保温弁当箱は食中毒になりそうで危険だよね。どうやって使えば良いんだろう。
夏に食中毒が多いのは、夏の気温の30℃〜40℃は食品の菌が繁殖しやすい危険な温度だからなんです。
そこで夏でも安心してお弁当を食べるのにおすすめなのが、ご飯を温かいまま保ってくれる保温弁当です。
数時間の間、ご飯を約70℃に保つことで菌が繁殖しないようになっています。
しかし、正しい使い方をしないと食中毒の菌が繁殖してしまい、せっかくのご飯が腐ってしまう…なんてことも。
この記事では、保温弁当の正しい使い方や注意するべきポイント、おすすめの保温弁当を紹介していきます。
時間が経ってもホカホカのご飯が食べられて食中毒対策にもなる保温弁当箱の使い方を知って、正しく活用していきましょう!
サーモスのステンレスランチジャーは6時間経っても68℃以上を保ってくれる、保温効力が抜群の弁当箱です。食中毒対策としても安心です。
食洗器や電子レンジ対応で、保温容器本体にはハンディ&ショルダーストラップがついており、そのまま持ち運びができて使い勝手が良いのは嬉しいですね♪
保温弁当箱は食中毒対策に効果あり!夏にも正しく活用しよう
保温弁当箱は魔法瓶のような構造で約70℃を数時間保てるようになっており、ご飯を熱々のまま保温弁当に入れれば、夏でも腐ることはありません。
食べ物に細菌が繁殖する温度は30〜40℃のため、保温弁当に入れておけば菌が増殖することもなく安心してご飯が食べられますよ。
ご飯を保温弁当に入れるときに注意するべきポイントは5つあります。
- 保温容器に熱湯を入れて温めておく
- ご飯は冷まさずに熱々の状態で入れる
- 炊き込みご飯など具入りのご飯は入れない
- おかずは冷ましてから入れる
- 6時間以内に食べる
特に夏はお弁当が腐りやすく危険なので、食中毒防止のためにも正しいお弁当の作り方をマスターしましょう!
保温容器に熱湯を入れて温めておく
保温弁当は予熱が必要で、あらかじめ保温容器に熱湯を入れて温めておくことで、ご飯やスープが温かいままキープできます。
ご飯やスープを入れる保温容器や保温ケースに熱湯を入れて1〜2分程度温めましょう。
容器が温まったら熱湯を捨てて、温かいご飯やスープを入れて蓋を閉めます。
詰める直前に熱湯で保温容器を温めることで、保温力がキープされて温かいご飯が食べられますよ♪
ご飯は冷まさずに熱々の状態で入れる
ご飯は熱々のものを入れることで温かいまま保たれますし、ご飯が腐ることもなくおいしく食べられます。
ご飯は炊飯ジャーに入っている温かいご飯でも、冷凍ご飯を電子レンジでチンしたものでも大丈夫です。
ポイントは、熱いものを入れたら冷まさずにすぐに蓋を閉めることです。
蓋を開けたままにしてしまうとご飯が冷めてしまい、中途半端な温度になることで菌が繁殖する恐れがあります。
菌が繁殖するのは30〜40℃なので、すぐに蓋を閉めて保温弁当で約70℃をキープしていればご飯が腐ることもなく安心ですよ。
炊き込みご飯など具入りのご飯は入れない
炊き込みご飯などの具が入っているご飯は腐りやすいため、保温弁当に入れずにしっかり冷ましてからお弁当に詰めましょう。
炊き込みご飯はお肉や野菜が入っている分、水分量が多くなるため腐りやすいので注意が必要です。
保温弁当なら高温でキープしてくれるので安心だと感じてしまいますが、夏の気温が高い日には避けた方がいいでしょう。
どうしても夏に炊き込みご飯や炒飯などをお弁当に持っていきたい場合は以下の対策を取ってみてください。
- 熱いままの炊き込みご飯や炒飯をお弁当箱に詰めてからしっかりと冷ます
- 保温効力の高い保温弁当を使う
- 65℃以上をキープできるように熱湯で予熱をしてタオルなどを巻き保温効力を高める
お弁当に詰めるときの約束事として、冷蔵庫から出した冷たいものをそのままお弁当に詰めるのはNGです!
