朝起きたらマットレスに血が付いていた…
夏暑くなると、子供が寝ている間に鼻血をよく出すのよね…
鼻血や女性の経血など、知らない間にマットレスに付いていた、なんてことありませんか?
マットレスに付いた血の汚れは、時間が経っていなければ水で簡単に落とすことができますよ。
ただし落とし方にはコツがあり、必ず30度以下のお水を使うことが重要です。
お湯を使うと血の成分が固まってしまい、汚れが落ちにくくなってしまうのです。
もし水で落ちなくても、血の落とし方は他にもあるので大丈夫です。
この記事では、マットレスに付いた血の落とし方のコツや、汚れを落としてくれるおすすめのアイテムをご紹介していきます。
ご家庭にある身近なものを使うので、普段のお掃除にも役立ちますよ!ぜひチェックしてみてくださいね。
マットレスにこびり付いた血にどんな洗剤を使えばいいのか分からないと悩んでいませんか?
オキシクリーンなら高い洗浄力に加えて除菌や消臭効果もありますので、おすすめですよ!
マットレスの血の落とし方は簡単!まず水で試してみて
マットレスに血が付いてしまった時は、汚れてすぐなら水で簡単に落とすことができますよ。
落とし方のコツは、水を含んだタオルなどで優しくトントンと叩くだけです。これだけである程度きれいになります。
汚れをきれいに落とすためには、汚れの成分を正しく理解して、その成分をしっかりと落としてくれるアイテムを使う必要があります。
血液はタンパク質汚れなので、タンパク質を分解してくれるアルカリ性のものを使うと汚れが落ちやすくなりますよ。
アルカリ性と言っても弱アルカリ性のものから強アルカリ性のものまであり、成分のパワーが強くなればその分洗浄力(分解力)も強くなっていく反面、与えるダメージも大きいのです。
正しい血の落とし方を知っておけば、マットレスの生地を傷めることなく、長く使うことができますよね。
水でも汚れが落ちない場合は、これから紹介する落とし方でぜひ試してみてくださいね。
生地へのダメージが少ない順にご紹介していきます。
血を落とせるアイテム | 効果 | 生地への影響 |
---|---|---|
水 | 血を洗い落とせる | 無し |
塩 | アルカリ性 | ほとんど無し |
重曹 | アルカリ性 | ほとんど無し |
セスキ炭酸ソーダ | 重曹より強いアルカリ性 | 少し有り |
オキシクリーン(酸素系漂白剤) | シミを落としてくれる | 有り |
ハイター(酸素系漂白剤) | 強力な洗浄力でシミを落としてくれる | 有り |
水、塩、重曹は生地への影響がほとんどないのでおすすめです。
ただし汚れ具合によっては落ちない可能性もあるので、その場合はセスキ炭酸ソーダ、オキシクリーンやハイターなどの漂白剤の順に、汚れが落ちるかどうか試してみましょう。
汚れてすぐなら水、塩、重曹がおすすめ
まだ時間が経っていない血の汚れは、自宅にあるものを使えば簡単に落とすことができます。
- 水
- 塩
- 重曹
マットレスの生地を傷めずに汚れを落とすには、水、塩、重曹がおすすめです。
一つの方法で落ちない場合は、順番に試していくと汚れが落ちるようになります。
それぞれの詳しい落とし方を紹介していきますね。
水だけで汚れを落とす方法
まずは水だけで汚れを落とす方法をご紹介します。
タオルやティッシュを使い、余分な血の汚れをふき取ります
水で濡らしたタオルを汚れに当て、軽く叩きながら落としていきます
必ず30度の以下の水を使ってくださいね
乾いたタオルで濡れた汚れをふき取っていきます
1回で汚れが落ちない場合は、2~3の工程を繰り返します
汚れが落ちたら、濡れた部分にドライヤーを使って完全に乾かします
水ならマットレスにダメージを与えることなく、汚れを落とすことができますよ。
マットレスに水分が残っていると、カビや劣化の原因にもなるので、汚れを落とした後はドライヤーを使ってしっかりと乾かすようにしましょう。
塩を使って汚れを落とす方法
意外にもどのご家庭にもよくある塩を使って、血の汚れを落とすことができます。
身近な調味料なので、汚れたらすぐ対処できるのがメリットですね。ポイントは塩をペースト状にすることです!
