時間や手間はかけられないなぁ。簡単にお金をかけずに豆苗を育てる方法はあるかな?
ペットボトルを使った豆苗の育て方なら、簡単にお金をかけずに楽しむことができますよ。
この記事では、豆苗の育て方とそのコツについてお話ししています。なぜ、ペットボトルを活用するのか?これがポイントになりますよ。
私自身、子どもと植物栽培ができたらいいなと思いながら、観葉植物は何度も枯らしてしまうし、土や肥料、虫のことを考えると何だか面倒で手を付けられずにいたズボラ人間です。
そんな私でも、この育て方なら豆苗を収穫できる!と確信しました。
豆苗の育て方は、再生栽培の方法と種から育てる方法があります。今回はよりお手軽に始められる、再生栽培を中心にご紹介します。
この記事を読めば、ペットボトルを使った簡単な方法で豆苗を育てることができ、栄養たっぷりの豆苗をもりもり食べることができますよ。
豆苗の育て方はペットボトル活用が簡単でおすすめ
豆苗は、ペットボトルを使った育て方ならたったの3ステップで簡単に栽培することができます。
<ペットボトルを使った豆苗の育て方>
- スーパーで購入した豆苗の豆の上3cm部分で切る
- 豆苗に水を浸す
- 光の当たる場所に置いて毎日水を交換する
今回は再生栽培という、豆苗の豆と根が張った部分から栽培をスタートする方法をご紹介します。
簡単に言うと、スーパーなどで売られている豆苗から、いつも食べている葉と茎の部分を1度カットした状態ですね。
育て方はなんと、簡単3ステップです!ペットボトルは2Lサイズのものを横に倒した状態で使っていきます。
ステップ1 スーパーで購入した豆苗の豆の上3cm部分で切る
ここで、豆苗の切る部分がとても重要です。あまり豆に近すぎる部分で切ると、成長に時間がかかったり、うまく成長しなくなったりしてしまいます。
脇芽という、次に芽が伸びていく部分を下から2つ残した部分で切ると、成長がスムーズになり、収穫の成功率も上がります。
脇芽がよくわからない場合は、豆苗の豆の上3㎝程度の部分を切れば大丈夫ですよ。
ステップ2 豆苗に水を浸す
水の量は、豆苗の根だけが浸る程度です。種まで浸からないように注意します。水が多すぎて豆まで水に浸かると、傷んでしまい、失敗の原因になるので、水の量はとても重要です。
水は水道水で大丈夫です。肥料を使ってしまうと、藻が発生しやすくなり、失敗の原因になるためおすすめできません。
お待たせしました、ここでペットボトルの登場です!2Lのペットボトルを横に倒し、ステップ1で切り取った、豆苗の豆と根の張った部分が入れられるように、ペットボトルを切り抜きます。
そのまま、ステップ1の豆苗をペットボトルに入れ、あとは適量の水を入れるだけです。
ステップ3 光の当たる場所に置いて毎日水を交換する
豆苗を上手に育てる環境として、置き場所も大切です。
直射日光を避け、明るい場所に置きます。温度は15~25℃が適しています。そして、水替えは必ず毎日!夏場はぬめりやカビが発生しやすいので、水替えを1日2回以上行いましょう。
水替えの時は、ペットボトルのキャップを開けた状態で行います。
ペットボトルを切り抜いたところから、豆苗の根の張った部分に直接、水を注ぎます。
すると、簡単に古い水が押し流されてキャップ部分から流れ出て、新しい水に入れ替えられるという仕組みです。
すべての水が入れ替わったら、ペットボトルのキャップを再び閉めます。この時、水の量が多すぎないかの確認もお忘れなく!!種が水に浸らない程度でしたね。
もちろん、ペットボトル以外のプラスチックパックなどでも育てられますが、ペットボトルを使うことで、水の入れ替えが簡単にできるので、豆苗の栽培の成功率UPにつながるわけです。
こうして7~10日経過すると、豆苗はしっかり成長し、収穫することができます。
「え、こんなに簡単でいいの?」と思ってしまうほど簡単で育てやすいですよね。成長が思わしくない場合は、置く場所を変えて、光や温度を調整してみてください。
ここまで、3ステップで簡単にできる豆苗の育て方をお話してきました。
まとめると、切って、水に付けて、水を交換するだけ!ポイントはペットボトルを活用して、毎日、水の交換をしっかり行うことです。
せっかく育てるのであれば、できるだけ失敗のリスクを回避したいですよね。
ここからは、おいしい豆苗を収穫するためのコツについてお話していきます。知っておくときっと役に立つのでお見逃しなく!
