お香のプレゼントは失礼になる事も!?注意点を6つ解説!選び方や意味も

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お香をプレゼントすると、失礼になることがあるの?

お香をプレゼントすること自体が失礼にあたるわけではありませんが、気を付けないといけないポイントがいくつかあるのも事実です。

私は以前、上司の新築祝いにお香と香立てを選んでプレゼントしたことがあります。

あらかじめお香をプレゼントするときに失礼になるポイントを知っておけば、気まずい思いをしないで済んだのに、と今でも思います。そのポイントは次の3つです。

  • お香をプレゼントして失礼になる場合
  • お香をプレゼントしても失礼にならない場合
  • お香を贈る意味を知る

これを読めば、正しい場面でお香をプレゼント出来て、喜んでもらえること間違いなしです。

お香のプレゼントってどれを選んだらよいのか悩みませんか?

こちらの商品は大げさではないけれどおしゃれなプレゼントをしたいときに、ぴったりのお香です。

これは普段から匂い袋をお財布に入れていたら、落とした財布を届けてくれた人が「お財布からいい香りがするね」と言ってくれたことで開発されたそうです。

目次

お香のプレゼントが失礼になる場合!6つの可能性

お香のプレゼントが失礼に当たる可能性があるのは、次のような場合です

  • 新築・開店・引っ越し祝い
  • 年配の方
  • アレルギーのある方
  • ペットを飼っている方
  • 妊娠中の方、赤ちゃんのいる方
  • 香りの好みがわからない方

お香を炊くとお部屋にいい香りが漂って、空気が香りに染まったような何とも言えない良い心地になりますよね。

そんな気持ちをシェアしたくてプレゼントに選んだお香が、失礼に思われてしまうのはもったいない!

失礼に思われる可能性が高い場合を6つ解説していこうと思います。

新築・開店・引っ越し祝い 

火事を連想させるものは、新築祝いや開店祝い、引っ越し祝いのプレゼントとしてはタブーとされています。

実際に火を使うお香、キャンドル、ライターなどはもちろん火を連想させるものはNG。火を連想させるものではなくても、赤い色のものは避けるべきとされています。

また、火を使うタイプのお香は煙が出ることで、家具や壁紙などを汚す恐れがありますので、そういった側面からも注意が必要です。

新築や引っ越しをした方に、素敵な香りをプレゼントしたいと思うのであれば、火を使わないタイプのお香を選べば失礼にはならないでしょう。

火を使わないタイプでおすすめのものも、この記事では紹介していきますね♪

ご年配の方

ご年配の方の中には、お香=仏事のお線香と連想される方もおられます。そういう方におしゃれなお香をプレゼントしても、失礼だという印象を持たれる可能性があります。

普段お香をたいて楽しんでいるような方であれば、ご年配の方にお香をプレゼントしても失礼だとは思われないと思います。

また、火を使うタイプのお香は、火の始末に不安があるような方には贈るべきではありません。

贈る相手の方の考え方や感覚をよく知っている場合はお香をプレゼントとしても問題ないでしょう。

私はお香を炊くのが好きで時々楽しんでいますので、実家の母にもプレゼントしたんです。そうしたら、父の仏壇にお線香として使ってました。

私が母にちゃんと説明をしなかったのが失敗だったんですが、火をつけるタイプのお香だったので、母はお線香を贈られたとしか考えられなかったようです。

アレルギーのある方

お香や香りに対してアレルギー症状が出る方にお香をプレゼントすると、失礼だとの印象を与えてしまうかもしれません。

お香で火を使うタイプのものは、煙として出る成分の中にアレルギー物質が含まれる場合があります。

多くの場合は、お香に含まれる化学香料に反応してアレルギー症状が出るようですが、まれにお香の「つなぎ」として用いられる天然素材に反応するケースもあるようです。

火を使わないタイプのお香であっても、匂いに対してアレルギー反応を起こす方もいますから、アレルギーを持った相手にお香をプレゼントすることは避けたほうが良いかもしれません。

