙
- 危険物や処理が困難なもの
- 事業系のゴミ
- 建築や増築に伴う廃材やコンクリートがらなど
大阪府内のどの市町村も、大体同じようなものが回収されないものになっていると思いますが、詳細なルールはお住まいの地域によって違う場合があります。
粗大ゴミを出すときは、必ず自治体のホームページなどで出し方の確認をしましょう。
テレビなど家電リサイクル法の対象になる4品目
家電リサイクル法という法律の対象になる以下の4品目は、大阪市に限らず粗大ゴミでは回収されないもので、必ずリサイクルすることになっています。
- テレビ
- 家庭用エアコン
- 冷蔵庫、冷凍庫
- 洗濯機、衣類乾燥機
自治体によっては指定業者に回収依頼ができるのですが、大阪市では回収や運搬は行われていません。
どこに持っていけば処分できるの?!
テレビなどを処分したい場合は、販売店などに引き取り義務があるため、買い替え時や過去に購入した店舗に引き取ってもらいます。
どこで買ったか分からない場合には以下の手順でリサイクルができます。
メーカー名や、テレビは画面、冷蔵庫は容量などの大きさを確認します。
製品のどこかにシールなどで記載があるのでそこを見てみましょう。
郵便局にある「家電リサイクル券」に必要事項を記入し、料金を振り込みます。
自己運搬可能なら、処分するものと料金支払い済みの「家電リサイクル券」を指定取引場所に持っていきましょう。
運搬ができない場合は、大阪市の許可業者へ運搬依頼。運搬料金を支払い、処分するものと「家電リサイクル券」を引き渡します。
リサイクルにかかる料金は主なメーカーのもので、以下のようになっていますよ。
エアコン | 990円 |
15型以下のテレビ | 1870円 |
16型以上のテレビ | 2970円 |
170L以下の冷蔵庫、冷凍庫 | 3740円 |
171L以上の冷蔵庫、冷凍庫 | 4730円 |
洗濯機、衣類乾燥機 | 2530円 |
リユースに出す場合はリサイクル料不要
リサイクルショップや不用品回収業者に買い取ってもらったり、フリマサイトで売却したりするとリサイクル料はかかりません。
第三者の手に渡ることで、リユース(再利用)されるからです!
蛍光灯管や資源になる古紙
大阪市で家庭の蛍光灯管を処分するには、お住まいの区役所などに設置してある回収ボックスでの拠点回収、または訪問回収があります。
訪問回収を希望する時は、地域担当の環境事業センターへ連絡をしましょう。
また、資源になる古紙は古紙・衣類分別収集に出すか、地域での資源集団回収が実施されているならそちらに出しましょう。
引越しなどで、一時的に多量な古紙や衣類を出したい場合は、再生資源事業者に直接収集依頼を出すことになっています。
危険物や処理が困難なもの
有害な薬品類や灯油などの危険物、ミニバイクやピアノなどの処理が困難なものも、粗大ゴミとして回収されないものとなっています。
その他にもこのようなものがありますが、塗料や廃油は一瞬迷いますね…。
- ガソリン
- シンナー
- 塗料
- 廃油
- ガスボンベ
- 消火器
- バッテリー
- 自動車用タイヤ など
これは出せるものなのかな、と迷った時は大阪市のホームページなどで必ず確認をとりましょう。
事業系ゴミや建築関係の廃材やコンクリートがらなど
一般家庭から出ることはほとんどないと思いますが、事業に関わるものや建築関係の廃材も回収されないものです。
事業系ゴミは、商店や事務所などの事業系活動に伴って出るものです。
個人でお店などの事業を経営されている方は注意が必要ですね。
また、建築や増築の際に出る廃材やコンクリートがらなども粗大ゴミとしては回収されません。
大阪市のホームページに事業系ゴミの処分方法が記載されているので、こちらを参考にしましょう。
まとめ
- 大阪市など自治体では、粗大ゴミの持ち込みをしても無料ではない所がほとんど
- 粗大ゴミの持ち込み処分でかかる料金は、重さによって決まっているところが多い
- 持ち込みをする際には身分証明書、支払い用の現金、必要であれば申込書を持っていく
- 粗大ゴミを持ち込み以外で無料回収してもらうには、リユースに出すのがおすすめ
- リサイクルショップなどで買い取りをしてもらえれば、無料どころか収入がある
- 他の処分方法には買い替え時の引き取りや、不用品回収業者への依頼がある
- 大阪市で粗大ゴミとして回収されないものには、家電リサイクル法対象の4品目や危険物、資源になる古紙などがある
大阪市で粗大ゴミを無料で処分するには、リユースをするのが一番良いのではないでしょうか。
ボロボロで使えないようなものであれば、料金があまりかからない処分方法のゴミ処理施設への持ち込みがおすすめですよ。
私の住んでいる自治体は、処分に困る大きなゴミでも袋に入るサイズになると、可燃や不燃ゴミに出すことができます。
自治体のルールでOKなら、このアイテムを使って解体して出してしまうのも手段の1つですよ!
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