サウナの効果で体臭が改善できるって聞いたけど本当?
サウナに入って汗をかき、汗腺の機能を活発にして老廃物を排出することで体臭の改善効果が得られます。
「サウナは体にいいもの」という漠然とした認識はありますが、体臭までも改善できるなんてビックリですよね。
私の兄はサウナ好きなのですが、サウナ好きになる前は体臭が強く困っていました。しかし、いつからかそのにおいが軽減していたということがあります。
体臭までも改善してくれるサウナですが、他にもたくさんの素敵な効果があります。
ただし間違った方法でサウナに入ってしまうと、せっかく入っても効果が出ないかもしれません。
この記事を読めばサウナの効果や正しい入り方がわかり、より体臭が改善されやすい方法でサウナを楽しむことができますよ。
サウナの効果で体臭が改善できるのは本当!
サウナに入り大量の汗をかくことで、汗腺の機能が活発になり老廃物を排出できるようになるため、体臭の改善効果が期待できます。
汗は体温調節をするためにかきますが、現代人は夏になればクーラーの中で快適に過ごし、冬になれば温かい暖房の効いた中で生活をするため、汗をかく機会が少なくなっています。
汗をかく機会が少なくなることで、汗腺の機能が衰え、汗がますます出にくくなってしまうようです。汗が出ないことで老廃物も溜まってしまい、体臭も強くなります。
人間は体温が約38度以上になると全身の汗腺から汗が出ます。
その汗が出るのと同時に皮脂腺からあぶらが出て、アポクリン腺からはにおいのある汗が出ます。
大量に汗をかくことで汗腺の機能が高くなり、皮膚や皮下組織を洗浄してくれます。
サウナに入って汗をかき、汗腺の機能を活発にして老廃物を排出することで体臭の改善効果が得られます。
私はサウナがあまり得意ではないのですが、時々、入りに行きます。
サウナで大量に汗をかいている人の近くに行くと、「臭いのでは?」と思い、あまり近くに行かないようにしていました。
しかし、実際に大量に汗をかいている人の近くに行ってみると、全くにおいはありませんでした。
汗腺の機能が活発に働いている証拠なのでしょうね。サウナの効果で体臭が軽減するなんてすごいですよね。
体臭が気になっているかたは、サウナに入って積極的に汗をかくことがおすすめです。
汗のにおいの原因は細菌が繁殖しているから!
「汗は臭い」と思いがちですが、出たばかりの汗は全くにおいがありません。
汗をかいたときに出る嫌なにおいは、汗や皮脂の汚れを餌にした細菌が繁殖したことによって発生したにおいです。
そもそも、汗はエクリン腺とアポクリン腺という部分から出ています。エクリン腺とアポクリン腺の違いを表にまとめてみました。
エクリン腺 | アポクリン腺 | |
部分 | 全身の皮膚表面(200万~500万個) | 脇の下、乳首、下腹部など毛穴に 向けて開口している |
におい | なし | ほとんどなし |
色 | 無色 | 乳白色 |
成分 | 水分99%、塩分1% | 水分70~80%、 その他、脂質・タンパク質・アンモニアなど |
アポクリン腺からでる汗はエクリン腺から出る汗よりも少し粘り気があります。
また、アポクリン腺は毛穴に向けて開口しており、汗が出てくると毛穴に溜まった皮脂と混ざりあい、それを餌にする細菌が繁殖します。
世間で「ワキガ」と言われるにおいが発生するのはアポクリン腺から出た汗と皮脂などが混ざりあったことによってできたにおいなのです。
エクリン腺から出る汗もアポクリン腺から出る汗も元々はあまりにおいがありません。
しかし、普段からあまり汗をかかないことで汗腺の働きが悪くなり、においのある汗が出てしまうこともあるようです。
サウナに入って、汗をかき汗腺の機能を活発にすることと、においの元となる細菌の繁殖を防ぐことで体臭を軽減することができます。
サウナの効果的な入り方で体臭対策!
