ドライフラワーを飾るとき、どのような場所にどんな風に飾っていますか?
飾る場所やお手入れの仕方によっては、カビや色あせですぐにドライフラワーがダメになってしまいます。
飾ってすぐにカビが生えてしまったり、色あせてしまったりしたら悲しいですよね。
ドライフラワーは日の当たらない乾燥した場所に飾ることで日持ちさせることができます。
この記事では、ドライフラワーを日持ちさせる方法を詳しく紹介していきます。
日持ちする方法で飾ることで、より長くドライフラワーを楽しむことができますよ。
また、ドライフラワーの捨てどきの見極め方についてもまとめました。
日持ちさせたドライフラワーも時間の経過と共に劣化していきます。
ドライフラワーを綺麗な状態で最後まで楽しめるように、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
ドライフラワーを日持ちさせる方法を紹介
プレゼントでドライフラワーの花束をいただいたり、お気に入りの花をドライフラワーにしてみたりと、ドライフラワーを楽しむ機会は結構ありますよね。
ドライフラワーは日の当たらない乾燥した場所に飾ることで日持ちさせることができます。
ドライフラワーを少しでも長く綺麗な状態で楽しみたいですよね。
ドライフラワーをどの場所に飾るか、特に気にせず飾っていませんか?
乾燥しているからお手入れをしなくても大丈夫と思っていませんか?
そのまま飾るだけではドライフラワーを日持ちさせることはできません。
飾る場所やお手入れ方法にちょっと気を付けるだけで、ドライフラワーを日持ちさせることができるのです。
ここではドライフラワーを日持ちさせる方法を詳しく紹介していきますね!
・光が直接当たる場所に飾らない
・湿度の高い場所は避ける
・ほこりをこまめに取り除く
・手作りする場合はきちんと乾燥させる
・乾燥剤を入れたガラス瓶に保存する
光が直接当たる場所に飾らない
直射日光は色あせだけでなくドライフラワーを痛める原因にもなるので、直射日光があたる場所に飾らないようにしましょう。
ドライフラワーを飾るときは、色あせを防ぐために明るい日陰に飾るのがいいですね。
湿度の高い場所は避ける
ドライフラワー飾るときは湿度の高い場所を避け、風通しのいい場所に飾りましょう。
ドライフラワーは高温多湿の場所が苦手です。湿度が高いとカビが発生する原因となります。
また、ドライフラワーが部屋の湿気を吸収してしまい、形崩れの原因にもなります。
キッチンや浴室など湿度が高い場所にはなるべく飾らないようにしましょう。
ほこりをこまめに取り除く
ほこりもカビの発生の原因となるのでこまめに取り除きましょう。
ドライフラワーはとても繊細です。無理にほこりを取ろうとすると、ドライフラワーを傷つけてしまいます。
ほこりを取り除くときは、メイク用の柔らかいブラシでやさしく取り除くのがおすすめです。
ほこりがこびりついてしまうと取り除くのが大変になってしまうので、最低でも週一回は掃除をしてあげましょう。
手作りする場合はきちんと乾燥させる
ドライフラワーを手作りするときに乾燥が十分でないと、カビが発生する可能性があります。
季節や天候によって乾燥時間は異なりますが、花がカサカサと音がするくらいしっかり乾燥させましょう。
乾燥剤を入れたガラス瓶に保存する
乾燥剤を入れたガラス瓶にドライフラワーを保存することで、ほこりと湿気を防ぐことができます。
ほこりと湿気対策ができるだけでなく、オシャレなインテリアとして飾れるので一石二鳥ですね。
湿度の高い梅雨の時期は乾燥剤と一緒にガラスケースに入れて飾る、というのもおすすめです。
長持ちさせる方法を知っておくと、より大切に飾ることができますよね。
ご自分用にもプレゼント用にもおすすめのドライフラワーをご紹介します。
ドライフラワーの日持ち期間と寿命のサインは?
