炭酸を水筒に入れたらだめなのかな?
炭酸飲料を水筒に入れて持ち歩きたい、そう思ったことはありませんか?
実は、炭酸を水筒に入れることでふたが開かなくなったり、内圧によって部品が破損する可能性もあり、だめなのです。
水筒に入れるとだめな理由を知らないと、中身がふき出してバッグが濡れてしまったり、最悪の場合中毒を起こす可能性もあります。
そこで今回、私が子どもたちに炭酸飲料入りのものを持たせたいと思い、それについていろいろと調べました。
さらに物理学者で科学の知識もある父の話を参考にし、炭酸を水筒に入れることはだめなのかについてなどをまとめましたので、解説いたします。
この記事を読むと、炭酸を水筒に入れてはだめな理由と入れても大丈夫なものについて、知ることができますよ。
炭酸を水筒に入れても大丈夫なのかどうか、不安になりますよね?
タイガーのBubbleLogic(バブルロジック)なら炭酸を入れても大丈夫です。目的に応じてサイズや仕様も数多く用意されているので、ぜひ検討されてみてください。
炭酸が水筒にだめなのは内圧でふたが開かなくなるから
炭酸を水筒に入れることがだめな理由は、主に4つあります。また、水筒のふたが開かなくなったときの対処法も解説いたします。
- 内部の圧力により水筒のふたが開かなくなる可能性あり
- 温度の上昇によって中の飲料がふき出す危険性あり
- 内部の圧力が原因でふたなどの部品が破損することも
- 金属が飲料の中に溶け出し中毒を起こす可能性あり
下記に、父の説明を参考にまとめましたので、ここから詳しくご説明いたします。
内部の圧力により水筒のふたが開かなくなる可能性あり
炭酸を水筒に入れると、振動などによって飲料の中に溶け込んでいる二酸化炭素が水筒内の温度の上昇によって、気体に変わろうとします。
そしてその気体が飲料から抜けだそうとするときに、膨張し圧力がかかりふたが開かなくなるのです。
温度の上昇によって中の飲料がふき出す危険性あり
炭酸飲料に含まれている二酸化炭素は、水筒内の温度の上昇によって気体になろうとすることは、上記でご説明したとおりです。
圧力がかかった状態のふたを無理やり開けようとすると、中の飲料が外にふき出す危険性があります。
圧力については、炭酸飲料や缶ビールなどを思いっきり振ったあと、ペットボトルや缶を開けたときを想像してみてください。ものすごい勢いで中身がふき出しますよね。
それと同じ現象が、炭酸を入れたあとに起こるのです。
内部の圧力が原因でふたなどの部品が破損することも
内部の圧力がかかった状態で、無理にふたを開けようとすると破損したり、場合によっては破裂することも考えられます。
壊れた部品などが圧力によって吹き飛ばされる危険性もあります。
圧力鍋や活力鍋を使用したあと、圧力が下がる前に無理にふたを開けないようにという注意書きがあるのを目にしたことがあると思います。
これも、加熱したことによりお鍋の中の液体が気体になることで、気体の体積が増えたことによって圧力が生まれた結果です。
金属が飲料の中に溶け出し中毒を起こす可能性あり
塩分を多く含む飲料や果汁飲料の中に含まれる酸が金属と反応し、酸化するとサビが発生します。そのサビが飲料の中に溶け出し、それを飲んだ場合に中毒を起こす可能性があります。
症状としては、めまい・頭痛・吐き気・下痢などがあげられます。
以上、上記4つのことが挙げられますので、水筒に入れるのはだめという結論になります。持ち歩きたい場合は、入れても大丈夫な製品を使用しましょう。
炭酸を入れた水筒のふたが開かないとき!対処法2つ
内部の圧力によってふたが開かなくなってしまったら…その水筒はもう使えないのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。そのような場合でも対処できる方法を父が教えてくれたので、下記でご紹介いたします。
対処法①冷蔵庫で水筒をまるごと冷やす
水筒の内部の圧力が高くなったことが原因でふたが開かなくなったので、それを解消するために内部の圧力を低くすることが必要になります。
その方法は、「水筒をまるごと冷やす」ことです。冷蔵庫で1、2時間冷やしましょう。
水筒の内部の温度が下げられることで、気体になった二酸化炭素は再度飲料内部に戻ろうとし、内圧が下がることでふたにゆるみが発生します。
