手土産で包装紙なしはNG!ビジネスでのマナーや包装の仕方まで紹介

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手土産って包装紙がなしでも大丈夫なの?

贈る相手に対して気遣いや思いやりの気持ちを表現する意味もあるため、手土産のマナーとしてはなるべく包装紙はつけたほうが良いです。

ただし家族や親しい友人など、贈る相手によっては包装紙がなしでも問題ない場合もあります。

もともと外箱が凝ったデザインになっているようなものだと、包装紙がなくても良さそう?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

意味を知らずに包装紙をなしで手土産を渡してしまうと、マナー違反だと思われてしまうかもしれません。

この記事では、どんな場面で手土産の包装紙が必要なのかを詳しく解説していきます。

ビジネスで役立つ手土産のマナーや、包装紙がないときに役立つ簡単な包み方も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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目次

手土産で包装紙なしは基本的にNG!ただし例外もあり

手土産の包装紙はマナーとしてとても大事なので、基本的には付けるようにしましょう。

しかし贈る相手によっては包装紙がなしでも問題ない場合もあります。

包装紙がなしでもOK
  • 自分の家族や兄弟・姉妹へ渡すとき
  • 祖父母の家に遊びに行くとき
  • 非常に仲の良い友達に渡すとき

自分の実家へ帰省するときや祖父母への手土産など、基本的に家族に渡す場合は、包装紙はなしでも問題ありません。

しかし義実家や親戚への手土産には、関係が親しくてもなるべく付けたほうがよいでしょう。

また仲の良い友達に渡すときもなしでもOKですが、線引きが難しく迷うようであれば包装紙は付けるようにするのがおすすめです。

包装紙をつけることで贈る相手に気持ちが伝わりやすい

手土産に付ける包装紙は、贈る相手への気遣いや思いやりを表す手段でもあります。

日本では手土産以外にも「包む文化」がいくつかありますよね。

  • 紙で包む:お歳暮やお中元、ご祝儀袋など
  • 布で包む:ふくさや風呂敷など

包むというのは、おもてなしや礼儀、愛情や感謝の心を伝える手段として昔から大切にされている、日本の大事な文化でもあります。

最近ではエコの観点から包装自体がシンプルになっていき、丁寧に包むよりも袋に入れてとめるだけような簡単なものが主流になってきています。

包装をしていなくても気にしないという人も昔よりは増えてきましたが、包装も手土産の一部として考えて相手に贈ることもとても大切です。

引越しの挨拶や結婚の挨拶など正式なシーンでは、包装紙は付けた方が相手に気持ちが伝わりやすいです。

手土産で包装紙なしはビジネスでもNG!マナーも紹介

ビジネスで渡す手土産って包装紙なしではまずいのかな?

取引先へ訪問するときや、お客様のお宅へご挨拶にいくときなど、ビジネスの場では手土産を用意することも多いと思います。

ビジネスの場では、包装紙なしは印象としてよくないので、例外なく付けるようにしましょう。

包装は手土産を渡してまず初めに必ず目につくものなので、そこに気配りができるとより良い印象を与えることができますよ。

包装紙なしだと配慮が足りないなと思われてしまい、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまう可能性もあるので注意が必要です。

たかが包装だとは思わずに、きちんとした形で手土産をお渡しできるようになると、素敵なビジネスパーソンとして印象もよくなること間違いなしです。

そんなビジネスでの手土産ですが、どんなものを選べばいいのか、相場や渡し方などに不安はありませんか?

包装紙なし以外のところでも失礼にならないように、ご紹介していきますね。

包装のテープはつけすぎ注意!事前の確認が大事

品物を包装するときはセロハンテープを使うのが一般的ですが、極端につき過ぎていると見た目も良くないためNG。

お店で包装してくれる場合はある程度配慮してくれることが多いですが、慣れていない店員さんにあたると不安ですよね。

そんなときは、包装してもらった後にその場で一度確認させてもらうようにすると良いですよ。

ビジネスの手土産において、包装の見た目は非常に重要なので、テープが気になるようなら遠慮せずに包み直してもらうようにしましょう。

また、包装紙が選べる場合はシンプルなものよりも、少し凝ったデザインのものを選ぶのがおすすめです。

細かいところまで気が遣えると、贈る相手にもその気持ちが伝わり喜んでもらえる確率が上がりますよ!

