床暖房の上にラグは必要?
ラグを敷いても大丈夫?
基本的に必要ないとされていますが、必要なら床暖房対応のラグを使用しましょう‼︎
ただし、床暖房のメーカーでは取扱説明書にラグは使用しないよう注意喚起されています。
特に、床暖房に非対応のラグを敷くことはNGですよ!!
床暖房に対応していないラグを敷くと床やラグを傷めてしまう可能性があります。
この記事では、なぜ床暖房非対応のラグはダメなの床暖房の仕組みも併せて解説します‼︎
また、ラグを敷きたい場合のラグの選び方、ポイントや注意点について解説しますよ。
ラグを敷くことでくつろぐことができたり、子供の転倒時のクッションになったり、防音効果が期待できますね♪
床暖房の仕組みや正しいラグの選び方、注意点を知ることで快適なおうち時間を過ごすことができますよ‼︎
こちらのラグは床暖房対応‼︎ マイクロファイバーを使用しているので、冬は暖かく夏はサラッとした手触りを楽しむことができます。
撥水効果もあるのでシミになりにくく、洗濯機での丸洗いが可能です‼︎
床暖房にラグは必要ない! 暖め方の仕組みがポイント
基本的に床暖房のある家にラグは必要ないとされています。
- 床暖房の取り扱い扱い説明書にはラグを敷かないよう注意喚起されている
- ラグを敷くと放熱を妨げるため暖房効率が悪くなる
- フローリングが変形、変色する恐れがある
上の理由で床暖房メーカーはラグを敷くことを推奨していないんです…。
必要がないとされている一番の理由は床暖房の仕組みにあります。
床暖房は床からの伝導熱や輻射熱(ふくしゃねつ)を使って部屋全体を暖めます。
輻射熱とは、床暖房によって床から発せられる熱が壁や天井で反射することで、部屋全体を均一に暖めることができる仕組みのことです。
そのため、床にラグを敷いてしまうことで熱伝導率が悪くなってしまい、うまく部屋を暖めることができなくなってしまうからなんです。
基本ラグは必要ないが敷くことでメリットもある
床暖房の性能や効率を考えるとラグは必要ないのですが、部屋の環境や家族構成によってはラグを必要に感じる人も多いと思います。
- 床の傷を防げる
- 防音効果が期待できる
- 床に寝転んでくつろげる
- 子供がいる家庭では転倒時のクッション代わりになる
- 小さい子の低温やけどを防ぐことができる
床暖房の上にラグを敷くことは推奨されていませんが、ラグを敷くことでこんなにもメリットがありますよね‼︎
我が家も入居当時はラグを敷いていなかったのですが今はラグのおかげでゴロゴロ寝転がることができています。
ラグを敷いた方が暖かい床でくつろぐことができそうだな…
子どもが転んだときに硬い床だと心配だから、ラグを敷きたいんだけど…
そう考えるあなたのために、床暖房のある部屋にラグを敷く方法をお教えします♪
床暖房非対応のラグはだめ‼︎ 理由は3つ
床暖房に対応していないラグはだめですが、床暖房に対応したラグを敷けば大丈夫です‼︎
しかし、床暖房に対応していないラグを敷いてしまうとこんな恐れが…。
- 床材を傷めてしまう
- ラグが傷んでしまう
- 暖房効率が悪くなり余計なコストがかかる
なぜ床暖房に対応していないラグを敷いてはだめなのかを詳しく解説しますね。
床材を傷めてしまう
床暖房非対応のラグを敷くことで床材とラグの間に熱や湿気がこもってしまいます。
そのため、床材にカビが生えてしまう可能性があります。
また、フローリングの場合熱がこもることで膨張して変形や変色する恐れがあります。
定期的にラグを上げて床材を乾燥させてあげたり、ラグを敷きっぱなしにしたりしないようにしないといけません。
でも、一度敷いたラグを定期的にあげるのはとても面倒ですよね…
床暖房に対応したラグを敷くことでそんな面倒な手間もなくなります‼︎
ラグを傷めてしまう
床暖房非対応のラグだと床暖房の熱でラグが傷んでしまいラグがだめになってします。
耐熱加工がされていないものや、熱に弱い素材には注意が必要です。
ラグの裏についているゴム製の滑り止めは特に熱に弱く溶けやすい性質なので、床暖房には向いていません。
また、ラグの裏側にはラグの生地を固めるための接着剤を使用しているものも多く接着剤が床暖房で暖まることで接着効果がなくなってしまうんです。
床暖房対応のラグを敷くことでラグが傷んでしまう心配は無くなります♪
暖房効率が悪くなる
床から空間を暖めるので床には何も敷かない方が暖房効率はいいんです。