ここで注意点なのですが、くれぐれも長時間冷凍庫に入れることは避けてください。
液体は凍らせると膨張し体積が大きくなる性質があるので、水筒が膨張し破裂する危険があります。
対処法②大きめの容器の中に氷水と水筒を入れ冷やす
水筒が入る程度の大きめの容器を用意し、その中に氷水と水筒を入れます。
その中で、水筒をクルクルと回しましょう。20~30分ほど冷やし様子をみます。冷却後は、ゆっくりとふたを開けてください。
いきなり強い力で開けようとすると、内部に強い圧力が残っていた場合、とても危険です。
炭酸の水筒おすすめ5選をご紹介!種類豊富で機能も満足
炭酸飲料は、水筒に入れて持ち歩いてはいけないんだ…と残念に思われた方に朗報です。
各メーカーから炭酸飲料を入れても大丈夫なステンレスボトルが販売されているのです。おすすめ5選をご紹介いたします。
- TIGER(タイガー)真空断熱炭酸ボトル
- FLSK(フラスク)炭酸ボトル
- THERMOS(サーモス)保冷炭酸飲料ボトル
- REVOMAX(レボマックス)炭酸ボトル
- ニトリ ステンレス炭酸用ボトル
外出先にも、お好みの炭酸飲料を持ち運ぶことができます。
機能性はもちろん、デザイン・カラー・サイズと多種多様ですので、お好きなものをお選びください。下記で、おすすめ5選について解説いたします。
TIGER(タイガー)真空断熱炭酸ボトル
ポイントは、タイガーのすべての炭酸ボトルに共通して採用されている安全弁が、万が一ボトル内の圧力が高くなってしまった異常の時に、自動でボトル内の炭酸ガスを逃がす構造になっています。
キャップが飛んで中身がふき出すことを防止しているのです。
<小さめサイズ>
色 | 200ml:スノーホワイトとシーブルーとサンイエロー 300ml:ストーンブラック、カカオベージュ、マグノリアピンク |
価格 | 200ml:6,050円、300ml:6,600円 |
容量 | 200ml、300ml |
特徴 | 独自のバブルロジック使用の炭酸対応・安全弁機構、バッグに入る小さめサイズが便利 |
<持ち手つきタイプ>
色 | ストーンブラック、レイクブルー、イーグレットホワイト |
価格 | 360ml:8,250円、480ml:8,800円、600ml:9,350円 |
容量 | 360ml、480ml、600ml |
特徴 | 独自のバブルロジック使用の炭酸対応・安全弁機構、シックな色合いで統一 |
<アウトドアタイプ>
色 | カッパー、エメラルド、スチール、レイクブルー、イーグレットホワイト |
価格 | 500ml:6,000円、800ml:6,500円、1,200ml:7,000円、1,500ml:7,500円 |
容量 | 500ml、800ml、1,200ml、1,500ml |
特徴 | 独自のバブルロジック使用の炭酸対応・安全弁機構、容量の種類が豊富でたくさん飲みたい方に最適 |
少しだけ飲みたいとき用にバッグにおさまるものから、アウトドア用に大きいものまで容量のサイズが豊富です。ブランド名からも安心感が得られますよね。
FLSK(フラスク)炭酸ボトル
FLSK(フラスク)で取り扱っている製品は、冷・温・炭酸すべてに対応している製品となっている点がポイントです。メーカーのこだわりが感じられます。
色 | ミッドナイト、ローズゴールド、ホワイト、シャンパン、カーキ、ホワイトマーブル、ストーン(グレー)、ブラック |
容量 | 350ml、500ml、750ml、1000ml |
価格 | 350ml:5,170円(税込)、500ml:5,390円(税込)、750ml:6,490円(税込)、1000ml:7,590円(税込) |
特徴 | 真空断熱技術により保冷・保温効力が高い 高級ステンレスSUS304を採用しているので、お手入れが楽 |
毎日のお手入れは意外に手間がかかります。こちらの製品は高級ステンレスSUS304を採用しているため、お手入れが楽なのが嬉しいですよね。
THERMOS(サーモス)保冷炭酸飲料ボトル
THERMOS(サーモス)のポイントといえば、豊富なカラーバリエーションです。お好みの色を選んで、快適に水分補給をなさってください。
