ランリュックで通学することは禁止なんじゃないの?
結論からいいますと、ランリュックで通学することは禁止ではありません。
しかし学校によってはランリュックが禁止のところもあるので、まずは確認する必要がありますよ。
小学生の通学カバンと言えばランドセルが主流ですが、一部の地域では、リュックサックタイプのカバンなどが使われています。
ランドセルしか知らなかった私はそれ以外のもので通学することは禁止なのだと思っていました。
禁止でないなら私も検討したい、と思いランリュックの事を調べてみました。
ランリュックのメリットやデメリットを知らないで購入してしまうと後悔することもあるので注意したいですね。
この記事を読めば、ランリュックの後悔しない選び方やおしゃれなランリュックも知ることができます!
ランリュックは禁止ではない!ランドセル指定学校も有
「小学生はランドセルで登校しなければならない」という法律はありません。つまりランリュックは禁止ではありません。
ランドセルの代わりにランリュックを選んでもよいということですね。
禁止じゃないなら私もランリュック検討したい!
私が小学生の頃は全員がランドセルを使っていて、小学校にはランドセルでなければ通学できないんだと思っていました。リュックは禁止なんだろうなと…。
今回調べてみて、日本でランドセル通学が主流なのは法律で定められているからではなく、「文化」や「習慣」からと言える事がわかりました。
ランリュックは禁止ではないのですが、一部の小学校では通学に使うカバンが指定されているところもあるので注意しましょう。
京都発祥のランリュックは、なんと昭和43年(1968年)にできたそうです!
当時のランドセルは、今よりも重く子供に負担がかかり、経済面でも家庭の負担にもなっていました。
そんな問題を解決するために、軽くて安価で交通安全も意識したランリュックが誕生したといわれています。
小学校によってはランドセル以外が使用禁止の所もある
ランドセルでなければいけないルールはないのですが、小学校によってはランドセル以外のカバンの使用を禁止しているところもあります。
また、ランドセルでなくとも指定の通学カバンを採用している学校も中にはあるようです。
その為、地域ではなく学校ごとにランリュックを使用することが出来るのか確認する必要があります。
ランリュックは軽いため子どもの負担を軽減してくれる
ランドセルよりも軽いランリュックを使用することで、子供の負担を少しでも軽減してあげることができますね!
小学生に「重すぎるランドセル」が負担であると指摘されているのを知っていますか?
それを軽減する為にも文部科学省が動き、教材の一部を学校に置いて帰る「置き勉」を認めるように、各教育委員会に通知しています。
国が動くほどの問題なんだね…!
確かにあの教科書の量…私も当時は当たり前のように通学していましたが、やはり重かった記憶ははっきりとあります。
自分の子供たちも同じ思いをするのかと思うと可哀想に思います。
荷物を入れたランドセルの重さは平均で5.7キロもあるんだとか。
中身が重いから親として出来ることは外身の軽減だね!!
ランリュックで後悔しない選び方とは?機能性も重要
小学生の間で徐々に広がってきているランリュックですが、安価とはいえお金はかかりますので絶対に後悔はしたくないですよね。
ランリュックを選ぶときには軽さだけではなく、耐久性や防水性などもしっかり確認してすると後悔せず使えます!
他にも、ランリュックを検討する中で後悔するようなことがないような選ぶ時の基準など知っておくと安心できそうですね!
せっかく購入するからには、後悔せずこのランリュックにしてよかった~って思いたいな!
そこでランリュックとランドセルを比較してメリットとデメリットを調べてみました。
ランリュックを検討していく中での基準にもなると思うので、参考にしてみてください。
ランリュックのメリットは4つ!背負いやすいのが良い
ランドセルの重さが1100~1400gに対しランリュックは690~850ℊと軽く、体にもフィットし安定感があるため、筋力や体幹が弱い子、身体が小さい子でも楽に背負うことができます。
また、ランドセルだと通学にしか使えませんが、ランリュックであれば遠足の時や習い事、お出かけの際にも使用することができます。
そして、ランリュックは7000円台のものからあるので、安価に購入することができ、成長に合わせての買い替えもしやすいですね。
ランドセルは安いものでも3~4万円程するので、かなり安いといえるでしょう。
ランリュックのデメリットは4つ!少数派との声も
デメリットとしてはランドセルと比べると耐久性や耐水性が劣る点や、認知度の低さからランリュックはまだまだ少数派などがあげられます。
ランリュックはナイロン製のものが多いため、ランドセルより耐久性が劣ると言えます。
その為、保証がなかったり、あっても期間が短いことが多いようです。
また雨の日にはランドセルのようなカバーがないため濡れてしまうようです。中身までは濡れないものの、リュックがぬれると劣化の原因にもなります。
そして、まだまだ認知度が低いランリュック。いじめられるんじゃないか?との声もありました。
そしていじめのワードが目に飛び込んできたので調べてみました。
学校に初めてランリュックで通学し「なんでリュックなの?」と聞かれたけどそれだけだった!
