最近はリビング学習がスタンダードになってきましたね。
リビング学習は何歳までだろうと悩んでいませんか?
何歳までと決まりはありません。年齢ではなく、子どもの成長に合わせて切り替えてあげましょう。
私は子どもが3人いて、みんなリビング学習からスタート。現在、長女は自分の部屋に移り、下2人はまだ継続中です。
「4年生になったから自分の部屋で勉強するよ!」と何歳までと年齢で決めてしまうと、成績が伸び悩むかもしれません。
自分の部屋で学習すると、本当に勉強しているのか、内容は理解しているのか分かりづらくなります。
場所の切り替えは、まずは学習する習慣が身についてきたら考えましょう。
でも、切り替えの目安が知りたいな
学年によるおすすめの学習スタイルや、中学生の学習実態をご紹介しているので参考にしてくださいね!
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また、高さも変えられますので、ダイニングテーブルの下に置けばすっきりしたリビングダイニングになりますよ。
リビング学習は何歳まで?決まりなし!学習スタイル紹介
リビング学習で何歳までと決まりはありません。勉強がやりやすい環境がリビングであれば、中学生でも高校生でも年齢を気にしなくて大丈夫です。
リビング学習とは、子どもが自分の部屋ではなく、リビングやダイニングなどで学習するスタイル。
「東大生はリビング学習が多かった 」とメディアに取り上げられて、一気に広がりました。もはやリビング学習が主流ですよね。
すると、何歳から自分の部屋に切り替えたらいいのか、悩んでしまいますね。
長女(中1)は小学4年生から徐々に自分の部屋で学習するようになりました。長男(小3)次女(小1)は、リビング学習真っ只中です。
なぜリビングがいいのか、リビング学習のメリットは?4つ紹介で詳しくご紹介しますが、やはり始めは親のサポートが必要だからです。
年齢が上がるにつれて、一人でも学習することができるようになり、邪魔されずに自分のペースでやりたいなど、独立心が高まったら自分の部屋に切り替え時期でしょうね。
成長に合わせて勉強場所を使い分けるのがベストですが、参考までに学年によるおすすめの学習スタイルをご紹介します。
小学校低学年はリビング学習が最適
小学校低学年は、リビング学習がおすすめです。学習の習慣づけや安心して学習できるよう、親の気配のある場所が最適です。
低学年は学習することにまだ慣れていないですし、理解度を把握するにもリビング学習が一番ですよ。
小学1年生の国語はひらがな、カタカナ、漢字。算数は、数字、たし算、ひき算、時計の読み方など、多くの学びをします。
保育園や幼稚園は遊びが学びだったのに、一気に勉強モードに突入です。
次女(小1)の担任の先生に聞いたのですが、例えば算数ですと、たし算の繰り上がりを学ぶ場合、学校では1コマの授業で1問~2問しか解けないそうです。
文字や計算は繰り返し学習することで定着しますが、学校だけでは正直定着できない。家庭学習がとても大事だそうです。
そのためしっかりと学習習慣をつけることで、学力の定着にもつながります。
また、学校では刺激の多い一日を過ごしています。親の存在が感じられる場所にいるだけで、安心して取り組めるというのもメリットになりますね。
小学校高学年以降は本人の意思を尊重
学習が習慣化され、集中力や独立心が高まってきたと感じる場合、子どもと話し合って学習する場所を変えてもいいでしょう。
子どもがリビング学習を続けたいと言うなら、そのままが一番です。
学習の難易度が上がりじっくり取り組みたいなど、自分の部屋で勉強したほうが効率的と思えば、環境の整理をしてあげましょう。
長女は小学5年生から自分の部屋に完全に切り替わりました。
ひとりでもしっかりできるようになったことと、もっと集中して学習したいと思ったようで、いつの間にかリビング学習を卒業していました。
一方で、私の友人の子どもは高校生でもリビング学習をしていますよ。部屋に勉強机があってもほとんど使用していないと言っていましたね。
子どもによってそれぞれですので、何歳まででもOKです!そろそろかな?と思ったら、どうしたいか話し合ってみましょう。
リビング学習と自分の部屋学習の併用もおすすめ
一気に学習環境を変えるのではなく、学習内容や気分によって学習する場所を変えるなど併用することもおすすめです。
いっぺんに自分の部屋での学習に切り替えると、親として不安な部分もありますよね。
長女は小学4年生で学習机を購入し、部屋を用意しました。
待ちに待った学習机なので、本人は自分の部屋で学習したかったと思いますが、塾に通い始めたばかりでしたので、リビングと併用しました。
勉強のボリュームや学習がおわるまでの時間など、子どもの様子を知るにはリビング学習が最適です。
テスト前で集中したいときや、ダイニングテーブルで食事をするなど重なるときは、部屋で学習してもらいました。
小学5年生からは、メインが自分の部屋に切り替わりましたが、苦手な教科や話しながらやりたいときなどはリビングで行っていましたよ。
徐々に自分の部屋にシフトしていったり、モチベーションに合わせて学習場所を変えたりしてもいいですね!
