フードバンクに寄付できるものは食品とお金!寄付金控除や団体も紹介!

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食品ロスやSDGsの観点からフードバンクが注目されていますよね。

フードバンクで寄付ができるものは、食品だけでなくお金も可能です。

またお金の寄付をすると、寄付金控除が受けられる場合もありますよ!

コロナ禍で一時的に生活が困難になった人、母子家庭やDVシェルターにいる人など、今日の食べるものに困っている人が日本にもたくさんいます。

まだ食べられるのに破棄されてしまう多くのものを、社会に還元し誰もが食に困らない環境活動に参加してみませんか?

寄付できる食品には決まりがあるので、せっかくフードバンクに届けても、有効に使われずに無駄になったり、受け取ってもらえなかったりする場合があります。

この記事では、寄付ができるものや寄付金控除について、団体の選ぶポイントやおすすめの支援先まで紹介しています。

目次

フードバンクで寄付ができるものできないもの

フードバンクで寄付が可能な食品は、常温で長期間保存ができるものです

家で食べきれないもの、好みが合わないものがあれば、フードバンクに寄付をしてみませんか?

お歳暮でいただいたけど、うちでは食べないわ

保存食品があふれてきたから整理がしたい

あなたには必要ないものでも、必要としている人がたくさんいます。

フードバンクの団体は、まだ食べることができるものを生活に困っている人たちへ受け渡す活動をしています。

日本では、まだ食べられるのに破棄される食品「食品ロス」は522万トン。世界中で飢餓に苦しむ人たちに向けた世界の食料支援量の1.2倍に相当します。(令和2年度の食品ロス量)

食品ロスを国民一人当たりにするとお茶碗1杯分(約113g)の食べ物が毎日捨てられていることになります。

参考:消費者庁

飢餓に苦しむ人の食料支援量よりも、日本の食品ロスが多いって…なんてもったいないことをしているのでしょう。心が痛みます。

その一方で、日本でも生活に苦しむ人が多くいるのも事実です。

フードバンクで寄付した食品は、生活が困難な家庭や福祉施設などに届けられたり、炊き出しの材料に使用されたりしています。

また食品の支援だけでは、運営できないのも事実です。お金の支援については、フードバンクは寄付金でもOK!種類と方法で詳しく解説していきますね。

まずは、食品の寄付ができるものとできないものを、具体的にみていきましょう。

フードバンクで寄付できる食品は長期保存が可能なもの

個人で寄付できる食品
  • 賞味期限が明記されていて、残日数が1~2カ月以上のもの
  • 未開封で外装が破れていないもの
  • 常温保存できるもの

上記はあくまでも目安です。賞味期限の日数など、細かい条件は団体のホームページをみてチェックしてくださいね。

注:個人で寄付できるものと法人や企業で、できるものは違います。

食品で寄付が可能なものは、未開封で常温保存できるものと覚えておきましょう。

フードバンクの寄付で特に喜ばれるもの

団体のホームページを見ると特に寄付してほしいものが載っています。

  • お米(白米、玄米どの状態でもOK)
  • 乾麺、乾物(ふりかけ、お茶漬け、のり)
  • 缶詰
  • インスタント食品、レトルト食品
  • お菓子
  • 飲料(ジュース、コーヒー、お茶など)
  • 調味料

調べてみると、主食になるお米や乾麺、調理をせずに食べられる食品が、特に求められているようです。

お菓子やジュースって、そんなに喜ぶの?と思ったのですが、学習支援の子供たちに配ったり、子供のいる家庭に届けられるようです。

確かに、お菓子やジュースは子供を笑顔にしますよね。

フードバンクで寄付できない食品は常温保存不可なもの

寄付できないもの
  • 生鮮食品
  • 包装/外装が開封済みや破損しているもの
  • 日本語の食品表示でないもの
  • 賞味期限の表記がないもの
  • 賞味期限が1カ月未満のもの
  • アルコール飲料
  • 医薬品・サプリメントなど

野菜やお肉・野菜など、冷蔵庫や冷凍庫で保管が必要なものは寄付できません。

すぐに困っている人に届けられるとは限らないので、保管しにくいもの、賞味期限が短いものは寄付ができないようですね。

フードバンクの食品寄付の方法は3つ

食品寄付の方法
  • 直接持ち込む
  • 宅配便で送る
  • フードドライブに持ち寄る

フードバンクの事務所が近くにある場合、直接持ち込んでも大丈夫です。持ち込む前に電話で連絡しておくとスムーズですよ。

宅配便の場合は、送料元払いで発送しましょう。着払いだと、受取不可にする団体が多くあります。また、平日に着くように日時指定すると安心です。

他にも、フードドライブに持ち込むこともできます。

フードドライブとは、自治体や団体が余った食品を集めるイベントをやったり、スーパーマーケットやお店の一部に食品寄付ボックスなどを設置したりすることです。

例えば、コンビニの大手ファミリ―マートがフードドライブを実施しています。

全国45都道府県1,964店舗(2022年12月13日現在)が実施しています。(参考:ファミマフードドライブ)

実は、フードドライブは個人でも実施が可能なのです!職場や学校などで、余った食品を集めて、フードバンクの団体や福祉施設に寄付するという方法です。

自治体のお祭りやイベントの時にフードドライブを企画してもいいですね!

