お正月飾りやご祝儀袋などに使われる水引に意味があるのを知っていますか?
水引には「未開封の証」「縁結び」「魔除け」の3つの意味があります。
現在はひもを引くことで強く結ばれるという特徴から「人と人とを結ぶ」という縁結びの意味として使われています。
日本ではお正月飾りを飾る習慣がありますが、これには神様をお迎えするという意味がありますよ。
実は水引の結び方や本数、色によっても意味が変わるため、冠婚葬祭で用意する水引の種類も違います。
もしお正月やお祝い事の大事な席で使い方を間違えてしまっては大変ですよね。
ここでは水引やお正月飾りの意味、結び方、本数、色について解説していきます。
この記事を読めば水引の正しいルールや意味を理解できるので、お正月やお祝い事で水引の使い方に迷うことはありませんよ♪
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お正月の水引には3つの意味がある!
お正月の水引はどんな意味が込められているの?
水引には「未開封の証」「縁結び」「魔除け」という3つの意味があります。
お正月やお祝いごとでは「人と人とを結ぶ」、いわゆる縁結びの意味として用いられることが多いです。
「水」には邪気を払ったり、汚れを浄化させる力があることから、水引を魔除けの意味として使われることもありますよ。
水引は細長い和紙をひも状にして水のりで固めてつくりますが、「水のりを引く」という過程から水引と呼ばれるようになりました。
日本における水引は飛鳥時代から使われており、遣隋使の小野妹子が髄から持ち帰った献上品に紅と白のひもがかけられていたことが始まりです。
以後、宮廷への献上品に水引が使われるようになった過程で庶民にもその文化が広まり、お正月やお祝い事に用いられるようになりました。
普段なんとなく使っている水引ですが、意味や歴史を知ることで水引により興味がわいてきますよね♪
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お正月の水引を使った飾りは神様を迎え入れる道具
お正月の水引を使った飾りにはどんな意味があるの?
お正月の水引を使った飾りは神様を迎え入れる道具として、日本古来から飾られるようになりました。
水引を使った飾りは土地や家柄、風習によって、種類や呼ばれ方が様々です。
ここではみなさんにとってもお正月として馴染みのある門松、しめ縄、鏡餅に込められた意味について紹介します。
門松は神様が迷わず家の中に入ることができる目印
門松には金や赤の水引が使われており、結び方は蝶結びやあわじ結びなど、地域によって様々です。
門松は松や竹を用いて作られたもので、お正月には家の門の前に飾っているご自宅が多いですよね。
門松は幸福をもたらす神様が迷わずに家の中に入ることができるようにという想いを込めて家の門に飾られています。
松は1000年以上も生きることから「永遠の命」を象徴し、不老長寿の縁起物として飾られているそうですよ♪
しめ縄は結界の役割をする
しめ縄の水引は紅白や金赤など、物によって色の組み合わせは違います。
「縁起を切らない」という意味で、水引を切らず円の形にしてしめ縄にくくりつける飾り方が多いです。
水引を束にして結ぶことで、よりインパクトのあるデザインになりますよ。
ご自宅やご近所のしめ縄を見る機会があったら注目してみてください♪
しめ縄は神様が家の中に入れるように、神聖な場所である目印として飾られています。
神聖な場所と邪気がある場所を分ける結界の役割をになっているそうです。
しめ縄は「占める」という文字が隠されており、神様で「占める」場所、すなわち神の領域を表しています。
しめ縄といえば円を描くように作られた輪飾りを飾っているご自宅が多いですよね。
輪飾りは火の神様や水の神様にお祈りするためにキッチンやトイレに飾るといいですよ。
火や水を使う場所は神様のエネルギーがたまりやすい場所なので、良い1年を始めるために浄化させましょう。
鏡餅は神様の魂の居場所として飾られている
鏡餅は神様の大切な依り代となるため、金や赤などきらびやかな色の水引が使われます。
結び方は様々で蝶結びやあわじ結び、結び切りなど様々です。
地域や家柄によって違いますので、みなさんのご自宅や地域の鏡餅を確認してみましょう。
鏡餅は神様をお迎えするだけではなく、神様の魂が宿るものとして飾られています。
古来より鏡は神様の魂が宿ると言われ、貴重なものとされてきました。
丸いお餅を鏡に見立て、いつの日か鏡餅と呼ぶようになり、神様の依り代としてお正月に飾られるようになったのです。
鏡開きではお餅を頂きますが、神様のエネルギーを分けてもらうための大切な行事ということがわかりますね♪
お正月の水引の結び方は3種類!
お正月にふさわしい水引の結び方は蝶結び、結び切り、あわじ結びの3種類あります!
お正月の水引の結び方は地域性によって異なるため、その地域に合った結び方をします。
私の住んでいる地域は蝶結びが原則ですが、結び切りやあわじ結びを使うところもありますよ。
お正月以外にも使えるのかどうか知りたいわ。
ここではお正月の水引の3つの結び方や、お正月以外の行事でも使える結び方なのかどうか解説していきます!