ドライフラワーを日持ちさせる方法を紹介しましたが、どのくらいの期間綺麗な状態を楽しめるのでしょうか。
花の種類や乾燥の仕方などにより日持ちする期間は変わりますが、綺麗な状態を楽しめるのは2~3ヶ月程です。
2~3ヶ月を過ぎるとだんだんと形が崩れたり、色あせたりしてきます。
日持ちさせるようにきちんとお手入れをしていても時間の経過とともに劣化していくのです。
ここで気になるのが、ドライフラワーの寿命についてです。
2~3ヶ月を過ぎるとだんだん色あせてきますが、花によってはその変化がいい味を出す場合もあります。
生花と違ってドライフラワーが寿命をむかえたかどうかの判断は難しいですよね。
ここではドライフラワーの寿命のサインについてまとめました。
・カビが生えている
・虫が湧いている
・形が崩れている
・色あせている
カビが生えている
ドライフラワーに白くてふわふわしたものが付着していたら、それはカビです。
もしドライフラワーにカビが生えてしまったら、残念ですが処分をしましょう。
カビの部分をそのままにしておくと、そこからカビはどんどん広がっていきます。
カビが生えている花だけ取り除けば大丈夫そうに見えますが、実は目に見えていないだけでカビの胞子が花束全体に付着している可能性があります。
カビの発生の原因となるのは次のようなことが挙げられます。
・湿度の高い場所に飾る
・ほこりをそのまま放置している
・ドライフラワーの乾燥が十分でない
どれもドライフラワーを日持ちさせる方法のところで挙げたポイントですね。
ドライフラワーの寿命を縮めないためにも、カビの発生には気を付けましょう。
虫が湧いている
ドライフラワーにはシバンムシという虫が湧いてしまうことがあります。
このシバンムシは小麦粉や乾燥パスタなどの乾物、古い本や畳などに湧く茶色い小さな虫です。
カビと同様にシバンムシも放置をしていると、どんどん被害が広がってしまいます。
最悪の場合、ドライフラワーだけでなくキッチンの食品や本などに被害が出てしまうことも。
目に見える範囲の虫を除去しても、隠れた場所に卵が植え付けられているかもしれません。
ドライフラワーにシバンムシが湧いてしまった場合、思い切って処分するのもひとつの方法です。
シバンムシの発生を防ぐためにはこのような方法があります。
・購入時に虫がついていないかを確認する
・ガラス瓶に入れて飾る
・ヒバ油を使用する
・ドライフラワー専用の防虫スプレーを利用する
ガラス瓶に入れて飾る
ほこりやカビを防ぐのにガラス瓶に入れて飾ることをおすすめしましたが、シバンムシを防ぐ方法としても効果的です。
シバンムシの侵入を防ぎたい場合は、ガラス瓶に入れて飾るといいでしょう。
ヒバ油を使用する
シバンムシはヒバ油の香りが苦手です。ヒバ油とは、ヒバの木から抽出された天然の油のことです。
このヒバ油を使って、防虫スプレーを作ることができます。
①無水エタノールと水を1:4の割合でスプレーボトルに入れる
②①で作ったものにヒバ油を5~10滴ほど入れてよく混ぜる
ヒバ油ではシバンムシを駆除することはできませんが、ドライフラワーに寄り付きにくくさせる効果があります。
ヒバ油は乳幼児にも安心して使用できるとされています。しかし一部の精油は妊婦さんや乳幼児に使用できないものもあります。
念のために妊婦さんや乳幼児がいる家庭で使用するときは注意しましょう。
ドライフラワー専用の防虫スプレーを利用する
ドライフラワー用の防虫スプレーを使用することで、虫の発生を防ぐことができます。
防虫スプレーを使用するときは、換気のいい場所で行いましょう。
ドライフラワーにまんべんなく塗布することがポイントです。スプレーをしたあとは十分に乾かしてくださいね。
形が崩れている
時間の経過とともにドライフラワーは劣化していきます。ポロポロと葉や花が崩れしてまうようなら、捨てどきと判断して処分しましょう。
ドライフラワー専用の型崩れ防止スプレーを使用することで、ある程度型崩れを防止することができます。
しかし、何より大事なのは、ドライフラワーが繊細で壊れやすいことを意識して丁寧に扱うことです。
掃除などでドライフラワーに触れるときは、花びらや葉を傷つけないように優しく触りましょう。
色あせている
ドライフラワーは飾っているうちに色あせて茶色くなっていきます。このくらいの茶色になったら捨てどき、という明確な基準はありません。
茶色く色あせて部屋の雰囲気と合わなくなってしまったなぁと感じたら捨てどきと判断していいのではないでしょうか。
逆に、シックな部屋にはドライフラワーの色あせた茶色が似合うこともあります。そのような場合は、もうしばらくドライフラワーを飾っておいてもいいかもしれませんね。
ドライフラワーの手作り方法と日持ちさせるポイントは?
お気に入りの花をドライフラワーにすることで、より長く花を楽しむことができます。
でもドライフラワーを手作りするには特殊な道具や薬品が必要そうですよね。
実はハンギング法というお花を吊るす方法で簡単にドライフラワーを作ることができるんです。
ここではハンギング法でドライフラワーを作る方法を紹介します。
また、手作りのドライフラワーを日持ちさせるためのポイントもまとめました。
せっかく作ったドライフラワーを日持ちさせたいですよね。いくつかのポイントに気を付けることで日持ちするドライフラワーを作ることができますよ。
ドライフラワーを手作りするときはぜひ参考にしてみてください!