ランリュックの子はむしろ6年間クラスの人気者だった!などの声。
今はランドセルの色や形も沢山種類があるし、多様性が当たり前な時代。子供たちの方が寛容なのかもしれないですね。
大人が「いじめられるんじゃないか」と心配する声ばかりが出てきました。
そして「ランリュック いじめ」のキーワードが出てくる一番の理由はおそらく、ランリュックができた背景にあるんだと思います!
京都府の長岡第3小学校の校長先生が考えたランリュックは、貧しい家庭の子が安い豚皮のランドセルを使用していていじめられたことがきっかけのひとつでした。
なので、その「いじめ」のワードが引っ掛かっているのではないかな?と思いました。
ランリュックの機能性に着目!改良されているものも
実はランリュックのデメリットも少しずつ改良されてきていて様々な企業が機能性に着目した商品も多く出しています。
ランリュックは軽くて安価というところからスタートしましたが、今では軽さだけでなく機能性に着目して作られているランリュックも沢山あるんですよ。
先ほどランドセルと比較したデメリットを挙げましたが、雨に強い加工をしているものもありますしレインカバーも発売されています。
また、耐久性ですが、ランドセルには劣るものの使っている生地や、型崩れしないか、壊れた場合の保証なども確認しておくと安心ができそうです!
ランドセルにも沢山の機能があるようにランリュックにも多機能を搭載しているメーカーも増えてきているのでそこも要チェックですね!
ランリュックのおしゃれでおすすめな商品!
機能面もばっちりそしてとってもかわくて、おしゃれなランリュックも沢山あるんですよ!
様々な形や色のおしゃれなランドセルが販売されてる中、ランリュックも今では様々なメーカーが取り扱っていて選択肢も沢山あります。
見た目がかわいくておしゃれなものからかっこいいもの、多機能で使い勝手のいいランリュックなどなど。
カラーバリエーション豊富なランリュックもあり、おしゃれなお子さんもお気に入りが見つかるのではないでしょうか?
私も調べていてワクワクするものばかりでした!その中から私のお気に入りのランリュックをいくつかご紹介します!
ファミリアのair ran.(エアラン)
ファミリアの「air ran.(エアラン)」はカラーバリエーションも豊富で可愛くておすすめ!
老舗子供服ブランドのファミリアから新しい選択肢として2022年に発売が開始されたランリュック。
ランドセルに似た見た目や、安価に手に入るという点で瞬く間に話題となったようです。
そのファミリアから発売されたランリュックの商品名は「air ran.(エアラン)」です。
「子どもたちの学校生活をもっと楽しく、もっと軽やかに。」という想いから誕生した、軽量でカラーバリエーションが豊富なランリュック。
- 価格:69,300円(税込み)~
- 保証期間:6年間
- 重量:850ℊ
- 素材:人工皮革とナイロンの異素材をドッキング
重さはなんと850g!見た目はランドセルそっくりで素材は人工皮革とナイロンの異素材をドッキングしたもので、2023年にはグッドデザイン賞も受賞しています!
そして嬉しい6年間保証付き!カラーバリエーションも豊富できっとお気に入りの色が見つかるはずです。
機能性も抜群で、両肩ベルトに防犯ブザーなどの取り付けができるDカンが付いていたり、車のライトなどが当たると反射する反射テープがかぶせ下部、肩ベルト、サイドポケット下部に付いています!
さらにタブレットポケットも付いていて、ベルトも付いているので安全に収納できます。
これだけの機能に6年間保証も付いていて、値段は69,300円からです。
ランリュックは安価なんじゃなかったの?ちょっと高くない?と私は感じました。
しかし同じファミリアブランドの牛革ランドセルは129,800円、ラクリーノ製は99,000円と考えると安価だといえますね。
他にも安価でおすすめなランリュック4つ紹介
もう少し安くて良いものないのかな?
安価で見た目や機能性もばっちりの商品もあったので、その中から4つご紹介します。
調べてみると様々な企業がランリュックを作っていました!
値段で選んだり、機能で選んだり、保証で選んだり、ご家庭によって選ぶ基準は様々かと思います。
今回紹介するのは一部となるので、参考にしつつお気に入りのものを選んでいただければと思います。
モンベルの「わんパック」
モンベルの「わんパック」はさすがアウトドア用品の人気ブランド!という感じで耐久性と軽量性のバランスが取れ多機能なうえに安価な商品で、おすすめです。
アウトドア用品で人気のブランド、モンベルが通学用のバックパックを販売していることを知っていますか?
- 価格:14,850円(税込)
- 保証期間:なし
- 重量:930ℊ
- 素材:840デニール・ナイロン(TPUラミネート)
水濡れに強い840デニール・ナイロン(TPUラミネート)を採用、耐久性と軽量性のバランスが取れた商品です。
重さは930gで、反射テープやカラビナフック、防犯ブザー用Dリングがついていたり、背面ポケットには14インチまでのノートパソコン・タブレットが入ります!
