オーブントースターのヒーター管を掃除するきっかけは「煙や火花が出た!!」ということが多いですよね。
でも、「怖いから交換しよう」と諦めるのはもったいないかもしれません。
オーブントースターからの出火は、故障よりも、ヒーター管についた焦げや食品からの出火が原因のことが多いのです。
ヒーター管に焦げが付着している場合は、交換しなくてもセスキ炭酸ソーダや重曹を使った掃除で解決するかもしれませんよ♪
ただし、ヒーター管のお掃除にはいくつかポイントがあり、守らないと怪我や火傷をしたり、簡単に割れたりしてしまうこともあるのです。
この記事では、オーブントースターのヒーター管の焦げ掃除で気をつけることや方法、交換したほうがいい場合の対処法までまるっとご紹介しています。
ヒーター管の不具合で困っているあなたの参考になれば幸いです♪
オーブントースターのヒーター管は掃除できる!焦げや汚れを落とそう!
オーブントースターのヒーター管に汚れや焦げ、アルミホイルなどが付着していると、煙や発火の原因になります。
煙や出火がきっかけで、ヒーター管の掃除をしよう!と思い立った方も多いですよね。
ヒーター管の汚れは、下の3つの方法で原因別に対処することができます。
- 多少の焦げや汚れは放置で綺麗になる
- チーズや油による焦げはセスキ炭酸ソーダ水や重曹で落ちる
- アルミホイルはお湯で優しく剥がす
必ず、次の項目にある注意点を読んでから実践してみてくださいね。
それぞれの方法をその後で詳しく解説しています。
ヒーター管を掃除する時の注意点
ヒーター管って普通に掃除しても大丈夫なのかな?壊さないか心配…。
オーブントースターのヒーター管はとても割れやすい上に、使用後は熱が残っている可能性があり、火傷をする可能性もあります。
ですが、以下の注意点を守れば安心です♪必ずチェックしてくださいね。
- コンセントを抜く
- ヒーター管が完全に冷めてから掃除する
- 割りばしなどの固いものを使わない
- 端の部分を水浸しにしない
- 洗剤ではなくセスキ炭酸ソーダ水や重曹ペーストを使う
- 掃除の後はから拭きする
ガラス管は温度差に弱いので、お湯などで拭いた時に急冷されて割れてしまうことがあります。
火傷をしないためにも、完全に冷めるまでは待つようにしましょう。
また、オーブントースターは電化製品ですので、ヒーター管の両端部分に水が侵入しないようにも気をつけたほうがいいと思います。
水で流すことはできないので、食の安全を考慮すると、洗剤も使用しない方がいいですよね。代わりにセスキ炭酸ソーダ水や重曹ペーストを使えば安心ですよ♪
多少の焦げや汚れは放置で綺麗になる
ヒーター管についた焦げや汚れは、多少であれば、そのまま使っていくうちに勝手にきれいになります。
ヒーター管にこびり付いた焦げがさらに加熱され、灰になって散っていくイメージですね。
「衛生上の問題はない」とバルミューダの公式サイトの説明にもあったので、大きい塊がついていない場合はそのまま使って様子を見ることをおすすめします。
チーズや油による焦げはセスキ炭酸ソーダや重曹で掃除
チーズなどによる大きい焦げつきの場合は、煙や発火を防ぐためにも掃除で除去した方が安全です。
上の項目で書いた注意事項をしっかり確認してからトライすると安心ですよ。
ヒーター管の焦げをパックで落とす方法
1. 水分でヒーター管を10分〜20分パックする
この時、40度前後のお湯でも多少の焦げはふやかすことができますが、代わりにセスキ炭酸ソーダ水や重曹ペーストを使うとより焦げが落ちやすいです。
洗浄力の強い順に並べると以下のようです。セスキ炭酸ソーダ水や重曹ペーストを使うときは肌荒れを防ぐため、ゴム手袋をしてくださいね。
お湯やセスキ炭酸ソーダ水の場合は、キッチンペーパーに染み込ませたものを巻きつけてパックするといいですよ。
セスキ炭酸ソーダ水は、スプレーボトルに水500mlに対して小さじ1の割合でセスキ炭酸ソーダを入れ、ふり混ぜるだけで作れます。
重曹ペーストは、重曹にお湯を少しずつ練り混ぜることで簡単に作れます♪そのままたっぷりと塗りつけた後、ラップで巻いてパックしてみてください。
いずれの方法でも、充分に時間を置くことでより焦げがふやけて取りやすくなります。
2. パックしたら拭き取る
10〜20分経過したら、ヒーター管が割れないように優しく拭き取ります。
もし汚れが落ちきっていなくても、使用するにつれてきれいになるので、強くこすってヒーター管を割らないように注意が必要です。
どうしても気になる場合は、何度かパックして拭き取るのを繰り返すのも効果的なようです。
3. 新しいペーパーでから拭きする
新しいキッチンペーパーやティッシュでから拭きしたらおしまいです♪
重曹とセスキ炭酸ソーダは何が違うの?
