あなたは水筒に入れてはいけないものがあるということを知っていますか?
水筒に入れてはいけないものはいくつかあり、ドライアイスや炭酸飲料、乳製品や果汁、お茶の葉などがあげられます。
水筒は自分の好きな飲み物を入れて持ち歩くことができるので、外出先や仕事の合間にほっと一息つけますよね♪
しかし、水筒の中でもステンレスの水筒は炭酸飲料や乳製品などを入れてしまうと水筒から中身がふき出したり、穴が開いてしまったりする恐れがあるのです!
こちらの記事でステンレスの水筒に入れてはいけないものや水筒に入れるおすすめの飲み物を是非確認してください。
水筒でお気に入りの飲み物を飲むほっと一息の時間が、より安心安全なものになりますよ!
水筒に入れてはいけないものとその理由
自分の好きな飲み物を持ち運ぶのに便利な水筒ですが、入れてはいけないものがいくつかあります。
下記のものをステンレスの水筒に入れてしまうと水筒が壊れてしまう可能性があるので入れてはいけません!
- ドライアイス、炭酸飲料
- スープなどの塩分を多く含んだもの
- 乳製品や乳飲料、果汁
- お茶の葉や果肉
水筒は金属製やプラスチックなどさまざまな素材で作られていますが、先ほど挙げたものはステンレス製の水筒の取扱説明書に記載されているものです。
なぜこれらがステンレス製の水筒に入れてはいけないものなのかを詳しく見ていきましょう。
ドライアイスや炭酸飲料は水筒に圧力がかかる
ドライアイスや炭酸飲料は水筒本体の内圧が上がり飲み物がふき出したりフタが飛んでしまったりするため、入れてはいけないものとなっています。
水筒にドライアイスを入れる人はあまりいないかもしれませんが、炭酸飲料が好きな人は「入れても大丈夫かな?」と思ったことがあるのではないでしょうか?
炭酸飲料にはたくさんの炭酸ガスが含まれています。もし水筒に炭酸飲料を入れると、炭酸ガスによって水筒の中から外に向かって圧力がかかった状態になってしまいます。
圧力がかかった状態の水筒を開けると飲み物がふき出したり、その勢いでフタなどの部品が飛んでいってしまい部品の破損やケガをしたりする原因になります。
また、圧力が上がることによってフタが開かなくなってしまうこともあります。
ちなみに、ドライアイスは炭酸ガスを固体にしたものです。
水筒のような密閉された容器に入れてしまうと中で炭酸ガスが大量に発生し、容器内に圧力がかかりすぎて容器が爆発する危険性があります。
危ないのでドライアイスは絶対に水筒に入れないようにしましょう!!
塩分を多く含んだものはサビや保温不良の原因に
ランチのお供にスープやみそ汁を水筒に入れて持って行ってはいませんか?
スープやみそ汁など、塩分を多く含む液体は水筒内部にサビの発生や保冷機能の低下につながる可能性があります。
ステンレスは金属の中ではさびにくい金属なのですが、塩分には弱いので長期間塩分が付いたままだとサビが発生したり、ステンレスが腐食して穴が開いてしまったりすることがあります。
水筒に穴が開いて破損すれば保温機能が低下、もしくは損なわれてしまいます。
ステンレスの水筒に塩分は大敵なので塩分が多い飲み物は入れないようにしましょう。
どうしてもスープやみそ汁を持っていきたい時はスープジャーなどの専用商品を使うといいですね♪
スープやみそ汁のほかに、昆布茶も塩分が多い飲み物なのだとか。「茶」と名前がついているのに意外ですよね。
乳製品や果汁は腐敗によりガスが発生する
牛乳や飲むヨーグルトの乳製品や果汁は腐りやすいので入れてはいけません。
なぜなら腐敗によりガスが発生して、水筒の内圧が上がり飲み物がふき出したりフタが飛んでケガをしたりする恐れがあるからです。
先ほど紹介した炭酸飲料と同じような現象が起こってしまうのですが、さらに中身が腐ってしまうのは衛生面や健康面でもよくありませんよね。
ここで気を付けたいのが、カフェオレやミルクティーなど乳製品が入っている飲み物です。
「ティータイムに持っていこう!」とつい入れてしまいがちですが、乳製品が入っているのでやめておいた方が良いでしょう。
酸性の液体もステンレスの大敵
果汁は腐りやすい以外にも酸性という性質を持っています。先ほどの塩分と同じで酸もステンレスを腐食させて穴をあけてしまう可能性があります。
酸を含む飲み物は果汁や酢です。酸性のものは酸っぱいものが多いので、酸っぱい飲み物も入れないようにしてくださいね!