もちろん、フードドライブも集める食品の条件が決まっていますよ。先述したようにフードバンクで寄付ができる食品は直器保存可能なものが基本になります。

すでに、提供する団体や施設がきまっていれば、ホームページを確認して集めるものを調べるのが一番です。

フードバンクには寄付金を送ることもできる!

フードバンクの寄付はお金も可能です。寄付金は、活動を続けていくのにとても重要です。

不要な食品がなくても寄付金で、生活が困難な家庭や支援を待っている人たちを助けることができます。

お金じゃないと解決できないこともありますよね。食品があっても、事務所や保管する場所、配送費などがなければ活動はできません。

他にも、塾にいけない子どもたちに学習の支援をしたり、レジャーに行けない子供たちに楽しみの場を提供する団体もあります。

フードバンクにもさまざまな支援活動がありますが、運営をするにはお金は不可欠です。

フードバンクの寄付は食品と同じくらい寄付金は喜ばれるでしょう。

フードバンクにお金を寄付するときの種類と方法

寄付金の種類は、『単発』と『継続』があります。

フードバンクの団体を中長期的にサポートしたいとお考えの方には『継続寄付』がおすすめです。自分のタイミングでしたい場合は『単発寄付』もいいですね。

寄付金の支払い方法は『口座振りこみ』『銀行引き落とし』『クレジットカード支払い』など選択が可能です。

また、金額は自由に設定ができます。月々500円から可能な団体もありますよ。

あなたが支援しやすい方法でお金の寄付も検討してみてくださいね!

フードバンクは寄付金控除が受けられる場合がある!

フードバンク団体が認定NPO法人などで、2,000円以上の額であれば寄付金控除が受けられます。

具体的には所得控除または税額控除の有利な方を選び、受けることができます。

領収証が必要になります。必ず保管するようにしましょう。

ただし、フードバンクに匿名や連名で寄付した場合、領収証の発行ができなかったり、寄付金控除に必要な領収証にならなかったりします。

寄付金控除を考えている場合は単独かつ実名で行いましょう。

また、支援するフードバンク団体が寄付金控除対象かどうかは、ホームページをご覧ください。

では、どれくらい控除が受けられるのか気になってきましたね?

個人の場合の計算式は以下の通りです。参考にしてください。

所得控除の場合
【寄付金控除額=年間の寄付金額-2,000円】
※ただし上限設定あり。所得金額の40%相当まで

税額控除の場合
【寄付金控除額=年間の寄付金額-2,000円×40%】
※寄付金の合計額は総所得金額の40%相当まで
※所得税額の25%相当まで

さらに、住んでいる都道府県や市区町村の認定NPO法人であれば、住民税も控除対象になります。

【住民税からの税額控除=(年間の寄付金額-2,000円)×10%】
※ただし上限設定あり。所得金額の30%相当まで。
※条例で指定する寄付金の場合、次の率で算出
・都道府県が指定した寄付金は4%
・市区町村が指定した寄付金は6%
(都道府県と市区町村どちらも指定された寄付の場合10%)

参考:内閣府NPOホームページ

寄付金控除は5年さかのぼった年まで申告が可能になります。

去年申告し忘れていても間に合いますよ!領収証が保管してあるか、探してみましょう。

なお、会社がやってくれる年末調整ではなく、確定申告になります。

詳しくは最寄りの税務署にご相談くださいね。

もし、控除されて手元に戻ってくるなら、来年度の寄付金として利用すれば、継続的に続けられそうです。

フードバンクで寄付をする団体の選び方とおすすめ支援先

どの団体にフードバンクの寄付をしようかしら?

どこでも寄付は喜ばれます。あなたの価値観にあったところを選ぶと、きっと継続的に支援をしたくなると思いますよ。

団体を選ぶポイント3つ
  1. 信頼できるフードバンクの団体である
  2. 寄付の使い道がきちんと公表されている
  3. 自分が解決したいと思う問題に取り組んでいる

団体のホームページを見ると、活動実績や寄付の使い道が公表されています。活動日記(ブログ)を開設しているところもあります。

フードバンクで寄付する団体を選ぶときの参考にしてみてくださいね!