どうやってサウナに入ったら体臭対策ができるのか教えてください!
体臭を改善するには、サウナに入る前に髪や体を綺麗に洗い、温冷交代浴という入浴法でサウナに入るとより効果的に体臭対策ができます。
温冷交代浴とは温かいサウナと水風呂(冷水)を交互に入る入浴法で温冷交代浴をすると汗腺は活発になり、汗を自在に出せるようになります。
また、皮脂腺や汗腺の働きがよくなることで老廃物や毛穴の詰まりなどが少なくなることでおいのある汗が出なくなるために体臭を改善効果が期待できます。
体臭を改善するサウナの効果的な入り方は下記の通りなので、参考にしてください。
- サウナ室に入る前に体を洗う
- サウナに5~10分程度入る
- 水風呂に1~2分程度入る
- 休憩スペースで休憩を5~10分とる
この2~4を1セットとして、2~3セット繰り返します。もちろん、自分の体調と相談をしてサウナに入る時間や回数は調整してください。
また、サウナに入る前には必ず水分摂取することを忘れないようにしましょう。
サウナ室に入る前に体を洗う
サウナ室に入る前にはしっかりと髪や体を洗い、皮脂汚れやほこりなどを落としてからはいりましょう。
ここでしっかり髪や体を洗うことで体臭予防にも繋がります。汚れを先に落としておくことで、汗もスムーズに出るようになります。たっぷりと泡立てた石鹸で優しく洗ってください。
また、サウナ室を清潔に保つためのマナーでもあるので、きちんと髪や体は洗うようにしましょう。
サウナに5~10分程度入る
サウナには5~10分程度入り、汗をかくようにしましょう。その日の体調に合わせて、サウナに入る時間は調節してください。
サウナに入る前には入浴をして体を温めてから入るようにしましょう。体が冷えている状態でサウナに入ると、体もビックリし、体の芯まで温まるのに時間がかかってしまいます。
体を温めてからサウナに入ることで汗が出やすくなり、サウナの効果を短時間で実感することができるようになります。
入浴後は、体についた水滴は拭き取ってからサウナに入るようにしましょう。体が濡れたままでサウナに入るとサウナ室のマットなどが濡れてしまいます。
それだけではなく、体に水滴が付いた状態でサウナに入ると、水滴が一気に高温になるために体表温度が上がり体の芯まで温まる前に苦しくなってしまいます。
効率的に体を温めるためにもサウナに入る前には水滴をふきとりましょう。
階段状になっているサウナ室の場合、上段のほうが熱くなっているので、初心者の場合は下段に座るのがおすすめです。
サウナに入り、じわじわ汗が出てきたら体が温まってきた証拠です。汗がだらだらと流れ始めたらサウナ室から出るようにしましょう。
サウナの中では他のお客さんに迷惑がかからないように、大声を出さない、汗を飛ばさない、タオルを絞るなどの行為はしないように注意してくださいね。
タオルはサウナに入る前に絞ってから入るようにしましょう。
水風呂に1~2分程度入る
サウナで体が十分温まったら、水風呂に1~2分程度入りましょう。水風呂に入る前は、必ずかけ湯やかけ水をしてから水風呂に入るようにしてください。
急に体全体にかけ水をしてしまうと、体がビックリしてしまい循環器系にも負担をかけてしまう可能性があります。
手先や足先の末端部からかけていき、徐々に体にかけていくようにしてくださいね。
汗を流さない状態で水風呂に入ると、水風呂が汚れてしまい他のお客さんの迷惑になりますのでかけ湯・かけ水は必ずしましょう。また、水風呂には潜らないようにしてください。
かけ湯やかけ水をするときはしゃがんだ状態で静かにする配慮も必要です。
休憩スペースで休憩を5~10分とる
水風呂に入った後は5~10分程度の休憩をとり、体温を平常に戻していきます。
ここで水分を取るなどして休憩をとります。施設によっても休憩できるスペースに違いがあるのですが、ベンチやリクライニングチェア・デッキチェアなど置いてあるようです。