お茶の葉などの細かすぎるものは故障の原因に
お茶の葉や果肉などの細かいものを含んだ液体を水筒に入れてしまうと、パッキンなど水筒の部品の隙間に入り込んで漏れたり詰まったりする原因になってしまいます。
かばんの中で水筒の中身が漏れ出してしまったらショックがかなり大きいですよね。私も一度お茶の葉入りの飲み物でカバンを水浸しにしてしまったことがあります…。
その時はティーバッグを入れたまま水筒を持ち歩いていて、いつの間にか破れてお茶の葉が出てきていました。
一度フタを外して洗ったのですが洗浄が甘くお茶の葉が残っていてパッキンがうまく機能していませんでした…。
この記事を読んでいるあなたにはあの悲劇を味わって欲しくないので、お茶の葉には本当に気を付けてください!!
また、お茶の葉などが残っていると衛生的にもよくないので洗浄後にしっかり取り除けているかをチェックしましょう。
水筒に入れていいものは?すぐに洗浄すればOKなものも!
水筒に入れていいものといえばやはり水やお茶などを思い浮かべるのではないのでしょうか?
もちろん水もお茶も大丈夫なのですが、使用後に水筒をきちんと洗浄するなど取扱説明書に書いてあることなどを守れば入れていいものもあるのです!
- 水
- 緑茶や麦茶
- コーヒー
- スポーツドリンク
- 日本酒、ワイン(サーモスのみ)
- 少量の酢を入れた飲み物(サーモスのみ)
「日本酒、ワイン」「少量の酢を入れた飲み物」はサーモス(THERMOS)の水筒に限ります!!
三角のついているものは、以下の内容とあなたの使っている水筒のメーカー取扱説明書を必ず確認してくださいね。
水筒に入れていいものといえば水とお茶とコーヒー
水筒の中身といえば水、白湯、麦茶、緑茶、紅茶、コーヒーなどの自宅で簡単に準備ができる飲み物です!
これらは、塩分や酸など水筒の故障につながる要素の少ない飲み物なので水筒に入れていいものなのです。
お茶やコーヒーは自分で好きな味や濃さのものを作れて、お店で買うより低コストになるのがなによりの魅力です!
色々な種類の茶葉を用意しておけば日替わりで飲み物を楽しむこともできて毎日が楽しくなりそうです♪
ただし、先ほど水筒に入れてはいけないもので紹介したように、コーヒーに牛乳を入れたり、紅茶にレモン果汁を入れたりするのはやめましょう。
乳製品や果汁を混ぜることで水筒に入れてはいけないものに早変わりしてしまいます。
もう1つ、水は水でも温泉水は入れてはいけないものとなっています。塩分や硫黄など様々な成分が入っているため水筒にサビや汚れが付きやすくなります。
後の項目で水筒に入れていいものでおすすめの飲み物をご紹介しますので是非確認してみてください‼
取り扱いの注意を守れば入れてもいいもの
私はスポーツドリンクは水筒に入れてはいけないものだと思っていました。実際にかつては入れてはいけないものだったようです。
しかし、今はきちんと注意を守れば入れてもいいものの1つとなっています。
水筒の取扱説明書やメーカーの公式ホームページに入れてもいいものの注意書きがあるので、そちらをしっかり守れば水筒に入れて持ち運ぶことが可能になります。
スポーツドリンクは使用後洗浄すれば大丈夫
スポーツドリンクは塩分や酸を含む飲み物なので基本的にはあまり水筒に入れない方がいいのかもしれません。
しかし、色々な水筒メーカーの公式ホームページを確認したところ、大体のメーカーは使用後すぐの洗浄を条件に入れてもいいと記載されていました。
放置してしまうとサビや穴が開く原因になります。あまり長時間入れたままにせず、外出先でも飲み終えたらすぐにすすいでおくことが大切です。
最近ではスポーツドリンクに対応したフッ素コーティングの水筒が販売されているようなので、そちらを購入すればより安心ですね!