床暖房は床からの輻射熱と熱伝導でお部屋全体をじんわりと暖めてくれます。
もし床暖房の床に床暖房非対応のラグを敷いてしまうとラグが熱を遮ってしまうため、うまく床から放熱できず部屋の中が暖まりにくくなってしまいます。
結果的に暖かさを感じづらくなり設定温度を上げることにつながり、余計なコストがかかってしまう可能性があります。
効率よくお部屋を暖めるためにも床暖房に対応したラグを敷きましょう。
床暖房に対応したラグを選べば心配ないんだね‼︎
床暖房対応ラグを選ぶときのおすすめポイントをご紹介
床暖房の上に敷くおすすめのラグは、”通気性があり熱に強い素材の物” です。
購入するときには必ず「床暖房・ホットカーペット対応」と表記されているかを確認してください。
- 裏面にゴムやプラスチックを使用せず耐熱加工されたもの
- 通気性のあるもの
- 防ダニや抗菌加工のされたものは清潔に保てる
- 電気式は厚み1cm前後の物、温水式は薄めのラグを選ぶ
- ウール素材は長時間暖かさを保てる
- アルミ基布が塗布されているラグは熱伝導率がいい
床暖房に対応したラグを選ぶときのポイントを詳しく解説します。
耐熱加工されたものを選ぶ
「床暖房・ホットカーペット対応」と表示されているラグを使用してください。
ラグの裏面にラテックスというゴムやプラスチックでできた接着剤を使用しているものがあります。
接着剤でラグのパイル(毛足)が抜けないようにしてあるのですが、この接着剤のせいで通気性が悪くなってしまいます。
さらに、熱と反応して接着剤が溶けてしまう恐れがあります。
裏面に滑り止め加工のしてある物も滑り止めの素材によっては熱で溶けてしまう場合があるので注意が必要です。
通気性のあるもの
床暖房からの熱をうまく室内へ放熱するために、通気性のあるラグがおすすめです。
- ラグの裏面に接着剤の使用がないもの
- 滑り止めの加工のないもの
- ラグ自体が薄手のもの
このようなラグが通気性のいいラグの特徴ですので、ラグを選ぶ時には確認してみてくださいね♪
通気性のいいラグを敷くことで熱や湿気のこもりを抑制することができ、フローリングのカビや変形・変色を防ぐことにも繋がります。
防ダニや抗菌加工のされた洗えるラグ
防ダニ・抗菌加工のされた洗えるラグなら清潔に保つことができます。
ラグには埃や髪の毛が付着しやすいですよね。掃除機やコロコロを使っても取りきれない汚れがついてしまうことも。
埃の付着はダニ発生の原因に…。そんなラグの上ではくつろぎたくないですよね…。
抗菌・防ダニ加工が施してあるラグであれば小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使用することができますね♪
洗濯機で洗えるラグというものも多く販売されています。
自宅の洗濯機やコインランドリーでお洗濯できるラグは、食べこぼしや飲み物をこぼした時などにも洗うことができるのでおすすめです。
床暖房の種類でラグの厚みを選ぶ
厚みが1cm前後の物が、電気式の床暖房との併用におすすめの厚さです。
床暖房が温水式の場合はなるべく薄めのラグを選びましょう。
床暖房には種類があり、”電気式”と”温水式”の二つに分けられます。
- 電気式・・・電気ヒーターで温める。熱がこもりやすく切ると冷めやすい。
- 温水式・・・温水を循環させて効率よく暖めます。熱はこもりにくく切っても暖かい。
温水式は設定温度が低いので厚いラグを敷くと、ラグの表面まで暖まりにくくなります。
電気式ではラグが厚すぎると熱伝導が悪くなり暖まりにくくなりますが、逆に薄すぎる素材は熱を感じやすく長時間座っていると暑く感じることも…
自宅の床暖房の種類を確認して、ラグの厚みを決めてくださいね。
ウール素材は暖かく保てるのでおすすめ
熱を長く保ってくれるウールがおすすめです。保温性が高く床暖房を切った後も暖かさが長く続きます。
毛足が長く生地のしっかりとしたラグは手触りが良く冬場は特に気持ちがいいのですが、床暖房との併用にはおすすめできません。
生地が分厚すぎることで床暖房の熱を感じにくくなってしまうんです。
ラグにはシルクやウール、ポリエステルと様々な生地でできた床暖房対応のラグが販売されています。
床暖房はエアコンに比べて電気代が高くなりがちですよね…
電気代を抑えるためにある程度暖まったらスイッチを切ってしまう方も多いのではないでしょうか?
