母子手帳をなくした時は再発行できる!予防接種記録の復元方法も解説

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母子手帳をなくしたんだけど、どうしたらいいんだろう?

母子手帳をなくした時は各自治体で再発行ができますが、何も記載のない手帳です。

私も1度だけ母子手帳をなくしたことがあり、再発行の手続きをしましたが、意外と簡単に再発行できました。

再発行した母子手帳には何の記載もないので、何の注射を打ったか、どれくらい成長したかなど全く分からず困ってしまいます。

そんな時は、出生時記録や予防接種記録を病院や自治体に再記載のお願いしてみましょう。

再記載してくれる場合もありますが、してくれない場合はデータなどを渡され、自分で記載するようです。

ここでは母子手帳の再発行の方法、記録の再記載の依頼の仕方などを説明します。

これを読めば母子手帳をなくした時に焦らずに速やかに対応することができるかもしれませんよ。

目次

母子手帳をなくした時は各自治体の窓口で再発行可能

母子手帳が見当たらず焦ってしまったということはないでしょうか?

母子手帳をなくした場合、母子手帳を交付してもらった区役所(市役所)または保健センターで手続きをすると再発行してもらえます。

しかし、再発行してもらっても何も記入されていない母子手帳を渡されるので、それでは何の役にも立たず困ってしまいますよね。

ここでは、母子手帳をなくした時の再発行の方法と記録の復元方法を解説します。

母子手帳をなくした時に再発行する方法

母子手帳をなくした時は、母子健康手帳再交付申請書に必要事項を記載して提出すると再発行してもらえます。

母子健康手帳再交付申請書は自治体によって少し違いはあるようですが、母の氏名、生年月日、子の氏名、子の生年月日(出産予定日)、再交付理由を記載し、提出します。

母子手帳再交付時の必要なものは、身分証明書、印鑑などが必要という自治体もあるので、事前に確認してから再発行手続きに行くようにしてくださいね。

母子手帳を再発行するための料金は、無料の自治体がほとんどのようです。

妊婦健診受診票は再発行できないため健診が全て実費に

母子手帳をもらいに行くと一緒に「妊婦健診受診票」というものもわたされますが、これをなくした場合は基本的に再発行はできないために健診が全て実費になってしまいます。

妊婦健診は実費での受診が基本ですが、金銭的負担が大きいために妊婦健診の助成をする「妊婦健診受診票」というものが母子手帳とセットで交付されます。

健診の時に母子手帳と妊婦健診受診票をセットで提出することで、母子手帳に記録してもらい、助成を受けることができます。

また、赤ちゃんの生後1か月健診票も母子手帳と妊婦健診受診票とセットになっている場合があります。(自治体によって助成金がでたり、出産費用に含まれている場合もあり)

母子手帳を受けとると、妊娠中から生後までの間にママや赤ちゃんが助成を受けることができる仕組みとなっています。

大体の方は母子手帳と妊婦健診受診票をセットで保管していると思います。

私もセットでいつも持ち歩いていました。セットで持っていると、健診時に忘れることがないと思っていたからです。

しかし、1回母子手帳を落としてしまったことがあり、必死に探したことがあります。

母子手帳をなくしてしまうと再発行、再記載でとても手間がかかり、妊婦健診受診票をなくしてしまうと健診が全額実費となりダブルで負担がかかってきます。

そうならないためにも、母子手帳と妊婦健診受診票はできれば別々に保管することをおすすめします。

母子手帳をなくした時の予防接種記録の再記載は可能

母子手帳をなくした場合は予防接種記録や出生時記録を再記載してもらうことが可能です。

しかし、再記載してくれない場合もあり、データを渡されて自分で記載するという場合もあるそうです。

母子手帳を再発行しても、もらえる母子手帳には何も書いてない状態のものが渡されます。

何も書かれていない母子手帳なんてまったく意味のない手帳になってしまいますよね。

それではどこに再記入をお願いをしたらいいのでしょうか?

母子手帳の再記載は病院や自治体でしてくれる

母子手帳の再記載をしてくれる場所は全部で3か所あります。

再記入してくれる場所と記載内容
  • 病院(産婦人科、小児科)・・・出生時記録と任意予防接種の記録
  • 区役所(市役所)・・・定期予防接種の記録
  • 保健センター・・・健診結果と定期予防接種の記録