座った状態よりも寝転がった状態のほうがおすすめなようで、「整う」という感じをより実感できるそうです。サウナに入って休憩するときは寝転がって「整う」を感じてきてくださいね。
休憩後は使用したベンチやリクライニングチェアなどにはかけ湯を必ずしてください。
脱衣所に行く前に必ず汗を流す
サウナ終了後、脱衣所に行く前には必ず、汗を流してから脱衣所に行ってください。
汗が残っていると細菌繁殖の原因になり体臭がひどくなることもあります。
体臭改善でサウナに入っているのに全く意味が無くなってしまいます。
汗をしっかりシャワーやかけ湯で流してから脱衣所に行き、細菌の繁殖を防ぎましょう。
サウナの効果はダイエットや自律神経の調整など10個も
サウナに入って、大量の汗をかくことで体臭を軽減する以外にも体にいい効果がたくさんあります。
- 体臭の軽減
- ダイエット効果
- 自律神経の調節力を高める
- 血流が良くなる
- リラックス効果
- 快眠効果
- 疲労回復効果
- 肩こり・腰痛の軽減
- 肌荒れやニキビの改善
- 免疫力が向上する
「サウナに入ると体調がよくなる」と、漠然と思っているかたが多いと思いますが、こんなにもたくさんの効果があってビックリですよね。
体臭の軽減の他、リラックス効果や快眠効果、肩こり・腰痛の軽減などいいことばかりでサウナに入って、体を整えたくなる気持ちがわかりますよね。
私の兄はサウナが大好きなのですが、サウナに入ると「整う」とよく言っています。
私にはその整うがあまりよくわかっていませんでしたが、サウナと水風呂、休憩を繰り返すことで快感を得て、体がリラックス状態になることを言っていたのだと思います。
体臭の軽減については上記で説明したので、体臭の軽減以外のサウナの効果について詳しく説明していきますね。
ダイエット効果
サウナに入ることで新陳代謝が活発になり、脂肪燃焼をしやすくするために痩せやすい体質になります。
サウナに入ると血行がよくなり、リンパの流れもよくなります。また、汗を大量にかくことで体の余分な水分や不要な塩分が排出されるために、むくみが解消されます。
人間の体は運動をすると疲労物質が溜まりますが、その疲労物質が溜まった状態だと脂肪の燃焼がしにくくなり、ダイエットのために運動をしていても意味がなくなってしまいます。
そこで、運動をした後にサウナに入り、汗と一緒に疲労物質を排出することで痩せやすい体になります。
ダイエットをしたいかたは、運動をした後にサウナに入ることをおすすめします。
また、サウナに入ると一時的に体重が減少しますが、体にあった余分な水分が排出されたことによる体重減少なので、サウナ後には適度な水分補給を必ずしてくださいね。
自律神経の調節力を高める
サウナに入り、血流が良くなった後に水風呂に入ることで血管が収縮されます。
それを繰り返すことで自律神経が鍛えられるために交感神経と副交感神経の転換がうまく行えるようになり、自律神経の調節力が高まります。
人間の体は、活動するときには交感神経が優位になり、休んでいるときには副交感神経が優位になります。
交換神経と副交感神経が交互に働くことによって体調が良好に保てるのですが、ストレスなどにより体を休めるときに交感神経が優位のままになってしまうことで体調不良を引き起こすようです。
サウナに入るときは必ずと言っていいほど、サウナと水風呂を交互に入ると思います。
この温かい刺激と冷たい刺激を交互に感じることによって、本来の交感神経と副交感神経の働きができるように整えてくれます。
また、本来の交感神経と副交感神経の働きが整うことでメンタルも安定し、心の疲労回復にも繋がるようです。
うつ病の原因は自立自律神経れと言われていますが、サウナに入ってうつ病がよくなったというかたも多くおり、サウナに入ったことで自律神経が鍛えられたためだと考えられます。