重曹とセスキ炭酸ソーダはどちらも環境に優しく人体にも安全なお掃除グッズで、水に溶かして使います。
100均でも売っている上に、油汚れや消臭にも効果があるので家庭に1つは置いておくと便利ですよ♪
何が違うのか調査した結果は以下。重曹よりもセスキ炭酸ソーダの方が強い洗浄力があるようですね。
洗浄力が強い反面、手荒れが激しくなるようなので、セスキ炭酸ソーダを使うときは手袋が必須かもしれません。
重曹は水に溶けにくい分、研磨剤として有効で、IHのガラス面の焦げ落としなどに便利なようです。
ヒーター管の掃除の場合は、強くこするのは厳禁なので、セスキ炭酸ソーダに軍配が上がりそうですね。
アルミホイルはお湯で優しく剥がす
電子レンジと違い、オーブントースターではアルミホイル調理が可能なので便利ですよね。
しかし、ヒーター管にアルミホイルが直接つくと、アルミが溶け出し、燃えてしまうので注意が必要です。
アルミホイルがヒーター管に焦げついた場合も、そのまま使用することで健康上問題はないようですが、燃え尽きるまでは異臭の原因になることがあるみたいです。
アルミホイルがついた場合の掃除方法は、お湯でパックして優しく剥がすだけでOKです♪
こちらも、上の注意事項をしっかり確認してからやってみてくださいね。
キッチンペーパーをお湯で濡らして、電源プラグを抜いて完全に冷めてから、ヒーター管の焦げ部分に巻き付け、10〜20分放置します。
その後、優しくペーパーで拭いて汚れを取り、最後にから拭きをしたら完了です!
もし全て剥がれなくても、だいぶ綺麗になると思います。
こちらの方法も、何度かパックを繰り返すことで焦げは薄くなりますが、破損を防ぐため、強くこするのだけは厳禁です。
ヒーター管からの煙や出火が治らない時は故障?
もし、ヒーター管の汚れを掃除したのに煙や発火がある時に考えられるのは以下の可能性です。
食品そのものやクッキングシートからの出火
オーブントースターで出火しやすい状況は次のようなものがあります。
発火の原因が思い当たる場合は、トレイを敷いて油が垂れないようにする、クッキングシートの代わりにアルミホイルを敷く、などの対策をしてみてください。
庫内の塗装油からの煙
新品でおろしたてのオーブントースターには、サビを防ぐための油が塗ってあり、それがヒーター管の熱で温められて煙が出ることもあるようです。
故障やヒーター管の経年劣化
一度掃除したのにも関わらず、ヒーター管自体から煙や出火がある場合は、故障か経年劣化(寿命)が疑われます。
その場合、そのまま使い続けるのは危険なので、下の修理交換の項目をご参考くださいね。
オーブントースターのヒーター管は自分で交換できない
ヒーター管の汚れは掃除したし、食品やクッキングシートが燃えた形跡もないのに、まだ発火や煙が…。
このような場合は、故障か経年劣化の可能性があります。
そのまま使い続けるのは危険なので、ヒーター管の交換をしてもらうか、買い替えを検討することをおすすめします。
ただし、オーブントースターのヒーター管は特殊部品であるため、蛍光灯のように自力で交換することはできません。
そのため、メーカーにオーブントースターごと交換してもらうか、修理を依頼することがおすすめです。
保証書がある場合の対処法
保証期間内で、かつ、保証の対象となる症状がある場合は、無料で修理・交換を受けることができます。
その場合は、買ったお店ではなく、アイリスオーヤマなどのメーカーに直接電話で問い合わせるのが早いです。
ただし、「ヤマダ保証」のように、メーカー保証よりも長い保証期間がある場合は、購入した店舗に連絡を入れてみるといいですよ。
保証の対象となるのは、以下のような場合が多いです。
多少の不具合だけでは無償修理は難しいかもしれませんが、念の為電話で問い合わせてみてもいいかもしれません。
保証書がない場合の対処法
最近買ったのは覚えてるけど、保証書が見つからない…諦めるべき?
