そろそろ3歳になるけれど、ミルクがやめられない原因はあるのかな…。
ミルクがやめられない原因は単純にお腹が空いていることや、ミルクで安心感を得ているなどあります。
心配になるお気持ちもわかりますが、無理に卒業をさせる必要はありませんよ。
育児用ミルクは1歳頃、フォローアップミルクは9ヶ月〜3歳までと言われていますが、個人差が大きいものなので焦らなくても大丈夫。
ママ友も3歳過ぎてもミルクをやめられないと心配していましたが、あることがきっかけで卒業できたそうです。
この記事ではミルクをやめられない原因ややめ方、実際にやめたエピソードを紹介しています。
私も一児の母親をしてますが、毎日育児の悩みはつきません…。
育児に正解はありませんが悩めるママたちの参考になれば嬉しいです♪
ミルクではなく哺乳瓶が大好きで依存している子も結構多いです。
こぼれにくいコップを使ってミルクを飲ませてみて、気づけば卒業できた!という子も多いですよ。
ミルクをこぼされてしまっては大変なので、大人気のこぼれにくいコップを使えばストレスから解放されますよ♪
3歳でミルクがやめられない原因3選!
ミルクやフォローアップミルクを欲しがる原因には、食事量が不足してお腹が空いていることや、ミルクを飲むことが心を落ち着かせるための行為になっているなどがあげられます。
- お腹がすいている
- ミルクの味が好き
- ミルクが精神安定の材料となっている
一般的に育児用ミルクは、離乳食後期となる9ヶ月〜1歳半頃に卒業する子が多いですが、やめられないからといって無理にやめさせる必要はありません。
ミルクを卒業するタイミングは個々の成長に合わせて行うことが大切であり、「3歳までに絶対にミルクをやめなきゃいけない。」という決まりはないのです。
とはいえ、なぜ我が子は3歳を過ぎてもやめられないの?と悩んでしまうのもわかります…!
きっと子どもがミルクをやめられないのには何か理由があると思うので、考えられる原因について詳しくお話していきますね。
原因①お腹が空いている
お腹が空いているからミルクを欲しがっている場合があります。
空腹が原因の時には、間食を増やしたり、麦茶、温めた牛乳などでお腹を満たしてあげるのも一つの手ですよ。
子供は一回のうちに食べられる量が少ないですし、何より毎日体全身を使って動き回っているのでカロリーの消費リ量が多いです。
1日3回きちんと離乳食を食べていても、お腹が空いていしまうこともありますよね。
このパターンは私のママ友の中でも多く、離乳食や食事の量を増やしたらミルクを自然と欲しがらなくなったという話も。
ところで3歳の子どもの発育に必要なカロリーってどのくらいなんだろう。
3歳の男の子だと約1200kcal、女の子は約1150kcalが必要だと言われています!
3歳ほどになると、大人の1/2~1/3程度のカロリー位が目安です。小さな体ですが、かなり多くのエネルギーが必要なんだと驚きですよね。
年齢 | 発育に必要なカロリー |
---|---|
1歳〜3歳 | 男児1200kcal 女児1150kcal |
4歳〜6歳 | 男児1550kcal 女児1450kcal |
ただ、離乳食を作るときにカロリーの計算なんてしていられませんよね。
なのでまずは、簡単ステップとして離乳食や食事の一回量や間食の回数を少しずつ増やしながら、子どもの様子を見てみていきましょう。
原因②ミルクの味が好き
中にはミルクの味が好きで欲しがる子もいます。
生まれたときから飲んでいるので、ミルクの味は舌に慣れ親しんでるもの。
ミルクに似た味の牛乳や豆乳、ヨーグルトをあげる作戦で気を紛らわすママも多いようです。
原因③ミルクが精神安定剤となっている
3歳になってもやめられない子の多くは、精神的な安心を求めて飲んでいることが理由にあげられます。
お腹が空いているからというよりは、毎日ミルクを飲むことが習慣になっていて、ミルクを飲むと安心する、落ち着くといった理由が多いです。
なので、無理にやめさせようとする不安が大きくなったり、癇癪を起こしてしまうなど逆効果になる場合も…。
ミルクをやめられないと、焦る気持ちもありますが、「今日はこれだけにしておこうね。」といった声かけで優しく促しながら、子どものペースにあわせることが大切です。
大人になってもミルクを飲んでいる人はいないので「いつかは卒業する」と気長に待つ心構えも必要かもしれませんね。
次は悩みまくっていた私の友人の子がミルクを卒業できたエピソードをご紹介しますね。