色 | 500ml:パープル、カーキ、レッド、ライトブルー、シルバー、750ml:ネイビー、カーキ、レッド、シルバー、1,000ml:ネイビー、シルバー |
容量 | 500ml、750ml、1,000ml |
価格 | 500ml:3,300円(税込)、750ml:3,850円(税込)、1,000ml:4,400円(税込) |
特徴 | ふたを2段階に分けて回すことで、圧力が抜けふたが開けやすくなる構造 |
大きめサイズなので、たくさん飲みたい方向けの製品になっています。飲みたい量よりも余裕を持った容量のサイズを選ぶとベターです。
REVOMAX(レボマックス)炭酸ボトル
REVOMAX(レボマックス)はまず、カラーバリエーションの多さに驚かれることでしょう。小さめサイズから大きめサイズまで多種多様なので、さらに選ぶ楽しみが増えそうです。
色 | 容量によってカラー展開が異なるので下記の表に記載 |
容量 | 266ml(①)、355ml(②)、355mlslim(③)、473ml(④)、592ml(⑤)、950ml(⑥) |
価格 | 266ml:4,400円(税込)、355ml:4,840円(税込)、473ml:5,500円、592ml:5,500円、950ml:6,490円(税込)、 |
特徴 | ふたを2段階に分けて回すことで、圧力が抜けふたが開けやすくなる構造 カラーバリエーションが豊富、ワンタッチ開閉が可能 |
色 | 対応容量 |
オリーブグリーン | ③④⑤⑥ |
グラデーションソフトライム | ③ |
ファイヤーレッド | ⑤⑥ |
イェールブルー | ③④⑤⑥ |
アシッドイエロー | ④⑤⑥ |
ソフトラベンダー | ③④⑥ |
ライラックパープル | ⑤⑥ |
ティファニーグリーン | ⑤⑥ |
ライトブルー | ⑤⑥ |
ジュエリーブルー | ⑤⑥ |
サンドベージュ | ③④⑤⑥ |
グラデーションベビーピンク | ③ |
グラデーションスカイブルー | ③ |
ギャラクシーシルバー | ①②③④⑤⑥ |
マットホワイト | ①②③④⑤⑥ |
オニキスブラック | ①②③④⑤⑥ |
カラーバリエーションがとても多いので、使用用途に分けて数個持っていると気分で使い分けができそうですね。
ニトリ ステンレス炭酸用ボトル
ニトリからも炭酸用ボトルが販売されています。ニトリブランドがお好きな方向けな製品だと思います。
圧抜きレバーつきで、水筒内の圧力を抜く工夫がされていたり、すみずみまで洗浄できる配慮がされています。
色 | ブラック |
容量 | 370ml、530ml |
価格 | 370ml:2,241円(税込)、530ml:2,691円(税込) |
特徴 | 高耐食性SUS316ステンレス鋼使用でスポーツ飲料もOK クリーンミラー加工による炭酸キープ |
内圧を減圧するボタンがついているので、ワンプッシュすることですぐに不安が解消されます。
水筒を大切に長く使うために!入念にお手入れを
水筒を長く使うためには、日々のお手入れが重要になります。色や香りの残りやすい飲料の場合、早めに洗うように心がけましょう。
取り扱い説明書を参考に、取り外し可能なパーツなどを確認した上でお手入れしましょう。
メーカーによって洗えるものとそうでないものが分かれますので、不明点や心配があれば直接メーカーにお問い合わせください。
- 食器用中性洗剤を含ませたスポンジやボトルブラシできれいに洗い、流水でよくすすいだあとしっかりと乾燥させる。
- 基本的には、中性洗剤や研磨剤を含まない洗剤で洗うのがよい。ステンレスボトル用洗浄剤がおすすめ
- 食洗器対応の炭酸ボトルもあるので、お手入れを楽にされたい方はこのタイプを選ぶのがおすすめ
- 塩素系漂白剤は使用不可。内側に傷がついたり、容器内のサビの原因になる
<これは私が調べたお手入れ方法で、すべての製品がこの限りではありません。
お手入れに関しては取り扱い説明書をご覧になり、洗剤の種類などもご自身の判断でご使用になり、お手入れなさってください。>
炭酸や水筒に飲料で入れてNGなものとOKなものをご紹介
炭酸を水筒に入れるのがだめな理由から、通常水筒の中に入れてはだめだということが分かりました。では、他の飲料はどうなのでしょうか?