サウナに入ることで、体の調子も整えてくれる上に心の疲れまでも取ってくれるなんて、本当にサウナの効果ってすごいですよね。
血流がよくなる
サウナに入ると体が温まり、血管が拡張することで血液の循環量が増加し、血流がよくなります。
サウナに入ると普段の2倍の血液が流れ、酸素や栄養が全身に行きわたるために細胞が活発に働き代謝機能が高まります。
手足の血管も拡張し、血流がよくなることでサウナを出た後に保温効果が持続し冷え性改善も期待できるようです。
また、血流量が増えることで心臓機能の向上や血管が拡張することで血圧を下げる効果もあります。
血圧を下げると言っても、一時的に下がるものなので、血圧を下げたいからといって無理はしないようにしましょう。
リラックス効果
サウナで体を温めることで、筋肉のこわばりが解けてリラックス効果を得ることができます。
緊張や不安などがあることで全身がこわばってしまい、筋肉が血管を圧迫して血流が悪くります。
サウナに入ることによって、体が温まり筋肉のこわばりが取れ、血管の圧迫も緩むことでリラックス状態になれます。
また、サウナの後に水風呂に入ることで副交感神経が優位になるためにリラックスモードになれるようです。
快眠効果
サウナに入ると運動をしている時と同じくらいの疲労感を感じるために、快眠効果が高くなります。
また、血流がよくなったことで体がポカポカと温まり、快適な睡眠につなぐことができるようです。
また、サウナに入ると短時間で深い眠りにつくことができ、日中も眠くなりにくくなります。
サウナの本場フィンランドでは「サウナに入れば睡眠薬はいらない」と言われているようで、サウナに入った日は快適な睡眠がとれるということなのでしょう。
疲労回復効果
サウナに入ると血行がよくなり、体中に酸素や栄養素が行きわたるために細胞の働きが活発になり、筋肉の疲労物質が分泌され疲労回復することができます。
また、細胞の働きが活発になることでエネルギーの再生産がされるため、疲労回復の効果が期待できます。
サウナに入ることで、脳がすっきりして疲労感を改善するとういこともあるようです。ゆったりと気持ちを落ち着かせてサウナに入ることで、心の疲労回復にもつながります。
肩こり・腰痛の軽減
サウナに入り体が温まると凝り固まった筋肉がほぐれ、血流もよくなり筋肉内の血流量が増えるために肩こりや腰痛・筋肉痛を軽減させることができます。
肩こりや腰痛の原因は、筋肉の緊張と血流の不足と言われています。
サウナに入ることで筋緊張がほぐれ、筋肉内の血流量も増えるために筋肉の疲労物質が分泌され、肩こりや腰痛などの痛みが軽減されます。
肌荒れやニキビの改善
汗をかくと老廃物や汚れが排出され、ニキビができにくくなり、また血流がよくなることでお肌の保湿効果も向上、新陳代謝が活発になることでお肌の調子も整います。
そもそもニキビは、毛穴に詰まった老廃物の中でアクネ菌が繁殖して、それが皮膚に出てきたもののことを言います。
サウナに入り大量に汗をかくことで、ニキビの元となる老廃物は汗と一緒に流れ出てしまうため、ニキビを予防することができます。
ただし、汗を大量にかいた後にそのまま放置すると汗にも老廃物が含まれているため、ニキビや肌荒れを悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。
また、水風呂に入ることでお肌の引き締め効果も期待できます。
免疫力が向上する
サウナに入り体が温まると、キズ付いた細胞を修復する作用のあるヒート・ショック・プロテインが増加し、免疫力をあげます。
ヒート・ショック・プロテインは熱やストレスによって損傷した細胞を修復、細胞が損傷しないように防いでくれるタンパク質です。