保証書がないから修理を諦めようと思っているあなたに朗報です♪
買った店舗で、保証書の代わりになるレシートを再発行してもらえることがあるのです。
私はニトリで扇風機を買い、数ヶ月で動かなくなってしまったことがあるのですが、店舗に連絡して購入確認をしてもらい、無償交換をしていただけましたよ。
(ちなみに今度はちゃんと長持ちしています♪交換してもらってよかった!!)
「まだ1年も経っていないのにヒーター管がつかない…」という場合は、ぜひお店に電話をして問い合わせてみてくださいね。
ヒーター管交換の修理代の相場は7000円
保証期間を過ぎているけど、ヒーター管の交換だけの修理なら安く済まないかな?
残念なことに、オーブントースターのヒーター管の交換にかかる修理代は、大体7000円くらいは見ておいた方が良さそうです。
多少の汚れなら諦めてそのまま使うか、思い切って新品を買う方がお得かもしれません。
今のオーブントースターを処分して新しいものを買い替えるときは、次の項目を参考にしてみてくださいね。
オーブントースターのヒーター管がつかない時は寿命
オーブントースターのヒーター管がつかない時や割れている時、不具合が治らない時は、残念ながら、もう寿命かもしれません…。
修理費用も相場が約7000円とバカにならないので、オーブントースターのヒーター管がつかない場合で保証期間を過ぎている時は、新しく買い替えることをおすすめします。
メーカーに電話で問い合わせをすることで大体の修理代は教えてもらえると思うので、元々がお高いオーブントースターや愛着がある場合は聞いてみるといいですよ。
ただし、ちゃんとコンセントがつながっていることを確認してくださいね。
私は、コンセントの電源タップの電源が切れているだけなのに、「オーブントースターのヒーター管がつかない!!」と大慌てしてしまったことがあります(笑)
オーブントースターの捨て方は?
オーブントースターを処分するときはどうしたらいいの?