それでは、次にビジネスでの手土産を選ぶポイントをご紹介しますね。

ビジネスでの手土産の選び方はポイント4つ!

手土産の選び方にも気を遣えると、相手に良い印象を与えることができます。

相手に喜ばれる手土産を用意するためには、4つのポイントに注意して選ぶようにしましょう。

ビジネスシーンでの手土産の選び方
  • 個包装で分けやすいもの
  • 日持ちのするもの
  • オフィスでも食べやすいもの
  • 特別感のあるもの

上記の選び方は、ビジネス以外のシーンでも役立つポイントなので、詳しく解説していきますね!

個包装で分けやすいもの

会社ではいただいた品物を分けたり配ったりすることが多いため、個包装になっているものがおすすめですよ。

その場合、贈る相手方の大体の人数を把握して、少し多めに数を用意しておくことが重要です。

切り分けないといけないものや、大袋の品物だとかえって手間をかけさせてしまうため、なるべく避けるようにしましょう。

個包装で箱入りのものであれば、そのままテーブルに置いておくことができ、自由なタイミングで取ることができるため、ビジネスシーンにはぴったりです。

日持ちのするもの

手土産の品物で一番多いのがお菓子やスイーツなどの食べものです。

これらの品物を選ぶときは、最低でも賞味期限まで2週間程度は余裕があるようにしましょう。

またケーキやアイスなど冷蔵庫や冷凍庫に入れなければいけないものはなるべく避け、常温保存ができるものを選ぶと良いでしょう。

オフィスでも食べやすいもの

オフィスではポロポロとこぼれやすいものではなく、仕事をしながらでも片手でサクッと食べられるようなものを選ぶのがポイントです。

両手が塞がってしまうものはビジネスの場では避けた方が良さそうです。

一口サイズのお菓子や、クッキーやマドレーヌなんかがおすすめですよ。

季節のゼリーやプリンなども定番の手土産で人気ですが、その場合はスプーンも一緒についているようなものを選ぶと親切で、より良い印象を与えることができます!

特別感のあるもの

贈る相手の近所にあるお店や、どこでも買えるようなものは避けるようにしましょう。

適当に選んだのかな?という印象を与えてしまう可能性がありますよ。

有名で人気のお菓子であれば季節限定のものにするなどの工夫も必要です。

またパッケージや商品自体のデザインにもこだわっているものだと、特別感があっておすすめです。

手土産の包装をしてくれるお店を探すのって大変ですよね?包装してくれる商品を選べば安心して贈ることができますよ。

ビジネスでの手土産の価格相場は3,000円~10,000円

ビジネスシーンでは、手土産を贈る場面によって一般的な相場が異なります。

お客様の自宅への訪問や取引先への挨拶などの場合は3,000円~5,000円程度、謝罪やお詫びに伺う場合は5,000円~10,000円程度が目安となっています。

手土産の相場
  • お客様や取引先への訪問:3,000円~5,000円程度
  • 謝罪に伺う場合:5,000円~10,000円程度

贈る相手に失礼のないように、相場に合わせて手土産を選ぶようにしましょうね。

手土産は紙袋から出して、最適なタイミングで渡す

手土産の渡し方もマナーとしてはとても重要です。

ビジネスでの手土産は「いつもお世話になっております」「これからもよろしくお願いします」など、相手を思う気持ちを伝えるために持参するものです。

手土産をただ渡すのではなく、タイミングや添える一言など、ビジネスパーソンとしては覚えておきたい大事なポイントがあるのでご紹介していきますね。

手土産は紙袋から出して両手で渡す

手土産は持参した紙袋から出して、相手に正面を向けるようにして両手で渡すのが一般的なマナーです。

その際持参した紙袋は、たたんで持ち帰るようにしましょう。

ただし会食の場など外で手土産を渡す場合は、相手が持ち帰りやすいように「袋のままで失礼します」と一言添えて、そのまま渡すのが良いですよ。

手土産は渡すタイミングも重要

ビジネスでは手土産を渡す最適なタイミングがあるので、こちらもしっかりと覚えておきましょうね。

  • 訪問先で渡すとき:最初の挨拶が終わり席に着く前のタイミング
  • 会食のとき:会食が終わってお見送りをするタイミング
  • お詫びに伺うとき:謝罪を受け入れてもらったタイミング