サーモスの水筒ならお酒や少量のお酢もOK
サーモスの水筒には日本酒の熱燗やワインを入れてもいいの?
日本酒の熱燗やワインは、どちらも水筒にいれてOKだそうです!
ただし、日本酒は時間の経過とともにお酒の成分が酸化したり、アルコールが蒸発してしまったりするために色や味、においが変わってしまうことがあります。
また、ワインも酸化によって味わいや香りが変わってしまうので注意が必要です。
少量のお酢が入った飲み物はサーモスの水筒に入れても大丈夫?
少量のお酢が入った飲み物を入れても大丈夫ですが、長時間入れておくとステンレスがさびてしまう可能性があるのでなるべく早く飲み切りましょう!
また、使用後は食器用中性洗剤とボトルブラシやスポンジを使用してしっかりと洗い、その後十分に乾燥させるようにしてください。
このように、お酒や少量のお酢が入った飲み物はサーモスの水筒になら入れても大丈夫!ということでした。
飲み物の味やにおいが変わってしまう可能性があることと、取り扱いに気を付けなければならないということを忘れないでくださいね。
ただし、タイガーや象印など他の水筒メーカーはアルコール類やお酢の入った飲み物は入れてはいけないものとなっていました。
アルコール類は、種類によっては発酵して水筒の内圧が上がり破裂する危険や、においの強いものは洗浄をしてもにおいが取れなくなってしまうことがあるそうです。
また、お酢の入った飲み物も酸性の液体のため、水筒に穴が開いてしまう原因になりかねません。
アルコール類もお酢の入った飲み物も水筒にとってはあまりいいものとは言えないので、サーモスの水筒も使用後は早めに洗浄する方が良さそうですね。
水筒に入れていいものでおすすめの飲み物4選!
ここからは水筒に入れていいものの中でも私が特におすすめしたいものを紹介したいと思います。
美味しいだけでなく体にとても良い効果が期待できるおすすめの飲み物ですので是非参考にしてください‼
- 白湯
- ほうじ茶
- ルイボスティー
- 純ココア
特に白湯は一番低コストにもかかわらず、体に良い効果がたくさんありましたよ!
もちろんどれも水筒に入れていいものなので、自分に合った効果の飲み物を入れてみてはどうでしょうか?
白湯は体に嬉しいメリットがいっぱい!
「白湯って結局はただのお湯でしょ?」と思ったそこのあなた!!正直私もそう思っていたのですが、白湯の効果は本当にすごいのです!!
ダイエット、美肌、免疫アップなど美と健康につながる嬉しい効果がいっぱいです♪
そもそも白湯とは一度水を沸騰させて、そのあと少し火を弱めて空気に触れさせながら10分程度煮沸し不純物を取り除いたもののことです。
そして飲むのにちょうどいい温度は50度前後です。
さて、そんな白湯の気になる効果にはこんなものがあります。体へのメリットが多すぎて驚きました!
- 内臓を温めて基礎代謝を上げる
- 内臓の機能が活発になり胃腸の調子が良くなる
- 利尿作用やお通じが良くなり老廃物の排出につながる
- デトックス効果でむくみ解消や肌トラブル解消に
- 血の巡りがよくなり冷え性が改善する
- 血行が促進され肩こりや腰痛の解消になる
- 内臓体温が上がり免疫力がアップし花粉症の緩和になる
ダイエットや健康に白湯を飲むのがいいと言われる理由がよく分かりました。水筒に入れて持ち運べるので、どこでも美と健康を意識できますね!
ただし、体にいいからといって飲みすぎてはいけません。1日に600ml~800mlを数回に分けて飲むようにしましょう。
ほうじ茶はリラックスのお供に最高
ほうじ茶は個人的に好きな飲み物ナンバーワンです!温かいほうじ茶を飲むとほっとしませんか?