リビング学習をしている中学生は45.4%
中学生ではどうなの?他の家庭がどうなのか気になる!
ベネッセが2021年2月に実施したリアルアンケートによるとリビング学習をしている中学生は、45.4%でした。
学年別にみると、中学1年生で61.8%、中学2年生で33.3%、中学3年生で41.2%でした。
中学生になると、やはり自分の部屋で学習する子が増えるようですね。
ちなみに小学6年生は91.7%がリビング学習でした。小学6年生でも多くの子どもたちがリビング学習をしているのですね!
中学生で一気にリビング学習が減るのは、2つの要因が考えられます。
- 学習量が増える
- リビング学習だと集中できない
特に中学2年生から自分の部屋で学習する割合が増えるのは、高校受験に向けて塾に通い出す子が多いからだと思います。
また、部活などで帰りが遅くなり、学習を始める時間が遅くなることも考えられます。
そのため、家族の食事の時間と重なり、集中して学習するために自分の部屋にシフトしする子どもが多いのではないでしょうか。
以上のことより、リビング学習ではなく自分の部屋で学習する子どもが多くなるのでしょうね。
中学生になると思春期に入りますので、自分の部屋にいる時間が長くなるのも関係しているかもしれません。
リビング学習のメリットは?4つ紹介
リビング学習のメリットは何だと思いますか?4つあります。
- 親子のコミュニケーションがとれる
- 学習する習慣をつけることができる
- 子どもの学力を確認できる
- 集中力が身につく
リビング学習で集中力がつくって思ってもみませんでした!では、メリットについてひとつずつ詳しく見ていきましょう。
親子のコミュニケーションがとれる
リビング学習の一番のメリットは、親子のコミュニケーションがとりやすくなることです。
習い事に行ったり友達と遊んだりと、意外と子どもたちって忙しいですよね。
学校から帰ってきてすぐに自分の部屋に行ってしまったら、会話をする機会がほとんどありません。
勉強しながらでも、学校での様子や友達とどんな遊びをしたのか、給食は何が出たのかなど、他愛もない話をすることで、コミュニケーションをとることができますよ。
普段コミュニケーションをとっていれば、学習面以外でも子どもの些細な変化にも気付いてあげることができますね。
学習する習慣をつけることができる
リビング学習で学習する習慣をつけることができます。
自分の部屋は誘惑が多いですよね。マンガや本、おもちゃなど。つい視線の先にあると飛びついてしまうのが子どもです。
小3の息子はリビング学習ですが、自分の机にランドセルを置きに行くと、だいたい本を読み始めます。帰ってきてすぐに目に入るのでしょうね。
学習の習慣がつく前から自分の部屋学習にしてしまうと、勉強しているかと思いきや、やってなかった…ということが日常的におきそうです。
リビング学習にすることで、親も勉強しているか確認できますし、学習習慣をつけるにはもってこいですね。
誘惑に負けてしまうお子さんは、リビング学習である程度親の監視があった方がいいでしょう。
子どもの学力を確認できる
リビング学習により、子どもの学力を確認できます。
何が得意で、何が不得意なのか、どれくらいの時間をかけて宿題をしているのか。
自分の部屋で学習していると学力を把握しにくいですが、リビング学習だとそっと見守りながら確認することができます。
また、同じ空間にいるからこそ、子どもは分からないところがあればすぐに聞くことができますよね。
自分の部屋で学習をしていて、質問するのが面倒になりそのままにしてしまう、ということを防ぐことができます!
