拡張機能付きのスーツケースのデメリットはチャックの部分の耐久性と、拡張すれば飛行機の客席に持ち込めなくなるという点ですが、それを上回る便利さがあります。
デメリットを知って購入しないと、やっぱり拡張機能が付いてない方が良かったなんて後悔することになりかねません。
ここではどんなデメリットがあるのかを紹介しながら、どういう時に役に立つかのメリットもお知らせしています。
荷物が多い時に幅を広げると中に入れることが出来て手荷物が楽になったなど、あってよかったと思うこともありますよ。
その他、飛行機に持ち込める拡張機能付きのスーツケースや、広げる場所はどうするかなどの方法も詳しく紹介しています。
この記事で自分に合った拡張機能付きのスーツケースを見つけて下さいね。
拡張機能付きスーツケースをお探しなら、こちらはどうでしょう?機内持ち込みできるssサイズなら5cmの拡張機能がついているので、荷物が増えた時に安心です。大きいサイズもありますよ。
スーツケースの拡張機能のデメリットは拡張時の耐久性
拡張機能つきのスーツケース、気になるけど、デメリットはある?
拡張機能は、ハードフレームタイプの物と比べると耐久性や防犯性がやや劣ります。
スーツケースの拡張機能とは、ファスナーをあけて幅を広げて使うことになります。
そのため、ファスナータイプのスーツケースを選ぶことになるので、そこで耐久性などのデメリットが生じるのです。ですが、メリットも十分に考えられます。
スーツケーツのサイズがこれでは少し小さいかもと心配な場合は拡張機能付きのものを購入しておくと安心です。
ここでは、このような拡張機能付きのスーツケースのデメリットをお知らせしつつ、購入を検討するお役に立てたらと思います。
拡張機能は荷物が増えた時の一次的な利用で
拡張機能はファスナーを広げると、全体的にやんわりするので、頻繁に拡張するなら大きいサイズを購入しましょう。
- ファスナー部分が布で出来ているので水が浸透する可能性がある
- ファスナーの動きがスムーズでなくなる可能性がある
- ファスナーの布地が切れることもありえる
このようなデメリットがあるので、拡張してファスナーの部分を広げてずっと使っていると、ファスナーの布の部分がゆるくなってきたりします。
拡張するのは、一時的に物が増えたときのみ活用することをおすすめします。
頻繁に拡張されるなら、大きなサイズのスーツケースを購入した方が良いのかなと思います。
耐久性に関しては、ガチガチのハードフレームの方が壊れやすいです。
ファスナータイプの方が柔軟性があり、破壊されにくいのです。
盗難される場合は本体ごと持って行かれてしまうので、ファスナーかハードフレームかは実際のところあまり関係はないです。
ただし、海外で利用される場合はファスナーではないハードフレームタイプが防犯上安心です。
拡張機能付きは軽さが魅力!デメリットを上回る便利さがある
フレームタイプより、ファスナータイプの方が軽いので持ち運びが楽です。
スーツケースは時には階段でも運ばなければなりません。なので軽い方が良いと思われる方も多いと思います。
また拡張機能がついていれば必要な時だけ大きくすればいいので、普段は小ぶりの状態で持ち運びができて楽です。
- お土産をたくさん買う場合
- 差し入れを持っていったり、不要な物を持ち帰ったりする場合
- 説明会等で資料が大量に増えそうな場合
私の場合、特に拡張機能付きにしておいて良かったと思ったのは娘の入学説明会の時に、大量の資料とグッズを頂いた時でした。スーツケースを拡張させたら全て入れることができました。
5cmほど広がり、容量はかなり増えます。いざというときに便利ですよ。
スーツケース拡張機能は機内持ち込みでは使用不可
スーツケースを預けるのは何かと手間がかかるから、機内に持ち込みしたいけど、拡張機能付きでも大丈夫かなぁ?