ペットを飼っている方

お香を使った飼い主が「いい香り」と感じていても、ペットたちにとってはストレスでしかない、ということはよくあります。

動物は人間よりはるかに優れた嗅覚を持っています。また匂いの感じ方も人間とは異なります。基本的に、柑橘系の香りは犬や猫にとっては苦手であることが多いようです。

またお香の成分の中にはペットが代謝できない物質が含まれていることもあります。

特に猫は完全肉食に進化した動物であるため、人間が代謝できる有害成分を代謝できないので注意が必要とされています。

ただ、お寺で暮らす猫ちゃんがいるように、お香とともにペットが生活できないわけではありません。

猫を複数飼っている友人宅に遊びに行くと、いつもとても素敵なお香の香りがします。猫ちゃんたちも元気いっぱいでお香で体調を崩すといったことはないそうです。

ですが、ペットたちは「嫌だ」「苦手だ」って言葉にできませんから、飼い主としてはストレスとなりそうなものは避けてあげたいと思うものです。

プレゼントとして考えるなら、ペットに害がないと表示のお香もありますので、そういったものを選びましょう。

妊娠中の方、赤ちゃんのいる方

妊娠中や赤ちゃんには避けたほうが良いとされる香りがあります。

もちろん、お香がすべてダメということではありません。

お香をプレゼントする場合には、次の3つが主に妊娠中避けるべき香りとして言われていますので、それらを避けるようにしましょう。

  • 子宮を収縮させる働きがあるもの:シダーウッド、ジャスミン、セージ、タイム、ローズマリー、ムスクなど。
  • 通経作用があるもの ※月経を起こさせる働き:シダーウッド、ジャスミン、タイム、ナツメグ、ローズマリー、シナモンなど
  • エストロゲン様作用があるもの ※ホルモンバランスを乱すことがある:クラリネセージ、ローズマリー、イランイランなど

