中学生にスマホルールの契約書は必要!理由やテンプレートを紹介

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あなたは中学生のお子さんとスマホルールを決めていますか?

スマホを渡す前にスマホルールの契約書を交わすことをおすすめします。

わざわざ契約書にする必要あるの?

スマホルールを契約書にすることで、大人として認めていることを伝えるきっかけになりますよ。また親と子の認識にズレがなくなります。

中学生なので、スマホを渡そうかと考える家庭も多いでしょう。

もし、スマホルールの契約書を交わさずに渡してしまうと、中学生でもスマホ依存や間違えたインターネットの使い方をし、加害者にも被害者にもなる可能性があります。

この記事を読めば、スマホを持つメリットデメリットを理解して、スマホルールの契約書を作成することができます!

また、親の私たちもスマホとの関わり方を見直すきっかけにもなりますよ。

スマホルールが載っている参考書ないかな~と探しているあなた!

『こども六法』の著者・山崎総一郎さんが書かれた本がありますよ。

インターネットを自由に使いこなせるよう、必要な心がけをまとめてあるので、おすすめです。

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目次

中学生スとマホルールの契約書を交わそう!理由を解説

子供にスマホを渡すときに、スマホルールを決めた「契約書」を交わすことをおすすめします。

スマホルールの契約書を交わすおすすめの理由は、3つあります。

  • 子供を大人として認めているよと伝えるきっかけになる
  • 親と子供のスマホルールのズレをなくすことができる
  • インターネットをうまく使いこなす能力を教えられる

私には中学生の娘がいます。小学生4年生のときに、習い事で連絡が取れるようにとスマホを渡しました。

しかし私のまわりでは、小学生の頃はキッズ携帯を持たせて、中学生からスマホに切り替えるという家庭が多かったですね。

スマホを持たせるタイミングは、小学校卒業祝いや中学入学祝いに渡す家庭が多いようですよ。

娘も小学校卒業後、スマホ保有率が一気に上がり、いろいろなLINEグループができて、とてもうれしそうでした。

写真を共有したり、おもしろ動画のURLを共有したり。中には良し悪しが分からず、チェーンメールのようなものを回す子も。

このように、気軽にインターネットの情報を入手したり、世界中の人とつながったりできるので、思いもよらないところで事件に巻き込まれたり、加害者になったりする危険性があります。

スマホルールの契約書を作ことで、正しい使い方を学び、取り返しのつかない出来事を防ぐこともできます。

まずは契約書を交わす理由とスマホを持つメリットデメリットを理解し、スマホルールの内容を考えていきましょう。

子供を大人として認めているよと伝えるきっかけになる

契約書を交わす行為が、大人と認めているとよと伝えるきっかけになります。

私たち大人も、契約書を交わすと、責任感と緊張感が出ますよね。

大人が仕事などで使用している契約書を中学生が交わす。考えただけで、子供は大人扱いをされた気分になりそうです!

もちろん、まだまだ親の監視が必要ですが、大事なスマホを渡すということは、それだけ子供を信用している証拠ですよね。

親に大人として認めてもらえるのは、とてもうれしいと思いますよ。

親と子供のスマホルールのズレをなくすことができる

口約束だと親と子供の間で、スマホルールのズレが起きやすくなります。

スマホルールを決めた親はしっかりと内容を覚えているのに、子供は「そうだっけ?知らない」と記憶に差がでてしまいます。

想像しただけで分かります。「言った」「言わない」論争…

また、契約書を交わすということは、お互い合意している証明になりますよね。

無駄な口げんかを減らすためにも、契約書は必須です!

インターネットをうまく使いこなす能力を教えられる

インターネットをうまく使いこなす能力「ネットリテラシー」を教える機会になります。

今は情報があふれている時代です。大人もそうですが、子供が自分で情報の取捨選択をするには、かなり難しいのが現実です。

すでに小学校ではパソコンを生徒一人に一台貸与し、授業に組み込まれていますね。

そのため、子供はパソコン操作やインターネットに抵抗がありません。

世界中の人と簡単につながれる便利なツールなだけに、使い方や情報をどう受けとり、どう発信するかを学ぶ必要があります。

スマホを渡す前に、親もネットリテラシーを学び子供に伝える役割があるという意識が必要です。

今回この記事を書くにあたり、私の家のスマホルールを見直しました。

単に「これはOK、これはNG!」という形でルールを作成しており、「ネットリテラシーを教える機会」はなかったことに気が付きました。

なぜ、NGとしているのか、理由を伝えることが一番大事だと感じました。

  • 仲のいい友達だけに送った自分の秘密を、友達がおもしろ半分でスクショして拡散したらどうなるか
  • ウソの情報を本当だと思って、コメントを残したら相手はどう思うのか

ほんの遊び心や軽い気持ちが、今後の人生を狂わすものになる可能性があること。

親として、子供を守るためにしっかりと教える機会にしてくださいね。

では、そもそも中学生がスマホをもつメリットデメリットとは何でしょうか?簡単にご紹介します。

中学生がスマホを持つメリット3つ

中学生がスマホを持つメリットは、以下のことが考えられます。

メリット
  • 家族や友達と手軽に連絡がとれる
  • どこにいるか位置を確認できる
  • 防犯対策になる

一番のメリットは連絡手段が手に入ることですよね!

