あなたの犬は、散歩中に下ばかり見る行動をとっていませんか?
犬が散歩中に下ばかり見るのは、3つの理由があります。
- 情報収集をしている
- ストレス発散している
- 散歩に夢中になっている
中断させるのはかわいそうですが、体に悪いものを食べてしまわないか心配ですよね。
私も子どもの頃に飼っていた犬と一緒に出掛けたときは、ずっと下ばかり見るのに夢中になっている行動にハラハラしました。
飼い主としては、お出かけ中に困らない対策法を知っておくと安心ですよね。
そこで、散歩中に下ばかり見てしまうときに役立つしつけや、引っ張る行為のリスクと対策についても解説していきます。
犬の行動の理由を理解して対策することで、お互いストレスフリーでお出かけすることができますよ♪
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犬が散歩で下ばかり見る理由は3つ!行動を理解しよう
犬が散歩中に下ばかり見るのは、3つの理由があります。
・散歩中ににおいを嗅いで情報収集をしている
・知らない場所や新しいものに対する不安を解消
・散歩に夢中になってアイコンタクトが取れていない
犬が下ばかり見ることでなかなか散歩が進まず、飼い主さんのストレスになってしまうこともありますよね。
拾い食いでもしてお腹を壊してしまったらどうしよう。
拾い食いによる、健康上の影響も心配になってしまいます。
この章では犬が下ばかり見る3つの理由について解説していきますね。
行動の意味を理解することで、関係性をうまく構築していきましょう♪
散歩中ににおいを嗅いで情報収集をしている
犬が散歩の時に下ばかり見るのは、においを嗅いで情報収集をしているからです。
犬は古来より、「鼻でものごとを考える動物」といわれており、その嗅覚は人間の数千~数万倍あります。
嗅覚に優れているというのは、においを強く感じ取るわけではなく、においを嗅ぎ分ける能力に優れていることを意味します。
においを嗅ぐだけで、その場所をマーキングした、犬の性別や年齢、体格など、細かいところまで情報を得ることができるのです。
犬の種類によって、嗅覚の鋭さに違いがありますが、においを嗅ぐ行動に差はありません。
どうして犬はにおいから情報をキャッチするの?
実は、犬の視力はぼやける程度しかなく、人間で例えると0.3ほどの視力しかないのです。
私たちだったらメガネやコンタクトをつけますが、犬につけるわけにはいきませんよね(笑)。
そのため、鋭い嗅覚を利用し、細かい情報を得ているというわけです。
特に慣れない場所を散歩すると、下を見てクンクンにおいを嗅ぐ行動が見られます。
情報収集するための大事な仕事だと思って、大目に見てあげましょう。
知らない場所や新しいものに対する不安を解消
2つめもにおいに関することですが、散歩道の知らない場所や新しい物に対する不安を解消するためです。
上述で話したように、犬は視力がぼんやりするほどしかないため、嗅覚で情報を処理しています。
犬は、新しい場所や物に対して不安を感じやすいので、それを解消するという意味でも嗅覚で分析しているのです。
私たちも、新しい土地や学校、職場など、ガラッと環境が変わると、適応するまで不安な気持ちになりますよね。
犬も、お散歩デビューや知らない場所へのお出かけの際には多少のストレスを感じているというわけです。
においを嗅ぐ行動を無理にやめさせると、それこそ不安やストレスの原因となってしまいます。
時間を決めてでもいいので、クンクンする時間を与えてあげましょうね。
においを嗅ぐことで脳が刺激され、不安解消や認知症の予防効果ももたらしますよ。
散歩に夢中になってアイコンタクトが取れていない
犬が下ばかり見て歩いてしまうのは、散歩に夢中になってアイコンタクトが取れていないからです。
犬が下ばかり見て歩くことで、散歩が思い通りに進まないことがありますよね。
犬種によっては力の差で、突発的な行動に対応できないこともしばしばです。
急に走り出したり、落ちているものをパクっと口の中に入れてしまったりと、予期せぬ行動に出ることもあります。
散歩中の突発的な行動に対処するには、アイコンタクトを習慣づけることが大切です。
定期的にアイコンタクトを取る習慣があると、危ない場所に飛び出しそうになったり、拾い食いをしそうになったりしても、阻止することができますよ。
アイコンタクトの方法については次の章で触れていますので、チェックしてみてくださいね。
犬の散歩でできるしつけは4つの方法がある
犬の散歩で困ったときは、4つのしつけで対応することができますよ。
・アイコンタクトをとる
・コマンドを使う
・おもちゃを使う
・お菓子と交換する