下の子が産まれてやめた卒業エピソード
3歳過ぎてもミルクがやめられないAくん。
3食ご飯をしっかり食べても、寝る前には必ずミルクを飲んでいました。
牛乳やカルピスに変える作戦をしても、泣いてしまってだめだったそうです。
そんなAくんですが、下の子ができてからはミルクは赤ちゃんが飲むもの!と思うようになり、だんだんミルクと言わなくなりました。
そのタイミングでAくんと哺乳瓶を「赤ちゃんが使うものだから、お兄ちゃんのAくんがバイバイしようね。」と一緒に捨てることで完全に卒業できました。
Aくんはお腹が空いて飲みたいというよりは、ミルクが精神安定剤となっていたみたいです。
しかし、下の子ができて、「自分はお兄ちゃんなんで、ミルクを飲んでるのは恥ずかしいんだ…!」と思うように。
子どもは私たち大人が思っている以上に、たくさん考えて、成長しようとしているんですね。Aくんのほっこり卒業エピソードでした。
寝落ち習慣で卒業エピソード
2歳半のBちゃんは寝る前のミルクが大好きで、ミルクがやめられないと困っていました。
ある時、1日中走り回って遊んで疲れたのか、ミルクを飲まずに寝落ちしたそうです。
その次の日も、ミルクを飲まずに寝かしつけることにチャレンジ。
最初はミルクを飲めずに、泣いていたようですが、お気に入りのぬいぐるみであやしたり、絵本を読んで気を紛らわすことで、3、4日目にはミルクなしで寝かしつけることに成功!
そのまま卒業できたBちゃんでした。
BちゃんもAくん同様に、ミルクを飲むことが安心につながっていたみたいです。
ミルク以外のお気に入りのものがあると、安心して寝ることが出来そうですね。
ミルクを卒業した後は、フォローアップミルクに移行する子も多いのではないでしょうか。
次ではそんなフォローアップミルクのやめ時や、やめ方についても紹介していきますね。
ミルクが卒業できないときのやめ方とコツ3点
フォローアップミルクもミルクをやめる方法は同じで、やめ方のコツは3つあります。ただ、子どもの成長には個人差がありますので、焦らずお子さんの成長にあわせてあげるのがベスト。
- フォローアップミルクの量を少しずつ減らす方法
- 離乳食の量を増やす方法
- 牛乳や豆乳に置き換える方法
- 哺乳瓶を隠す方法
それでは、卒業するコツについて一つずつ詳しく説明していきますね。
フォローアップミルクの量を少しずつ減らす方法
1つ目のやめ方は、1日のうちフォローアップミルクをあげる回数を減らし、量も段々と少くしていく方法。
やめる時期がきたから、「さあ、やめようね。」と言っても子どもには難しいですよね。
なので、間食を上手く取り入れながら、まずは1回量を減らしていきましょう。
水分を多めにしてフォローアップミルク自体を薄めに作る方法も効果的ですよ。
離乳食の量を増やす方法
フォローアップミルクのやめ方で重要になってくるのが離乳食の量です。お腹が満たされていれば、追加でミルクを欲しがることも自然に減っていきます。
しかし、中々離乳食を食べてくれないと悩むこともありますよね。
進まない時は、離乳食の硬さや味付けを変えてみたり、子どもの興味を引くような形にカットするといいかもしれません。
また、あげる時間をママやパパと同じ時間にするといった工夫をしてみてくださいね。
私の息子も離乳食をべぇ~っと吐いたりして、進みませんでした。今は家族みんなで食べるようにし、「食事って楽しいんだよ。一緒に美味しく食べようね。」と伝えています。
最近は少しずつですが食べる量が増えてきたところです♪
牛乳に置き換える方法
1歳を過ぎていれば牛乳を飲んでも大丈夫なので、フォローアップミルクから牛乳に置き換えていく方法です。
牛乳だけでは飲まない子もいるかもしれないので、フォローアップミルクと牛乳のミックス法がおすすめ。
100ml飲むなら、フォローアップミルク70ml、牛乳30mlでつくります。
数日かけて牛乳の割合を増やし、徐々に味に慣らしていってあげましょう!
哺乳瓶を隠す方法
哺乳瓶に依存してやめられない場合、哺乳瓶を隠してしまうのも1つの方法です。
ちょっと強引な方法ではありますが「哺乳瓶が割れちゃったの!」と言って哺乳瓶が使えないことを伝える方法です。
最初は泣いたり悲しんだりするかもしれませんが、どうしてもという場合にはやってみてくださいね。
哺乳瓶がないからコップでミルクを飲ませてみると、案外あっさり飲むのを辞められた!という方もいます♪
この子はミルクが好きというよりは、哺乳瓶が大好きだったんだね!