早めにつまずいているところを見つけることで、子どもの勉強嫌いを回避することになります。
集中力が身につく
少し雑音がある中で学習することで、集中力が身につきます。
台所で料理をしている音、足音、話す音…。リビングダイニングでは、さまざまな音があります。
自分の部屋など静かな場所での学習に慣れすぎると、試験中のささいな音が気になってしまって集中できないと感じるかもしれません。
多少の雑音がある中でも、集中して学習することができれば、まわりの音に左右されずに自分の実力を発揮することができます。
また、人は雑音のある方が、集中力が高まるとも言われています。この面でもリビング学習は理にかなっていますね。
リビング学習のデメリットは?回避する対策も紹介
リビング学習にも、以下のようなデメリットがあります。
- 親が干渉しすぎる
- ダイニングテーブルが片付かない
- リラックスして集中できない
デメリットになる原因とそれを回避する対策も紹介しますね。
親が干渉しすぎる
すぐそばでやっているからこそ、干渉しすぎる可能性も出てしまいます。
間違いを見つけたら、すぐ声をかけてしまうわ
ついついやってしまいがちですが、頻繁であれば子どもの気が散ってしまい、集中できない環境になってしまいます。
また、良かれと思ってあまりにも注意すると、勉強自体のやる気をなくしてしまいます。
基本的に見守る姿勢でいましょう。また、出来たことを褒めるようにすると子どものやる気がでますよ。
声をかけるのは、答え合わせをしているときにそっとアドバイスをしたり、1教科終わったときに話しかけたりとタイミングを考えましょう。
どうしても出来ていないところに目がいきがちですが、注意する頻度を上げるよりも褒める頻度を上げるように心がけてください。
褒めて嫌な気になる子なんていませんよね。学力向上のためにも、出来たところをすぐに褒めてあげると子どものやる気はさらに上がります♪
ダイニングテーブルが片付かない
リビング学習は、テーブルや部屋が教科書やノートなどで散らかり片付きません。
親側の1番のデメリットかもしれませんね。私もダイニングテーブルが片付かないのは本当に嫌で、学習をやりっぱなしのままだとテンションが下がります。
長男(小3)は学校から帰ってきて、すぐに遊びに行きたいので、さっと宿題をやってテーブルにプリントなどを広げた状態で出かけてしまいます。
私が帰宅してリビングに入ると、ぐちゃぐちゃな部屋にため息が…。
空間に余裕があれば、リビングダイニングに机を置きましょう。もしくは、学習用品を収納できるラックやカゴを用意するのも効果的です!
学習机を購入して子ども部屋に置くのではなく、リビングダイニングに置く家庭もあるようですね。
学習スペースを作ることで、ダイニングテーブルが片付かない、食事の用意ができないからと学習を途中でやめさせてしまう、などのデメリットを防ぐことができます。
もし、机を置く場所がない場合は、収納するラックやカゴを用意するだけでも、かなり見た目の印象はかわりますよ!
テーブルの上に物がないだけで、リビングダイニングはすっきりとした印象になりますね。
片付けが苦手な子どもでも、ラックの中にポイっと入れるだけなので簡単です♪
また、60㎏まで耐荷重がありますので、ランドセルを置いても大丈夫ですよ。
リラックスしすぎて集中できない
リビングダイニングはリラックスする場所なので、気を抜きすぎてなかなか集中できないかもしれません。
学校にいる時間が長いので、帰ってきたらぐったりするお子さんもいるかもしれませんね。
次女(小1)はそのタイプで、ランドセルを置いたら、そのままソファにごろん。
学習を始める時間を決めて、そっと声掛けをしてあげましょう。
自分で「やるかっ!」と切り替えができる子どもはそんなにいません。
- 本を読んだら宿題しようか
- 10分休憩して始めようか
- チョコ1個食べて宿題する?
上記のように軽く気分転換ができるものを挟んで、気持ちの切り替えができるように声掛けをしてあげましょう。
しかし、ここでテレビをつけたりYouTubeを見せたり、子どもが夢中になるものを挟むのはNGです。
「もっと見たい!勉強したくない!」となってしまうので、あくまでも勉強が終わった後のごほうびにしましょうね。
まとめ
- リビング学習は何歳までと決まりはない
- 勉強をやりやすい環境がリビングであれば、中学生でも高校生でも何歳まででもよい
- 小学校低学年は、学習の習慣づけや安心して学習できるリビング学習がおすすめ
- 小学校高学年になり学習が習慣化され、集中力や独立心が高まってきたと感じたら、学習する場所の切り替えを考えてもよい
- 中学生までリビング学習をしている割合は45.4%と小学生の約半数
- リビング学習のメリットは、親子のコミュニケーションがとりやすい、学習する習慣をつけることができる、子どもの学力を確認できる、集中力が身につくの4つ
- リビング学習のデメリットは、親が干渉しすぎる、ダイニングテーブルが片付かない、リラックスして集中できないの3つがあるが、回避できる対策がある
リビング学習って何歳までだろう?という悩みは解決できましたね。
年齢ではなく子どもの成長に合わせて徐々にシフトしていったり、モチベーションに合わせて切り替えてみてくださいね!
子どもが一番学習しやすいと思える環境で勉強させてあげましょう。
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