散歩中に、におい嗅ぎに集中したり、拾い食いをしたりと犬の行動に振り回されることも、日常茶飯事ではないでしょうか。
そういうときはコマンドや、犬の気を引くアイテムで、しつけを行いましょう。
このしつけ方法を知ることで、飼い主さんの散歩中のストレスが解消されますよ。
散歩中の危ない行動はアイコンタクトで予防できる
散歩中の危ない行動や拾い食いをやめさせるためには、常にアイコンタクトを習慣づけておくことが大切です。
この意味でのアイコンタクトというのは、お互いに目を合わせることではなく、飼い主に注目するという意味で使われます。
アイコンタクトが習慣づくと、どんな状況においても飼い主に注目できるようになりますよ。
アイコンタクトは以下の手順で訓練してみましょう。
- 愛犬がリラックスした状態からスタートする
- ドックフードまたはお菓子を手の中に隠しながらアイコンタクトをとる
- 落ち着いて飼い主を見るのに集中できたら、手の中にあるご褒美を、鼻先へと近づける
- たくさんほめてあげながら、ご褒美を渡す
- この流れを数回繰り返す
- 慣れてきたら名前を呼んで、手に隠したご褒美のにおいを嗅がせながらアイコンタクトを取る
この方法に慣れてくると、「注目すればおやつをもらうことができる!」と認識し、目と目を合わせる訓練が難なくできるようになりますよ。
ご飯やおやつをあげるときも、まず目を合わせるように訓練しましょう。
このアイコンタクトの訓練は、子犬でも成犬でも、迎え入れて2週間ほど経てば実施することができます。
アイコンタクトをマスターすると、気持ちが落ち着き、双方の信頼関係が深まるメリットがあるので、実践してみてくださいね。
拾い食いをしそうになったら3つのコマンドで予防できる
犬が散歩中に食べ物を見つけて拾い食いしそうになったら、以下3つのコマンドを使って予防できますよ。
・お座り
・待て
・伏せ
コマンドなら犬を飼っている誰もが必ずやっているしつけ方法ですよね。
ごはんやおやつをあげるときに活用するご家庭も多いと思います。
ここでは犬の動きを止めて落ち着かせるときの、コマンドの種類を紹介しますね。
お座り
「お座り」は、興奮を落ち着かせたいときや食事のときに使うしつけ方法です。
基本的なしつけなので、どのご家庭も最初に覚えさせることでしょう。
あなたが犬を迎え入れたばかりでこれからしつけをマスターする段階でしたら、最初にお座りをさせることをおすすめします。
「おすわり」「すわれ」など統一した号令をかけて犬が地面にお尻をつけたら、その瞬間にほめてご褒美をあげましょうね。
すぐにほめてあげることで、地面に座るとご褒美がもらえる、と認識できるようになりますよ。
待て
「待て」は言葉通り、その場から動かずに待ってほしいときに使います。
「お座り」と同様によく使われるコマンドで、落ち着いて待ってもらいたいときや犬の動きを止めるときのしつけ方法です。
座った状態や伏せた状態で、はじめは短時間待つようにし、段々と時間を延ばしていきます。
これは落ちついた状態で、次の指示を待てるかどうかが習得のカギです。
途中で注意がそれたり、立ち上がったりするのは、まだ習得ができていない段階ですので、慣れるまで繰り返し行いましょう。
伏せ
「伏せ」は地面に顎~お腹をピッタリくっつけた状態になります。
より落ち着いた状態になることができるため「お座り」よりも興奮を落ち着かせることができますよ。
お座りした状態で、手に隠し持ったご褒美を鼻先から下へ移動させ、犬の姿勢を低くしていきましょう。
地面にピッタリ体を付けた状態で、隠し持ったご褒美を少し遠ざけてもキープできていたら習得成功です。
いきなり伏せの状態にするのは難しいので、少しずつ体勢が低くなったらご褒美をあげるなど、段階を踏んで行いましょう。
においに夢中で進まないときはおもちゃを使う
においに夢中で散歩が進まないときは、愛犬のお気に入りのおもちゃで気を引きましょう。
犬は慣れない場所に来ると、嗅覚で情報収集をするためにクンクンにおいを嗅ぎだします。
それが彼らの習性であり、ストレス発散や脳の活性化にもなるからです。
しかし人間は視覚で情報を得ているので、歩きながら色んな風景を見るのが楽しみですよね。
ここで言えるのは、人間と犬では散歩の楽しみ方に違いがあるということです。
お互いがストレスなく散歩をするためにも、新しい散歩の楽しみ方を取り入れてあげましょう。
愛犬のお気に入りのボールや音のなるおもちゃなどを活用し気を引くことで、においへの執着心をやわらげることができますよ。
口に入れてしまったときはおやつと交換
もしお散歩中に、犬が落ちている物を口に入れてしまったときは、おやつと交換で取り換えましょう。
ちょっと目を離したすきに、食べ物を口の中に入れてしまった!