サウナに入っているかたは、サウナに入っていないかたよりも風邪を引きにくいなどの効果があるようです。
また、ヒート・ショック・プロテインが増加すると自律神経のバランスが整い、ストレスが軽減・睡眠リズムが整うなどの素敵な効果がたくさんあります。
サウナの効果をより高める方法と注意点
「リラックスをしたい」「疲労感を取りたい」自律神経調節力を高めたい」という場合は温冷交代浴の方法を少し変えることでその目的の効果を高めることができます。
リラックスしたい場合は低温サウナにゆっくりと入るとリラックス効果が上がります。
また、疲労感を取りたい場合は高温サウナに長めに入ると疲労回復効果が上がり、自律神経の調節力を高めたい場合は刺激浴に入ること自律神経調節力があがります。
目的別で温冷交代浴の方法を変えるとその目的の効果を高めることができます。
それでは、サウナの効果をより高める温冷交代浴の方法を紹介します。
リラックスしたいなら低温サウナがおすすめ
ストレスが溜まりやすく、色々と考え事が多いかたなどは、リラックスできる低温サウナがおすすめです。
サウナ室が階段状になっている場合などは、下段に座って心身ともにリラックスした状態でゆっくり長めの時間サウナに入ってみてください。
サウナから出た後、足に水をかけて全身をタオルで包み、20~30分程度安静にしましょう。
低温サウナは神経の興奮を和らげる作用があり、眠くなってしまうこともあります。寝てしまい湯冷めをしないよう注意してください。
また、低温サウナに入ると安眠にも繋がり、低温サウナで温冷交代浴をすることでストレス解消もできます。
疲労回復したいなら高温サウナがおすすめ
全身の疲労回復をしたい場合は高温サウナに入るのがおすすめです。高温サウナで温冷交代浴を体と相談しながら入るようにしてみてください。
可能であれば12~15分間サウナに入り、水風呂、その後、サウナにもう一度入りましょう。
サウナから出たら水分補給をして、タオルをかけて30分程度安静にしてください。そうすることで、疲労回復しやすくなります。
自立神経の調節力を高めたいなら刺激浴がおすすめ
肩こりや腰痛、声のかすれなどなど回復しにくい神経や感覚的症状などがあるかたは、高温のサウナに短時間入る刺激浴がおすすめです。
髪と体を洗った後に高温のサウナに5~8分間入り、サウナから出たらシャワーで汗を流します。
サウナから出た後に水風呂には入らないようにしてください。高温のサウナに急にはいることで鳥肌が立つことがありますが、この様な体の刺激が自律神経の調整力を高めてくれるようです。
高温のサウナに入ることで体調不良などになってしまうこともあるので、注意しましょう。
サウナに入るときの注意点
「サウナに入ることで健康になれる」ということはわかったと思いますが、サウナに入るときには注意して欲しいことが5つあります。
- 体調が良いか確認する
- サウナに入る前は水分補給をする
- お酒を飲んだ後にサウナには入らない
- 空腹時や食後すぐにはサウナに入らない
- 高温のため、髪を痛めてしまうことがある
この5つに注意してサウナに入り、健康な体を手にいれましょう。
体調が良いか確認する
体調が悪い状態でサウナに入ると、ますます体調不良になってしまうので、サウナに入る前に自分で体調が良いかの確認をしましょう。
健康になるために入るサウナですが、体調不良で入ってしまうと立ちくらみや脱水症状、命に係わるようなことになってしまうことも考えられるので注意が必要です。
無理をせず、少しでも体調が悪い場合はサウナをお休みしてください。また、極度の疲労感でサウナに入ると、もっと疲労感が強くなってしまうこともあります。
体調が良いときにサウナに入るようにしてください。
サウナに入る前は水分補給をする
サウナに入ると大量の汗が出ます。脱水症状を引き起こさないためにも、サウナに入る前に十分に水分摂取することが大切です。
