ドラム式洗濯機で洗えないものってあるの?
ラグやマットを洗ってもいいのかな?
繊細な衣服や撥水加工のあるもの、綿やスポンジの入ったもの、ラグやカーペットはドラム式洗濯機で洗えません‼︎
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機と違い”たたき洗い”という洗い方をするため、洗えないものがたくさんあるんです。
正しく使用しないと故障の原因になり、高価なドラム式洗濯機の買い直しや修理をすることになってしまいます。
この記事では、ドラム式洗濯機では洗えないものを詳しくご紹介しています。ドラム式洗濯機では洗えないラグやマットのお手入れ方法についても解説していますよ♪
洗えないものを知ることで今使っているドラム式洗濯機を長く使用でき、さらに衣服やラグ、マットのお手入れ方法を知ることで清潔に保つことができますよ。
ドラム式洗濯機で洗えないものを解説
繊細な衣服や吸水性の高いもの、撥水加工をしてあるものなどドラム式洗濯機では洗えないものがたくさんあります。
- 革製品、毛皮製品
- 絹、レーヨン、キュプラ製品
- 座布団、クッション、枕など綿やスポンジの入ったもの
- 防水加工のある衣服、シーツ(レインコートなど)
- 硬い芯材が入った帽子(野球帽など)
- ネクタイ、スーツ、コート
- マット、ラグ、カーペット
ドラム式洗濯機は”たたき洗い”という方法で洗濯しています。そのため、縦型洗濯機に比べて洗えないものが多くあるんです。
絹やレーヨン、スーツ、ネクタイなどの繊細な衣服を無理に洗うと生地や衣服が傷んでしまう可能性があります。
他にもマットやラグ、クッションなどの水分を含むと重たくなってしまうものは、洗濯機内で片寄りが起きてしまい洗濯機の故障に繋がってしまうんです。
ドラム式洗濯機で洗えないものについて、詳しく解説しますね。
革製品、毛皮製品
革製品や毛皮製品は、洗濯表示に洗濯OKと記載してある製品はほとんど見たことありませんよね。洗濯機で洗ってしまうと、形崩れしてしまうのが理由です。
専門のクリーニング会社に依頼するのがオススメです。
絹、レーヨン、キュプラ製品
絹、レーヨン、キュプラ製品を洗濯機で洗ってしまうと形崩れの原因に。変色する恐れもあるので、クリーニング会社を利用しましょう。
座布団、クッション、枕、ぬいぐるみなど
座布団やクッション、ぬいぐるみなどの大量の綿やスポンジが入った物を洗うと、洗濯機の中で片寄りが起きうまく脱水できず故障の原因に。
水を含んで重たくなった物を、ドラムで無理に回そうとするので洗濯機に負荷がかかってしまうんです。
洗濯すると生地も傷んでしまうので、洗濯は避けた方が良さそうですね。
防水加工のある衣服、シーツなど
レインコートや防水シーツもドラム式洗濯機での洗濯はNGです。撥水加工のせいでうまく脱水できないのが理由です。
私は娘のお昼寝布団につけている防水シーツを自宅のドラム式洗濯機で洗っていました…。
お昼寝布団のシーツやタオルケットと一緒に洗っているのですが、確かに防水シーツだけ脱水出来ていなく水が滴り落ちてきます。
硬い芯材が入った帽子
硬い芯材が入った帽子で代表的なのは野球帽ですね。芯材が洗濯機を傷めてしまうことや、逆に帽子が傷んでしまうことがあります。
知り合いの野球少年は練習が終わるたびに、帽子を天日干し&除菌スプレーをしていました。洗濯機で洗えないからだったんですね…。
ネクタイ、スーツ、コート
ネクタイやスーツ、コートなどもドラム式洗濯機で洗濯すると、形が崩れてしまいます。クリーニングに出しているご家庭も多いのではないでしょうか?