食中毒対策として、必ず加熱してからお弁当に詰めましょう。
どうしても炊き込みご飯や炒飯を保温弁当で温かいまま持っていきたい場合には、保温効力の高い保温弁当を選んでください。
65℃以上を保てるように予め熱湯で容器を温めておき、持ち歩くときにはタオルを巻くなどして保温効力を高めます。
しかし、炊き込みご飯は腐りやすくなるため、夏の暑い日には持っていかない、または冷ましてから持っていくことをおすすめします。
おかずは冷ましてから入れる
おかずは温かいまま入れると菌が繁殖して腐りやすいため、完全に冷ましてから詰めましょう。
おかずは水分量が多く、ご飯ほど温度が高くないため、温かいまま保温弁当に入れても腐りやすいです。
夏におかずを持っていくときは、完全に冷ましてから保温弁当に詰めるか、普通の弁当箱に詰めて保冷剤と一緒に持ち歩くのが無難です。
保管するときも、温かいご飯と冷めたおかずで分けて置いたほうがより傷みにくくなりますよ♪
6時間以内に食べる
保温は約6時間ほど効力があり、それ以降は温度が下がってしまいご飯が腐ってしまう可能性があるので6時間以内に食べるようにしましょう。
メーカーや保温弁当箱の種類にもよりますが、温度の高い夏場は特に早めに食べることをおすすめします。
保温効果が無くなると、菌が繁殖しやすい温度に下がるため食品は傷みやすくなります。
もし、事前に6時間以内に食べることができないと分かっているときは保温弁当ではなく普通のお弁当に詰めた方がいいですね。
その時は完全に冷ましてから蓋をして保冷剤と一緒に保冷バッグなどに入れて保管しましょう。
保温弁当箱のご飯が腐るとどうなる?見分け方はこれ!
いくら保温弁当で温かいまま持ち歩いていても、使い方が間違っているとご飯が腐ることがあります。
ご飯が腐るとどうなるのかを知っていることで、腐ったものを誤って口にする事がなくなり食中毒を防ぐことができますよ。
<腐ったご飯の特徴>
- ネバネバしたり糸がひいたりしている
- 全体的に黄色くなっていたりカビが生えていたりする
- 酸っぱい臭い、納豆のような腐敗臭がする
- 酸っぱい味や苦い味がする
- 味に違和感がある
どれか一つでも当てはまることがあれば、ご飯が腐っている可能性があるので食べるのはやめましょう。
保温弁当で温かいまま保っていても、使い方次第でご飯が腐ることは十分に有り得ます。
保温弁当を過信しすぎず、必ず清潔を心掛け、正しい使い方で決められた時間内に食べ切るようにしましょう。
お弁当は中途半端な温度にしない
食中毒になる菌は30〜40℃で繁殖するため、保温弁当でそれ以上の温度に保つか、保冷弁当や保冷剤を使って冷たい温度で保つ必要があります。
保温弁当は冷たいものを入れれば保冷弁当としても使えるものもあるのでおすすめです。
保冷弁当として使うことで、夏は冷たいそうめんやうどんも楽しめますよ♪
保温弁当箱で人気のおすすめ商品の選び方
時間が経ってもホカホカのご飯が食べられるのが魅力の保温弁当には保温効力や容量などさまざまなものがあります。
- 弁当箱の種類から選ぶ
- 保温効力から選ぶ
- 容量から選ぶ
- 機能性から選ぶ
現在では、さまざまなタイプの保温弁当箱があり、しっかりと自分に合ったものを選ぶ必要があります。
ライフスタイルに合わせて選ぶことで、より美味しく楽しいお弁当を食べることができますよ♪
弁当箱の種類から選ぶ
保温弁当箱の種類は4つあり、どのようなお弁当を持っていくのかによって選ぶものが変わります。
- ランチジャータイプ
- ご飯ジャータイプ
- 丼タイプ
- スープジャータイプ
ご飯の上におかず容器を重ねて持ち運べるものや、みそ汁などの汁物を入れることができるものなどは、外出先のランチに嬉しいですね。
どれもとても魅力的な保温弁当なので、自分に合ったものを選ぶといいでしょう。
ランチジャータイプ
ランチジャータイプは、1つの容器にご飯、スープ、おかずをまとめて持ち運びができるものです。
コンパクトにまとまるので手軽に持ち運びできるのが嬉しいですね♪
おかずを保温すると菌が繁殖して傷んでしまうことがあるのでおかずは常温で保存できるものを選びましょう。
おかずは常温のまま、ごはんとスープは温かく保てる設計のものがおすすめです!