タオルやティッシュを使い、余分な血の汚れをふき取ります
塩と水を1:2の割合で混ぜてペースト状にし、汚れの上に載せて10〜20分程度そのままにしておきます
水を含んだタオルで軽く叩きながら、塩を拭き取っていきます
1回で汚れが落ちない場合は、2~3の工程を繰り返します
汚れが落ちたら、濡れた部分にドライヤーを使って完全に乾かします
マットレスを完全に乾かした後は、周りに塩が落ちている場合があるので掃除機で吸い取るなどしてきれいにした方が良さそうです。
重曹を使って汚れを落とす方法
普段の掃除で大活躍の重曹でも、血の汚れを落とすことができます。
重曹水を作って吹きかける方法もありますが、洗浄力はやや劣るので、今回はペースト状にした場合でご紹介していきます。
タオルやティッシュを使い、余分な血の汚れをふき取ります
重曹と水を2:1の割合で混ぜてペースト状にし、汚れの上に載せて20分程度そのままにしておきます
水を含んだタオルで軽く叩きながら、重曹を拭き取っていきます
1回で汚れが落ちない場合は、2~3の工程を繰り返します
汚れが落ちたら、濡れた部分にドライヤーを使って完全に乾かします
重曹は水では溶けにくいため、ぬるま湯を使って溶かすことをおすすめします。
その場合、必ず30度以下に冷ましてから使うようにしましょう。
重曹でもなかなか落ちない場合は、セスキ炭酸ソーダもおすすめですよ。
セスキ炭酸ソーダは布ナプキンの洗濯にもよく使われていて、血液やタンパク質汚れに最適のアイテムです。
マットレスの血を落とすときのポイントは3つ!
マットレスの血を落とすときに、覚えておきたい3つの大事なポイントがあります。
このポイントを押さえておかないと、せっかく汚れを落としているのに逆効果になってしまう可能性があります。
- 汚れたらなるべく早めに対処する
- お湯洗いはNG!水で洗うのが正解
- 擦らず、トントンと軽く叩きながら落とす
上記のポイントを押さえれば、マットレス以外のお掃除の時でも、きれいに簡単に血を落とすことができますよ。詳しく見ていきましょう!
ポイント①汚れたらなるべく早めに対処する
血の汚れに気付いたら、なるべく早めに落とすことが大切です。
血は、時間が経つと酸化してしまい頑固な汚れになってしまいます。
早い段階であれば、どんな方法でも比較的汚れが落ちやすくなるので、気付いたら放置せずにすぐ対処するようにしましょう。
ポイント②お湯洗いはNG!水で洗うのが正解
洗濯はお湯を使うと汚れがよく落ちると言われていますが、血の汚れに関しては絶対にNGです。
タンパク質を含んだ血の汚れは、温度が高いお湯で洗うと固まってしまう性質があるため、余計に落ちにくくなってしまいます。
せっかく洗っているのに逆効果になってしまうので、必ず30度以下の水で汚れを落とすようにしましょう。
ポイント③こすらず、トントンと軽く叩きながら落とす
汚れを落とす時は、擦ってしまうと汚れが染み込んだり、広がったりしてしまうため、優しくトントンと叩きながら落とすようにしましょう。
この場合、汚れの外側から内側に向かって叩いていくのがポイントです。
内側からやってしまうと、汚れが広がっていく恐れがあるので注意しましょう。
マットレスの頑固な血はオキシクリーンにお任せ!
上記で紹介した水、塩、重曹を使ってもマットレスの血の汚れが落ちない場合は、オキシクリーンを使うと汚れが落ちやすくなりますよ。
オキシクリーンは酸素系漂白剤の一種で、衣類のシミや血の汚れに効果的で、除菌や消臭もしてくれます。
また衣類だけでなく、キッチンやトイレ、お風呂場などでも使えるため、家中のお掃除で大活躍してくれる非常に万能なアイテムなのです。
オキシクリーンは、オキシ漬けという掃除方法がとても有名ですが、マットレスの場合は大きすぎるためオキシ漬けができません。
マットレスのように、大きくて洗濯機に入れることできないものは、血の汚れの部分にオキシクリーンを直接かける必要があるので、ぜひ覚えておきましょう。
血の汚れをオキシクリーンで落とす方法
マットレスに付いた血の汚れを落とすなら、直接オキシクリーンをかけて、水で拭き取る方法がおすすめです。
粉状のオキシクリーンをお湯で溶かして溶液を作るのがポイントですよ。
タオルやティッシュを使い、余分な血の汚れをふき取ります
40度〜60度のお湯にオキシクリーンを入れて溶かし、溶液を作ります
直接汚れにかけて、5分程度おきます
乾いたタオルで叩きながら、溶液と汚れを吸い取っていきます
溶液と汚れが落ちたら、叩くようにして水拭きをします
水拭き後、濡れた部分にドライヤーを使って完全に乾かします
オキシクリーンの溶液は、お湯500mlに対してスプーン4分の3杯が目安です。
お湯のままだと血の汚れは落ちにくいため、溶液を作ったら少し冷ましてから使用するようにしましょう。
オキシクリーンの粉をお湯で溶かすのが面倒な場合は、便利なスプレータイプもあるのでおすすめです。
オキシクリーンが使えるかどうかは洗濯表示を必ず確認
オキシクリーンは酸素系漂白剤なので、素材によって使用できない場合もあります。
汚れをしっかり落としてくれる反面、生地へのダメージも大きいので、漂白剤が使えるかどうかは使用前に必ず洗濯表示をチェックすることが大切です。
漂白剤が使用できるかどうかの洗濯表示は3種類あります。これを機にしっかりと覚えておきましょうね。
オキシクリーンには2種類ある!おすすめなのは日本版
オキシクリーンにも様々な種類が存在しますが、大きく分けてアメリカ版と日本版があります。
何が違うの?と疑問に思ったことがある方もいますよね。
日本版のオキシクリーンはアメリカ版のものよりも洗浄力は劣りますが、その分環境や体には優しく、色落ちなどもしにくい様になっているのです。
その大きな違いは界面活性剤が入っているか、いないかです。
界面活性剤とは、簡単にいえば汚れを落とすために必要な成分で、アメリカ版のオキシクリーンには、この界面活性剤が入っているので、より汚れを落としやすくしてくれています。
しかしその反面、環境にはあまり良くない成分なので、日本版のオキシクリーンには入っていません。
またアメリカ版のものには柔軟剤や香料も含まれています。
人工的な匂いが苦手な人は、環境にもお肌にも優しい日本版のものを使うようにしましょう。
マットレスの血にハイターは最終手段として使おう
マットレスの血の汚れはハイターでも落とすことができます。
しかしとても強力な漂白効果を持っているので、マットレスの生地へのダメージも大きいです。
他のものでも試してみて、それでも血の汚れが落ちない場合の最終手段として、ハイターを使うことをおすすめします。
ハイターとは花王株式会社が出している漂白剤の商品です。主にキッチンハイターやワイドハイターが有名ですが、その違いをご存じですか?