今は洗濯機で洗えるスーツも発売されていますので、一度お持ちのスーツの洗濯表示タグを見てみてください。
マット、ラグ、カーペット
バスマット、キッチンマット、トイレマット、玄関マットなどのマット類はドラム式洗濯機での洗濯はNGです‼︎ カーペットやラグなど大型の敷物も洗濯機では洗えません。
裏にゴムや滑り止めがついているもの、厚手のもの、毛足の長いものは特に注意です。
無理にドラム式洗濯機で洗おうとすると、水分を含み重たくなった洗濯物がドラム内で片寄ることで故障の原因になり洗濯物も傷んでしまいます。
私は知らずに洗っていました…洗ってはいけないことを知ってからお手入れが面倒になりマット類は全て破棄しました。
現在リビングにはラグが敷いてありますが、購入して半年一度もお手入れしたことがありません…。
ドラム式洗濯機でラグは洗えない!お手入れ方法3つ
最近は洗えるラグというものが多く売られていますが、どんなラグでもドラム式洗濯機では洗えないんです‼︎
水を含んで重たくなったラグをドラム内で持ち上げて洗おうとする事で、ドラム式洗濯機の故障に繋がってしまうからです。
我が家はドラム式洗濯機だけど、洗えないならどうやってラグのお手入れをしたらいいの?
まずは、お持ちのラグの洗濯表示タグを見てみましょう。”洗濯機で洗えるもの” ”手洗いできるもの” ”洗濯機で洗えないもの”があります。
洗濯機で洗えないラグは雑巾で拭く、掃除機やコロコロをするなどのお手入れ方法があります。 そして、洗濯機や手洗いOKなラグのお手入れ方法は3つ‼︎
- 汚れたところを部分洗い
- 浴槽で洗う
- コインランドリーで洗う
お手入れ方法を一つずつご紹介します。
汚れた所を部分洗いする
- タライや大きめのバケツに汚れている部分を浸す
- 水の中に少量の洗剤を入れもみ洗いをする
- 風通しや日当たりのいい所でよく乾かす
洗剤はおしゃれ着洗剤を使用しましょう♪ 天日干しをする際に、変色が気になる場合は裏返しで干すのがオススメです。
浴槽で洗う
- 掃除機や粘着式のコロコロを使ってラグについているゴミを取り除く
- 浴槽にラグが浸かるくらいのぬるま湯を張り、洗剤を入れる
- ラグをお湯の中にしっかり入れ、足で踏み洗いをする
- ぬるま湯を何度か入れ替え踏み洗いをし、すすぎを行う(2、3回繰り返す)
- すすぎができたら、浴槽の縁にラグを掛けて1、2時間ほど脱水する
- 風通しのいい所に干す(物干し竿にかける場合は2本の竿にM字になるようにかけると乾きやすいです)
洗剤はおしゃれ着洗剤を使用し、天日干しでの変色が気になる場合は裏返して干してくださいね♪
コインランドリーで洗う
- ドラム洗浄ボタンを押して洗浄する(ドラム内を綺麗にしてから洗濯しましょう)
- 屏風たたみにして洗濯ネットに入れて洗う(屏風たたみにすると満遍なく洗えます)
- 乾燥中に一度裏返すと乾きが早い
ラグによっては乾燥できないものがあるので、洗濯表示タグを確認してから洗濯してください♪
使用する洗濯機のサイズによりますが、洗濯〜乾燥までなら1500円前後、洗濯のみだと1000円前後で洗うことができます。
天気が良く気温の高い夏場なら自宅で洗濯をして乾かすことができそうですが、梅雨や冬の時期などはコインランドリーで洗う方が手軽かもしれないですね。
このお値段でラグが綺麗になるならコスパがいいかも♪
ドラム式洗濯機でマット類は洗えない!お手入れや対策
ラグと同じで、マット類もドラム式洗濯機で洗えないんです。水を含むと重たくなり洗濯機内で片寄りが起き故障の原因に繋がってしまいます。
- 厚手のもの
- 毛足の長いもの
- 裏側に滑り止めのウレタンやゴムがついているもの
- 大型のもの
特にドラム式洗濯機で洗えないマットはこの4つです。重量のあるものは洗濯機に負担がかかりますね。
キッチンマット、玄関マット、トイレマット…とマットにも種類がたくさんありますが水回りなどは汚れやすいので頻繁に洗い清潔に保ちたいですよね。
そう考えるあなたのために、マット類の洗い方やお手入れ方法、清潔に保つための対策をお教えします‼︎
拭けるタイプのマットを使う
PVC素材で作られているマットは、汚れを吸収することなく弾いてくれるのでサッと拭くだけでお手入れができます。
PVC素材とは、”ポリ塩化ビニル”のことでプールバックや長靴に使われている、水や汚れに強い素材のことです。
ドラム式洗濯機で洗えないのなら、洗わなくても良いものを使用しましょう‼︎