サーモスのステンレスランチジャーは6時間経っても68℃以上と保温性に優れ、食洗機と電子レンジにも対応しているので機能性も文句なしです♪
ご飯、スープ、おかずの容器があり、総容量1,300mlの大容量なので、たくさん食べたい方におすすめですよ。
総容量 | 1,300ml(ご飯容器600ml おかず容器400ml スープ容器300ml) |
保温効力 | 68℃以上(6時間) |
保冷対応 | 〇 |
タイプ | ランチジャー(16×13.5×21cm) |
食洗機対応 | ※内容器と箸セットのみ対応 |
電子レンジ対応 | ※内容器のみ対応 蓋は除く |
付属品 | 箸セット |
サイズ展開 | 1,300ml 1,450ml |
ご飯ジャータイプ
ご飯ジャータイプは、ご飯のみ保温できるタイプのもので傷みやすいおかずは常温のまま持ち運びができます。
こちらは、ご飯とおかずがたくさん入る大容量のものもあるので、男性やガッツリ食べたい人におすすめです!
ランチジャータイプとの違いは、保温できるスープ容器がない点と1つの容器にまとめられない点です。
しかし、専用ケースが付いていることがほとんどなので、そこに入れることでミニバックのように手軽に持ち歩けますよ。
丼タイプ
温かいご飯の上に、おかず容器を重ねて持ち運びができるタイプの保温弁当です。
汁気の多い牛丼などの具はご飯と分けておくことができます。
牛丼や親子丼などの丼ものを持ち運ぶとご飯がベチャベチャになってしまう…なんてことありませんか?
丼タイプは食べる直前にご飯にかけられるので、手軽に美味しくて温かい丼ものを食べられるのが魅力ですよ♪
また、コンパクトに重ねて持ち運べるのでカバンなどに入れるのにも便利です。
こちらはおしゃれな丼タイプの保温弁当箱で、テレビで紹介されて話題になりました。
下の段にはご飯を、上の段には夕飯の残りをポンっと詰めるだけで、立派な丼ランチの完成♪
食洗機対応で使い勝手も抜群!簡単に使えるのにおしゃれで、ランチタイムが楽しくなりますね。
スープジャータイプ
外出先で温かいスープやみそ汁を楽しみたい方は、スープジャータイプがおすすめです。
汁物もこぼれずに持ち運べて、温かいまま飲めるのはとっても嬉しいですよね♪
栄養満点のスープを飲めるので、ダイエットや健康に気を遣っている方におすすめです。
スープジャーの保温性を利用してほったらかしにするだけで料理ができるレシピもありますよ。
また、保温だけではなく保冷もできるので、フルーツや冷製スープ、夏の暑い日には冷たいうどんやそばも楽しめるんです!