お散歩中、少し目を離した瞬間に、地面に落ちている食べ物を犬が口の中に入れてしまった経験はありませんか?
私も子どもの頃に飼っていた犬が拾い食いの名人で、何度ヒヤッとしたことかわかりません。
「出して!」の声掛けですぐに吐き出してくれるなら心配いりませんが、食い意地を張っていると、飲み込んでしまう犬もいますよね。
そういうときのために、おやつかドックフードを1~2粒常備し、活用しましょう。
怒るとムキになって、飲み込んでしまうかもしれません。
優しく声掛けし、アイコンタクトを取り、「はい、交換!」とおやつとチェンジできるように誘導しましょうね。
何気なく道端に落ちている物でも犬にとって、危険なものがいっぱいあります。
拾い食いによって感染症や中毒症状を起こしたり、農薬がかかった食べ物による生命の危険が潜んでいるのです。
大切な家族の一員である犬を守るためにも、拾い食いには注意しましょうね。
犬の散歩で引っ張るのがNGな3つの理由と対処法!
犬の散歩中の引っ張る行動は3つの理由があり、よくありません。
・興奮状態に陥ってしまう
・首や胴体を引っ張ることで健康被害が起こる
・飼い主との関係性が悪くなる
引っ張り癖をそのままにしてしまうと健康被害が出たり、関係性の悪化につながります。
興奮したり突然飛び出してリードを引っ張ってしまうんだけど、なにかいい方法はあるの?
もちろん犬に苦痛を伴わない散歩の方法や、工夫できることもありますよ。
ここでは犬の引っ張る行動がNGな理由3つや、苦痛を与えない散歩の方法4つについて紹介していきますね。
理由①興奮状態に陥ってしまう
犬の引っ張り行為があるのは、興奮が原因だからです。
興奮した状態で走り出す→引っ張り行為が生じる→状況が悪化するという、負のスパイラルが起こってしまいます。
興奮が原因で引っ張り行為がある犬は、子どもの頃から好奇心が強い傾向にあります。
また、ストレスを感じていることで散歩のときに興奮状態に陥りやすいです。
平穏な状態で散歩ができるように、犬の小さな変化に気づき、ストレス発散をしてあげましょう。
理由②首や胴体を引っ張ることで健康被害が起こる
犬の引っ張り行為により、健康被害のリスクが高まります。
犬の重心は前足が約3割、後ろ足が約7割ですが、引っ張り癖でそのバランスが崩れてしまうのです。
前に突進することで前傾姿勢になり、後ろ足の筋肉が弱るためともいわれています。
腰や背中を痛めてしまい、将来的にヘルニアになってしまう犬も少なくありません。
首を圧迫すると、気道に負担をかけ、呼吸器疾患を患う危険性もあります。
首輪をハーネスに変えたり、お散歩コースを見直して興奮を抑えたりと、首に負担をかけない工夫をしましょう。
愛犬の体に優しいハーネスをお探しではありませんか?体全体を包み込んでくれるので、引っ張る力が全体に分散します。
首や体に負担を感じず、元気にお散歩することができますよ♪
理由③飼い主と犬の関係性が悪くなる
犬の行きたい方向に引っ張られるように歩いてしまうと、「飼い主さんはいつでも、ボクの行きたいところについてきてくれる」と勘違いが生まれます。
そうなると、主従関係が反対になり、しつけがうまくできなくなるかもしれません。
優しくすることも大切ですが、時には叱ることも忘れず、良好な関係を築いていきましょう。
次に、引っ張り行為をやめさせる対処法を解説していきます。
4つの対処方法を実践することで、犬との良好な信頼関係を築き、負担なく散歩することができますよ。
対処①犬と反対方向に歩く
犬と反対方向に歩くことによって、引っ張り行為を止めることができますよ。
引っ張られた状態で散歩を続けることは、主従関係の逆転を認めたことになります。
そこで犬の進行方向とは反対側を向いて立ち止まり、そのまま歩き出しましょう。
そうすることで犬も気になってあなたのほうを振り返るかもしれません。