ペットボトルの活用がおすすめな理由は水替えが簡単だから
豆苗の育て方でポイントになるのが水替えです。というのも、豆苗を育てるときには、水は継ぎ足すのではなく、すべてを入れ替える必要があるからです。
豆苗を再生栽培するならば、水替えが一番の肝!そんな豆苗の水替えを、劇的に簡単にするのがペットボトルなのです。
水替えさえ上手にできれば、おいしい豆苗は簡単に収穫できます。「水替えを制すものは豆苗栽培を制す!!」と言っても過言ではありません。
ただ、毎日、水をすべて綺麗に入れ替えることが、意外と難しく、それが失敗の原因になることは少なくありません。
毎日、手間をかけずに育てたい、そんなあなたの救世主がペットボトルです。
豆苗の育て方はカビ対策が大切!ポイントを2つご紹介
いざ、豆苗を育ててみた…それなのにカビが生えてしまった!これは、避けたいですよね。
カビが生えてしまった豆苗は、残念ながら復活させることはできませんし、食べられません。
カビを生えさせない育て方で押さえたいポイントは2つ!1つは水の入れ替え、もう1つは豆苗の成長の早さです。
水の入れ替えに関しては、先ほど育て方のステップ2でお伝えした通り、水をすべて入れ替えることです。
水をすべて入れ替えないと、カビやぬめりが発生してしまいます。
では、豆苗の成長の早さがカビ対策のポイントになるとは?
豆苗は豆の栄養分を元に成長していきます。豆が弱ると成長も弱くなり、カビにも弱くなってしまいます。
つまり、豆が弱る前に、早く成長させることが、カビ予防につながります。
また、豆に水が浸かってしまうことも、豆が弱くなりカビの原因になるので、再度、水の量には注意したいですね。
ちなみに、カビを発見した時点で、その豆苗は、栽培はもちろん、食べることもやめてください。
「捨てるなんてもったいない!育てるのは無理だとしても、カビの部分を取り除けば食べられるでしょ?」と、何としてでも食べようとしていた私ですが、どうやら間違っていました。
豆苗のカビは根のあたりに、白くふわふわとしたものが出てきて気付くことが多いですが、その時にはすでに、カビの胞子は根の部分だけでなく、葉や茎の部分にも飛んでいるそうです。
自分で育ててきて愛着も沸きますが、カビが生えてしまったものは仕方ありません。カビを見つけたら、栽培も食べることもあきらめましょう。
正しい育て方で水を全て入れ替えて早く成長させれば、カビが生える前に栽培して美味しく食べることができますね。
豆苗の育て方を知って何回収穫できる?2回までは安心
ここまで紹介してきた豆苗の育て方によって、収穫できるのは2回です。
3回目も収穫ができないわけではありませんが、豆の栄養素が尽きてしまうため、成長が遅くなるとともに、おいしい葉や茎は期待できません。何回でも収穫できるというわけではないのです。
また収穫を何回も繰り返すと、豆が弱くなるため、カビのリスクが高くなります。
たとえ正しい育て方をしていても、豆が黒くなった時には、栄養不足になっていて成長できませんので、目安として覚えておくといいでしょう。
簡単に2回収穫できるだけじゃない豆苗の魅力!
簡単な育て方で収穫が2回できる豆苗!しかし、これだけじゃない、さらなる豆苗の魅力をご紹介します。
これを見れば、あなたもますます豆苗を育てたくなるはずです。
年間を通して価格が100円前後とお財布にやさしい
豆苗は耕栽培により天候に左右されないため、低価格で安定しているそうです。ありがたいですよね。
栄養が豊富に含まれている
豆苗は、ビタミンK、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB群など栄養が豊富。
健康のために欠かせない栄養素がバランスよく含まれています。
ビタミンKは骨が弱くなりやすい更年期の女性に特に大切な栄養素ですし、葉酸は、妊娠中や授乳中に特に摂取したい栄養素ですね。
生でも加熱しても美味しいので料理の幅が広い食材
サラダ、付け合わせ、スープ、メイン料理など、とにかく活躍の幅が広く、さらに、スムージーやデザートに使っても美味しいそうです。
さまざまな食べ方ができると、飽きずに楽しめるので嬉しいですよね。
家庭で栽培した豆苗は、衛生面から加熱することが推奨されていますのでご注意ください。
豆苗の育て方を種からチャレンジするには?
