ご飯作りをされる主婦(夫)の皆さん、毎日お疲れ様です。
皆さんは玉ねぎをよく使いますか?一年通して手に入る玉ねぎは料理に使いやすいですよね。
炒め物や煮物、みじん切りにしてハンバーグの具、スライスしてサラダにできるなど万能で、主婦の私はよく使用します。
使い勝手のいい玉ねぎですが、切り方によっては涙が出てしまうことはありませんか?
涙が出て目が痛いまま、耐えて包丁を握っていつも通りの切り方をしていませんか?
玉ねぎを事前に冷蔵庫で冷やす、電子レンジで温めるなどの簡単な作業をするだけで、涙が出づらくなります。
もう辛い思いをしながら玉ねぎを切るのはやめましょう。
こちらの記事を読んでほんの少し切り方を工夫するだけで、快適にお料理ができるようになりますよ。
玉ねぎの切り方で涙を予防する方法7選!
玉ねぎを切るときに、涙が出ないようにする切り方を8つご紹介します。
- 冷蔵庫で冷やす
- 電子レンジで温める
- 換気扇の下で切る
- 水に浸けながら切る
- 割り箸を口に咥えて切る
- 口を開けたまま切る
- 冷蔵保存のススメ(時期による)
それぞれの切り方について、順番に詳しく解説します。
冷蔵庫で冷やす
切る前に玉ねぎを冷やします。皮をむいてから乾燥しないようラップを巻いて「冷蔵室」に入れます。
(冷蔵庫の野菜室より冷蔵室の方が室内温度が低いため)
涙が出る原因である硫化アリルという成分は揮発性なので、30分ほど冷やすことで気化が抑えられます。
急ぎの場合は冷凍庫でも大丈夫です。空気に触れると成分が出てくるので切る直前に取り出しましょう。
特に、サラダなど生で食べるときに有効な方法です。
ちなみに、包丁自体を冷やしても効果がありますよ。
電子レンジで温める
皮をむく前に玉ねぎの上下を切り落とし、皮の部分に一箇所切り目を縦に入れ加熱をします。
切り込みを入れた部分から皮をめくって、包丁で切ると涙が出ないという方法です。
ただ、効果には個人差があります。私が実際にやったときは、少し涙が出てしまいました。
レンジの中で温まるときに成分が出ていくので、その後から玉ねぎを切っても涙が出にくいということなんですが…普通に切るよりはいいかな、という印象です。
温めた効果で皮がむきやすかったのはよかったです。
玉ねぎの皮を剥いた後でも、ラップをして温めれば同じ効果が得られます。
炒める前にレンジで熱を通しておくことで、炒めただけの場合より2倍も甘さが増します。
炒め物にほんの一手間かけることで、より美味しくなりますね。
換気扇の下で切る
換気扇の下で玉ねぎを切ることで、硫化アリルを強制的に外に追い出す方法になります。
プロの料理人もしている切り方だそうなので、なおさら効果がありそうですよね。
換気扇の位置が遠い方は、扇風機を弱めにして回すのも有効です。
水に浸しながら切る
涙の原因である硫化アリルは水に溶ける特徴があります。細かく切る前に10分程度水に浸けることで、硫化アリルの発生を抑えましょう。
みじん切りは水の中でバラバラになるので難しいですが、くし切り、輪切り、半月切りなどの切り方であれば効果があります。
水に当てながら切る、水の張った中で切ることも同等の効果が期待できます。
水に浸すと刺激が弱まりますが、血液をサラサラにする有効成分も流れ出てしまいます。
10分程度が目安です。つけすぎないようにしましょう。
割り箸を口に咥えながら切る
割り箸を口に咥えながら切ることで、唾液の分泌が涙より優先されるので、涙が出にくいということのようです。
それを見た家族にびっくりされそうですね。見た目が気にならないならやってもいいかもしれません。
口を開けながら切る
鼻で息をせずに、口呼吸をすれば涙が出ないという荒技になります。
道具を使う必要がないので、いつでも手軽にできますね。
冷蔵保存のススメ(時期による)
玉ねぎは常温保存ができますが、冷蔵保存をオススメします。
特に5月から秋口にかけての気温の高い時期は、玉ねぎから芽が出やすいです。
味が落ちてしまう前に、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
皮をむく前なら、新聞紙などに包んでビニール袋に入れます。
皮をむいた後なら、ラップでピッタリと包んでください。
十分に冷やすことで硫化アリルの気化を抑えましょう。
玉ねぎの切り方だけでなく包丁の切れ味も大事!
