改札を出ないで旅をしよう!注意点や楽しみ方などを紹介します!

指定された区間内で大回り乗車という裏技を使った鉄道旅がおすすめですよ。

大回り乗車は大都市近郊区間という東京、仙台、新潟、大阪、福岡の5都市に設定されている区間で行えます。

改札から出ないなどの4つのルールに沿って乗車することで1駅分の料金で電車に乗ることができます。

電車から景色を楽しんだり、駅構内の商業施設を利用したりと改札から出ないでも楽しむことができるのです。

しかし同じ路線・駅を通ってしまうと利用した分の運賃を支払わなければいけなくなってしまうので、入念に計画を立てなければなりません。

本記事では大回り乗車の注意点や楽しみ方などを紹介します!

改札から出ないでコスパ最強な鉄道旅を楽しんでみませんか?

たくさん買い物するのにぴったり!使わないときにはコンパクトにまとめることができますよ。

改札を出ない旅は大都市近郊区間内でできる

JR線の大都市近郊区間内で大回り乗車をすると、初乗り運賃で長距離の電車旅を楽しむことができますよ。

大都市近郊区間は東京、仙台、新潟、大阪、福岡に設定されています。

近郊区間内のみの乗車運賃は、どんな経路通ったとしても最も安い運賃で乗車できるという特例があります。

この特例を使って楽しむ旅が大回り乗車なのです。

JR山手線で渋谷駅から原宿駅まで行こうとした時外回りだと5分、内回りだと55分かかるけど運賃は同じ1駅分です。
それを壮大にしたものが大回り乗車です。

一番範囲の広い東京近郊区間は1都10県にまたがっており、様々な地域を旅することができます。

この旅には下記の4つのルールがありますよ。

ルール内で旅ができないと移動した駅までの往復運賃を支払わなければならなくなってしまいます。

適用区間内から出ない

大回り乗車が適用される大都市近郊区間内から出てはいけません。

区間を出てしまうと、改札に入った駅から区間外の駅までの往復運賃を支払わなければならなくなってしまいます。旅をする近郊区間をしっかり把握しておきましょう!

利用したい近郊区間の範囲はJR東日本のホームページで確認できますよ。

改札を出ない

改札内の駅構内で楽しみましょう。改札から出てしまうとそこまでの運賃を支払わなければなりません。

JR東日本にはエキュートという駅構内にお土産などを取り扱う商業施設があります。

エキュートの入っている駅を通過駅としてコースに組み込めば、改札を出ないで旅気分を楽しむことができますよ。

スタートとゴールは別の駅にする

スタートとゴールは別の駅にしましょう。スタートとゴールを同じ駅にしてしまうと往復料金を支払わなくなってしまいますよ。

スタート駅の前後1駅であれば最安料金になるので、チェックしておきましょう。

同じ駅・路線は2度以上通らず、一筆書きルートで回る

一筆書きルートでまわらなければならないので、同じ路線・駅を2回以上通過することはできません。

この旅をする上で一番気をつけなければならないポイントとなります。

複数路線が乗り入れる駅をルートに入れる必要がありますが、その通過駅なども考えなければならないので入念な計画が必要となります。山手線沿線の駅を用いて例を紹介します。