オーブントースターを思い切って捨てることを決意しても、どうやって処分するのが正解か迷ってしまいますよね。
結論からいうと、使えなくなったオーブントースターの処分方法は以下の3つです。
オーブントースターは「小型家電リサイクル法」の対象製品なので、ちゃんとリサイクルしてもらえますよ♪
それぞれのメリット・デメリットについてまとめたので参考にしてみてください。
あなたに合った方法で、今まで頑張ってくれたオーブントースターにきちんとお別れをしてあげてくださいね。
1. 自治体に回収してもらう
自治体によっては、小型家電を公共施設にある「回収ボックス」に入れることで無償で回収してもらうことができます。
お住まいの県や市の名前を入れて、「東京 小型家電 回収ボックス」をつけて検索して調べてみてください。
ただし、ポストに入る大きさなどの条件もあるので、しっかり調査をした上で持ち込んでみてくださいね。
回収ボックスの条件を満たさない場合は、基本的にはお金を払って粗大ごみとして引き取ってもらうことになります。
2. 家電量販店に引き取ってもらう
新しいオーブントースターを買うついでにサクッと回収してもらいたい方にはこの方法がおすすめです。
大手の家電量販店では、家電の大きさに合わせた料金で不用品を引き取ってくれるサービスがあります。
オーブントースターの場合、ヤマダ電機、エディオン、ヨドバシカメラなど、どこのお店でもだいたい550円で引き取ってもらえるようです。
ただし、大きいものだと1,100円かかることのあるようなので、お近くの店舗に電話で問い合わせてみるといいですよ。
3. 不用品回収業者に回収してもらう
他にも処分してもらいたい不用品や売りたいものがある方には、この方法がおすすめです。
無料で見積もりをしに自宅に来てもらい、納得した金額であれば契約成立となります。
トラックで回収に来てくれるので一番手間は少ないですね♪
ただし、まだ使えるものは回収業者には出さない方がいいかもしれません…。私はほぼ新品の冷蔵庫がタダで持っていかれたので、いまだに後悔しています。
もし、まだ使えるものも一緒に…と考えている方は、まずはメルカリやジモティーに出品してみたらいいと思います♪
オーブントースターの買い替えポイント
新しいオーブントースターはどんなのを買おうかな♪
オーブントースターを買い替えるときにチェックしたい機能をまとめました。
最近のオーブントースターはお値段だけでなく、機能も幅が広いのです。チェックするべき項目は下の5つ。
全体や庫内の大きさ
まずは、キッチンに置けるサイズであることが最優先の項目になりますよね。
あとは、用途によって庫内の大きさを確認するといいですよ。
グラタン皿を置くのに十分な高さや、食パンが2枚並ぶ幅、ピザが焼けるスペースがあるかなどがチェックポイントです。
もし、食パン専用として使いたいのであれば、下のような「ポップアップ式」のトースターを買うのも、おしゃれでいいかもしれませんね♪
加熱方式
最近は、食パンだけでなく色々な食材を調理するための様々な加熱方式があります。以下にまとめたので、新しいトースター選びの参考にしてみてくださいね。
また、専用のグリルパンやオリジナルレシピが付属しているモデルもあります。お料理の幅を広げたい方は、付属品もチェックしてみるといいですね♪
温度調整機能の有無
トーストだけでなく、オーブン調理も頻繁にするというあなたには、温度調整機能があったほうが安心です。
調整の細かさもモデルによって様々なので、あなたにぴったりのものを探してみてくださいね♪
調理機能の有無
食材に合わせたオート機能や、クッキーなどのお菓子作りにも利用したいという方には、調理機能がついたものもおすすめです。
個人的には、こういう機能はあまり使いこなせた経験がないのですが、私だけでしょうか…(笑)
お掃除のしやすさ
毎日使うオーブントースターは常に清潔に使いたいですよね。
きれい好きなあなたは、下の2つのポイントをチェックしてみるとお手入れが楽でいいですよ。
特にパンくずは下に落ちたら取れないタイプもあるので、注意したいですよね。
まとめ
- オーブントースターのヒーター管は掃除できる
- 多少の焦げは自然にきれいになる
- 大きい焦げは煙や出火の原因になる
- ヒーター管の掃除では火傷や破損に注意
- ヒーター管には洗剤を使わない
- 焦げはセスキ炭酸ソーダや重曹でパックして落とす
- アルミホイルはお湯でパックして剥がす
- ヒーター管の交換は自力ではできない
- 保証書がなくても無償交換してもらえることがある
- ヒーター管の交換代の相場は7000円
- オーブントースターは無料か550円で処分できることが多い
- オーブントースターの買い替えのポイントはライフスタイルに合った機能を選ぶこと
オーブントースターのヒーター管の掃除方法や、無償交換してもらえるポイントが分かりましたよね。
また、買い替える場合の処分方法や費用・新しいオーブントースターの選び方もご紹介しました。
オーブントースターから煙や炎が出たときには焦りますが、意外と原因が分かれば怖くないですよね。
この記事を参考にして、「オーブントースター、焦って捨てなくてよかった!!」と思ってくださる方がいたら嬉しいです♪
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