脱水症状になると血液がドロドロに濃縮し、脳梗塞や心筋梗塞・痛風・尿管結石の発作のリスクが高まります。
健康な体つくりのためのサウナで命を落とす可能性も考えられるので、脱水にならないように水分を取るようにしましょう。
サウナに入る前にはコップ2~3杯程度の水を飲み、その後も数回に分けて適度に水分摂取してください。
お酒を飲んだ後にサウナには入らない
お酒を飲んだ後は脱水になりやすい状態なのですが、この状態でサウナに入ってしまうとますます脱水状態が悪化します。
また、お酒を飲むと一時的に血圧が低下します。また、サウナにも血圧を下げる効果があるためにお酒とサウナの効果で血圧が下がり過ぎてしまうことも考えられます。
サウナで血圧が下がり意識を失ってしまう可能性もあるため、お酒を飲んだ後にサウナに入るのは絶対にやめてください。
空腹時や食後すぐにはサウナに入らない
食後すぐにサウナに入ると、食べた物を消化するために消化管に集中させようとしていた血液が、全身にいってしまい体が上手に消化活動できなくなってしまいます。
サウナに入るときは、サウナに入る1時間前までには食事を済ませておくようにしましょう。
また、空腹時にサウナに入ると、低血糖になりやすいので注意が必要です。低血糖にならないように、サウナに入る前にジュースやフルーツを軽く食べてからサウナに入るといいですよ。
高温のため、髪を痛めてしまうことがある
サウナに髪が濡れた状態で入ることで、髪を痛めてしまうことがあります。
サウナに入ると髪はずっとドライヤーを当て続けているような状態になり、その熱によって髪のタンパク質が硬くなって痛んでしまいます。
髪が痛まないようにするためには、頭に濡れたタオルを巻いて髪に直接熱が当たらないようにするか、サウナハットを利用して髪を守りましょう。
まとめ
- サウナに入り大量の汗をかくことで、汗腺の機能が活発になり老廃物を排出できるようになるため、体臭の改善効果が得られる
- 出たばかりの汗は全くにおいがしないものなのだが、汗や皮脂の汚れを餌にした細菌が繁殖したことによってにおいが発生し体臭となる
- 温かいサウナと水風呂(冷水)を交互に浴びる温冷交代浴という入浴法がサウナの体臭改善の効果的な入り方で、皮脂腺や汗腺の働きがよくなることで汗を自在にでだせるようになり、またにおいのある汗が出なくなるために体臭を改善効果が期待できる
- 温冷交代浴の入り方は、サウナ室に入る前に体を洗い、サウナに5~10分程度入った後、水風呂に1~2分程度入り、休憩を5~10分とる。これを1セットとして2~3セット繰り返すとよい
- サウナ室に入る前にはしっかりと髪や体を洗い、皮脂汚れやほこりなどを落とすことで体臭予防にも繋がり、汗もスムーズに出るようになる
- サウナの効果は体臭の軽減以外に、血行促進・リラックス・快眠・疲労回復・肩こりや腰痛軽減・自立神経を整える・肌荒れやニキビの改善・ダイエット・免疫力の向上などがある
- リラックスしたい場合は低温サウナ、疲労回復したい場合は高温サウナ、自律神経の調節力を高めたい場合は刺激浴をするとよい
- サウナに入る時の注意点は「体調が良いか確認する」「サウナに入る前は水分補給をする」などの5つがある
サウナに入ることで体臭改善だけではなく、たくさんの体にいい効果が得られます。今までサウナの全く興味がなかったかたも、サウナに入りたくなってしまったのではないでしょうか?
体にいいからと言って入りすぎて無理することで体調不良を引き起こすこともあるので、自分の体と相談しながらサウナを楽しんでみてください。
サウナに入って心と体がリフレッシュし、元気な心と体が手にはいるかもしれません。まずは、サウナに行ってみましょう。
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