例・新宿駅から代々木駅まで

新宿駅と代々木駅は山手線、総武線で隣り合った駅で最短の移動距離は400mです。運賃は最安料金になりますよ。

大回り乗車のルールに沿って乗車することで新宿〜代々木の最安料金で1日中鉄道旅を楽しむことができます。

この区間を例として、大回り乗車のOK例とNG例を紹介します。

NGの理由は池袋駅を2度通過したからです。新宿駅から赤羽駅まで行くまでの通過駅は新宿駅、池袋駅、赤羽駅となります。

なので池袋は2回通過したことになりますので、ルール適用外となります。

NGの理由は山手線を2回利用しているからです。最初に上野駅まで山手線を利用しているため、山手線以外で代々木駅を目指さなければなりません。

大回り乗車では景色と駅構内施設が楽しめる

大回り乗車では電車に乗ることの他、景色と駅構内施設を楽しむのも醍醐味ですよ。

路線によっては海を一望できたり、山や川などののどかな風景を眺めたりと電車から降りなくても景色を楽しむことができます。

また駅ナカ施設では改札から出ないでその土地の名物を買ったり、ご当地グルメを食べたりして楽しむことができます。

一部駅ではエキュートと呼ばれる駅構内の商業施設があります。

エキュートにはお土産屋や飲食店はもちろん雑貨屋やファッションショップなどもあり、まるでショッピングモールにいるかのような気分を味わえますよ。

エキュートは改札を出ないで買い物できる

エキュートはJR東日本が運営する駅構内にある商業施設です。

エキュートではお土産や飲食店はもちろん、ファッションショップなどもあるのでまるでデパートにいるかのような気分を味わえます。

私もエキュートのある駅で乗り換えをしたことがあります。

乗り換えの路線に行くまでたくさんのお店が立ち並んでいて、立ち寄りたい気持ちを必死に抑えて歩いていました。

大回り乗車をはじめ電車の乗り換えがあるとき、改札を出ないでも買い物を楽しむことができますよ。

エキュートがある駅は全部で7つ

エキュートがある駅は下記の7つです。

大宮駅は上野・池袋方面側のエキュート大宮と、宇都宮・高崎方面側のエキュート大宮ノースがあります。

エキュートがある上記の駅はどこも3路線以上乗り入れていますので、大回り乗車の経由や乗換にぴったりですよ。

駅によって入っているお店が違うので大回り乗車でエキュートめぐりをするのもいいですね。

買い物だけでも楽しめる

電車に乗らなくてもエキュートを利用することができますよ。

入場券を購入またはICカードで入場することで改札内に入場することができます。

利用できる時間は2時間以内と限られていますので、ショップ情報の事前にリサーチしておくことをおすすめします。

2時間を超えた場合は改札口で駅員さんに申告し、追加料金を追加料金を支払います。

ですので時間を気にして改札から一度出て再入場する必要はありませんよ。

改札を出ないで往復はできない!

私も電車に乗るようになり仕組みを理解した際疑問に思いました。

改札を出ないで往復しても往復分の運賃を支払わなければいけません。

電車の運賃は人を目的地に運んだことに対して支払うお金ですので、電車に乗ったのであれば支払う必要があります。

一度改札を入るとその駅でそのまま出ることはできないので、駅員さんへの申告が必要となりその場で支払いとなります。

嘘の申告で運賃を支払わないことは不正乗車に当たり、鉄道営業法に違反し犯罪となります。必ず申告をして往復の運賃を支払いましょう。

やむを得ず往復してしまった場合は申告を

改札を出る際に駅員さんに往復した旨を伝えて料金を支払いましょう。

切符やICカードには入場時間が記録されているので、事情と戻ってきた駅を正直に伝えれば記録と照らし合わせて滞りなく処理してくれます。

1度改札を出るのが1番簡単ですが乗り換え時間がないなどといった事情がある場合は、駅員さんに相談してみてくださいね。

無人駅ではインターフォンで申告

無人駅で駅員さんへ直接申告することが難しい場合には、インターフォンを通して申告をしましょう。

改札付近に設置されており、有人駅と同様に往復や間違えて入ってしまった旨を申告すれば対応してくれますよ。

不正乗車に当たるので絶対にしてはいけません!無人駅は駅員さんがいない代わりに監視カメラの数が多く、結果的に発覚に繋がりますので絶対にしないでください。

間違えて入ってしまった場合はすぐに申告を!

間違えて改札内に入ってしまった場合はすぐに申告して改札を出れば入場を取り消し、料金かからず改札から出ることができますよ。

私も過去に間違えて改札に入ってしまったとき、すぐに駅員さんに申告したところすぐに入場を取り消して改札から出ることができました。

時間が経ってしまうと入場料金を支払わなければならない可能性がありますので、出たいのであればすぐに申告して出ましょう。

まとめ

• 大回り乗車は大都市近郊区間内で改札を出ないで最安料金で鉄道旅を楽しむことができる
• 大都市近郊区間は東京、仙台、新潟、大阪、福岡の5都市に設定されており、最大規模の東京は1都10県にまたがっている
• 大回り乗車のルールは適用区間内から出ない、改札を出ない、スタートとゴールを別の駅にする、同じ駅・路線を2度以上通らず一筆書きルートで回るの4つ
• 一筆書きルートで回らなければいけないので同じ駅・路線の2回以上の通過は禁止
• 大回り乗車での旅では車窓からの景色や駅構内の施設を楽しむのが醍醐味
• 東京近郊区間には駅構内にエキュートという商業施設があり、改札を出ないで買い物を楽しめる
• エキュートは電車に乗らなくても入場料を支払うことで利用できる
• 改札を出ないで往復しても移動した分の料金を支払わなければならない
• やむを得ない理由で改札を出ないで往復してしまったら改札を出るとき駅員さんに申告し、運賃を支払う
• 虚偽の申告は不正乗車に当たり、最大で運賃の3倍の料金を支払わなければならない

大回り乗車は安い料金で旅気分を楽しめるので、旅行したいけどお金をかけたくない方には必見ですね。

1日中楽しめるので、しっかりと計画を立てれば壮大な鉄道旅をすることができます。

私もはじめは改札から出ないで楽しめるのか、と思いましたがエキュートのような商業施設や改札内に飲食店がある駅も多くあり、改札内だからこそ利用できる施設が多くあることがわかりました。

みなさんもコスパ最強な鉄道旅を楽しんでみてはいかがですか?

たくさん買い物するのにぴったり!使わないときにはコンパクトにまとめることができますよ。