結論としましては、下記に記載したようになっています。
<NGな飲料>
- スープなどの塩分の多いもの、果汁入りの飲料を含む下記に記載の6種類
<OKな飲料>
- お水、お茶(茶葉なし)、白湯などの塩分や糖分、酸性度の低いもの
ここから、NGの飲料とOKの飲料を詳しくご説明いたします。
炭酸以外で水筒に入れてはいけない飲料を解説
炭酸以外の飲料で水筒に入れてはいけないものが他にもあるのです。下記をご覧になってください。
- スープなどの塩分の多い飲料
- 果汁入りの飲料
- 牛乳・乳製品などの飲料
- 乳酸菌飲料
- スポーツドリンク
- 果肉・お茶葉
下記でそれぞれのNGな理由を説明いたします。参考になさってください。
スープなどの塩分の多い飲料
スープ、お味噌汁、ドレッシング、だしなどの塩分の多いものは、内部のステンレスを腐食させてしまう恐れがあります。
それが原因で、サビついたり保冷・保温機能が壊れてしまう可能性も考えられます。
また、具材入りの場合、傷みやすいものもあるので入れてはいけません。
果汁入りの飲料
ステンレス製の水筒の場合、果汁の中に含まれる酸による酸化によって、損傷する可能性があります。
牛乳・乳製品などの飲料
牛乳や乳製品は、絶対に水筒には入れないようにしましょう。
乳製品自体が素材を破損させることはないのですが、水筒内に長時間入れたままにした場合、飲料が腐敗することによって二酸化炭素が発生します。
そして発生したガスにより圧力がかかり、ふたが開かなくなってしまったり、飲料がふき出す可能性があります。少量でも危険が伴いますので、絶対にやめましょう。
乳酸菌飲料
ステンレス製の水筒の場合、損傷の可能性があります。酸性の液体なので、金属が飲料に溶け出す危険性もあります。
スポーツドリンク
塩分を多く含みまた酸性なので、飲料に金属が溶け出す可能性や水筒を損傷させる可能性があります。
果肉・お茶葉
果肉は腐敗する可能性があり、お茶の葉入りの飲料は、ふたやすき間の部品の部分につまり、それが故障の原因になる可能性もあります。
水筒に入れても大丈夫な飲料
大丈夫なものは、お水やお茶系の飲料です。注意点として、お茶を茶葉から入れる場合は、茶葉は茶こしなどできれいに取り除いてください。
また、乳成分の入っていないお砂糖入りのコーヒーや紅茶、ココアパウダー使用のココアなどは入れても大丈夫です。
色の濃い飲料は着色が残りやすいので、お手入れ法としては重曹やクエン酸を入れたお湯の中でつけ置きすることで着色を落とすことができます。
まとめ
- 炭酸を水筒に入れてはだめなのは、内圧でふたが開かなくなるから
- 内部の温度の上昇により、中の飲料がふき出す危険性がある
- 場合によっては、ふたなどの部品が破損する恐れがある
- 水筒内の金属が飲料の中に溶け出し、中毒を起こす可能性がある
- 水筒のふたが開かなくなったときの対処法2つは、①冷蔵庫で水筒をまるごと冷やす②大きめの容器の中に氷水と水筒を入れ冷やす
- 炭酸OKな水筒5選は、タイガーの真空断熱炭酸ボトル、フラスクの炭酸ボトル、サーモスの保冷炭酸飲料ボトル、レボマックスの炭酸ボトル、ニトリ ステンレス炭酸用ボトル
- 水筒を長く使うためのお手入れ方法を解説
- 炭酸以外で入れてはいけない飲料は、塩分の多いもの、果汁入り飲料など6種類
ここまで、炭酸を水筒に入れてはだめな理由やOKなおすすめの製品について解説してきました。
炭酸OKな水筒を持参し、外出先でもあなたのお好みのものを飲む楽しみを味わってください。
今回のこちらの記事を執筆するにあたり、父の専門知識を活かし読者の方が理解しやすいように説明してもらいました。
父に教わったことを活かし、子どもたち用に炭酸OKな水筒を探してみようと思います。
この記事が、炭酸を水筒に入れてはだめなのかどうか不安に思った方のお役に立てば幸いです。
炭酸飲料を安全に、美味しい状態で持ち歩きたいと思いませんか?
こちらは、機能性にすぐれシンプルなデザインがさまざまなシチュエーションに合う製品になっています。
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