自分のほうに意識を向けてきたら、飼い主の進行方向に歩くように促し、言うとおりにしたらたくさん褒めてあげましょうね。
それを繰り返すことによって、犬も理解し、あなたの後ろをついてきてくれるようになりますよ。
対処②隣を歩くのが当たり前と認識させる
リードを緩ませた状態で散歩するためには、犬があなたを意識し、隣を歩くのが当たり前という認識を持つことが必要です。
散歩中にこの形を自然と取るためには、あなたのすぐ横にいるスタイルに慣れる必要があります。
これも普段の生活で習得するしかありませんので、日常生活で犬に覚えてもらいましょう。
- 犬に壁側に立ってもらったら、挟みうちをするように、すぐそばにあなたが立つ
- その状態をキープできるようになったらご褒美をあげる
- 一歩ずつ距離をとる
- 犬がその横をついてきてくれるようになったらそのたびに、ご褒美をあげる
- それを繰り返し行う
- 散歩先でも人がいないところで、訓練方法を実践する
- 距離をあけるたびに犬が離れずついてきてくれる状態になったら、ご褒美をあげて、たくさんほめる
はじめは犬が理解するのに時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると、「飼い主さんの隣にいれば、いつでもいいことがあるんだ。」と理解できるようになります。
そうすることでリードが緩い距離をキープできるため、お互いストレスフリーで散歩ができるはずです!
対処③行きなれた場所を散歩する
犬が落ち着いて散歩できるように、行き慣れた場所を選びましょう。
慣れない散歩場所のにおいに夢中になってしまうことも、引っ張り行為が起こってしまう理由の1つです。
慣れた場所を散歩させることで興奮状態や夢中になりすぎることがなく、落ち着いて行動ができますよ。
もちろん、いつも同じ散歩コースだと、犬が飽きてしまってストレスにつながることもあります。
そういうときは交通量や他の犬が少ない時間帯などを狙って、定期的に新鮮な場所に連れていくといいでしょう。
対処④アイコンタクトを取りながら散歩する
散歩中にアイコンタクトを取ることも忘れないようにしましょう。
アイコンタクトができれば、突然の興奮や引っ張り行為、拾い食いに対して落ち着いて対処することができます。
そのためには、散歩中や日常生活など、普段からアイコンタクトを取る癖をつけることが必要です。
習慣づいていれば、名前を呼ぶことで、「飼い主さんに注目しなきゃ!」と意識があなたのほうに行くことでしょう。
あなたと犬の関係性もより強くなるはずですから、ぜひ日常生活から習慣づけて見てくださいね。
まとめ
- 犬が散歩中に下ばかり見るのは、情報収集や不安解消、新鮮な場所に夢中になっているという理由がある
- 散歩で困ったときは、アイコンタクト、コマンド、おもちゃ、おやつを使ったしつけで対応ができる
- 危ない行動や拾い食いをやめさせるためには、常にアイコンタクトを習慣づけておくことが大切
- 途中で拾い食いしそうになったら、お座り、待て、伏せの3つのコマンドで予防ができる
- 犬の引っ張る行動は、興奮状態に陥ってしまう、健康被害が起こる、飼い主との関係性が悪くなるという理由からNGである
- 引っ張り行為をやめる対処法は、反対方向に歩く、隣を歩くことに慣れてもらう、行きなれた場所を歩く、アイコンタクトとる、の4つの方法がある
今回は犬が散歩で下ばかり見る理由や、しつけ方法、引っ張り行為のNGな理由や対処法について解説してきました。
下ばかり見る行動に、3つの細かい意味があるなんて驚きですよね。
この記事を読むことで、いかに彼らが賢い動物かが、改めて知れた気がします。
もちろんしつけも一筋縄ではいかないですが、少しのご褒美とたくさんほめる、というのを心がけて、犬との信頼関係を構築してみてくださいね♪
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