経験から言うと、このような香りを嗅いだからと言って必要以上に心配する必要はありません。

私自身も周囲の友人も、妊娠中や出産後にこれらの香りは身近にありますが、どの子供も順調に生まれ育っています。

ですが絶対はないですし、気にされるお母さんもたくさんおられます。妊娠中の方、赤ちゃんのいる方にお香をプレゼントする場合は注意する必要がありますね。

香りの好みがわからない方

お香をプレゼントされても、香りが好みではない場合とても困る、という声は多くあります。

香りの好みは千差万別です。贈る相手の好まない香りのお香をプレゼントしてしまうのは避けたいもの。

「もらってうれしくないプレゼントランキング」に香りの強いハンドソープや入浴剤がランキング入りすることもあります。

私自身甘い香りが苦手なのですが、とっても甘いこってりした香りのハンドクリームをプレゼントしていただいて、使えずに困ったことがあります。

お香をプレゼントする場合は、贈る相手の好みをリサーチしておくことが重要なポイントです。

着ているものから柔軟剤などの香りはするか、制汗剤などで香りがするものを使う方なのか、使うのであればどんな系統の香りなのか。

普段香りのするものを使っている方で、その方の好きな系統の香りであれば、お香をプレゼントしても失礼だという印象を持たれることはないでしょう。

お香のプレゼントのおすすめを紹介!大事なのは選び方

お香がプレゼントに適していない、ということではありません。

失礼になるような新築祝いや引っ越し祝いを避け、プレゼントする相手のことをちゃんと考えることが大事なのです。

どんなお香を選ぶかによっても、お香はより素敵なプレゼントになります。選び方とおすすめをご紹介しますね。

お香の種類は3タイプあり!それぞれの特徴を紹介

お香には大きく分けて3種類の使い方・香らせ方があります。それぞれの特徴を知ると、プレゼントする相手にぴったりのものを選べます。

  • 火をつけるタイプのお香

お香と聞いて一番先に思い浮かぶのが、火をつけるタイプのものでしょう。

広く香りが広がり、空間が香りに染まることで強いリラックス効果を得られます。

スティックタイプのもの、コーン型のもの、渦巻き状のものが代表的です。最近はマッチのような形のお香がSNSで話題です。

このタイプは火をつけて煙が出るため、仏事のお線香や蚊取り線香のイメージと重なると、失礼に思われることがあります。

プレゼントする相手によってはちょっと説明を添えるなどの工夫が必要かもしれません。

  • 常温で楽しむもの

匂い袋ってご存じですか?小さな袋でほのかに香ります。引き出しの中やバッグに入れて、ほのかな移り香を楽しむものです。

塗香(ずこう)と言う直接肌につけるタイプもあり、こちらは香水感覚で使えそうです。

私のおすすめは、匂い袋タイプのお香です。失礼だと思われにくく、プレゼントにも最適なタイプではないかと思います。

最近はシートタイプのものも市販されており、名刺入れなどに入れて楽しむことができるようです。

匂い袋やシートタイプのお香であれば、火を使うこともなくいわゆるお線香のイメージもなく贈ることができますね。

外出先でもお香の匂いを楽しみたいと思ったことはありませんか?この匂い袋なら、お財布を開けたときやカバンを開いたときに、ほのかに香ります。

コンパクトで薄型なので、持ち運びの邪魔にもなりません。名刺入れに入れておけば、取引先での印象アップも狙えるかも?!

  • 間接的にお香を温めて香りを楽しむもの

空薫(そらだき)や聞香(もんこう)と言われる方法で、灰の中に熱した炭を入れ、灰が温まったらお香を乗せて香りを立てる方法です。道具や手間が必要なので、上級者向けの方法でしょう。