ほうじ茶には「テアニン」と「ピラジン」というリラックス効果のある成分が含まれています!
「テアニン」はお茶のうまみや甘みの成分で、副交感神経の働きを良くしてストレスの緩和や疲労を回復させてくれます。
温かいほうじ茶もいいですが、冷たいほうじ茶は「テアニン」がより豊富になるのでさらにリラックス効果が期待できますね!
また、「ピラジン」はほうじ茶の香りに含まれる成分で、血流をよくして冷え性改善につながるので自然と体が温まります。
「ほうじ茶を飲むとほっとするなぁ…」といつも思っていましたが、気持ちの問題だけでなくお茶の成分のおかげだったのですね!息抜きしたい時のお供に本当におすすめです♪
ルイボスティーでアンチエイジング
ルイボスティーにはアンチエイジングやホルモンバランスを整える、女性にとって特に嬉しい効果があります。
ルイボスティーにはSOD酵素(スーパーオキシドディスムターゼ酵素)という活性酸素を分解する酵素が含まれています。
活性酸素は太陽の紫外線を浴びた時や、睡眠不足やストレス、アルコールの摂取など日常の様々な場面で体内に発生しています。
活性酸素は強力な酸化作用をもっている酸素であり、物質を酸化させる、つまりサビさせてしまう原因になるものです。
体がサビるとはいわゆる老化現象のことです。活性酸素が過剰に作られてしまうと健康な細胞も酸化させてしまい、肌の老化が早まったり体の不調が多く見られたりします。
この老化の原因になる活性酸素をおさえたり除去したりしてくれるのがSOD酵素なのです!
SOD酵素は活性酸素を分解してくれるので皮膚の老化の進行を遅らせて肌を若く保ってくれるので美肌に効果があり、血管も若々しく保つ効果があります!
そして、ルイボスティーには亜鉛という成分も含まれており、亜鉛はホルモンの分泌を良くする作用があります。
ホルモンの働きが活発になると子宮の環境がよくなり生理不順や生理痛の改善、生理前のイライラ解消に繋がるのです!
内側からキレイで健康にしてくれる頼もしい味方ですね♪
純ココアは腸内環境を整えてくれる
純ココアは食物繊維が多く含まれているため腸内環境を整え、便秘を解消してくれる飲み物です♪
ココアはココアでも、純ココアが水筒に入れていいものです。市販の調整ココアには乳成分が入っているので水筒に入れてはいけないものになります。
純ココアであっても牛乳を混ぜてしまうと水筒に入れてはいけないものになるので気を付けてくださいね。
さて、純ココア5gに含まれる食物繊維の量は1.5g程度なのですが、なんとこれはセロリ1本分と同じ量なのです!
日本人が1日に摂取するべき食物繊維の量は、成人男性で21g以上、成人女性は18g以上です。
純ココアを毎日の食事にプラスすれば美味しく飲める上に食物繊維も摂れるので最高ですね!
またココアにはカカオポリフェノールという成分も含まれており、これは先ほど出てきた活性酸素を減らす効果があるのでココアにもアンチエイジング効果があります!
美味しいのに健康になれる純ココアを水筒に入れて持ち運んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 水筒に圧力がかかるドライアイスや炭酸飲料は入れてはいけないものとなっている
- スープやみそ汁など塩分の多いものは水筒をサビさせる原因になる
- 乳製品や果汁は腐敗しガスが発生する可能性があるので水筒に入れてはいけないものである
- お茶の葉や果肉は水筒が故障する原因になる
- 水筒に入れていいものは家で簡単に準備ができる水やお茶やコーヒー
- スポーツドリンクなど洗浄をしっかりすれば水筒に入れていいものもある
- 水筒に入れる飲み物の私のおすすめは白湯、ほうじ茶、ルイボスティー、純ココア
水筒に入れてはいけないものとその理由をご紹介しましたが、理由を聞けば納得のものばかりでした。
水筒に入れていいものであっても、長くキレイに使うためには飲み終わったらすぐに洗浄した方がいいですね。
水筒を正しく使って好きな飲み物を楽しんでみてください♪
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