スーツケーツの拡張機能付きを機内持ち込みをしたい時に気を付けなければならないのは、拡張した時は持ち込みができないということです。
スーツケースに拡張機能が付いているからといって機内持ち込みができなくなることはありません。
しかし、拡張した場合は機内持ち込みが出来なくなります。
行きは機内持ち込みで、帰りは拡張したら預かりにする方法もありですよ。
ここでは、主な飛行機会社である全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、スカイマーク(SKY)、ピーチ・アビエーション(Peach)、ジェットスター・ジャパン(Jetstar Japan)を紹介します。
また拡張機能付き機内持ち込み対応のスーツケースも紹介しています。
拡張機能付きを買って失敗したと思わないように、しっかりチェックしてくださいね。
主な飛行機会社の機内持ち込みのルールをチェック
機内に持ち込めるスーツケースのサイズは縦(55cm以内)横(40cm以内)幅(25cm以内)の3辺サイズの合計が115cm以内であること、重さが7kgから10kgが一般的です。
ただし、航空会社によって異なるためここで詳しく紹介します。
各航空会社の機内に持ち込める荷物のサイズ
航空会社 | サイズ(縦×横×奥行) | 3辺合計 | 重さ | 個数 |
ANA (100席未満) | 45cm×35cm×20cm以内 | 100cm以内 | 10kg以内 | 身の回り品1個 手荷物1個 |
ANA (100席以上) | 55cm×40cm×25cm以内 | 115cm以内 | 10kg以内 | 身の回り品1個 手荷物1個 |
JAL (100席未満) | 45cm×35cm×20cm以 | 100cm以内 | 10kg以内 | 身の回り品1個 手荷物1個 |
JAL (100席以上) | 55cm×40cm×25cm以内 | 115cm以内 | 10kg以内 | 身の回り品1個 手荷物1個 |
スカイマーク | 55cm×40cm×25cm以内 | 115cm以内 | 10kg以内 | 身の回り品1個 手荷物1個 |
ピーチ・アビエーション | 50cm×40cm×25cm以内 | 115cm以内 | 7kg以内 | 身の回り品1個 手荷物1個 |
ジェットスター・ジャパン | 56cm×36cm×23cm以内 | 115cm以内 | 7kg以内 | 身の回り品1個 手荷物1個 |
3辺合計が100cm以内でも縦横奥行きの各サイズが指定に収まっていなければいけないので注意が必要です。
100席未満の場合やピーチ、ジェットスターは持込み荷物の設定が低めになっています。
各航空会社で荷物を預ける場合
航空会社 | サイズ 3辺(縦・横・高さ) | 値段 |
ANA | 50cm×60cm×120cm以内 | 20kgまで無料 ※個数制限なし |
JAL | 50cm×60cm×120cm以内 | 20kgまで無料 ※個数制限なし |
スカイマーク | 50cm×60cm×120cm以内 | 20kgまで無料 ※個数制限なし |
ピーチ・アビエーション | 3辺の和が203cm以内 | 航空券購入時1個目1,950円 航空券購入後1個目2,490円 1個につき20キロまで |
ジェットスター・ジャパン | 料金は変動する 予約時支払おおよそ重さ15kgまで 1,430円~2,350円 要確認 |
ピーチやジェットスターは預けで1個から有料になります。スーツケースを選ぶときの参考にしてくださいね。
スーツケース拡張機能付き機内持ち込み対応サイズ2選
機内に持ち込める平均的なスーツケースのサイズはSSサイズやSサイズです。
飛行機に乗る時、持ち込めば待ち時間がかからないので、持ち込みたいですね。
拡張機能付きなら、小さめのSサイズでも、もし荷物が増えた時にでも対応できるのでおすすめです。
Leeの拡張機能付きSサイズ
修学旅行などにおすすめなのがLeeの拡張機能付きスーツケースです。機内持ち込みも対応しています。
外側はジーンズ柄、開けると中はバンダナ柄になっていて気分が上がります。軽量なのもオススメのポイントです。
- 本体サイズ(高さ×横×幅):約47×36×25~31cm
- 本体総外寸(高さ×横×幅):約53×37×25~31cm
- 本体重さ:約3.3kg
- 容量:約38~47L
- 1~3泊対応
注意:拡張機能を利用中はサイズオーバーで機内持ち込みはできません
楽天市場やAmazonなどでこちらからチェックしてくださいね。
LEGEND WALKERの拡張機能付きSSサイズ
出張などにもおすすめ、年齢性別問わないシンプルデザインならこちら。11色もあり自分好みで選べます。
開閉ファスナーと拡張ファスナーの色が違うので、どっちか迷うことがありません。
こちらはSSサイズが機内持ち込み対応となっています。
- 本体サイズ(高さ×横×幅):約48×33×24(+5)cm