母子手帳に記入して欲しい内容によって、行先を変える必要があります。また、場合によっては時間がかかることがありますので、余裕をもって問い合わせるといいでしょう。

病院では出生時記録と任意予防接種を記入してもらう

出生時の記録は出産した病院で把握しているため、病院ではないとわからない内容となっています。

出生時の記録には、体重や頭位、胸囲などがあり、保育園の申込書や入園の手続き書類、予防接種の問診票などに記入することが多い項目です。

また、任意の予防接種を受けている場合などは、病院で注射を打っているために病院に問い合わせる必要があります。

病院のカルテは基本的に5年間は保存すると義務づけられています。

母子手帳をなくした時期にもよりますが、母子手帳に記載されていた内容を再記載してくれることもあるので、産婦人科や小児科に問い合わせをしてみてくださいね。

病院によっては再記載に快く応じてくれるところや、再記載に時間がかなりかかるところもあります。また、再記載に料金が発生する場合もあるようです。

自治体では定期予防接種と健診結果を記入してもらう

区役所(市役所)、保健センターでも、母子手帳をなくした場合に健診結果や予防接種の記録を再記入してくれることもあります。

予防接種記録健診結果記録
区役所(市役所)
保健センター

健診結果の記録は健診を受けた保健センターでしか確認できないので、予防接種と健診結果の記録を知りたいという場合は保健センターにいくようにしましょう。

自治体によっては母子手帳に直接記載してくれるところもあるようですが、転記はしてもらえないがデータとしてもらって自分で記載するということもあるようです。

母子手帳をなくした時のために記録のコピーをとる 

母子手帳をなくした場合のことを考えて、焦らないようにするために記載されている部分をすべてコピーしてとっておくようにしましょう。

母子手帳をなくさない様にするのが一番ですが、コピーを取っておくと母子手帳をなくした時だけでなく、災害時、旅行時などにも役に立ちます。

母子手帳のコピーは、必ず母子手帳とは違う身近な場所に保管してください。

最近では電子母子手帳を導入している自治体があり、スマホなどで簡単に健診などの記録をみることができるようになっています。紙の母子手帳と一緒に電子母子手帳を使ってみるのもおすすめです。

ママや赤ちゃんの処方された薬の情報が記録できたり、スマホなので情報を家族間で共有できるという素敵な機能もあり、ママだけでなくパパにも赤ちゃんの情報を知ってもらうことができます。

また、無料の母子手帳アプリもいくつかあり、自治体で導入していなくても、使いやすい自分に合ったものを試しに使ってみるのもいいかもしれませんね。

電子母子手帳やアプリに記録しておくと母子手帳をなくした時や盗難、災害などで母子手帳がない場合にスマホやタブレットがあれば、記録のデータを見ることができます。

紙の母子手帳と電子母子手帳両方に記録しておくといざという時に安心ですよ。

また、母子手帳を落としても気づくようケースに入れる、鈴などを付けるといった工夫をしてみるのもいいでしょう。

母子手帳をなくした場合大人になって困ることはある?

母子手帳をなくした場合、大人になって困ることってあるの?

大人になっても色々な場面で母子手帳の記録が役に立つことが多くあります。

  • 高校、大学入学のとき
  • 海外留学や海外旅行に行くとき
  • 教育実習などをするとき

高校や大学入学の時に予防接種の確認をするために母子手帳を持参するように言われることがあるそうです。

海外留学や海外旅行時、ビザ申請時に予防接種記録や病歴を書くところがあります。

また以前、麻疹・風疹が大流行した時にワクチン未接種世代に抗体価検査と予防接種が推奨されたということもあります。

母子手帳をなくした場合、抗体価検査を受けなくてはいけないということも…。

抗体価検査は保険診療ではないので全額実費になり、全ての抗体価を調べるとなるとかなりの金額になってしまうでしょう。

母子手帳は、お母さんが妊婦健診に行った記録や出産の記録、子供の発育記録、お母さんが妊娠中に気が付いたことや悩み、思いなどを書く欄もあります。

生まれてくる赤ちゃんに対しての気持ち、どれだけ大切にされて生まれてきたのかなどが母子手帳を見ただけでわかります。

自分が大人になって母子手帳を見た時に親の思いを知ることで、自分の命の価値を見いだすこともできるのではないでしょうか?

母子手帳をなくした場合は早めの再発行をおすすめします。

まとめ

  • 母子手帳をなくした場合、区役所(市役所)または保健センターで母子健康手帳再交付申請書に必要事項を記載して提出すると再発行してもらえる
  • 母子手帳をもらいに行くと一緒に妊婦健診受診票が渡されるが、これをなくした場合は基本的に再発行はできないために健診が全て実費になる
  • 母子手帳をなくした場合は予防接種記録や出生時記録を病院、区役所(市役所)、保健センターで再記載してもらうことが可能。再記載してくれない場合は自分で記載する
  • 病院によっては再記載を快く応じてくれるところや、再記載に時間がかなりかかるところがあったり、再記載に料金が発生する場合もある
  • 健診結果の記録は健診を受けた保健センターでしか確認できないため、予防接種と健診結果を知りたいという場合は保健センターに行くとよい
  • 母子手帳をなくした場合のことを考えて、記載されている部分をすべてコピーしてとっておくとよい
  • 母子手帳は大人になっても必要なことがあり、高校、大学入学のとき、海外留学や海外旅行に行くとき、教育実習などをするときに必要になる
  • 母子手帳をなくした場合、抗体価検査を受けなくてはいけないということがある。抗体価検査は保険診療でないため全額実費になる

母子手帳をなくした場合は、焦らずに区役所(市役所)、保健センターに問い合わせをして再発行してもらいましょう。

母子手帳に書かれている内容は、子供がこの世に生まれてくる前からのとても大切な記録です。

赤ちゃんが生まれてくるまでにも色々な苦労や思いがあり、生まれてからも色々なことがあって今があります。

大人になってからも母子手帳が必要になることもあるので、母子手帳は大切に保管して成人した時に子供に渡してあげてくださいね。

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