行動範囲が広がり、家族と一緒に過ごす時間が少しずつ減ってきます。

中学生になると友達と遊びに行ったり、塾で帰りが遅くなったりすることもあるでしょう。スマホがあれば、いつでも連絡がとれます。

また、スマホのGPSをONにしていれば、子供がどこにいるのか確認ができますよ。もし危険な目に合いそうなときでも、連絡ツールがあれば子供の安否が確認できます。

中学生がスマホを持つデメリット3つ

スマホはとても便利ですが、親にとっては心配なデメリットもあります。

デメリット
  • スマホ依存
  • SNSなどで知らない人と交流
  • アプリやゲームの無断課金

2021年に東京都が発表した「家庭における青少年スマートフォン等の利用等に関する調査」で、上記のデメリットのものがコロナ禍でトラブルが増えたという結果が出ています。

やはり一番怖いのが、スマホ依存ですよね。スマホ依存は体調不良や健康障害を引き起こすと言われています。

ネット・スマホ・ゲーム依存は睡眠不足になりやすく、昼夜逆転し成績低下や不登校の原因にもなります。

また、先述したように、子供はインターネットに対する抵抗も低いですし、操作もできることを忘れないでください。

情報さえ知ってしまえば、知らない人とつながる可能性は十分にあります。

もし相手が悪意を持って近づいてきたら、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。そこで個人情報がもれる危険性もあります

さらに、有害なサイトやアプリをダウンロードしたり、無断でゲーム課金して高額な請求をされたりする例もあります。

以上のように、スマホを持つと大きなデメリットもあります。子供の身を守るためにも、スマホルール契約書の必要性をご理解いただけたのではないでしょうか。

中学生のスマホルール7か条を紹介!

中学生に契約書を作成する上で、押さえておきたいスマホルール7か条をご紹介します。

中学生のスマホルール7か条
  1. 所有権は親にある
  2. 使用時間を守る
  3. 使用目的と使用のマナー
  4. 使用できる場所
  5. 料金の支払いについて
  6. 守れなかった場合の罰則
  7. 困ったことは親にすぐ相談

スマホを渡すと、「スマホばっかり見ている。こんなはずじゃなかった…」と思わないように、事前にスマホルールについて、親子で話し合うことが大事です。

忘れないようにリビングなど目につくところに貼っておくのもいいですよ!

せっかくスマホルールの契約書を結んだのに、内容を忘れては意味がありませんよね。

また、子供を注意するときに、契約書を見せるだけで抜群の効果が発揮されます♪

スマホデビューの中学生には契約書も一緒にプレゼントしましょうね!

第1条、所有権は親にある

スマホは、親から借りているものと意識つけましょう。

ルールを守って使っている間は貸すけれど、守らなければ取り上げるという正当な理由ができます。

また、親がスマホを貸すということは、子供を信頼している証であり、大人として認めているよと伝えることができますね。

第2条、使用時間を守る

使用する時間を決めることで、スマホ依存を防ぐことができます。

夜中は使用を禁止したり、各アプリの使用時間を設定したりするといいでしょう。

私の家では、塾の帰りが22時過ぎるので、23時~翌朝の6時半までは使用禁止にしています。また、ゲームやYouTubeは各30分までの時間設定をしています。

大人もそうですが、ゲームやYouTubeって気が付けば時間が経っていることありますよね?