- 本体総外寸(高さ×横×幅):約55×36×24(+5)cm
- 本体重さ:約3.1kg
- 容量:約32L(39L)
- 1~3泊対応
注意:拡張機能を利用中はサイズオーバーで機内持ち込みはできません
機内持ち込み対応はSSサイズのみですが、S、SS、M、Lの4サイズ展開となっています。(拡張機能付はS、SSサイズのみ)
搭乗する飛行機や荷物の状況で拡張機能を上手く利用して、快適な旅をしてくださいね。
スーツケースを広げる場所は工夫が必要!方法を紹介
スーツケースを広げる場所って悩む時があるんです
スーツケースを広げる場所は難しいので工夫する必要があります。
屋内でも広げる場所が分かりにくかったり、外では緊急に広げなければならないこともありますよね。
スーツケースはあまり外で広げることがないようにしておきたいところですが、やはり外で広げたい場合の対策も知っておくと便利です。
ここではスーツケースをホテル内や外で広げる場合の方法を紹介しています。
知っておくと、とても便利なのでぜひ参考にしてくださいね。
スーツケースをホテルで広げるには部屋のバゲージラックをまず確認
スーツケースをホテル内で広げる場合は、なるべく宿泊先の部屋で行い、置き場所が準備されているか確認しましょう。
- バゲージラック
- 掛け布団の上に細長い布が一枚別で乗せてあれば、そこにスーツケースを置くことができる
- 部屋の床に置いて広げる
お部屋でスーツケースを広げる場所は基本的にはこの3パターンになると思います。詳しく紹介しますね。
宿泊部屋にバゲージラック(細長い布が何枚か貼られたラック)が置いてあれば、そこがスーツケースを置く場所です。
バゲージラックを壁に近づけて置いて90度に開くと場所を取らずに開くことができます。
布団の上に細長い布が一枚乗せてある場合はそこに置くことができます。
日本人には汚れたスーツケースを布団の上に置くことには抵抗があるかもしれませんね。
部屋に靴で入る文化の外国の方なら気にならないようです。
お部屋の床に置く場合にあると便利なのは、レジャーシートです。
レジャーシートを下に敷いてその上にスーツケースを置いて広げると良いですね。
100円ショップにあるもので十分ですので、中に入れておくと便利ですよ。
レジャーシートはチャックを少し開けた状態でサッと取れる真ん中に入れておくと良いですね。
スーツケースを外で広げる時の工夫
スーツケースを外で広げるのは、あまり周囲の印象が良くないので、広げる場合は工夫が必要です。
- 人が少なめのベンチを見つけて広げる
- 広げた時に中を見られても良いように、あらかじめポーチなどに入れて整理しておく。
- フロントオープンのスーツケースを使う
詳しく紹介していきます。まずはベンチで広げる場合の方法です。
- 拡張機能がある場合は先にチャックを広げる
- 人通りが多い方に向いてベンチに座る
- スーツケースを自分の膝の上に置く(重くても我慢!)
- チャックを開け、片手で90度に開く
- 空いている片手で荷物を入れる
ベンチで広げる場合でも、あらかじめポーチなどでスーツケースが整理されていれば、欲しいものを取り出したり、新たに入れる物のスペースを空けるのがスムーズですよ。
中身が人に見られても特に気にならない場合や重たいスーツケースの場合は、背もたれ付きのベンチに置いて90度に開くと良いです。
その他の方法として、持っていると便利なのがフロントオープンタイプのスーツケースですね。
私は長時間1人で移動の場合は出し入れをしたいのでフロントオープンタイプの軽い物を使っています。
立てたままで出し入れできるフロントオープンタイプはとても便利です。
ネットショップでも好評のACTUSのフロントオープンタイプのスーツケースを紹介しておきますので、参考にしてください。拡張機能は付いていません。
まとめ
- スーツケースの拡張機能のデメリットは拡張した時の耐久性
- スーツケースの拡張機能のデメリットは拡張したら機内に持ち込めないこと
- 故障させないために、拡張機能は使いっぱなしにせず一時的な利用にする
- 拡張機能はデメリットを上回る便利さがあり、荷物が増えた時に便利
- 機内に持ち込みたい場合は拡張機能を使わず、SSサイズかSサイズを選ぶ
- スーツケースを広げる場所はなるべく室内で、バゲージラックなどを使う
- スーツケースを外で広げる時は、ベンチに座って片手で90度に開いて作業する
拡張機能付きのスーツケースを使うイメージが湧きましたでしょうか?拡張機能付きを買っておくといざという時にとても便利ですので、ぜひ旅のお供にして不自由のない楽しい旅にしてくださいね。
拡張機能付きのスーツケースをお探しならこちらがおすすめです。拡張しても、ダブルキャスターで動きがスムーズ。
底の台座はフックになっていてちょっとした買い物袋などをかけることができます。便利機能が盛り沢山のスーツケースです。