- キッチンハイター:塩素系漂白剤
- ワイドハイター:酸素系漂白剤
同じ漂白剤でも洗浄力や成分の強さに違いがあります。
マットレスの血を落とす場合は、酸素系漂白剤であるワイドハイターを使いましょう。
血の汚れをハイターで落とす方法
ワイドハイターには粉タイプやスプレータイプもありますが、今回は液体タイプを使って汚れを落とす方法をご紹介します。
タオルやティッシュを使い、余分な血の汚れをふき取ります
30度前後のぬるま湯でタオルを濡らし、少量のハイターをなじませて固く絞ります
ハイターがしっかりと染み込むように、叩きながら汚れを落としていきます
ハイターが染み込んだら、水を含んだタオルで水拭きをします
ハイターをしっかり拭き取ったら、濡れた部分にドライヤーを使って完全に乾かします
汚れ具合にもよりますが、しっかりとハイターを染み込ませることがポイントです。
一度で落ちない場合は、2~4のステップを何度か繰り返してみましょう。
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤は極力使わない
同じ漂白剤でも、塩素系漂白剤はより強力な殺菌力を持っていますが、家庭での洗濯やシミ抜きであれば酸素系漂白剤で十分落とすことができます。
- 主成分は次亜塩素酸塩で強力な殺菌効果がある
- 漂白力が強いため、染料まで脱色してしまう
- 白物にしか使えない
- 除菌や消臭効果も強い
洗浄パワーが強い分、生地へのダメージも大きく、使える衣類や素材は限られてしまいます。
また白くすることに特化しているので、色柄物には使用できないという特徴があります。
主にキッチンのまな板やふきんの除菌などに使用することが多いのが、塩素系漂白剤です。
マットレスだとほとんどの場合、洗濯表示で塩素系漂白剤の使用がNGになっていることが多いので注意しましょう。
まとめ
- マットレスの血の落とし方は生地へのダメージが少ない順に、まず水、塩、重曹を試してみる
- 血の落とし方にはポイントがあり、汚れたら早めに対処する、お湯ではなく30度以下の水で洗う、叩きながら落とす、の3点が大事
- マットレスの血の汚れは、時間が経っていなければ水で簡単に落とすことができる
- 塩と重曹はアルカリ性のためタンパク質汚れの血を落とすには適している
- セスキ炭酸ソーダは重曹よりも強いアルカリ性で、布ナプキンの洗濯にも使われているため、血の汚れには最適
- 時間が経ってしまった血の汚れには、オキシクリーンやハイターを使うと良いが、どちらの漂白剤の一種なため、マットレスの洗濯表示を必ず確認してから使う
- オキシクリーンは界面活性剤が入っていない日本版のものがおすすめ
- ハイターは強力な漂白効果があるため、生地を傷めてしまう可能性がある
- ハイターを使う場合は酸素系漂白剤のワイドハイターを使用し、塩素系漂白剤のキッチンハイターは使用しない
血の落とし方は様々な方法がありますが、基本的にはマットレスに血が付いてしまったらなるべく早く落とすことが重要です。
時間が経ってしまうと酸化していき、頑固な汚れとなってしまうので、汚れてから落とすまでのスピードが大切です。
マットレスは決して安い買い物ではないので、生地へのダメージは最小限にしてなるべく長く使うようにしたいですよね。
最終手段として漂白剤を使用しても落ちないほどの汚れなら、思い切ってマットレスを買い替えるのも一つの方法ですよ。
どうせ買うなら血を落とす以外にも万能に使えるものがいいと思いませんか?
こちらの商品は1本で5種の汚れ(皮脂・油、食べこぼし、飲みこぼし、血液、泥汚れ)を落とす優れものですよ!
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