留学生の受け入れに興味はあるんだけど、家が狭いとできないのかしら?
そんなことありません!受け入れは家に寝る部屋といつも通りの食事が準備できればOKなのです♪
豪邸じゃなくても大丈夫ですし、食事も毎回豪華なものを作る必要はありませんよ!
留学生との家での会話は基本的に日本語で話しますので、英語が話せないという方も問題ありません。
大事なのは個性を認めて尊重し、異文化を理解する気持ちなのです!
この記事では留学生を受け入れるための条件や斡旋団体の比較、メリットとデメリットも紹介していきます。
興味はあるけどよく分からないという方も、ホストファミリーのことを理解して1歩踏み出せるはずですよ♪
留学生の受け入れは家に部屋と食事を準備すればOK!
留学生の受け入れは、寝る部屋といつも通りの食事を準備すればできますよ!
部屋がたくさんある豪邸でなくても大丈夫ですし、コース料理など豪華な食事を準備する必要もありません♪
留学生を受け入れる際は斡旋してくれる団体に登録し、紹介してもらう場合がほとんどです。
斡旋してくれる団体の受け入れ条件は、どこも留学生の寝る部屋の準備と食事の提供です。
他にもどんな条件があるのか、英語を喋れないといけないのかなど、留学生を家で受け入れる際の疑問に答えていきます♪
寝室の準備が条件だが相部屋OKの場合もある
ホストファミリーになる際は、留学生の寝る部屋を準備することがどの団体でも条件となっています。
個室だったらうちは部屋が余ってないから無理だわ…と思った方もいるのでは?
大丈夫、部屋は個室を用意しなくても、同性であれば相部屋OKの場合もありますよ♪
また、留学生は勉強をするために日本へ来ているので、部屋には勉強できる机と椅子の準備も必要です。
食事の準備も条件だが普段通りでOK!おもてなし不要
留学生の食事の提供をすることも、ホストファミリーになる際どの団体でも条件になっていますが、普段通りの食事で問題ありません。
食事の準備と言っても、コース料理など毎日豪華な食事を準備する必要は一切ありませんよ!
普段通りの食事を1人分多く作る感覚で、おもてなしする必要はないのです。
ただしアレルギーや宗教上の理由で食べられないものがある場合は対応が必要になります。
受け入れの条件は家族の同意が必須
留学生を受け入れる場合は家族の同意が必須となります!
ホストファミリーになる場合は留学生を家族の一員として受け入れることが条件になっているところがほとんどです。
留学生が来てから家族に「聞いていない!」と反対されるとトラブルになることも…
ホームステイがスタートしてからそのようなトラブルが起こるのを避けるために、どの団体でも家族の同意は必須のようです。
英語は喋れなくても問題なし!
英語が喋れなくても留学生の受け入れには全く問題ありませんよ!
留学生は日本語や日本の文化を勉強することを目的に来ており、家での会話が英語だと勉強になりませんよね。
ですので家での生活は英語ではなく、基本日本語で会話します!
最初はまだ日本語をうまく話せない留学生もいるので英語で話す場面も出てきますが、英語が必要な場合は翻訳アプリや辞書を使ってコミュニケーションをとることが多いです。
簡単な単語を並べたりジェスチャーを使ったり、英語は喋れなくてもなんとかなるのです。
英語力よりも、相手を理解する気持ちの方が大事ですよ♪
それでもコミュニケーションが取れない場合は、団体の担当者やカウンセラーがサポートしてくれます。
受け入れの際は基本ボランティア
留学生を受け入れる際は基本的にボランティア(無償)になります。
団体によっては費用を一部支給してくれる場合もありますし、マッチングサービスでは謝礼金をもらうことができますが、大体の場合は無償で受け入れることが多いですよ。
実際にホストファミリーが負担する費用は、どんなものがあるのでしょうか?
食費、水道光熱費、消耗品、週末に家族で観光に出かけるなどした場合の交通費などは、ホストファミリーの負担になります。
- 食費
- 水道光熱費
- 洗剤やペーパーなどの消耗品
- 家族で出かける場合の交通費
留学生が自分で負担するのは通学にかかる費用、学校で買う場合の昼食代、電話代、お小遣いなどです。
留学生を受け入れるホストファミリーはまず団体に登録
ホストファミリーになるためには、まず斡旋してくれる団体に登録しましょう!
受け入れは留学生を斡旋してくれる団体に登録してから、紹介してもらうのが一般的です。
受け入れまでに団体からの家庭訪問やZOOMなどの面談で説明を聞き、こちらの希望を伝えることもできますので流れを詳しくご説明しますね。
ホストファミリーになるまでの流れ
ホストファミリーになるにはまず団体への申し込みをした後、担当者の家庭訪問や電話、ZOOMなどで面談があり説明を受けます。
その後留学生の受け入れが決まり、ホームステイが始まりますよ♪
公益社団法人やマッチングサービスなどの斡旋してくれる団体に登録します。
団体の担当者から家庭訪問や電話などでの面談があり、詳細事項の説明を聞きます。
こちらが受け入れる留学生の希望を伝えることもできますよ。
希望に合う留学生を紹介してもらい、受け入れ可能か判断します。
受け入れが決まると待ち合わせの日時や時間などを決めます。
ついに留学生が家に到着し、ホームステイのスタートです!