そして嬉しいレインカバーが備え付けられています!高機能でこの値段は嬉しいですね。
ニトリ「洗える超軽量ランドセル」
お値段以上ニトリのキャッチフレーズがぴったりのニトリの「洗える超軽量ランドセル」は、丸洗いできるという安心感としっかりと機能も付いたうえで手が出しやすい価格でありがたいです!
- 価格:15,920円(税込)
- 保証期間:1年間
- 重量:840ℊ
- 素材:コーデュラポリエステル・コーデュラナイロン
撥水加工生地であり、汚れても丸洗いできるランリュック。重さも価格も魅力的な商品ですね!
タブレットのポケットがついていたり、バックルは簡単に取り付けができるマグネットバックルになっています。
保証期間は1年間ですが気軽に買い替えを検討できる価格なのが嬉しいですね。
ニトリなら、そしてこの値段ならと手が出しやすい印象です!
ニトリからは他にも「かぶせが取れる軽量ランドセル」(29,990円)や「超軽量ランドセルNシールドF」(19,990円)といったランリュック商品が出ていたので是非チェックしてみてください。
FREDRIK PACKERS ×こども ビームス「LUCAS BACK PACK」
おしゃれな印象のビームスとFREDRIK PACKERSとのコラボ商品で周りの子供にも馴染むようなランドセルのような見た目のランリュックはシンプルで軽くおすすめです!
- 価格:29,700円(税込)
- 保証期間:初期不良のみ
- 重量:1030ℊ
- 素材:ポリエステル
「小学生の通学&習い事で活用できるスマートなバックパックが欲しい」という声から誕生した新しいランドセル。
〈FREDRIK PACKERS(フレドリック パッカーズ)〉と共同制作。
小学校への通学用として使うことも想定し、周りの子供たちに馴染みつつ必要な機能は兼ね備え、シンプルに軽く、すっきりとしたデザインです。
また、悪天候でも汚れを気にせず使用できるよう、撥水素材を使用。
B:MING by BEAMS「norokka」
「ずっと楽しい自由なランドセル」のキャッチコピーの通りおしゃれでかつ、なんと付け替えができるフラップで飽きずに使えるというメリット、そして嬉しい6年保証付きでおすすめ!
- 価格:46,200円(税込)
- 保証期間:6年間
- 重量:910ℊ
- 素材:CORDURA(R)生地、日本製TEIJINタフガード(R)(人工皮革)
6年間「使える」プラス「楽しめる」ランドセルというコンセプトのもと作られた商品。
ブラックとアウトドアカラーをベースに、入学から卒業まで、その時々に好きなデザインのフラップにつけかえて楽しめます!
軽さと耐久・耐水性を兼ね備え、低学年でも使いやすい上開き機構や体への負担や安全性を考えて側面フックを無くすなどの工夫がされてえいます。
6年間で好きな色も変わると思うので付け替えられるところはとても魅力的ですね!
まだまだ魅力的なランリュックが沢山あってワクワクしました。
ランリュックもランドセルもいろんな形があり、どこもみな子供たちの通学を考えて作られているなと感じました。
私もぜひこんな選択肢が沢山ある時代の小学生になりたかった!と心の声が漏れてしまいました(笑)
自分の子供のラン活まであと少しなのでランドセルもランリュックも選択肢として子供に選ばせてあげられたらなと思いました。
まとめ
- 通学時にランリュックを使用することは禁止されていない
- 学校によってはランドセル以外のカバンの使用を禁止しているところもあるため確認が必要
- ランドセルよりも軽いランリュックを使用することで子供の負担軽減になる
- ランリュックを選ぶときには耐久性や耐水性などの機能性を確認することで後悔を防ぐ
- ランリュックは軽くて身体にもフィットしやすく安定感があるため背負いやすい
- 耐久性や耐水性がランドセルに劣る、まだ少数派などのデメリットがある
- 機能性に着目したものやおしゃれでかわいいランリュックも多く発売されている
- ファミリア「air ran.」はカラーバリエーション豊富で可愛い
- モンベルやニトリなどにも低価格で機能性に優れたランリュックがある
ランリュックが禁止でないと分かった上で沢山のランリュックの魅力に触れ、数年後に娘のラン活を控えている母として娘にプレゼンしたいなと思いました。
近年、ランドセルにもジェンダーレスなカラーやデザインのものが増えてきていますし、ここからますます自由な選択肢が広がっていくのではないでしょうか。
「小学生にはランドセル」という固定概念も無くなって子供たちが自由に選べるようになるといいなと思います。
「ルールを守ってさえいれば自身にとってより良いものを選べて、かつ周りもそれを受け入れる社会」となっていくといいなと思いました。
そんな思いから固定概念を超えてランリュックなどを開発している企業やブランドも増えてきているのではないか、と今回この記事を書いていて感じました。
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