ハンギング法に必要な材料
特殊な道具や薬品は使用しないので、初心者でも作りやすい方法です。ハンギング法に必要な材料はこちらです。
・生花用のハサミ
・輪ゴムと麻ひも
生花用のハサミ
普段使いしているハサミを使用すると錆びたり切れ味が落ちたりする可能性があるので、生花用のハサミを使用するようにしましょう。
使用頻度が高くないのに本格的なものを買うのはもったいない、という方は100均でも生花用のハサミは購入可能ですよ。
わたしはダイソーの生花用ハサミを使用していますが、切れ味がいいのでとても使いやすいです。
輪ゴムと麻紐
花を縛るときや吊るすときに使用します。こちらも100均で購入可能です。
ドライフラワーを作るのに必要な道具は100均で揃えられるので、初心者でも気軽に始められますね。
ハンギング法でドライフラワーを作る方法
ハンギング法は、生花をさかさまにして吊るし乾燥させる方法です。
作り方はとってもシンプルです。では、ハンギング法でドライフラワーを作る手順を紹介していきます。
①花びらや葉を整える
②輪ゴムで生花をまとめ、麻紐を結びつける
③生花を吊るす
花びらや葉を整える
乾燥しやすいように重なっている葉を取り除きます。また、痛んでいたり、形が崩れたりしている葉や花びらがあったら取り除きましょう。
花瓶などで飾っていた花を使用する場合は水に浸かっていた部分を切り落とします。
輪ゴムで生花をまとめ、麻紐を結びつける
何本かまとめて輪ゴムでまとめるときは、乾燥して縮むことを考慮してしっかりとめます。
このとき、乾燥が十分にできない場合があるので束ねすぎないように気を付けましょう。
生花を吊るす
壁にくっつけて吊るすと壁と接する部分の葉や花の形が崩れてしまうので壁から離して吊るします。
また、日当たりがいい場所に吊るすと花の色があせてしまいます。日陰に吊るすようにしましょう。
ハンギング法で日持ちさせるためには?
ハンギング法で作ったドライフラワーを日持ちさせるにはいくつかのポイントあります。
・新鮮な花を使用する
・風通しがよく湿気が少ない場所に吊るす
・しっかりと乾燥させる
新鮮な花を使用する
ドライフラワーにするのなら枯れかけの花でもいいのでは?と思う方いるかもしれません。
しかし、花が十分咲いたあとにドライフラワーにしようとすると、花びらが取れてしまったり色がきれいに出なかったりします。
じゃあ新しい花なら大丈夫ね!と蕾の状態で作ると、水分量が多くきれいにドライフラワーを作ることができません。
ドライフラワーを作るのにベストな状態を見極めるのは難しいですが、つぼみが完全に開いたときにドライフラワーにするのがいいでしょう。
風通しがよく湿気が少ない場所に吊るす
素早く水分を抜くためにも、風通しがよく湿気が少ない場所に吊るしましょう。
エアコンの前に吊るし風をあてることで、はやく乾燥させることができますよ。
しっかりと乾燥させる
水分が残っているとカビの原因になってしまうので、十分に乾燥させてから飾るようにしましょう。
季節によって乾燥の時間は変わってきますが、おおよそ1~2週間でドライフラワーが完成します。
湿度が低く乾燥した時期がドライフラワー作りに向いています。
ドライフラワーに向いている花
どんな花でも綺麗にドライフラワーを作れるわけではありません。どのような花がドライフラワーを作るのに向いているのでしょうか。
ドライフラワーを作るのに向いている花は、水分が少なくて変色しにくい花です。
ドライフラワー作りに向いている花をいくつか紹介します。
・バラ
・ミモザ
・スターチス
・ユーカリ
・ラベンダー
バラのように茎が固く水分が少ない花や、スターチスのように生花のときから乾燥している花がドライフラワーを作るのに向いています。
ドライフラワーに向いていない花
ドライフラワーを作るのに向いている花があれば、向いていない花もあります。
水分の多い花や花びらの薄い花はドライフラワーを作るのに向いていません。
ドライフラワーを作るのに向いていない花をいくつか紹介します。
・ユリ
・チューリップ
・菊
・ガーベラ
ここで挙げた花はどれも水分量が多く、乾燥させたときに花びらが縮まったり丸まったりして、綺麗に乾燥させることができません。
このような水分の多い花をドライフラワーにしたいときは、シリカゲルという乾燥剤を用いた方法でドライフラワーにすることができます。
ただ、シリカゲル法は少し難易度が高いので、ドライフラワー作りに慣れてきたら挑戦してみてもいいかもしれませんね。
初心者さんには、組み合わせるだけで素敵なスワッグなどが作成できる花材セットがおすすめです。
お好きなドライフラワーの花材を組み合わせて、オリジナルのスワッグ作りに挑戦してみましょう。
まとめ
- ドライフラワーを日持ちさせるには、日の当たらない乾燥した場所に飾るとよい
- カビの発生を防ぐことが、ドライフラワーを日持ちさせることにおいて重要
- カビが発生したり虫が湧いたりした場合は思い切って処分する
- 形が崩れたり色褪せたりしてきたら、ドライフラワーの寿命のサイン
- 形崩れ、色褪せ防止のスプレーや防虫スプレーをかけることで、ドライフラワーを日持ちさせることができる
- ドライフラワーの作り方は紐で吊るして乾燥させるハンギング法がおすすめ
- 日持ちするドライフラワーを作るポイントは、日の当たらない風通しの良い乾燥した場所に吊るすこと
- 水分量が少ない花がドライフラワーを作るのに向いている
ドライフラワーを日持ちさせるポイントについて紹介しました。少しの手間でより長くドライフラワーを楽しむことができます。
素敵なドライフラワーを手に入れたとき、お気に入りの花をドライフラワーにしたとき、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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