キッチンやトイレなどの水回りでは特に活躍してくれそうですね♪
浴槽で洗う
ラグと同じように浴槽で踏み洗いをしましょう。手順はラグの時とほとんど同じですが、改めてご説明しますね。
- 掃除機やコロコロでゴミを取り除く
- 浴槽にぬるま湯を張り、マットと洗剤を入れる
- 足で踏んで、踏み洗いをする
- ぬるま湯を何度か入れ替えて、すすぎを行う(2〜3回ほど)
- すすぎができたら、マットを浴槽の淵にかけて脱水を行う
- ある程度脱水できたら、風通しの良い所や日当たりのいい所にかけて乾燥させる
この方法だと夏場は乾きやすいですが、冬場だと簡単に洗うのは難しそうですね…。
コインランドリーで洗う
複数枚同時に洗う場合は、まとめてコインランドリーに持っていくのも一つの手段です。
洗濯から乾燥までを自動で行ってくれるので、自分で洗う手間を減らせる上に天気を気にせず洗濯することができますね。
乾燥ができないマットもありますので、洗濯表示をよく確認してから洗濯をおこなって下さい。
自己責任でドラム式洗濯機を使って洗濯する
どのメーカーもドラム式洗濯機でのマット類の洗濯はNGとしていますが、自己責任で洗うのも方法の一つです。
他の衣服のように洗うのではなく、なるべく洗濯機に負担がかからないよう洗濯する方法をまとめました。
使用している洗濯機のメーカー、マットの種類などで故障する可能性もあります。洗う際には必ず側について洗濯機から異音がした場合はすぐに一時停止を押してください。
洗濯機内で片寄りが起きた場合は、一度止めて洗濯物を広げてから再度運転ボタンを押して下さい。
必ず目の細かい洗濯ネットに入れる
複数のマットを洗濯ネットにまとめて入れるのではなく、一つずつネットに入れて洗濯しましょう。
複数のマットを同時に洗うことで洗濯中の片寄りを防ぐことができます。
また、洗濯ネットに入れることでマットやドラム式洗濯機が傷んでしまうことも防げます。
単独洗いは避ける
マット1枚だけで洗ってしまうと片寄りが起きエラー表示が出てしまうので、複数枚同時に洗濯するかバスタオルなどを一緒に洗濯し片寄りを防ぎましょう。
あまりたくさん入れすぎると重量オーバーでエラーが起きてしまう可能性があるので、その時には枚数を減らして再開してください。
弱いコースで洗う
水流が弱めのコースで洗うことで、マットの滑り止めやクッションが傷んでしまうことを防止できます。
メーカーによって異なりますが、”手洗いコース” ”おしゃれ着コース” ”ソフトコース” ”ドライコース”などがあるので、自宅の洗濯機をよく確認して使用してくださいね。
乾燥機はNG
乾燥することで滑り止めやスポンジが剥がれ落ち、溶けてしまう可能性があるのでなるべく乾燥は避けましょう。
まとめ
- ドラム式洗濯機は”たたき洗い”という洗い方をするため洗えないものが多くある
- 革製品、毛皮製品、絹、レーヨン、キュプラ製品、ネクタイ、スーツ、コート、硬い芯材が入った帽子はドラム式洗濯機で洗うと、生地が傷んでしまうので洗えない
- 綿やスポンジが入った座布団やクッション、防水加工を施してあるもの、マット、ラグ、カーペットなどを洗うと洗濯機の故障に繋がるので洗えない
- 洗えるラグのお手入れには”部分洗い”や”浴槽での踏み洗い” ”コインランドリーで洗う”などの方法がある
- 洗えないラグは雑巾で拭き、掃除機やコロコロを使ってお手入れする
- トイレマット、キッチンマット、玄関マットなどもドラム式洗濯機では洗えないものがある
- 厚手のもの、毛足の長いもの、滑り止めのついているもの、大型のものは特に注意が必要
- マット類を清潔に保つためには、PVC素材の防水タイプのマットを使用する、浴槽での踏み洗い、コインランドリーで洗う、自己責任でドラム式洗濯機を使って洗う方法がある
- ドラム式洗濯機でマット類を洗う場合は、単独洗いを避け洗濯ネットに入れて弱いコースで洗う事で洗濯機への負担をなるべく減らし、乾燥は避ける
繊細な衣服や水分を含むと重たくなるものはドラム式洗濯機では洗えないということを頭に入れ、大切な衣服や高価なドラム式洗濯機を長く大切に使用してくださいね♪
マットやラグなどはドラム式洗濯機でのお手入れが難しいですがコインランドリーなども利用しながら、各ご家庭にあったお手入れ方法を知り清潔に保てるといいですね。
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