スーパーなどで購入した豆苗の再生栽培に成功したら、次は種からの栽培にチャレンジしたくなるのではないでしょうか?
種をホームセンターや100均で購入し、3日程度かけて発芽させ、毎日水を替えながら育てることで10日前後で収穫することができますよ。
豆苗の種からの育て方は、ひと手間かける分、さらに栽培を楽しめるとともに、収穫できた時の喜びが大きくなることでしょう。
豆苗の種はどこで手に入れられる?育て方は?
豆苗の種は、ホームセンター、園芸店、100均で購入することができます。
種のほかに準備するものは、キッチンペーパーまたは食器洗い用のスポンジ、容器、霧吹きです。育て方の手順は以下の通りです。
<豆苗を種から育てる方法>
- 容器にキッチンペーパーまたはスポンジを置き、ひたひたになる程度まで、しっかりと水を浸らせる
- 購入した豆苗の種を、種が重なりあわないように広げて蒔く
- 発芽するまでの間、暗い場所で育てる。この間、種が乾いてしまわないように、1日2回程度、霧吹きで水をかける
- 発芽したら、種の下に水が浸るように、毎日水を替える
- 5㎝ほどに成長したら、日の当たる場所へ移動さ、再生栽培の手順と同様にペットボトルを活用して育てていく
発芽するまでの間、暗い場所を確保するために、容器をアルミホイルで覆うことも効果的です。
種を蒔いてから発芽までは、3日程度です。再生栽培に比べるとひと手間ありますが、決して難しい手順はありませんね。また、栽培に必要な道具も家庭にあるものばかりなのが嬉しいです。
豆苗の種から土で栽培する育て方もありますが、こちらは、土を扱うため、虫の発生の可能性や土のお手入れといった手間がかかるので、今回、私の選択肢には上がりませんでした。
まとめ
- スーパーで購入した豆苗の豆の上3cm部分で切り、水に浸し、毎日水を交換するだけの3ステップで栽培できる
- 豆苗の育て方でとにかく大切なことは水替え!
- ペットボトルを切りぬくだけで、豆苗の再生栽培が劇的に簡単になる
- 豆苗にカビが生えない育て方のポイントは、ペットボトルを活用した水替えと、早く成長させること
- 再生栽培は2回まで
- 豆苗の魅力は、安くて、育て方が簡単で、おいしく食べられて、栄養満点なところ
- 再生栽培だけでなく、種から育てることも可能
いかがでしたか?これなら確かに簡単でうまく収穫できそう、と思っていただけたのではないでしょうか。
さて、ここで、「豆苗の育て方はよくわかったし、魅力もわかったから育ててみたくなった!でも、これで失敗したらどうするの?」と言う声も聞こえてきそうです。
そんな不安な方に朗報です!豆苗の再生栽培で失うものは何もありません!だって、スーパーなどで豆苗を買って、食べた後の部分とお水と空いたペットボトルを使っているだけ!!
今までは捨ててしまっていたものを使うだけで、再びおいしい豆苗を収穫できるチャンスがあります!
私は、豆苗の栽培を通して、家の中に緑を愛でることができること、自分で栽培したものを食べることで、なんだか丁寧な暮らしができているなと感じました。
また、子どもと一緒に栽培する場合は、栽培の過程を一緒に楽しむことができ、さらに食育にも一役買ってくれそうです。
子どもは自分で育てること、調理に参加することで、苦手だった野菜が食べられることもあり、親としては嬉しい瞬間でもあります。
そんな風に、生活に潤いを与えてくれるのも、豆苗の魅力なのかもしれません。
スーパーなどで手軽に安く手に入れられるので、見かけたら試してみられてはいかがでしょう。
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