ウールで出来たラグであればスイッチを切った後もラグが暖かいのでラグの上で快適に過ごすことができ、電気代の節約にもなりそうですね♪
また、ウールは湿度を調湿してくれる効果があるので床材との間に湿気が溜まりにくく、床材の変形・変色を防ぐことができます。
ウールには保温性もあるので優しくじんわりとした熱を伝えてくれ、小さなお子さんがラグに寝転んでも心地の良い温度を保ってくれますよ♪
アルミ基布が塗布されているものがおすすめ
床暖房の熱を素早く全体に広げることができる、アルミ基布の加工が施されたラグがおすすめです。
アルミ基布が塗布されたラグ=床暖房の熱を通しやすく暖かくなりやすいラグ
”アルミ基布”とは、ラグの内側にアルミやメタル素材でできた布のことで、ラグの内側に入れることで熱伝導率を上げることができる特徴を持った素材です。
冬場は表面まで素早く床暖房の熱を伝えてくれ、逆に夏場は冷房の冷たさを表面まで通してくれるのでオールシーズン使用できますよ!
床暖房対応のラグですが、裏面にはしっかりと滑り止め加工がされています。
子供がラグの上で走り回ってもズレにくく、ラグの周囲は”ヘム加工”が施されているのでほつれや破れの心配がありません。
フローリングの上でも滑りにくいので小さな子供がいても安心して使用できますよ♪
まとめ
- 床暖房にはラグは必要ないとされていて、メーカーではラグの使用は注意喚起されている
- 床暖房は床からの輻射熱や熱伝導で部屋全体を暖めるので床にラグを敷くことは推奨されていない
- 床暖房に対応していないラグは敷いてはいけない
- 対応していないラグを敷くことで床材が傷み、フローリングの変形や変色につながる恐れがある
- 床暖房の熱でラグについている滑り止めやパイルを留めている接着剤が溶けてしまう
- 何も床に敷かない方が床暖房の熱を放熱しやすく、ラグを敷くことで余計なコストがかかる可能性がある
- ラグが必要なら床暖房に対応したラグを使用する
- ラグを敷くと床でくつろいだり、子供の転倒時のクッション代わりになったり、防音効果が期待できる
- 床暖房には、耐熱加工された物・通気性のいい物・防ダニ加工された物・抗菌加工された物を選ぶと床材やラグを傷めず清潔に使用できる
- ウール素材の物・厚さ1cm前後の物・アルミ基布が塗布されたラグは暖かさを感じやすくさらに快適に過ごせる
ソファや椅子だけでなく床でゴロゴロとくつろぐ時間もいいですよね♪
床でゆっくりくつろぐにはラグは必要不可欠です‼︎ ふかふかなラグの上で寝転がるのは気持ちいいですよね〜。
でも、ラグを敷くことでせっかくの床暖房の性能を妨げているかも…?
ラグを敷くことのメリットやデメリットを理解し、床暖房に適したお好きなデザインや素材のラグをお家に敷いてさらに快適なおうち時間を手に入れてください♪
”ノンホルム製法”で作られているラグは、接着剤を使用せずシックハウス症候群の原因になる有害物質を含まないので小さな子供がいる家庭におすすめ‼︎
接着剤不使用なので、イヤな匂いがすることもなくアレルギー体質の方も安心して使用できますよ。
毎日肌に触れるものだからこそ体への影響が少ないものを選びたいですね♪
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