では次に、団体をご紹介します。今回おすすめするのは、地域密着型もあれば、広範囲に及ぶ活動をしているところもあります。

おすすめの団体
  1. セカンドハーベスト・ジャパン
  2. フードバンク関西
  3. 全国こども食堂支援センターむすびえ
  4. もったいないジャパン
  5. フードバンクうつのみや

【おすすめ①】セカンドハーベスト・ジャパン

日本初のフードバンクで、必要なところへ十分な食べ物が行きわたるよう、フードラインを強化し、フードセーフティネットの構築を目指しています。

個人や施設・団体の食料支援だけでなく、フードバンク普及活動やフードラインの強化に興味がある方は、セカンドハーベスト・ジャパンの支援がおすすめです。

支援地域東京、神奈川、埼玉を中心に活動
活動内容・児童養護施設、女性シェルター、生活困難家庭、被災地に食料支援
・フードパントリー(食品受け渡し場所)を展開
・食品を調理し、配食サービス
・大口の食品を管理保管し、連携するフードバンク団体や福祉施設などへ食品の提供支援
・フードバンク活動の研究調査や講演、シンポジウムの開催
支援方法食品、お金、ボランティア
寄付金控除可能
設立2002年3月
HPhttps://2hj.org/

小切手・郵便為替・お米券などでも寄付が可能です。

規模も大きく、倉庫の設備も充実しているので、冷蔵・冷凍食品の受付も可能です。ただしクール便など、温度管理が適切にされた状態で送ってください。

また、自家栽培のものも含めて収穫後すぐの野菜や果物であれば、受入れ可能です。送り状などに品名を書き添えれば、すぐに仕分け作業をしてくれるそうですよ。

日本におけるフードバンクの先駆者だけあって、活動内容は広範囲にわたります。食品ロスの問題提起や分かりやすい動画でSDGs応援もしています。

さらに、大阪に拠点をつくるプロジェクトも構想されています。ますます規模が拡大していきそうです。

【おすすめ②】フードバンク関西

声をあげることができない世帯にも地域と連携して見つけ出し、食料支援をしています。

生活困難者・施設の緊急支援や長期支援を応援したい方、兵庫県の地域に貢献したい方はフードバンク関西がおすすめです。

支援地域兵庫県南部地域および阪神間と一部大阪市(施設・団体のみ)
活動内容・行政や民間事業所、あるいは個人からの緊急支援要請を受けて食料支援
・母子家庭やDVシェルター生活相談を担うNPOなどからつながった対象世帯に、食料パックを月に1回送付
・地域社会と連携してさまざまな支援の輪が広がるようにつなぐ活動
・兵庫県のこども食堂の安定運営を支えるために「兵庫こども食堂ねっとワーク」を立ち上げる
支援方法食品、お金、ボランティア
寄付金控除可能
設立2003年4月
HPhttps://foodbankkansai.org/

フードバンク関西は食品の引き取りをやってくれる場合があります。お問い合わせください。

また、オンライン寄付サイト”Give One”で手軽に寄付もできますよ。

都度食料支援をするだけでなく、長期的(1年)に支援が必要だと判断された場合は宅配便で発送も行っています。

支援を受ける方は食料が定期的に届くことで安心感がうまれ、生きる活力になるでしょうね。

【おすすめ③】全国こども食堂支援センターむすびえ

全国展開している、こども食堂。子どもが歩いていけるところに安心・安全なこども食堂がある、という状態を目指しています。

こどもの居場所をつくってあげたい、孤食ではなくおいしいご飯を楽しい空間で食べてもらいたいと思う方には、むすびえがおすすめです。

支援地域全国のこども食堂
活動内容・こども食堂の支援、運営者同士のネットワークづくり、地域ネットワーク団体の連携
・子どもたちにさまざまな体験プログラムの提供
・こども食堂の実態・効果・課題について調査研究事業
支援方法お金、物品、こども食堂をつくる、こども食堂でボランティア
寄付金控除可能
設立2018年
HPhttps://musubie.org/

個人では食品の寄付はできませんが、アクセサリー、ブランドバッグ、本などの物品の支援ができます。

また、こども食堂をつくりたい、こども食堂でボランティアしたいなどの支援も可能です。

こども食堂は、子どもだけが利用できるイメージがありませんか?

実はさまざまな年齢層の人たちが利用できるのです。子どもの頃から、多様な価値観に触れられるのも魅力です。

近くにあれば、実際にどのようなところなのか行ってみてもいいですね!