保温と保冷ができるスープジャーはひとつ持っておくと便利ですよ。
保温効力から選ぶ
保温効力とは、どのくらいの温かさで何時間保つことができるかを指すもので、温かいご飯を食べたい場合はより保温効力が高いものを選びましょう。
一般的に、室温20℃で熱湯を入れた保温弁当がどのくらい温かさを保てるかを目安に記載されています。
6時間放置しても50℃の温かさを保てる製品を選ぶと、昼食に温かいご飯が食べられるのでおすすめです。
保温弁当のメリットはご飯の温かさが長続きすることなので、そのメリットを活かすために保温効力の高い製品を選びたいですね。
容量から選ぶ
保温弁当の容量は幅広く取り揃えられているので、年齢や体格、活動量などを考えて自分に合ったものを選びましょう。
一食に必要なエネルギー量をもとにした容量の目安はだいたい以下のものになります。
女性のお弁当容量の目安
小学生 | 500ml〜600ml |
中高生 | 600〜700ml |
成人女性 | 600ml |
男性のお弁当容量の目安
小学生 | 500〜600ml |
中高生 | 700〜900ml |
成人男性 | 800〜1000ml |
小学生や少食の方には500〜700ml、たくさん食べる方には900mlを目安にするのがおすすめです。
また、食べ盛りの学生や肉体労働をしている方には大容量の1000ml以上のものもありますよ。
ご自身の食べる量に合わせて保温弁当を選んでくださいね。
機能性から選ぶ
保温弁当にも食洗機が使えたり、電子レンジが使えたりとさまざまな機能があり、ライフスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
チェックしておきたい保温弁当の機能性は4つあります。
- 食洗機で洗えるかどうか
- 電子レンジが使えるかどうか
- 保冷弁当として使えるかどうか
- 持ち運びは便利かどうか
毎日使うお弁当なので、しっかりと機能性をチェックして選びましょう。
食洗機で洗えるかどうか
自宅で食洗機を使っている方は、食洗機で洗えるタイプを選ぶのがおすすめです。
食洗機は洗浄力の高い洗剤を使い高温で洗うため、お弁当の角や油によるぬめりも綺麗にしてくれます。
手洗いでは落としにくい汚れも食洗機なら簡単に綺麗にしてくれるので、お手入れが簡単で嬉しいですね。
電子レンジが使えるかどうか
学校や会社などの外出先で電子レンジが使える場合は、電子レンジ対応のものを選ぶのがおすすめです。
電子レンジ対応の保温弁当には、ご飯、スープ、とかずの容器全てが対応しているものと、ご飯とスープのみのものがあります。
保温弁当で保温していたとしても、どうしても数時間経つと入れたてよりも温度が下がってしまいます。
そんな時に電子レンジで温め直しが出来ると、いつでもホカホカのご飯が食べられますよ♪
ぜひ、ライフスタイルに合ったものを選んでみてくださいね。
保冷弁当として使えるかどうか
保温弁当のなかには、保温だけでなく保冷もできる製品があり、フルーツやサラダなどを持ち運ぶのにおすすめです。
その他にも冷たい麺類や冷製スープなどを入れるのにも適しているので、食欲のない暑い夏には嬉しいですね。
保温と保冷ができるお弁当箱は本当に便利なのでひとつ持っておくといいかもしれません。
持ち運びが便利かどうか
保温弁当を選ぶときには、自分の持ち歩くカバンに入るかどうかもチェックしておきましょう。
保温弁当はスリムなタイプや底が広いタイプの安定する形のものなどさまざまです。
自分のカバンが薄い時にはスリムタイプ、大きいカバンであれば底が広いタイプのものを選ぶといいでしょう。
保温弁当にはお弁当箱専用のバックやポーチが付いているものもあり、綺麗に収まるのでおすすめですよ。
まとめ
- 保温弁当は約70℃で温かいままキープしてくれるのでご飯が腐りにくく、夏にお弁当を持っていきたい人におすすめ
- 食中毒の菌が繁殖するのは30℃~40℃なので、保温弁当は予め余熱をして、ご飯は熱いものを入れて温かいまま保てば腐らず美味しく食べられる
- 炊き込みご飯などの具材が入ったご飯ややおかずは腐りやすいため、保温弁当には入れずに冷ましてから常温で保冷剤と一緒に持ち運ぶのが無難
- 保温弁当の保温効力は6時間で、それ以降は温度が下がってしまうため、6時間以内で食べるようにする
- ご飯に糸が引いている、変色している、酸っぱい臭いや納豆のような腐敗臭がするなど違和感がある場合には腐っている可能性があるので食べないようにする
- お弁当の食品を腐らせないためには、中途半端な温度にしないように注意し、温かいまま保温するか完全に冷ましてから常温で保存するようにするのがポイント
- 保温弁当のおすすめの選び方は、保温弁当のタイプや保温効力、容量や機能性などから自分のライフスタイルに合ったものを選ぶようにする
夏になると食中毒になる危険がぐんと高まるので、菌が繁殖しない温度に保ってくれる保温弁当は持っておくと安心です。
夏だけでなく、冬にも温かいご飯が食べられるのは保温弁当の一番の魅力ですね。
サーモスのステンレスランチジャーはご飯とスープはしっかりと保温してくれて、おかずは常温で持ち運びができるので食中毒対策におすすめですよ。
保温弁当でしっかり食中毒対策をして、暑い夏も楽しいお弁当ライフを送ってください♪
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