留学生の斡旋団体の内容を比較
留学生を斡旋してくれる団体には公益社団法人などの団体のほかに、マッチングサービスがあります。
公益社団法人などの団体は学生の留学生が多く、マッチングサービスでは学生だけでなく旅行目的で来日する社会人を受け入れるケースもありますよ。
いくつかの団体の内容を比較してみましたのでご紹介します。
団体名 | 受け入れ | 条件など | or無償 | 有償
AFS日本協会 | 4週間〜1年 高校生 | 双方歩み寄る 姿勢があれば 同室OK | 無償 |
JFIE | 3ヶ月〜10ヶ月 高校生 | 同性の 相部屋OK | 無償 |
EIL | 1週間〜10ヶ月 短期:高校生 長期:18歳以上 | 同性の 相部屋OK | 無償 |
Ayusa | 1週間〜10ヶ月 高校生 | 同性の 相部屋OK | 無償 |
ステイ インジャパン | ホーム1泊〜1年 高校生〜大学生 | 個室 食事は プランで異なる | 有償 |
Homii | 1ヶ月〜 学生〜社会人 | 食事は必須ではない | 有償 |
団体名 | 受け入れ | 条件など | 有償 or無償 |
EIL | 1週間〜10ヶ月 短期:高校生 長期:18歳以上 | 同性の相部屋OK | 無償 |
ホーム ステイ インジャパン | 1泊〜1年 高校生〜大学生 | ゲストは個室 食事はプランで異なる | 有償 期間やプラン に応じて 謝礼金あり |
AFS日本協会 | 4週間〜1年 高校生 | 双方歩み寄る姿勢が あれば同室OK | 無償 |
JFIE | 3ヶ月〜10ヶ月 高校生 | 同性の相部屋OK | 無償 |
Homii | 1ヶ月〜 学生〜社会人 | 食事は必須ではない | 有償 謝礼金あり |
Ayusa | 1週間〜10ヶ月 高校生 | 同性の相部屋OK | 無償 |
公益財団法人のAFS、JFIE、公益社団法人のEIL、Ayusaは基本的にボランティアでの受け入れです。
AFS、JFIE、Ayusaは留学生が高校生のみ、Homiiでは社会人もいます。
Homiiはマッチングサービスになりますが、食事は必須ではなく謝礼金があります。
平均4〜5万円で謝礼金の金額を自分で決めることができるので、受け入れ期間中の光熱費などは賄えそうですね♪
またホームステイインジャパンも期間やプランに応じて謝礼金がありますよ。
AFS日本協会は1週間程度一時的に受け入れるテンポラリー・ファミリーや、1ヶ月程度のウェルカムファミリーがあります。
JFIEでは留学生に留学前の1年間日本について勉強することを必須としているので、日本語についても話せる人が多く、日本文化にも理解がありそうです。
またEIL、ホームステイインジャパン、AFS日本協会、JFIE、Ayusaでは担当者がついてホームステイ期間中もサポートしてくれます。
24時間対応の緊急連絡網がある団体もあり、サポートが充実しているので安心ですよ。
HomiiはLINEやチャットでのサポートのため手軽ですが、団体と比べるとサポートは手厚くないようです。
留学生を受け入れるメリット紹介!自宅で異文化交流♪
留学生の受け入れはボランティアがほとんどですが、費用がかかってでもホストファミリーになることで得られるものがたくさんあります!
自宅で異文化交流ができる、英語を学べて話す機会ができる、家族が1人増えて賑やかになる、子供に良い影響を与えるなど、受け入れのメリットはたくさん♪
- 自宅で異文化交流ができる
- 英語を学べて話す機会ができる
- 家族が1人増えて賑やかになる
- 子供に良い影響を与える
主なメリットを4つご紹介しますので詳しく見ていきましょう!
自宅で異文化交流ができる
留学生と一緒に食卓を囲んだり一緒にお出かけしたりすることで、海外留学しなくてもグローバルな経験をすることができます。
多様な価値観に触れることで「こうしなければいけない!」という固定観念がなくなり、柔軟な考えを持てるようになるでしょう。
共に生活することで異文化を知り、経験する機会になりますよ!
英語を学べて話す機会ができる
家での留学生との会話は基本日本語で話しますが、日本語を教える代わりに英語などの外国語を教えてもらうこともできます。
大抵の留学生は喜んで母国語を教えてくれますし、それがコミュニケーションのきっかけにもなりますよ♪
直接英語を聞いて話す機会が増えることで、英語を話すことへの苦手意識などもなくなっていきます!