香道(こうどう)という日本の伝統的な作法がありますが、そこで使われる方法ですね。ちなみに香道ではお香は「嗅ぐ」のではなく「聞く」というそうです。

最近は電子香炉と言って、電気で香炉を温めて使うタイプのものも市販されており、そちらは初心者でも楽しめそうです。

香りの種類の3タイプ!女性におすすめは和風の香り

お香には大きく分けて3つの香りの系統があり、女性におすすめなのは和風の香りです。

プレゼントする相手の好みの系統の香りを選ぶことで、失礼にならず、より素敵なプレゼントになります。

和風の香りは、伝統的で高級感のある香りです。この香りを好む女性は多く、扇子や着物の小物に使われることもあります。

和風の香りでは、白檀(びゃくだん)別名サンダルウッドの香りが代表でしょう。白檀・伽羅(きゃら)・沈香(じんこう)が三大香木と呼ばれ、特に伽羅は高価な香木です。

私は白檀の香りが大好きで、お香を炊くと部屋がなんともみやびな空間になったように思えます。

三大香木のほかにも、和の空間や伝統を感じさせるような香りのお香はたくさんあり、和の香りはあまり人を選びません。

プレゼントする相手の香りの好みがわからない場合には、和の香りを贈るのが無難でしょう。

男性におすすめなのはスパイス系の香り

男性には、香辛料やスパイスを使用した香りがおすすめです。シナモン、バニラ、クローブなど食品スパイスとしてもよく知る香りですね。

香辛料をイメージさせる香り以外でも、力強い印象の香りが分類されます。

男性が好むことが多いと言われる香りですが、好みがわかれることもある系統でしょう。プレゼントする相手の好みをリサーチして贈ると喜ばれると思います。

お香に馴染みのない人にはフルーツやフラワーの香りを

お香に馴染みがない方でも取り入れやすいのがフルーツやフラワー系の香りです。

合成香料を使用したものが多い系統で、甘く濃厚なローズや「花の王」とも称されるジャスミン、さわやかなシトラスや可憐なベリーなど様々な香りがあります。

いかにもお香、というイメージの香りではないものをプレゼントしたい場合や、ちょっと遊び心のあるプレゼントとして最適だと思います。

お香をプレゼントする意味は相手の幸せを願うこと

お香をプレゼントするとお香(おこう)の読み方から「お幸」となぞらえ、プレゼントする相手の幸せを祈るという意味あいがあります。

また贈る相手に自分を印象付け、絆を深める役割を持ってもらうことができます。お香は、贈る相手を深く思い、大切にしたいという意味が込められたプレゼントとなります。

火をつけるタイプのお香が失礼にあたるような場合でも、匂い袋やシートタイプのものを選べば失礼に当たらないと思います。

また相手の好きな香りを選ぶことで、「私はあなたを大切に思っていますよ」という気持ちを一層込めることができるでしょう。

お香には集中力を高めたり、リラックス効果がある

お香には様々な効果・効能があります。リラックス効果があることはよく知られていますが、集中力を高めたり、お香を炊いた場所を浄化する効果もあります。

お香の効果を表した、1000年前から語り継がれている言葉がありますので、ご紹介します。

感格鬼人:鬼のように感覚が研ぎ澄まされる。

清浄信心:心身を清浄にし、清めます。

能除汚穢:けがれや汚れを取り除きます。

能覚睡眠:眠気覚ましになります。※眠りを誘うという解釈もあるそうです

静中成友:孤独な時でも友のように心を癒してくれます。

塵裡偸暇:忙しい時にもくつろぎを与え、リラックスさせてくれます。

多而不厭:たくさんあっても邪魔になりません。

寡而為足:少なくても十分に香ります。

久蔵不朽:長期保存しても大丈夫。

常用無障:常用しても害になりません。

これは「香十徳」と言って、かの一休さんのモデルである一休宗純が日本に紹介した、11世紀の中国の詩人の作だそうです。

現代の私たちが香りに対して持つイメージ、期待する効果を見事に言い表していることに驚くとともに感動を覚えますね。

お香をプレゼントすることには、香十徳に書かれているようなお香の効果をプレゼントします、ということです。

贈る相手の幸せを思い、けがれを取り除き、くつろぎをお届けします、という意味が込められているのです。

香りと記憶は結びつきやすい性質がある

香りと記憶や感情は密接に結びつくことがあり、それをプルースト現象といいます。

嗅覚は本能的な行動や、喜怒哀楽などの感情をつかさどる場所に直接作用するため、特定の香りでそれに結びついている感情や記憶がたやすく呼び起こされるのです。

認知症の患者さんに過去の思い出と結びつく香りを嗅いでもらったら、忘れていた家族のことを思いだした、なんて事例もあるそうです。

記憶と香りが結びつきやすい、という性質を考えると、お香をプレゼントすることは自分を強く印象付けたいときに有効です。お香が香るたびに、あなたを思い起こさせてくれるでしょう。

お香をプレゼントする相手に好意を持っているならば、本能の深いところへの働きかけとなる香りでの印象付けは、とても有効な作戦と言えそうです。

まとめ

  • お香をプレゼントして失礼になる可能性には、新築祝い・引っ越し祝い・開店祝いなど6つほど考えられる
  • お香をプレゼントしても失礼にならない選び方は、プレゼントするお香の種類を選ぶことと、香りの種類を選ぶこと
  • お香には主に3つの香りの系統があり、プレゼントする相手の好みを考えて選ぶようにする
  • ひとくちにお香と言っても使い方に種類がある。どの種類を選んでプレゼントするかによっては失礼に思われることを避けることも可能
  • お香をプレゼントすることには贈る相手の幸せを祈るという意味が込められている
  • お香をプレゼントすることで、相手に自分を印象付けることができる

お香はお幸でもあり、浄化や魔除けの意味も持つ素敵な贈り物です。

少しのポイントをおさえれば、失礼にならず相手のことを考えた贈り物として大変喜ばれることでしょう。

お香のプレゼントは渋いイメージがありませんか?この商品ならとてもかわいらしく、かつシンプルなデザインが男性にも女性にも馴染みます。

香りにラッキーシンボルを組み合わせてデザインされているのが素敵で、贈られた方によいことがありますように、という願いを込めたプレゼントになりますよ。

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