牛乳パックの足台は高齢者の姿勢を良くするのにぴったりだと聞いたけど、簡単に作れるの?
高齢者は姿勢が崩れやすく、小柄な人だと地面にしっかりと足をつけられないこともあります。
特に食事中の姿勢を整えないとしっかりと噛んだり飲み込んだりできず、むせ込んで気道に食べ物が入ってしまい肺炎になるリスクが高まります。
そこで牛乳パックの足台を高齢者の姿勢改善のために作ってみましょう!
牛乳パックの足台の作り方は①牛乳パックのみで作る②牛乳パックと新聞紙で作るという2つがあります。
説明文だけだと作れないかもと不安な方に、実際に私が作ったときの画像をのせているので大丈夫ですよ。
ちなみに、どちらの方法でも約15分で簡単に作れるので安心してくださいね♪
牛乳パックの足台作りは高齢者もできるので、手の運動のために作ってみてください!
牛乳パックを切り開くときに、普通のハサミだと角度が難しくて切りづらいと思うことありますよね。
このハサミの不思議な形が、切るときの手にかかる負担を軽減するようになっています。
いつもうまく牛乳パックを切れずにイライラしている方に、このハサミをぜひ使ってほしいです!
牛乳パックの足台を高齢者の姿勢改善のために作ろう
牛乳パックの足台の作り方は、用意するものは少なく不器用な人でも簡単に作れます。
足台を1つ作るのにかかる時間は約15分~20分であっという間にできちゃいます!
これから紹介する作り方は2つあるので、自分の作りやすいほうを選んでくださいね。
実際に作ったときの画像もあるので、参考にしながら牛乳パックの足台を作ってみてください♪
牛乳パックのみで足台を作る方法
牛乳パックのみで作る方法は、牛乳パックの中に蛇腹に折った別の牛乳パックを詰め込んで補強したものを、足のサイズに合わせて3~4個を合体させます。
蛇腹とは山折り谷折りを交互に折ることで、牛乳パックを開いて元の箱の形に沿って山折り谷折りを交互に折ればOKです。
牛乳パックを切っていくときは、硬くて切りづらいのでハサミで怪我をしないように気をつけてください!
- 牛乳パック 6~9本
- 布テープ
- ハサミもしくはカッター
- 必要であれば飾りつけ用の布
手順
1.牛乳パックの口を開いて縦に切り込みを入れる(この牛乳パックをAとする)
2.別の牛乳パックを開いて、口と底の部分を切り取る(この牛乳パックをBとする)
3.牛乳パックBを蛇腹折りにし、牛乳パックAに入れる(牛乳パックB2本分入れることで、足をのせても潰れない)
4.口を閉じて布テープで固定する
これを3~4個合体させてガムテープで固定し、飾りつけをすると完成になります。
下の画像は2個合体させたときのものです。手をのせるとこのようなサイズになります。
手の写真を参考にすると、小柄な人は3個で普通~体格の大きい人は4個あると足元が安定すると思います。
この足台①には使用するときの注意点が1つあります。足をのせる面を間違えると牛乳パックがつぶれてしまう可能性が高いです。
画像の赤い線がついている面は重力に強い部分なので、ここに足をのせて使うようにしてください!(なにか目印をつけておくといいと思います)
新聞紙と牛乳パックで足台を作る方法
牛乳パックと新聞紙で作る方法は、牛乳パックの中に新聞紙を詰めて補強したものを足のサイズに合わせて、3~4つ合体させます。
この足台の作り方では、いかに新聞紙を詰め込めるかが重要なポイントです!
新聞紙の詰め具合が甘いと完成後に足をのせたときに、形が崩れてしまいます。
新聞紙を詰めるとき力に自信がない方は、ハンマーを使うことをおすすめします。ただし、自分の手をたたかないように注意してくださいね。
- 牛乳パック 6~8本
- 新聞紙やチラシ 大量に
- 布テープ
- ハサミもしくはカッター
- ハンマー
- 必要であれば飾りつけ用の布
手順
1.牛乳パックの口の部分を開く(この牛乳パックをCとする)
2.別の牛乳パックも口の部分を開き切り取る(この牛乳パックをDとする)
3.牛乳パックDに新聞紙やチラシを詰め込む(ハンマーを使って詰めてもOK)
4.牛乳パックCに牛乳パックDを詰め込む(ここもハンマーを使って詰めてもOK)
5.牛乳パックCの口の部分を閉じて布テープで固定する
①の作り方と同様に、使う人の足のサイズを考えて牛乳パックを合体させるといいと思います。
①の作り方は組み立てるときに蛇腹の位置に注意すれば大丈夫なので、①と②のどちらの作り方でも強度はあるので安心してくださいね!
紹介した足台の作り方は、補助的な役割なので全体重をかけると壊れてしまいます。
この手順で作ったものを数十個用意して合体させると、大人の体重でも耐えられる踏み台ができるので、作ってみたい方はぜひチャレンジしてみてください♪
このハサミは、牛乳パックを切る以外にもペットボトルを真っ二つに切れたり注ぎ口のキャップやペットボトルのフィルム外せたり、ガス抜きをすることができます。
1つのハサミに様々な機能があるので、切るものによってハサミを変える必要がなくなりますよ♪
切ること以外にも使えるので家に1つあればゴミを分別するときに楽になりますし、ハサミ自体も分別して廃棄が可能で最後まで万能なハサミです!
牛乳パックの足台を作ることで3つのメリットが!