【おすすめ④】もったいないジャパン

もったいない精神をもとに、国内外に食品と物資の支援をしている団体です。

食品以外にも捨てるにはもったいない物品がある方、国内にも国外の人たちにも支援をしたい人にはもったいないジャパンがおすすめです。

支援地域国内(主に神奈川県茅ケ崎市)と海外
活動内容・食品や日用品、古本・雑貨類などで、被災地、海外児童養護施設、地域の生活困難者の支援
・国内外の寄付先の開拓
・シンポジウムやセミナーなどの開催
支援方法食品、お金、Amazonを通じた寄付、物品
寄付金控除不可 ※2023年1月現在
設立2016年4月
HPhttps://mottainai-japan.com/

コロナの影響で海外に衣類の寄付ができない状況のようです。国内の福祉施設向けに『新品の衣類』のみ受け付けをしています。

今一番支援してほしいものは物品のようです。はがき・切手、金券、外貨紙幣、貴金属などがあります。

書き損じたり未投稿のはがき、使用済みの切手も寄付が可能のようで、はがき20枚(800円)で被災地などへ1箱分のもったいない物資をおくることができます。

1箱でせっけん50個、洗剤30個、シャンプー20本、Tシャツ100枚だそうです。

たった800円でこんなにも多くの物資を送ることができるのですね!書き損じた年賀状や使用済みの切手があるので、手軽にできそうな気がしてきました!

不要だけど状態の良いものを保管しておいて、半年に一度宅配便で送るというサイクルを作ってもいいかもしれませんね!

【おすすめ⑤】フードバンクうつのみや

栃木県宇都宮市を中心に活動している団体です。毎回、配布する対象者を明確にして頒布会を開催しています。

宇都宮市にお住まいの方は、『きずなBOX』を見かけたことはありませんか?

近くにきずなBOXがある方、宇都宮市の地域貢献したい方はフードバンクうつのみやがおすすめです。

支援地域栃木県、主に宇都宮市を中心
活動内容・生活困難者やコロナの影響で困っている方などに、食品頒布会を開催
・食品寄付ができる場所『きずなBOX』を設置
・寄付型自動販売機を設置してもらい自動寄付
支援方法食品、お金、ボランティア
寄付金控除可能
設立2003年4月
ホームページhttps://fbu2189.org/

個別の宅配便を使用した提供は行っていませんが、きずなBOXを設置したりフードドライブを開催したりと、気軽に食品寄付ができる環境作りをされています。

また、寄付型自動販売機を設置してもらい、売り上げ1本ごとに希望の団体に寄付できる支援の仕方もあります。

寄付金は自動で送金されるため、設置者に振込の手間がかかりません。道路に面した敷地がある方はできますね!

フードバンクうつのみやのように、地域密着型のフードバンク団体はたくさんあります。

近くにあれば、ボランティア支援もしやすく感じるでしょう。ぜひ探してみてくださいね!

まとめ

  • フードバンクで寄付ができるものは、食品とお金の2パターン
  • 寄付ができる食品は、基本的に、賞味期限が明記されていて残日数が1~2か月以上のもの、未開封で外装が破れていないもの、常温保存できるもの
  • 送り方は、直接持ち込む、宅配便でおくる、フードドライブに持ち寄るの3種類
  • お金の寄付は単発と継続の2種類があり、支払い方法は、口座振りこみ、銀行引き落とし、クレジットカード支払いなど選択が可能
  • フードバンク団体が認定NPO法人等であり、2,000円以上の額であれば寄付金控除が受けられる
  • 団体を選ぶポイントは、信頼できるか、寄付の使い道がきちんと公表されているか、自分が解決したいと思う問題に取り組んでいるかの3つ
  • 『セカンドハーベスト・ジャパン』は日本で初めてのフードバンク団体。食品配布、配食サービス、連携団体に食品提供、フードバンクの普及活動やフードセーフティネット作りを行っている
  • 『フードバンク関西』は地域と連携し、生活困難者に緊急食品支援、1年間の長期支援をおこなっている
  • 『むすびえ』は全国のこども食堂の支援をする団体。こども食堂の運営同士や地域のネットワークの連携活動、こども食堂の調査研究事業を行っている
  • 『もったいないジャパン』は国内外の福祉施設や被災地域などに食品や物品資の支援をしている
  • 『フードバンクうつのみや』はきずなBOXを各所に設置したり、フードドライブを開催したりして集めた食品を頒布会で配布している

フードバンクは、まだ十分に食べることができるものを受け取り、必要とする人に提供をする活動です。

しかし、食品の支援だけでは活動ができません。お金が必要です。

不要な食品がない場合は寄付金の支援も考えてみてください。他にもボランティア支援もありますよ。

ひとりひとりの小さな支援が、多くの困っている人の生活を救うことができます。あなたにできることはなにか、考えるきっかけになれば幸いです。

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