家族が1人増えて賑やかになる
ホストファミリーは、留学生を家族の一員として受け入れるので、帰国する頃には向こうも自分たちのことを第2の家族と思ってくれるようになります。
帰国後も連絡を取り合い繋がりのあるケースが多く、留学生の国へ訪問して泊めてもらうということもあるようです。
私の友人も学生の頃に家で留学生の受け入れをしており、今でも連絡を取り合っているようです。
大人だけでなく子供からしても他国に兄弟ができたような感覚で素敵な関係ですよね♪
また子供同士が同年代という場合は、学生寮のように盛り上がって毎日賑やかになることも。
家が賑やかになり笑顔が増えることは精神的にも良い影響を与えてくれるでしょう♪
子供に良い影響を与える
子供のいる家庭では小さい頃から英語や海外への抵抗がなくなる、子供の英語力が上がるなどのメリットがありますよ!
これからの時代は外国語を勉強することが大事だということを、大人に言われなくても自分で気づくことになり、グローバルな感性が育ちます。
実は子供への良い影響を考えて、ホストファミリーには子育て世代が多いのです!
私もホストファミリーになりたいと思ったきっかけは、子供が小さいうちに留学生を受け入れることで良い経験ができると考えたからでした。
英語教室では英語は上達しても異文化を体験することはなかなかできないので、英語にも異文化にも触れることができるホストファミリーは魅力的です。
小さい頃から他人が自分の生活に入ることに慣れるので、環境の変化にも強くなりますよ♪
留学生を受け入れるデメリット紹介!常識は通用しない
メリットをたくさんご紹介しましたが、留学生の受け入れはもちろん大変なことも。
費用がかかる、日本での常識が通用しない、プレッシャーがある、生活リズムが乱されるなどデメリットもあります。
- 費用がかかる
- 日本での常識が通用しない
- プレッシャーがある
- 生活リズムが乱される
留学生を受け入れる際のデメリットも詳しくご説明します!
費用がかかる
留学生の受け入れは基本的にボランティアのことが多いので、食費や生活費などの費用が余分にかかってきます。
週末など家族でお出かけする際の交通費もホストファミリーが負担します。
受け入れ前の準備で留学生の寝具や勉強机などがない場合は購入する必要がありますし、なんだかんだで出費がありそうです。
日本での常識が通用しない
こちらの当たり前は留学生にとっても当たり前ではなく、日本での常識は通用しません。
これまで育ってきた文化が全く違いますから、常識が通用しないのは仕方のないことですよね。
例えば日本特有の遠回しな言い方は通じないので、伝えたいことははっきりと言う必要があります。
しかしこちらの常識ばかり押し付けるのではなく、留学生の国の文化やルールを理解してあげることも大切ですよ。
プレッシャーがある
他人を家で預かるということでプレッシャーがあります。
留学生は他の家庭の大事な子供です。異国の地で1人留学をしているのですから、両親もきっと心配しているでしょう。ホストファミリーはそんな留学生にとって両親の代わりなのです。
何事もなく帰国していくことがほとんどですが、少しでも何かあるとヒヤヒヤしてしまいます。
留学生は遊びに行っただけだったけど、連絡なしに帰って来ず心配したなんてことはよくあるようです。
生活リズムが乱される
家庭のルールはそれぞれですし文化の違いもあるので、これまでの家庭内のルールや生活リズムは多少乱されます。
これまで朝ゆっくりシャワーを浴びることができていても、留学生も朝にシャワーをすることでゆっくりできなくなることも。
晩御飯がいるのかどうかの連絡がなく、作る必要がなかったのに余分に作ってしまったということもよくあるようです。
絶対に守って欲しいことはハウスルールを作って、最初に留学生に伝えておきましょう♪
まとめ
- 留学生の受け入れは家の中に寝室と食事の準備、家族の同意が条件
- 部屋は同性であれば相部屋可の場合もあり、家での会話は日本語なので英語は喋れなくても問題ない
- 基本的にボランティアで留学生を受け入れるが、謝礼金が出る場合もある
- ホストファミリーになるにはまず斡旋団体に登録し、担当者と面談をしてから留学生を紹介してもらいホームステイが始まる
- 公益社団法人などの団体は学生の留学生が多く、マッチングサービスでは学生だけでなく旅行目的で来日する社会人もいる
- 受け入れのメリットは、自宅で異文化交流ができる、英語を学べて話す機会ができる、家族が1人増えて賑やかになる、子供に良い影響を与えるなど
- デメリットは費用がかかる、日本での常識が通用しない、プレッシャーがある、生活リズムが乱されるなど
ホストファミリーになるには家が豪邸である必要はなく、豪華な食事を作る必要もありません。
英語力も重要ではなく、留学生の個性を認めて尊重し、異文化を理解する気持ちが大切だということがわかりました。
受け入れにはメリットがたくさんありますが、大変なことも多くデメリットもあります。
ホストファミリーに興味がある方も、メリットやデメリットを知ったうえで受け入れるかどうかを家族と話し合い、是非1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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