中学生ならなおさら夢中になるでしょう。自己管理が難しい場合は、スマホの機種によっては、親が時間設定できるものもあります。調べてみてくださいね。

第3条、使用目的と使用のマナー

使用目的を事前に決めることで、使用制限ができます。また、SNSなどの利用をする場合の使用のマナーを伝えましょう。

私の家では、スマホの利用は家族や友達との連絡、勉強に関わる調べもの、ゲームアプリは3つまでとしています。

ただしアプリは申請方式です。親の承諾を得てダウンロードすることにしています。

また、使用のマナーは、SNSはLINEのみ許可しています。TikTokやInstagramなどは閲覧・投稿ともにNGです。

チェーンメールなど怪しいものは、回ってきても人に送らない、URLを開かないとしています。

たくさんの情報にあふれるインターネット社会。それだけに、何が本当で何がフェイクなのか分かりにくくなっていますね。

フェイクニュースかもしれない情報を信じて、人を責めたり、拡散したりして無実の人を傷つけないよう、判断が出来るまでは、SNSとは距離を置くことにしています。

第4条、使用できる場所

使用できる場所を決めることでスマホから離れる場所を確保できます。

一般的には、親の目が届くリビングのみにする、トイレや自分の部屋には持っていかないなどです。

自分の部屋に持っていくのを許可すると、部屋にこもってずっと触ってしまう!勉強を全然やらない!というお子さんには効果的ですよ。スマホ依存の防止にもなりますね。

私の家では、LINEで友達と情報交換しながら勉強をすることが多いので、自分の部屋に持っていくのは許可しています。

もともと、スマホをどこにでも持っていくタイプではないので、OKとしました。

第5条、料金の支払いについて

料金の支払いについて話し合っておきましょう。基本料金は親、オーバーした分・ゲーム課金は子供が自分で支払うなど、分けておくのをおすすめします。

当たり前ですが、子供はスマホ料金がどのような仕組みになっているか、教えないと知りません。

家では自宅のWi-Fiを利用するので、通信料はかかりませんが、外で使うと通信料がかかりますよね。

私の娘はスマホの本体代のみで利用料がかかることは知りませんでした。

私の家のスマホルールには、料金の支払いを入れていなかったのが原因です。

基本料金を超える使い方をしないし、有料のアプリは不可としているので、項目を省略したのですが、知るためにも含める必要があったなと思いました。

スマホを利用するには料金がかかっていること、どこまで親が払うのかをしっかりと伝えましょう。

第6条、守れなかった場合の罰則

スマホルールを守れなかった場合の罰則をあらかじめ決めましょう。

1日没収するのか、1週間没収するのか、破ったルールの重さで変えてもいいですね。

私の家は、罰則も決めていませんでした…。かなりの痛手です。

スマホを渡して3年経って、スマホ没収の罰則を追加しようとしたら、大ブーイングです。

結局、スマホ没収は認められず、お小遣いを減らすという罰則に落ち着きました。

親が勝手に決めるより、子供も納得したルールで契約するというのも、子供を大人として認めている事にもなりますよね。

第7条、困ったことは親にすぐ相談

大人扱いをするといっても、まだまだスマホを使い始めたばかりなので失敗や迷うこともあるでしょう。

失敗を隠して大きな問題に発展しないように、困ったときはすぐに相談してねと伝えるのも大事です。

親も失敗しますので、子供は失敗して当たり前ですよね。この一文を入れることで、子供はいざというときに相談しやすくなります。

スマホルール7か条はいかがでしたか?どれも大事な要素ですので、取り入れてみてくださいね!

スマホルールの中学生向けテンプレート

スマホルールの契約書を1から作るのは大変そう…

中学生向けのスマホルール契約書のテンプレートを2つご紹介します。

テンプレートがあると便利ですよね♪参考にして、ご家庭用オリジナルの契約書を作成してみてください。

村上臣さんが考案したテンプレート

2019年に父が息子に渡した契約書が本気すぎると話題になったのですが、知っていますか?

インターネットとモバイルのプロフェッショナルの村上臣さんが考案したテンプレートです。かなり本格的な作りになっていて、会社の契約書かと思ってしまいました!

誓約書 兼 スマートフォン貸与契約書のダウンロードはこちら

会社仕様ですが、文の内容は子供にも分かりやすいですよ。大人になった気分になれるテンプレートなので、中学生にも効き目がありそうです。

参考:prebell.so-net.ne.jp/feature/pre_18041901.html

村上さん考案の契約書を簡略化したテンプレート

塾の先生が、村上さんのを参考にして作成したテンプレ―トです。本当に大事なことだけを1枚に収めてあります。

誓約書 兼 スマートフォン貸与契約書簡易版のダウンロードはこちら

中学生にも分かりやすい内容になっているので、相談しながら必要事項を埋められそうです。

参考:https://sakura394.jp/diary/classroom/yami

こちらの本にもスマホルール契約書のテンプレートが載っていますよ!

必要なところにチェックして、時間を記入するだけでオリジナルの契約書が完成します。

カバーについているQRコードをダウンロードしてお使いいただけます。

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まとめ

  • 中学生にスマホルールの契約書があると、大人として認めていると伝えるきっかけになる、親子でスマホルールのズレがなくなる、ネットリテラシーを教える機会になるのでおすすめ
  • 中学生がスマホを持つメリットは、連絡手段の確保、位置確認、防犯対策の3つ
  • デメリットは、スマホ依存、SNSなどで知らない人と交流、アプリやゲームの無断課金の3つ
  • スマホルールの契約書を作ることで、正しい使い方を学び、取り返しのつかない出来事を防ぐこともできる
  • 契約書に書くべき項目は、所有権は親、使用時間、目的やマナー、使用できる場所、料金の支払い、罰則、困ったときは相談するの7か条
  • スマホルールのテンプレートも紹介しているので、簡単に作成できる

中学生にスマホルールの契約書を交わすって、ちょっと大げさじゃないの?と思っていたあなた。

インターネットの危険性も理解し、うまく使いこなせるネットリテラシーを身に付けるためにも、スマホルールを決めることが必要です。

スマホを渡す前に、親も子も使い方を学ぶ機会にしましょう。

スマホルールを作るには、まず親が学ばないといけない部分もあります。

1時間で一生分の「生きる力」を学ぶことができますよ!

これを読んで、親子で話す時間にしてもいいですね♪

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