正しいタイミングを身につけて、失礼な印象を与えないようにしましょう。

熨斗(のし)は特別なくてもOK

取引先への挨拶やお礼として贈る手土産の場合は、熨斗(のし)はつけなくても大丈夫です。

のしというのは、結婚祝いや出産祝いなどのお祝いのときにつけるものなので、ビジネスの場では必要ありません。

もしつけたい場合は「短冊のし」という簡易的なのしをつけるのがおすすめです。

短冊のしとは、のし紙を細長い短冊状にしたもので、かしこまらない程度に丁寧な印象を与えてくれます。

表書きは「御礼」や「御挨拶」などシーンによって使い分けるようにしてくださいね。

包装紙の包み方はキャラメル包みなら簡単!手順を紹介

手土産を買いにいくと、お店によっては「包装はしていません」と言われることもあります。

キャラメル包みなら簡単に包むことができるので、自分で包装するのにはおすすめです。

キャラメル包みとは「合わせ包み」ともいわれ、キャラメルのように両端を折りたたむ包み方です。

実際に私もキャラメル包みをしてみたので、その包み方の手順をご紹介していきますね。

用意する材料は、包装紙とセロハンテープのみです。

包装紙は100円均一やホームセンター、文具店などで購入可能ですよ。

手軽に手に入るので、もしものときはぜひ試してみてくださいね。

キャラメル包み(合わせ包み)の包み方手順

STEP
包装紙の中央に箱を置く

箱を裏返して、写真のように包装紙の中心に箱を置きます。

このとき、右側の端を少し折っておくと見栄えがきれいに仕上がりますよ。

STEP
両端を中央で合わせる

合わせた面が箱の真ん中にくるように、左→右の順で包装紙を合わせてテープでとめます。

慶事のときは重ねる順番が左→右、弔事のときは右→左となるので注意しましょう。

STEP
側面を折る

包装紙の両脇を箱にそって折っていきます。

しっかりと折り目をつけながら行うと、きれいに包むことができますよ!

STEP
上下を折って完成

上下に折り目をつけ、上→下の順に折っていきます。

下の部分は内側に折り込んで、テープでとめれば完成です。

今回は小さめな箱でチャレンジしてみましたが、初めてでも簡単に包装することができました!

ちょっとした手土産でも包装はあった方が気持ちが伝わりやすいので、お店で包装をしてもらえなかったときは自分でやってみるのも一つの手段ですよ。

こちらの動画はとても分かりやすくキャラメル包みが紹介されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

上級者にはデパートのような斜め包みもおすすめ

キャラメル包みよりも少し難易度は上がりますが、斜め包みもポイントを押さえればきれいに包装することができますよ。

斜め包みとは、箱を斜めに置いてくるくると回転させながら包む方法です。

デパートや百貨店などのギフト包装で多く使われていますよ。

こちらは動画の方がわかりやすいので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

  • 手土産は包装紙がなしだとマナー違反だと思われてしまう可能性があるため、なるべくつけるようにする
  • 自分の家族など親しい間柄の相手に手土産を渡すときは、包装紙はなしでも問題ない
  • 包むというのは贈る相手への気遣いや思いやりを表す手段でもあるため、手土産は包装紙に包んで渡した方が気持ちが伝わりやすい
  • ビジネスシーンにおいて手土産は相手を思う気持ちを伝えるために持参するため、包装紙は例外なく必ずつける
  • 品物を包装するときに使うセロハンテープは極端につき過ぎていると見た目も良くないためNG
  • ビジネスで手土産を選ぶときは、個包装で日持ちがするもの、オフィスでも食べやすいもの、特別感のあるものを意識して決めると良い
  • 手土産の相場は3,000円~10,000円程度で、贈る相手やシーンによって異なる
  • 手土産を渡すときはマナーとタイミングも重要で、のしは特別つけなくても良い
  • お店で包装してもらえなかった場合はキャラメル包みなら簡単にできるためおすすめ

手土産の包装紙をなしにしてしまうと、せっかくの気持ちが伝わらず、相手に対して失礼な印象を与えてしまうかもしれません。

最近ではエコの観点からも包装自体をシンプルにする傾向にありますが、相手を気遣うマナーとして包装紙はなるべくつけるようにしたいですね。

相手への気遣いや思いやりを忘れず、マナーを守りながら手土産を選ぶようにしましょう。

手土産を選ぶときは、気をつけないといけないマナーがたくさんあって悩みますよね。

包装紙つきの商品を事前に購入しておけば準備万端です。

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