虫歯や歯並びが気になるからどうしてもやめさせたい、という場合には試してみてください。
フォローアップミルクのやめどきやミルクとの違いを解説
フォローアップミルクは生後9ヶ月頃からはじめ、3歳頃がやめどきの目安と言われていますが、食事からしっかり必要な栄養素、特に鉄分がとれているのかが、やめどきのポイントになります。
そもそもフォローアップミルクってどんな役割なの?ミルクとの違いは何?といった疑問にもお答えしますね。
役割をきちんと知るとやめどきについてもわかるので、はやくやめさせなきゃといった焦りもなくなりますよ。
フォローアップミルクのやめどきは成長に合わせて!
子どもの成長に必要な栄養がしっかりと摂れているかがやめどきのポイントになります。
離乳食で不足しがちな鉄分やカルシウム、成長に必要なビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいるものがフォローアップミルクです。
生後6ヶ月頃になると、赤ちゃんの身体の中にストックされていた鉄分は減少しはじめ、9ヶ月となる頃からは、鉄分が足りなくなる鉄欠乏が生じやすくなると言われています。
フォローアップミルクはには鉄分など不足しがちな栄養素が多く含まれているので、対象年齢は9ヶ月頃から、身体や機能の発達が著しい3歳までの長期となっているんです♪
なので、離乳食でしっかりと鉄分が摂れていれば、フォローアップミルクを卒業しても問題ありません。
もし余ったフォローアップミルクがあれば、シチューなどの料理に活用すると、無駄もなく鉄分も一緒に摂れるのでおすすめです。
フォローアップミルクとミルクは成分や含まれる量が違う
フォローアップミルクとミルクでは使用目的が異なっているため、対象年齢や含まれる成分が違います。
フォローアップミルクと育児用ミルクとの違いを以下にまとめました。
フォローアップミルク | 育児用ミルク | |
---|---|---|
目的 | ミルクや母乳と牛乳の間の役割。 離乳食だけでは不足しがちな栄養素を補う。 | 母乳の代わり。 |
対象年齢 | 生後9ヶ月頃~3歳頃まで | 0ヶ月~1歳まで |
成分 | 離乳食で不足しがちな栄養素が多く含まれる。 タンパク質や脂質、鉄分、ビタミンD、Eなど。 | 母乳に含まれる成分が主。 タンパク質や脂質、ミネラル、DHA、オリゴ糖など。鉄分も含まれているが、フォローアップミルクよりも少ない。 |
母乳や育児用ミルクにも鉄分は含まれていますが、含まれている量は少ないんです!
体を作るために欠かせない栄養素がたくさん入っているので、3歳頃まではフォローアップミルクも上手に活用しながら、お肉や魚、野菜などバランスのよい食事をとりいれていきましょう。
まとめ
- ミルクの卒業には、子どもの個人差があるので3歳でやめられないからといって焦る必要はない
- 一般的に育児用ミルクは1歳頃、フォローアップミルクは生後9ヶ月~3歳頃が対象と言われている
- 3歳でもミルクがやめられないのには、食事量が不足している、ミルクの味が好きでやめられない、ミルクが精神安定材となっていることが原因として考えられる
- ミルクがやめらないと悩み、焦る気持ちもあるが、いつかは卒業するものと気長に待つ姿勢や、子ども一人ひとりのペースにあわせ、卒業を目指すことが重要である
- フォローアップミルクは、ミルクと牛乳の間の存在で、赤ちゃんが不足しがちな鉄分、ミネラルなどの栄養素を多く含んでいる
- フォローアップミルクを卒業するコツは、ミルクの量や回数を徐々に減らしていく方法、ミルクと牛乳をミックスさせる方法、離乳食や間食を増やす方法がある
- 離乳食があまり進まない時は、硬さや味付けを変える、ママ、パパと一緒に食事をとるといった工夫が効果的である
子ども一人ひとり性格が違うので、兄弟でもミルクを卒業するタイミングやきっかけは違います。
育児には正解はありません。3歳過ぎても飲んでいるからと焦らず、その子にあったペースや方法で卒業できるように、サポートしていくことが大事だと思います♪
毎日ほんとに子育てお疲れ様です。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです♪
やめさせる方法として、ミルクをまずはコップに入れてみて、哺乳瓶を卒業させてみるのがとても有効ですよ。
とは言ってもミルクをこぼされてしまってはこちらも大変ですよね。
こぼれにくいコップがこのストレスから解放してくれます。
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