お祝い行事にふさわしい結び方を知ることができますよ♪
何度でも繰り返し結びなおすことができる蝶結び
蝶結びはリボン結びのような見た目をしており、花結びとも呼ばれます。
簡単に解ける結び方で、「何度でも繰り返し結びなおせる」結び方です。
「何度も繰り返してほしい」という想いがこめられているため、お正月などの繰り返し行われるお祝い事で使われます。
- 出産祝い
- 長寿祝い
- お歳暮
- お中元
※何度も繰り返してほしい、というお祝い事ですので結婚やお見舞い、弔辞には使わないようにしましょう。
1度結ぶと簡単に解けない結び切り
結び切りは1度結ぶと簡単に解けない結び方で2つの意味があります。
- 引けば引くほど固く結ばれる
- 同じ出来事が繰り返さないようにという願い
結び切りは1度きりという意味ではお正月にふさわしくない結び方と思うかもしれません。
しかし地域によっては認識が異なり、人との縁や「新鮮なもので使いまわしをしていない。」という意味として使われています。
地域によって込められた意味が違うなんて奥が深いですね♪
みなさんの地域ではどうでしょうか。機会があればお正月に結び切りが使われているかどうか確認してみてくださいね。
お祝い事などの行事では「1度きり」という意味で使われます。
- 結婚祝い
- 快気祝い
- 弔辞
貝のアワビの見た目のあわじ結び
あわじ結びは貝に似た見た目をしているためその名がつきました。
複雑に絡み合い簡単に解けない結び方のため「今回限り」という意味で使われます。
結び切りと同様に、今回限りであるならお正月にふさわしくないのではと思うかもしれません。
これも使い方には地域性があり、関西などの地域ではお正月をはじめとしたお祝い事に使われます。
あわじ結びはひもの両端を引っ張ることでさらに固く結ばれるため「末永く」という意味も持ちあわせているそうです。
- 結婚祝い
- 快気祝い
- 弔辞
※あわじ結びは地域性があり、関西ではお祝い全般で使われます。
お正月の水引は本数によって意味が異なる!
お正月にも使われる水引の本数には決まりがあるの?
お正月をはじめとするお祝い事や弔辞で水引の本数は異なります!
- お正月やお祝い事の水引は3・5・7本
- 婚礼行事に使う水引は10本
- 弔辞での水引は2・4・6本
偶数だと「割り切れる」という意味から不吉な数字とされるため、お祝い事では奇数本使うのが原則です。
ここでは水引の本数が示す意味について詳しく解説していきます。
お祝いごとの水引の本数は3・5・7が使われる!
お祝い事に適した水引の本数は3・5・7の奇数本を使います。
お祝い事での本数は5本が一般的です。3本は粗品に対して、7本はより丁寧なお祝いに使われます。
水引の本数は封の中の金額で決まるのを知っていますか?
3000円~5000円だった場合は5本の水引、5000円以上の場合は7本の水引を使うそうです。
出産祝いでは7本の水引を使うことが主流となっています。
ちなみに9は奇数本にあたりますが「苦」を意味するため使いません。
婚礼行事では10本がふさわしい!
お祝い事では奇数を使うのが原則ですが婚礼行事では10本の水引が使われます。
お祝い事に偶数の水引を使っていいの?
と思うかもしれません。婚礼行事では5本1組ととらえ、2組分として10本の水引を用意します。
2組分の水引を用意することで、両家が手を握り合い縁を結ぶさまが描かれるという素敵な意味が込められているようです♪
2・4・6の偶数本は弔辞で使われる
弔辞に適した水引では2・4・6の偶数本を使います。
基本的には4本の水引を使うそうです。簡易的な場合は2本、より気持ちを込めた形としては6本と本数を変えます。
知人や親戚の場合は4本、家族や大切な人の場合は6本というふうに決めておくと良いかも知れません。
お正月の水引の色は紅白や金が使われる!
お正月の水引は色にも意味があるの?
お正月のしめ縄や鏡餅に使われる水引の色はきらびやかな金赤や紅白です。
水引に使われる赤・白・黒・金・銀にはそれぞれ意味が違いますよ。
赤:血液の色をしめすため、生命力を象徴する
白:古来より白は高貴な色、光を示す色として使われていた
黒:出口の見えない闇から希望の光が差すようにという願いが込められている
金銀:豊かさを象徴している
水引の色分けの基準は2つあり、お祝い事では赤・白・金銀、弔辞では白黒・双銀が使われます。
金銀もお祝い事で使われる色ですが1度きりという意味のため、繰り返し行われるお正月には不向きです。婚礼行事にふさわしい色ですよ。
まとめ
- 水引には「未開封の証」「縁結び」「魔除け」という3つの意味がある
- お正月やお祝いごとでは「人と人とを結ぶ」、いわゆる縁結びの意味として用いられることが多い
- お正月の水引を使った飾りは神様を迎え入れる道具として、日本古来から飾られるようになった
- お正月にふさわしい水引の結び方は蝶結び、結び切り、あわじ結びの3種類がある
お正月の水引の結び方は地域性によって異なるため、その地域に合った結び方をする
- お正月をはじめとするお祝い事や弔辞で水引の本数は異なり、3・5・7の奇数本、2・4・6の偶数本、婚礼行事にのみ使う10本がある
- お正月のしめ縄や鏡餅に使われる水引の色はきらびやかな金赤や紅白である
この記事では水引やお正月飾りの意味、水引の結び方や色、本数に込められた意味について解説しました。
お正月飾りに込められた意味を知ると、いかにお正月が神聖な行事だったかがわかりますね。
水引の結び方や本数、色それぞれに意味があるなんて驚きですよね!
もしお祝いごとや弔辞で水引を使用するときはこの記事を参考にしてみてください♪
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