牛乳パックの足台を作ることで、簡単に高齢者の姿勢を整えることができます。
高齢者は食事中の姿勢が崩れやすく、特に小柄な人や車椅子を使用している人は足の位置が定まらないことが多いです。
足の位置が定まらない状態は体の重心が不安定ということなので、足元の補助として牛乳パックの足台を使うと体の重心が安定して正しい姿勢になります。
姿勢補助として使う牛乳パックの足台を作るメリット3つを、詳しく説明していきますね!
- 足が地面につくと骨盤の位置が整い疲れにくくなる
- 正しい姿勢になると噛む力や飲み込みが良くなる
- 正しい姿勢で食事をすると誤嚥を防げる
足が地面についた正しい姿勢は疲れにくくなる
正しい姿勢での食事は、土台が安定し正常な力で体を動かせるので疲れにくくなります。
高齢者は筋力の低下など体の衰えにより、正しい姿勢を維持することが難しいです。
正しくない姿勢でいると、変に力が入ってしまい食事中疲れてしまいます。食事中疲れてくると美味しく食べられなくなりますよね…。
また、食事だけでなく楽器の演奏や格闘技、スポーツなど様々な分野で正しい姿勢について教えられます。
どの分野においても正常な力やそれ以上の力を発揮するためには姿勢は重要ですよ!
正しい姿勢になると噛む力や飲み込みが良くなる
足を地面につけて正しい姿勢で食事すると、しっかりと噛んで噛んだものをスムーズに飲み込めます。
体は土台である足の上に頭がのっかるような形なので、土台の部分が不安定だと体全体が不安定になります。
足を組んだり足が宙に浮いていたりする状態で、硬いものを食べられますか?おそらく足が不安定な状態で食べられる人はいないです。
もし食べられたとしても力を入れすぎてしまい口周り筋肉が疲れてしまうと思います。
足を地面につけることで、噛む・飲み込むときに使われる筋肉が正常に動き疲れにくくなります!
正しい姿勢で食事をすると誤嚥を防げる
正しい姿勢で食事することで、噛む力や飲み込む力が良くなり誤嚥(ごえん)を防ぐことができます。
誤嚥とは簡単にいうと気道に食べものや唾液が入ってしまうことです。
健康な人であれば、むせたり咳き込んだりして気道から食べものや唾液を出すことができます。
しかし、高齢者は気道に入ってしまったものを出す力が弱まっているので、食べものや唾液をうまく出せずに窒息や肺炎になってしまいます!
命の危険に関わる誤嚥が起きる確率を少しでも下げるために、正しい姿勢での食事ができるようにしていきましょうね。
牛乳パックの足台を作ることで、食事中の高齢者が咳き込んだりむせたりして疲れることなく食事を楽しむことができます。
たかが牛乳パックの足台で?と思ってしまうかもしれませんが、崩れた姿勢での食事中に誤嚥してしまい肺炎になり寝たきりになってしまった方々がいます。
小さなことで様々な危険を防げるのであれば、ぜひ牛乳パックの足台を作りましょう!
牛乳パック足台をデイサービスで作ると良い効果が!
牛乳パックの足台作りをデイサービスや施設でのレクリエーションに組み込むことで、物作りが他の人に役に立っていると実感できますし、手指の運動にもなります。
高齢になると自分でできることが少なくなり、他の人にお願いすることが増えていきます。
そのため「他の人に迷惑をかけてしまっている」という考えが強くなり、精神的が不安定になると持病などに影響が出てしまうことがあります。
簡単な作業でも「他の人に感謝された」「自分の行動が役に立つ」と実感することで、心が安定し意欲的に動けるようになります。
精神以外にも、手を動かして順番通りに考えて物を作ることは脳へ良い刺激になり認知症予防に効果的です!
牛乳パックの足台をデイサービスのレクリエーションで作るときに、それぞれできる作業を把握してお願いをすることで協調性も高められるので、ぜひ取り組んでみてくださいね♪
高齢者に絞って書いてきましたが、牛乳パックの足台はデイサービスや施設以外にお家で作っても構いませんよ。
おじいちゃんおばあちゃんのためにお子さんと作ってみてもいいかもしれませんね!
まとめ
- 牛乳パックの足台作りは2つの方法があり、どちらも用意するものは少なく短時間(約15分)で簡単にできる
- 1つ目は、牛乳パックの中の補強に蛇腹に折った牛乳パックを使う方法である
- 2つ目は、牛乳パックの中の補強に新聞紙やチラシを詰め込む方法である
- 牛乳パックの足台は高齢者の食事姿勢の改善のために作るといい
- 牛乳パックの足台を使い高齢者の食事姿勢を整えることで、疲れにくくなる、噛む力や飲み込む力が良くなる、誤嚥を防ぐことができるという3つのメリットがある
- 牛乳パックの足台作りはデイサービスや施設のレクリエーションにもおすすめ
- 新聞紙牛乳パックに詰めるという簡単な作業でも、手を動かして作業すると脳への刺激になり認知症予防になり、他の人の役に立つことを感じることができ精神的にも良い
施設やお家でも、牛乳パックの足台を使って高齢者の食事姿勢の補助に使うことで、食事を楽しめるようになるかもしれません!
牛乳パックの足台は高齢者以外にも、牛乳パックを大量に集めて固定すれば頑丈な踏み台にもなるので、お子さんにも使えると思います。
簡単にできる牛乳パック足台、ぜひ作ってみてください♪
ハサミで粘着力のあるものを切ると刃がベトベトになり、思うように動かないもしくは開かなくなったという経験したことあると思います。
テープが付きにくい加工がされたこのハサミは、ベトベト問題を解決してくれます!
しかも、刃の部分にキャップがあるので保管しているとき汚れる心配もありません。
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