玉ねぎを切るときに涙が出ないようにするためには、切り方だけでなく包丁の切れ味も大切です。
玉ねぎの切り方はわかったけれど、うちの包丁は古いから玉ねぎがうまく切れないなぁ。
切れ味のいい包丁を使うと玉ねぎの細胞を壊さずに切れるので、硫化アリルが空気中に出るのを防ぎ、涙が出づらくなります。
手軽に包丁の切れ味を良くする方法や、より涙が出づらくなる切り方をご紹介します。
シャープナーやアルミホイルで包丁の切れ味を良くする
切る前に包丁を研いで、切れ味を良くしておきましょう。家庭用のシャープナーがあると簡単に切れ味が良くなります。
シャープナーがない人は、アルミホイルで代用してみてください。
アルミホイルをくしゃくしゃにして刃を擦るだけで簡単です。
切れ味がよくなると、余計な力を入れなくていいので怪我のリスクが減ります。
すぐに切り終わるので短時間作業となり、効率もいいですね。
それに、食材の水分や旨味を逃しにくくなるので、美味しく食べられるのもいい点です。
余計な力を入れずに滑らせるように手早く切る
玉ねぎに限らず野菜を切るときには、余計な力を入れずに滑らせるように切りましょう。
力を入れ過ぎてしまうと玉ねぎの細胞が壊れやすいので、包丁の刃を滑らせるようにするのがポイントです。
切れ味の良い包丁なら手早く切ることができるので、時短にもなりますし、涙が出る前に切り終えることもできるかもしれませんね。
ぜひ切れ味の良い包丁を使って、効率よく玉ねぎを切ってみてください。
玉ねぎの切り方によって涙が出る原因は硫化リアル!
そもそも玉ねぎを切ると涙が出るのはどうしてだろう?切り方だけでなく原因も知りたい!
玉ねぎに含まれている「硫化アリル」という成分が原因で涙が出てしまうのです。
包丁を入れることで玉ねぎの細胞が壊れ、硫化アリルが空気中に拡散されます。
それが目や鼻の粘膜に入り、涙や鼻水が出るという症状を引き起こすのだそうです。
「涙が出るから玉ねぎは苦手…」「空気中じゃ目に見えないし対策できないよ」そう感じる方が多いでしょう。
しかし原因を知って、涙が出ない切り方をすることで、玉ねぎの下ごしらえが苦ではなくなりますよ。
先ほどご紹介した玉ねぎを切る前にやっておくこと、切り方のポイントを押さえて、楽しく下ごしらえをしていきましょう。
まとめ
- 玉ねぎの切り方を工夫するだけで、涙が出づらくなる
- 玉ねぎを生で食べる場合、冷蔵庫で30分ほど冷やす
- 炒め物などの調理をする場合、電子レンジで温める
- 包丁は切れ味のいいものを使い、力を入れない切り方を意識して切る
- 換気扇の下で切る
- 水に浸しながら切る
- 割り箸を咥えたり、口呼吸をするなど工夫してみる
- 涙が出る原因は、玉ねぎに含まれている「硫化アリル」という成分
これらの切り方を実践すると、玉ねぎを切る時に涙が出ることはなくなるでしょう。
涙が出なくなると、きっと玉ねぎ料理がより楽しくなりますよ。ぜひ試してみてください。
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